「アメリカの教室に入ってみた」赤木和重 ひとなる書房 2017年 ④(最終) /「12歳からの映画ガイド」佐藤忠男 小学館 2007年 ②(下)【再掲載 2016.1】 [読書記録 教育]
今回は、10月13日に続いて赤木和重さんの
「アメリカの教室に入ってみた」4回目の紹介 最終です。
先月の新聞に、
「国連・障害者権利委が日本に初の勧告 脱施設へ予算配分を」
と見出しがあり、驚きました。
本書を読んだばかりのころであり、驚きました。
以下に、記事の一部を載せます。
「国連の障害者権利委員会は9月9日、障害者権利条約により8月22、23
両日にスイスで実施した日本政府への初審査の総括所見(勧告)を発表し
た。障害児・者の施設収容廃止(脱施設化)を求め、地域で他の人と対等
に生活するための支援に予算配分することを求めた。勧告に法的拘束力は
ないが、日本政府は今後の法改正などでこの勧告に沿った対応を迫られる。」
「分離教育も中止を
教育をめぐっては、障害児を分離した特別支援教育の中止を要請し、障害
の有無にかかわらず共に学ぶ『インクルーシブ教育』に関する国の行動計
画を採択するよう求めた。通常の学校が障害児の入学を拒めないようにす
ることも要請した。」
出版社の案内には、
「こんなにも進んでいて、こんなにも遅れている教育の国、アメリカ-発
達心理学者が教室に入り込んで体験した、貧困地区の公教育の実態、さ
らには小さな私立学校で行われる『超インクルーシブ教育』とは。アメ
リカ教育の光と影を通して、日本の教育の新しいかたちを考える。
「アメリカの教育は裕福な地域だけ見てもわからない。感性豊かな発達心
理学者が、極貧の地域から裕福な地域の学校にまで深く入り込み、『イ
ンクルーシブ教育とは何か』を問う稀有な一冊」
― 鈴木 大裕『崩壊するアメリカの公教育 日本への警告』(岩波書店)
著者 推薦!」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「インクルーシブ教育の負の側面 → 『安上がり』だから?」
- 十分な理解と十分な資金援助が必要になると感じます。
・「日本でインクルーシブ教育を進めることの難しさ
米国:違いすぎて比較できないくらいの違いがある
日本:似ている部分がありすぎて違いが見えやすい 」
・「Jowonio(私立のPre-K 2~4才幼稚園)
16人中6人が障害児で2人が重度。ひと教室に5人の教師。
子供の多様性と担保する教育的環境の多様性。」
・「新しいかたち 違いを大事にしながらつなげる」
もう一つ、再掲載になりますが、佐藤忠男さんの
「12歳からの映画ガイド」②を載せます。
読んでいるうちに、紹介されている映画をすぐに観たくなりました。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「アメリカの教室に入ってみた」赤木和重 ひとなる書房 2017年 ④(最終)
<インクルーシブ教育の異なるかたち>
◇公立小学校に置けるインクルーシブ教育の実態
シラキュース地区の現状
シラキュース大学
北米でノーマライゼーションを推し進めたウォルフェンスバーガーがいた
インクルーシブクラス
3クラスのうちに1つインクルーシブクラス(体制を厚くする)
インクルーシブ教育の負の側面
「安上がり」だから?
◇Mind your own business 自分のことをしっかり
Mind your own business 日本との違い
◇卒業式
千差万別
ノリの違い
自由サイコー! でも…
普段着の子ども
子どもにより声援の違い
自分は自分
日本でインクルーシブ教育を進めることの難しさ
米国:「違いすぎて比較できないくらいの違いがある」
日本:「似ている部分がありすぎて違いが見えやすい」
◇優れたインクルーシブ保育に学ぶ
Jowonio(ジョボーニオ)
私立のPre-K 2~4才幼稚園
16人中6人が障害児 2人が重度
一教室に5人の教師
子供の多様性と担保する教育的環境の多様性
子供同士の関わりが少ない
各自が楽しむ保育
◇インクルーシブ教育のかたち
シラキュース:「違いを尊重・個人主義」のインクルーシブ
日本 :「同じ・つながり」を尊重するインクルーシブ
ハードルが高い日本
<インクルーシブ教育の新しいかたち>
◇小さな私立学校とインクルーシブ教育
New School 30名
突き抜けたインクルーシブ
5歳児から中学生まで
New Schoolの概要
私立 K-8 school
年長~中2くらいまで
学校目標
「自分を大事にする」
「他人を大事にする」
「物を大事にする」
流動的異年齢教育
9:20- 9:50 ジャーナルタイム
作文(アウトプット)
9:50-10:20 スナックタイム
おやつと集団活動
10:20-11:50 個別学習の時間
個別もしくは小集団
11:50-12:20 ジム(体育:自由遊び)
13:30-14:30 お楽しみ学習
14:30-14:40 そうじ
14:40-15:00 読み聞かせ
15:00 下校
個別化・協同化・プロジェクト化
流動的異年齢教育の異議
① 自己肯定感の安定
② 社会性の発達
③ 障害が目立たない
楽ちんな雰囲気
「他者比較」から抜ける
|
原点
「どの子もバカだって思われたくないよね」
プライド
新しいかたち
違いを大事にしながらつなげる
◇赤木和重
1975年生 神戸大卒 キミヤーズとの関連
※キミヤーズ
村上公也さんが塾長。京都市内の特別支援学校、支援学級への指導・助言
活動を行っている。行動美術協会会員。
☆「12歳からの映画ガイド」佐藤忠男 小学館 2007年 ②(下)【再掲載 2016.1】
【出版社の案内】
佐藤忠男氏が若い人のために映画を厳選紹介
映画評論界の重鎮・佐藤忠男氏が、若い人のために50本の映画を厳選し、そ
の素晴らしい見所、感銘する言葉、音楽、ストーリー等を熱く語る。さらに
その50本と関連する映画150本についても簡単に紹介しいく。
◇心の秘密,友情と愛
「野菊の如き君なりき」1955 日本
「青~Chong」1999 日本
「わが谷は緑なりき」1941 アメリカ
「やがて…春」1986 日本
「大人は判ってくれない」1959 フランス
「晩春」1949 日本
「赤毛のアン」1986 カナダアメリカ西ドイツ
「じゃりん子チエ」1981 日本
「キューポラのある街」1962 日本
「男はつらいよ」シリーズ 1969~ 日本
「なつかしい風来坊」1966 日本
「運動靴と赤い金魚」1997 イラン
「街の灯」1931 アメリカ
「シラノ・ド・ベルジュ・ラック」1999フランス・ハンガリー
「無法松の一生」1958 日本
「愛と死を見つめて」1963 日本
「隠し剣 鬼の爪」2004 日本
「下町の太陽」1963 日本
◇社会と世界を知ろう
「道」1954 イタリア
「ライムライト」1952 アメリカ
「ああ野麦峠」1979 日本
「父と暮らせば」2004 日本
「火垂るの墓」1988 日本
「忠臣蔵」1962 日本
「十二人の怒れる男」1957 アメリカ
「12人の優しい日本人」1991 日本
「ガンジー」1982 イギリス・インド
「青い山脈」1949 日本
「長屋紳士録」1947 日本
「喜びも悲しみも幾年月」1959 日本
「アラビアのロレンス」1962 イギリス
「人間の条件」1959 日本
「禁じられた遊び」1952 フランス
「プライベートライアン」1998 アメリカ
「山の郵便配達」1999 中国
「少女ヘジャル」2001 トルコ
「水俣-患者さんとその世界」1971 日本
「アメリカの教室に入ってみた」4回目の紹介 最終です。
先月の新聞に、
「国連・障害者権利委が日本に初の勧告 脱施設へ予算配分を」
と見出しがあり、驚きました。
本書を読んだばかりのころであり、驚きました。
以下に、記事の一部を載せます。
「国連の障害者権利委員会は9月9日、障害者権利条約により8月22、23
両日にスイスで実施した日本政府への初審査の総括所見(勧告)を発表し
た。障害児・者の施設収容廃止(脱施設化)を求め、地域で他の人と対等
に生活するための支援に予算配分することを求めた。勧告に法的拘束力は
ないが、日本政府は今後の法改正などでこの勧告に沿った対応を迫られる。」
「分離教育も中止を
教育をめぐっては、障害児を分離した特別支援教育の中止を要請し、障害
の有無にかかわらず共に学ぶ『インクルーシブ教育』に関する国の行動計
画を採択するよう求めた。通常の学校が障害児の入学を拒めないようにす
ることも要請した。」
出版社の案内には、
「こんなにも進んでいて、こんなにも遅れている教育の国、アメリカ-発
達心理学者が教室に入り込んで体験した、貧困地区の公教育の実態、さ
らには小さな私立学校で行われる『超インクルーシブ教育』とは。アメ
リカ教育の光と影を通して、日本の教育の新しいかたちを考える。
「アメリカの教育は裕福な地域だけ見てもわからない。感性豊かな発達心
理学者が、極貧の地域から裕福な地域の学校にまで深く入り込み、『イ
ンクルーシブ教育とは何か』を問う稀有な一冊」
― 鈴木 大裕『崩壊するアメリカの公教育 日本への警告』(岩波書店)
著者 推薦!」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「インクルーシブ教育の負の側面 → 『安上がり』だから?」
- 十分な理解と十分な資金援助が必要になると感じます。
・「日本でインクルーシブ教育を進めることの難しさ
米国:違いすぎて比較できないくらいの違いがある
日本:似ている部分がありすぎて違いが見えやすい 」
・「Jowonio(私立のPre-K 2~4才幼稚園)
16人中6人が障害児で2人が重度。ひと教室に5人の教師。
子供の多様性と担保する教育的環境の多様性。」
・「新しいかたち 違いを大事にしながらつなげる」
もう一つ、再掲載になりますが、佐藤忠男さんの
「12歳からの映画ガイド」②を載せます。
読んでいるうちに、紹介されている映画をすぐに観たくなりました。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「アメリカの教室に入ってみた」赤木和重 ひとなる書房 2017年 ④(最終)
<インクルーシブ教育の異なるかたち>
◇公立小学校に置けるインクルーシブ教育の実態
シラキュース地区の現状
シラキュース大学
北米でノーマライゼーションを推し進めたウォルフェンスバーガーがいた
インクルーシブクラス
3クラスのうちに1つインクルーシブクラス(体制を厚くする)
インクルーシブ教育の負の側面
「安上がり」だから?
◇Mind your own business 自分のことをしっかり
Mind your own business 日本との違い
◇卒業式
千差万別
ノリの違い
自由サイコー! でも…
普段着の子ども
子どもにより声援の違い
自分は自分
日本でインクルーシブ教育を進めることの難しさ
米国:「違いすぎて比較できないくらいの違いがある」
日本:「似ている部分がありすぎて違いが見えやすい」
◇優れたインクルーシブ保育に学ぶ
Jowonio(ジョボーニオ)
私立のPre-K 2~4才幼稚園
16人中6人が障害児 2人が重度
一教室に5人の教師
子供の多様性と担保する教育的環境の多様性
子供同士の関わりが少ない
各自が楽しむ保育
◇インクルーシブ教育のかたち
シラキュース:「違いを尊重・個人主義」のインクルーシブ
日本 :「同じ・つながり」を尊重するインクルーシブ
ハードルが高い日本
<インクルーシブ教育の新しいかたち>
◇小さな私立学校とインクルーシブ教育
New School 30名
突き抜けたインクルーシブ
5歳児から中学生まで
New Schoolの概要
私立 K-8 school
年長~中2くらいまで
学校目標
「自分を大事にする」
「他人を大事にする」
「物を大事にする」
流動的異年齢教育
9:20- 9:50 ジャーナルタイム
作文(アウトプット)
9:50-10:20 スナックタイム
おやつと集団活動
10:20-11:50 個別学習の時間
個別もしくは小集団
11:50-12:20 ジム(体育:自由遊び)
13:30-14:30 お楽しみ学習
14:30-14:40 そうじ
14:40-15:00 読み聞かせ
15:00 下校
個別化・協同化・プロジェクト化
流動的異年齢教育の異議
① 自己肯定感の安定
② 社会性の発達
③ 障害が目立たない
楽ちんな雰囲気
「他者比較」から抜ける
|
原点
「どの子もバカだって思われたくないよね」
プライド
新しいかたち
違いを大事にしながらつなげる
◇赤木和重
1975年生 神戸大卒 キミヤーズとの関連
※キミヤーズ
村上公也さんが塾長。京都市内の特別支援学校、支援学級への指導・助言
活動を行っている。行動美術協会会員。
☆「12歳からの映画ガイド」佐藤忠男 小学館 2007年 ②(下)【再掲載 2016.1】
【出版社の案内】
佐藤忠男氏が若い人のために映画を厳選紹介
映画評論界の重鎮・佐藤忠男氏が、若い人のために50本の映画を厳選し、そ
の素晴らしい見所、感銘する言葉、音楽、ストーリー等を熱く語る。さらに
その50本と関連する映画150本についても簡単に紹介しいく。
◇心の秘密,友情と愛
「野菊の如き君なりき」1955 日本
「青~Chong」1999 日本
「わが谷は緑なりき」1941 アメリカ
「やがて…春」1986 日本
「大人は判ってくれない」1959 フランス
「晩春」1949 日本
「赤毛のアン」1986 カナダアメリカ西ドイツ
「じゃりん子チエ」1981 日本
「キューポラのある街」1962 日本
「男はつらいよ」シリーズ 1969~ 日本
「なつかしい風来坊」1966 日本
「運動靴と赤い金魚」1997 イラン
「街の灯」1931 アメリカ
「シラノ・ド・ベルジュ・ラック」1999フランス・ハンガリー
「無法松の一生」1958 日本
「愛と死を見つめて」1963 日本
「隠し剣 鬼の爪」2004 日本
「下町の太陽」1963 日本
◇社会と世界を知ろう
「道」1954 イタリア
「ライムライト」1952 アメリカ
「ああ野麦峠」1979 日本
「父と暮らせば」2004 日本
「火垂るの墓」1988 日本
「忠臣蔵」1962 日本
「十二人の怒れる男」1957 アメリカ
「12人の優しい日本人」1991 日本
「ガンジー」1982 イギリス・インド
「青い山脈」1949 日本
「長屋紳士録」1947 日本
「喜びも悲しみも幾年月」1959 日本
「アラビアのロレンス」1962 イギリス
「人間の条件」1959 日本
「禁じられた遊び」1952 フランス
「プライベートライアン」1998 アメリカ
「山の郵便配達」1999 中国
「少女ヘジャル」2001 トルコ
「水俣-患者さんとその世界」1971 日本