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「日本の大課題 子どもの貧困」池上彰 ちくま新書 2015年 ① [読書記録 一般]

今回は 池上彰さんの、
「日本の大課題 子どもの貧困」1回目の紹介です。



出版社の案内には、

「社会が大きく変化するなかで、『家庭』で育つことができない子どもが増えている。貧
 困、虐待、DVなどの理由により、家庭から隔てられた子どもは、健康や学力の面で不
 利を強いられる。その数およそ7万人。経済格差が極まりつつあるいま、世代間連鎖を
 断つために『社会的養護』の必要性が高まっている。『子どもの貧困』の本質を映しだ
 す児童養護施設の現場から、問題の実態をレポートし、その課題と展望を明快にえが
 く。」

とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「今、実の親の養育拒否での入所が多い」


・「罪悪感に苦しめられる被虐待児」


・「国の計画 1/3施設  1/3グループホーム  1/3里親」


・「よき納税者になりなさい」




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☆「日本の大課題 子どもの貧困」池上彰 ちくま新書 2015年 ①

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◇児童養護施設からの問い 池上彰 × 高橋利一

<社会的養護とは何か-家族リスクと子どもの貧困>

□児童養護施設とは何だろうか?

 戦前  

  孤児院・養育院 → 昭和22(1947)年 養護施設が制度化

戦災孤児



 東京 - 石神井学園(初代園長:渋澤栄一)
今、実の親の養育拒否での入所が多い

1964年~  高度成長のとば口「鍵っ子」




□地域の篤志家が担ってきた役割

 光明皇后  723年 悲田院

明治中頃 明治20(1887) 石井十次 岡山孤児院

明治 38(1905)無制限収容主義

施設 + 里親制度


 ※ 地域の篤志家が身寄りのない子どもを支えてきた
   
     ~ 昭和40年代初めまで              




□どんな組織が施設を運営しているのか

 社会福祉法人 - 児童養護施設

  2~18歳

0~2歳未満は孤児院




□措置によって養育が委託される

 県知事が措置権 → 執行は児相

「一時保護所」児相の付属施設
 



□子どもたちはなぜ一時保護所に来るのか?

 同意 同意なし の2つのケース  

 通告義務
 



□児童福祉法と親権

 「重篤ケース」
児童自立支援施設(法を犯す恐れのある子)

  情緒障害児短期治療施設(情緒的に問題)

  知的障害児のための施設




□罪悪感に苦しめられる被虐待児




□親権という
 



□養護施設での子どもたちの暮らし




□里親制度とは?

 国の計画 1/3施設  1/3グループホーム  1/3里親


 養育里親と養子里親




□養子縁組とは何だろう

 東日本大震災 子どもとのマッチングが難しい


 今後、里親制度拡大傾向



□養育費は誰が負担しているの?

 1/2国 1/2都道府県
 


□寄付を募る

 ゴールドマンサックス 
  「よき納税者になりなさい」




□私財をつぎ込んで経営する

身銭をすべて供出した上で初めて他の人に寄付を求めることができる = 覚悟




□世間はどう見ているか

 学究社 河端真一社長 ena ~ ボランティア



□養護施設を社会に開く

「明日ママがいない」

↑↓

施設にも説明責任


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