「されど彼らが人生 新忘れられた日本人Ⅲ」佐野眞一 毎日新聞社 2011年 ②(後半) [読書記録 一般]
もう2月も最終日
明日は3月 いよいよ春です
今回は 2月27日に引き続き
佐野眞一さん「忘れられた日本人Ⅲ」の紹介2回目(後半)です
ノンフィクションで知られる佐野さん
自身も大ファンである宮本常一さんの名著「忘れられた日本人」を意識したルポ
大きな違いは…
「忘れられた日本人」が
市井の人に知られることのない人物にスポットを当てたのに対して
「されど彼らが人生 新忘れられた日本人Ⅲ」
すでに知られた人物にスポットを当てている点
「忘れられた日本人」とタイトルにはあるものの読後感は…
いろいろな人物の生き方を知ることができます
懐かしい名前を見て当時を思い出すこともありました
藤波孝生さんの歌が心に浸みます
リクルート事件とはいったい何だったのでしょうか
細木数子さんは
致知出版社の本でよく見る安岡正篤さんと結婚していたことを知りました
いろいろな面から人を見ることの大切を教わりました
☆「されど彼らが人生 新忘れられた日本人Ⅲ」佐野眞一 毎日新聞社 2011年 ②(後半)
<新屋秀雄>
◇モズク養殖を営む元超武闘派ヤクザ
新屋秀雄(しんやひでお) 勝連半島ホワイトビーチ近くでモズクの養殖
暴力団 沖縄○○会と三代目○○会 (もとは同一)
1990年分裂時に足を洗い今は堅気 ヤクザ→モズク養殖
真喜屋優 タダで新屋秀雄から豪邸を借りている
昭和9年(1934)本部 歯科医の長男-沖縄初のプロボクサー
関西チャンピオン→帝拳ジム
↑
琉球政府より招聘状 沖縄でボクシングの後継育成へ
↓
沖縄全高校にボクシング部 沖縄帝拳ジム
沖縄興行協会 ボクサーから興行師 リゾート開発
昭和41年 32歳 西表島で「太陽の村」→失敗
◇沖縄県ロック協会事務局長 喜屋武幸雄
1970年 ゴザ暴動 祖母が米兵ジープにひき殺される
軍用施主 竹野一郎
◇細木数子
昭和58年 安岡正篤再婚事件
安岡 終戦時の玉音放送の原案起案した老陽明学者
吉田茂 佐藤栄作
昭和末期を飾った最大のトリックスター
◇変人秘書官・飯島勲
「異形の秘書官」 政治をワイドショー化
飯島勲 昭和20(1945)年10月長野県辰野町生
30年間小泉の秘書官
入れ墨大臣・小泉又次郎
小泉純也 道子 結婚相手=竹本公輔(飲み打つ買うの人)
隆子
信子 影の女帝-人嫌い
純一郎
正也
小泉元首相の義兄 - その流転の人生(竹本公輔)
政治家家業の小泉家の仕打ち
小泉家の異常なまでの血へのこだわり
小泉純一郎 昭和53(1978)年
エスエス製薬創業者の孫娘・青学大生 宮本佳代子と結婚
4年後破局 3人の男児
長男・孝太郎 次男・進次郎 三男佳長(母方へ)
竹本公輔
「小泉家は汚い一家だ。総理なんてやっていること自体おかしい。日本
もどうかしている。人の子どもをとること自体が汚い。ほかにもいっ
ぱいあるが、もう言いたくない。思い出すのもイヤだ。小泉家と結婚
しなければ、わたしの人生も変わっていたかもしれない。」
氷のような非情さ
◇藤波孝生の悲劇
リクルート事件で起訴
派閥の領袖・中曽根をかばって犠牲になったとの声も
2008年暮れ 都内ホテルで藤波を偲ぶ会
中曽根挨拶時 ハマコーが会場に乱入
「藤波を殺したのはテメーだろう」
衆議院予算委員会
中曽根 「したたかといわれて久しく栗をむく」
藤波 「控え目に生くる幸せ根深汁」
|
スケープゴート?
藤波の誠実な人柄
「くちなしやお詫び行脚の旅衣」
「峠行く吹雪けば吹雪をかきわけて」
◇電波香具師 城南電機の宮路年雄
1998年5月69歳で死去
一代のトリックスターに
◇あとがき
「サンデー毎日」2010.6月6日号~2011.6月5日号
「魅力ある日本人はますます少なくなっている。が、決して絶滅したわけで
はない。孫のように日本人から差別されながら、日本人でもできない立派
な活動をしている。在日三世もいる。忘れられた日本人はまだまだいるの
である」
明日は3月 いよいよ春です
今回は 2月27日に引き続き
佐野眞一さん「忘れられた日本人Ⅲ」の紹介2回目(後半)です
ノンフィクションで知られる佐野さん
自身も大ファンである宮本常一さんの名著「忘れられた日本人」を意識したルポ
大きな違いは…
「忘れられた日本人」が
市井の人に知られることのない人物にスポットを当てたのに対して
「されど彼らが人生 新忘れられた日本人Ⅲ」
すでに知られた人物にスポットを当てている点
「忘れられた日本人」とタイトルにはあるものの読後感は…
いろいろな人物の生き方を知ることができます
懐かしい名前を見て当時を思い出すこともありました
藤波孝生さんの歌が心に浸みます
リクルート事件とはいったい何だったのでしょうか
細木数子さんは
致知出版社の本でよく見る安岡正篤さんと結婚していたことを知りました
いろいろな面から人を見ることの大切を教わりました
☆「されど彼らが人生 新忘れられた日本人Ⅲ」佐野眞一 毎日新聞社 2011年 ②(後半)
<新屋秀雄>
◇モズク養殖を営む元超武闘派ヤクザ
新屋秀雄(しんやひでお) 勝連半島ホワイトビーチ近くでモズクの養殖
暴力団 沖縄○○会と三代目○○会 (もとは同一)
1990年分裂時に足を洗い今は堅気 ヤクザ→モズク養殖
真喜屋優 タダで新屋秀雄から豪邸を借りている
昭和9年(1934)本部 歯科医の長男-沖縄初のプロボクサー
関西チャンピオン→帝拳ジム
↑
琉球政府より招聘状 沖縄でボクシングの後継育成へ
↓
沖縄全高校にボクシング部 沖縄帝拳ジム
沖縄興行協会 ボクサーから興行師 リゾート開発
昭和41年 32歳 西表島で「太陽の村」→失敗
◇沖縄県ロック協会事務局長 喜屋武幸雄
1970年 ゴザ暴動 祖母が米兵ジープにひき殺される
軍用施主 竹野一郎
◇細木数子
昭和58年 安岡正篤再婚事件
安岡 終戦時の玉音放送の原案起案した老陽明学者
吉田茂 佐藤栄作
昭和末期を飾った最大のトリックスター
◇変人秘書官・飯島勲
「異形の秘書官」 政治をワイドショー化
飯島勲 昭和20(1945)年10月長野県辰野町生
30年間小泉の秘書官
入れ墨大臣・小泉又次郎
小泉純也 道子 結婚相手=竹本公輔(飲み打つ買うの人)
隆子
信子 影の女帝-人嫌い
純一郎
正也
小泉元首相の義兄 - その流転の人生(竹本公輔)
政治家家業の小泉家の仕打ち
小泉家の異常なまでの血へのこだわり
小泉純一郎 昭和53(1978)年
エスエス製薬創業者の孫娘・青学大生 宮本佳代子と結婚
4年後破局 3人の男児
長男・孝太郎 次男・進次郎 三男佳長(母方へ)
竹本公輔
「小泉家は汚い一家だ。総理なんてやっていること自体おかしい。日本
もどうかしている。人の子どもをとること自体が汚い。ほかにもいっ
ぱいあるが、もう言いたくない。思い出すのもイヤだ。小泉家と結婚
しなければ、わたしの人生も変わっていたかもしれない。」
氷のような非情さ
◇藤波孝生の悲劇
リクルート事件で起訴
派閥の領袖・中曽根をかばって犠牲になったとの声も
2008年暮れ 都内ホテルで藤波を偲ぶ会
中曽根挨拶時 ハマコーが会場に乱入
「藤波を殺したのはテメーだろう」
衆議院予算委員会
中曽根 「したたかといわれて久しく栗をむく」
藤波 「控え目に生くる幸せ根深汁」
|
スケープゴート?
藤波の誠実な人柄
「くちなしやお詫び行脚の旅衣」
「峠行く吹雪けば吹雪をかきわけて」
◇電波香具師 城南電機の宮路年雄
1998年5月69歳で死去
一代のトリックスターに
◇あとがき
「サンデー毎日」2010.6月6日号~2011.6月5日号
「魅力ある日本人はますます少なくなっている。が、決して絶滅したわけで
はない。孫のように日本人から差別されながら、日本人でもできない立派
な活動をしている。在日三世もいる。忘れられた日本人はまだまだいるの
である」
コメントする事が出来ないほどです。当時の背景からはどうする事も
出来なかったんだろう・・・
by SIBA-dog (2012-03-02 13:16)
私が通った高校は、夜間部が有りました。
夜間中学とは違いますが、やはり色々な方が通われていました。
学校としても、交流を盛んにとる様にしていましたと思いますし、部活後の遅い下校時に出会いますので、個人的に交流のある人(私もその一人)も大勢いました。夜間部の先生とも全日生徒は親しかった事を覚えています。
文化祭も一緒にし、その日は仕事を休んで来ていましたね。
夜間部の方に、沢山の事を学ばせて貰った事を思い出しました。
by カリメロ (2012-03-02 17:19)
カリメロ さん ありがとうございます
夜間部で学ぶ生徒・教員と親しくなる - すばらしい学校生活ですね
文化祭も一緒 よい学校ですね
社会で働いた経験のある今 学校に通うとなると 学ぶことが楽しく感じられそうだなとも思います
by ハマコウ (2012-03-02 22:32)
SIBA-dog さん ありがとうございます
現場の方からの生の声
心にしみます
by ハマコウ (2012-03-02 22:35)