「暗黒労働の教員 業務『強制終了』しかない!?」岡崎勝 中日新聞2019.2.1コラム『子どもってワケわからん』より [読書記録 教育]
今回は、中日新聞2019.2.1生活欄コラム「子どもってワケわからん」より岡崎勝さんの、
「暗黒労働の教員 業務「強制終了」しかない!?」を紹介します。
教員の仕事は、きりがない仕事です。
しかし、どこかできりをつけなければならない仕事です。
きつい中から得られる喜びは大きいものですから、何ともいいようがないのですが…
教員の勤務状況をよく知っている人は少ないと思います。
現職教員が言えば、グチにしか聞かれません。
教員の現状を広く知らせてくれる岡崎さんのような存在をありがたく感じます。
岡崎さんは、元教員であり、
学校マガジン『おそい・はやい・ひくい・たかい』(ジャパンマシニスト社)の編集をされています。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「暗黒労働の教員 業務『強制終了」しかない!?』 岡崎勝 中日新聞コラム『こどもってワケわからん!』2018.2.1
中堅どころで活躍している先生から、政府の「働き方改革」で残業がちょっとは減りま
すかねえ?と尋ねられました。
大ざっぱに言うと、教員は給与の4%を上乗せしてもらっている代わりに、残業代は一切支払われないということに法律上、なっています。
4%というのは週当たり数時間の残業代に相当し、とても今の過労死ラインの長時間残業や、持ち帰り残業を手当てできる数字ではありません。
しかも、残業は年々増え続けていますから、暗黒労働と言われてもやむを得ないのです。
いろいろな工夫をして「雑務」を減らそうと提案する人もいますが、そもそも減らせる
「雑務」が多いとは思えません。
「必要な雑務」もあります。
こうなったら考え方を変えるしかない!と思います。
もともと無理な量と質の仕事をして、その歯止めもないのです。
教員を増やすことができないなら、災害や事故の緊張時以外は「労働時間以上の仕事を
計画しない」という基本線を、罰則規定もつけて厳格に守るしかないのではないでしょう
か。
これから労働人口が減ってきますから、ますます教員志望も減るでしょう。
教員養成大学の友人も「最近は教員になろうという学生がどんどん減っている」と言っ
ています。
労働環境の劣悪さが現実的な問題として目の前に吹き出しているのです。
学校に持ち込まれすぎた仕事はやめるか、家庭や地域に返すしかありません。
ある校長が「子供のテレビ視聴時間を減らすには、午後9時以降は停電にするといい」
と真面目に冗談を言っていました。
今は勤務時間が終わったら学校の全部の電源を切るくらいの思い切った方法もあってい
いのかもしれません。半分は冗談ですが。
(育児雑誌編集者)
「暗黒労働の教員 業務「強制終了」しかない!?」を紹介します。
教員の仕事は、きりがない仕事です。
しかし、どこかできりをつけなければならない仕事です。
きつい中から得られる喜びは大きいものですから、何ともいいようがないのですが…
教員の勤務状況をよく知っている人は少ないと思います。
現職教員が言えば、グチにしか聞かれません。
教員の現状を広く知らせてくれる岡崎さんのような存在をありがたく感じます。
岡崎さんは、元教員であり、
学校マガジン『おそい・はやい・ひくい・たかい』(ジャパンマシニスト社)の編集をされています。
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ものづくりのまちとも言われる浜松。
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☆「暗黒労働の教員 業務『強制終了」しかない!?』 岡崎勝 中日新聞コラム『こどもってワケわからん!』2018.2.1
中堅どころで活躍している先生から、政府の「働き方改革」で残業がちょっとは減りま
すかねえ?と尋ねられました。
大ざっぱに言うと、教員は給与の4%を上乗せしてもらっている代わりに、残業代は一切支払われないということに法律上、なっています。
4%というのは週当たり数時間の残業代に相当し、とても今の過労死ラインの長時間残業や、持ち帰り残業を手当てできる数字ではありません。
しかも、残業は年々増え続けていますから、暗黒労働と言われてもやむを得ないのです。
いろいろな工夫をして「雑務」を減らそうと提案する人もいますが、そもそも減らせる
「雑務」が多いとは思えません。
「必要な雑務」もあります。
こうなったら考え方を変えるしかない!と思います。
もともと無理な量と質の仕事をして、その歯止めもないのです。
教員を増やすことができないなら、災害や事故の緊張時以外は「労働時間以上の仕事を
計画しない」という基本線を、罰則規定もつけて厳格に守るしかないのではないでしょう
か。
これから労働人口が減ってきますから、ますます教員志望も減るでしょう。
教員養成大学の友人も「最近は教員になろうという学生がどんどん減っている」と言っ
ています。
労働環境の劣悪さが現実的な問題として目の前に吹き出しているのです。
学校に持ち込まれすぎた仕事はやめるか、家庭や地域に返すしかありません。
ある校長が「子供のテレビ視聴時間を減らすには、午後9時以降は停電にするといい」
と真面目に冗談を言っていました。
今は勤務時間が終わったら学校の全部の電源を切るくらいの思い切った方法もあってい
いのかもしれません。半分は冗談ですが。
(育児雑誌編集者)
小学校のご教員をなさっておられるんですね。それは特にご大変でしょう。ちょっと趣旨はちがいますが、私のブログでは「こころのやまい」というカテゴリーを作っており、私自身、当事者なのですが、「教員のうつ病発症率が高いことの解決策」というテーマを考え中です。具体的にどうすればいいのか、まだ私の頭の中にはもやもやとしかありません。今後ともよろしくお願いいたします。
by リス太郎 (2019-02-07 18:52)
リス太郎さん ありがとうございます。
こころの病は目に見え辛いので余計につらいと思います。
こちらこそよろしくお願いします。
by ハマコウ (2019-02-07 22:03)