キーワード「生徒指導」② /「日本人へ」塩野七生 文春新書 2010年【再掲載 2015.3】 [読書記録 教育]
暖かくなりました。
日中の車の運転中には、冷房をつけるようになりました。
家の桜が七分咲きくらいです。
浪人生活終了時、河合塾からいただいた苗が41年間で大きくなりました。
タマネギも取り入れの時期になりました。
新年度から、毎日が土曜日の生活に入ります。
自分に期待大です。
今回は、3月23日に続いて、
キーワード「生徒指導」②を紹介します。
わたしが読んだ本を要約したものを、キーワード「生徒指導」で再度まとめたものです。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「学級話し合い活動→『今まで一番つらかったこと 今つらいことを 言い切る会』」
・「弱肉強食の世界 ← 破壊できるのは担任」
・「教師が子どもに苦しみから逃れる道を作ってやるべきである。いくら筋を通しても子
どもの心をずたずたにしてしまうのは本当の教育ではない。」
・「正しく使えなくても立派な人はいる。が,その人はそれだけが抜け落ちた。しかし、
つっぱりは,それも抜け落ちた。」
・「家庭の教育力 家庭の文化力」
- この差が大きく広がっているように感じます。それが、教員の多忙化の大きな原因と
なっているのではないでしょうか。文科省、教育委員会は、教員志望者が大きく減少し
ている現状に危機感をもっと抱くべきだと思っています。
もう一つ、再掲載となりますが、『ローマ人の物語』で知られる塩野七生さんの
「日本人へ」を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
◇子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆キーワード「生徒指導」②
◇ルールの作用
① 今までのルールと違っていないか
② ルールの意味が語られているか
③ 学級内の全員に伝えたか
全員がいるときに全員に
◎ 教師の判断は全員に示せ
◎ 判断の根拠を説明せよ
◇子どもの社会
弱肉強食の世界
← 破壊できるのは担任
◇いじめ対策
学級話し合い活動
「今まで一番つらかったこと 今つらいことを 言い切る会」
◇教室経営
① 後ろに二月以上同じ作品がはりっぱなしになっていないか
② 係の紙が変わっていないか
③ 子どもの遊び道具があるか
◇帰りの会
目を閉じなさい。
今日よかったことを言いなさい。
今言った人の他に頑張った子を言いなさい。
↓
◎ しっとりしたクラスにしたい
◎ 子どもの事実をほめる
◇逃げ道
教師が子どもに苦しみから逃れる道を作ってやるべきである。
↓
◎ いくら筋を通しても子どもの心をずたずたにしてしまうのは本当の教育ではない。
◇子どもの暴力
原因
① 精神の確立装置が壊れつつあること
② 身体が壊れつつあること
□精神を抑制する教育装置
兄弟
遊び集団
親
「品物を買ってあげる」経済的余裕
お金ちょうだい
□大分医大・飯野先生
登校拒否児治療で成果「砂糖類を一切やめさせた」
□将来乱暴な子?
① テレビを2時間以上観る(家庭的に抑止機能がない)
② 甘い食べ物,飲み物をしょっちゅう口にする。(体の機能が低下する)
◇つっぱり
正しく箸が使えない
※ 正しく使えなくても立派な人はいる。が,その人はそれだけが抜け落ちた。 つっぱりは,それも抜け落ちた。
高学年児童の30%
↓
◎ かなりの年月がかかる
家庭の教育力
家庭の文化力
☆「日本人へ」塩野七生 文春新書 2010年【再掲載 2015.3】
<出版社の案内>
なぜリスクをとるリーダーが出ないのか ― 危機の時代こそ歴史と向き合え! 21世紀
の『考えるヒント』40本。
日本にはなぜカエサルのような果断なリーダーが出ないのか?ローマ帝国は危機に陥るた
びに挽回した。では、今のこの国になにが一番必要なのか-。
なぜリスクをとるリーダーが出ないのか-昨今の政治状況をみれば誰もがこうした疑問
を抱かざるをえないが、著者は本書で見事にこの難問に答えてくれる。小林秀雄氏や司馬
遼太郎氏がそうであったように、著者はローマの歴史と対話しながら、この国のあり方を
根本から論じていく。
危機の時代こそ歴史と向き合え! 21世紀の「考えるヒント」40本。月刊「文藝春秋」の
巻頭随筆を新書化したシリーズ第一弾!!
Ⅰ部
◇イラク戦争を見ながら
□ユリウス・カエサル
「人間ならば誰にでも現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は見たいと思う現実
しか見ていない」
□21世紀の現実
1 結局は軍事力で決まると言うこと
2 アメリカ合衆国への一極集中
3 国連の非力
4 日本の無力
□「血の税」というカードを持たない日本
◇アメリカでなくローマだったら
□ローマ帝国
前3世紀~2世紀末 400年「パクス・ロマーナ」
□軍事行動終了後の占領政策 - 制覇と同時にインフラ装備
占領後自治を認めた-地方分権
有力者師弟は本国イタリアへ(人質、しかし留学生扱い)
やる気ある若年層には軍隊への扉
補助兵
□ローマ人姓名
カイウス・ユリウス・カエサル
(個人名 家門名 家族名 の順)
|
◎ 家門名分与
クリエンテス関係 のれん分け
□敗者同化路線
- 多民族国家の運営哲学
◇クールであることの勧め
□日本のマスメディアにおける海外情報の貧しさ
外交は血の流れない戦争である
◇イラクで殺されないために
□アメリカ以外のイラクへの派遣は政治目的
□イタリアを参考に
こまめに海外派遣
戦死者ゼロ
経済上の負担ゼロ
◎ アメリカにとってはプレゼンスが重要
◇継続は力なり
□「中世化」 … 声が大きく腕力が強い者だけが幅を利かせる時代
「政策の継続性の欠如こそが3世紀のローマ帝国にとって諸悪の根源」
「法律と律法」
ユダヤの法 … 律法(おきて)
ローマの法 - 法律(規則)
◇組織の年齢について
□ローマ帝国の老化
① 反射神経の鈍化
② 政局不安定による政策の継続性欠如
③ 改革を試みれば自分自身の本質と反することをしてしまう
④ それらの総決算 ~ 自信の喪失
□ローマ
… 17歳以下の未成年の男子の徴兵を行わず
◇「戦死者」と「犠牲者」
◇戦争の大儀について
□大儀
主観の大儀 → 客観の大衆へ = 新秩序
◎大儀などはない といって新秩序を作る力はもっていない
→ 国益を考えるのみでOK
<一部略>
◇若き外務官僚に
□国益追求を
「常に勝ち続ける秘訣とは中ぐらいの勝ちでい続けること」
◇文明の衝突
1 オスマントルコによる1453年の東ローマ帝国の首都コンスタンテイノーブルの陥落
2 313年のキリスト教公認
3 西ローマ国の帝位につく者がいなくなった476年 学校教科書
4 イスラム勢力の急激な台頭に対して守勢に立たざるを得なくなった7世紀
Ⅱ部
◇想像力について
自分ならばどうするだろう
<一部略>
◇アマがプロを超えるとき
プロ - アレクサンダー、ハンニバル アマ-カエサル
◎ 徹底した現状直視と常識にとらわれない自由な発想
◇なぜこうも政治にこだわるのか
※ 魚は頭から腐る
◇倫理と宗教
多神教ゆえの「寛容」
◇絶望的なまでの外交感覚の欠如
ローマ法王の葬儀
Ⅲ部
◇塩野七生
1937年7月 東京生 学習院大学哲学科卒 イタリア留学
1968年より執筆活動 1970年よりイタリア在住
1982年菊池寛賞
1999年司馬遼太郎賞
日中の車の運転中には、冷房をつけるようになりました。
家の桜が七分咲きくらいです。
浪人生活終了時、河合塾からいただいた苗が41年間で大きくなりました。
タマネギも取り入れの時期になりました。
新年度から、毎日が土曜日の生活に入ります。
自分に期待大です。
今回は、3月23日に続いて、
キーワード「生徒指導」②を紹介します。
わたしが読んだ本を要約したものを、キーワード「生徒指導」で再度まとめたものです。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「学級話し合い活動→『今まで一番つらかったこと 今つらいことを 言い切る会』」
・「弱肉強食の世界 ← 破壊できるのは担任」
・「教師が子どもに苦しみから逃れる道を作ってやるべきである。いくら筋を通しても子
どもの心をずたずたにしてしまうのは本当の教育ではない。」
・「正しく使えなくても立派な人はいる。が,その人はそれだけが抜け落ちた。しかし、
つっぱりは,それも抜け落ちた。」
・「家庭の教育力 家庭の文化力」
- この差が大きく広がっているように感じます。それが、教員の多忙化の大きな原因と
なっているのではないでしょうか。文科省、教育委員会は、教員志望者が大きく減少し
ている現状に危機感をもっと抱くべきだと思っています。
もう一つ、再掲載となりますが、『ローマ人の物語』で知られる塩野七生さんの
「日本人へ」を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
◇子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆キーワード「生徒指導」②
◇ルールの作用
① 今までのルールと違っていないか
② ルールの意味が語られているか
③ 学級内の全員に伝えたか
全員がいるときに全員に
◎ 教師の判断は全員に示せ
◎ 判断の根拠を説明せよ
◇子どもの社会
弱肉強食の世界
← 破壊できるのは担任
◇いじめ対策
学級話し合い活動
「今まで一番つらかったこと 今つらいことを 言い切る会」
◇教室経営
① 後ろに二月以上同じ作品がはりっぱなしになっていないか
② 係の紙が変わっていないか
③ 子どもの遊び道具があるか
◇帰りの会
目を閉じなさい。
今日よかったことを言いなさい。
今言った人の他に頑張った子を言いなさい。
↓
◎ しっとりしたクラスにしたい
◎ 子どもの事実をほめる
◇逃げ道
教師が子どもに苦しみから逃れる道を作ってやるべきである。
↓
◎ いくら筋を通しても子どもの心をずたずたにしてしまうのは本当の教育ではない。
◇子どもの暴力
原因
① 精神の確立装置が壊れつつあること
② 身体が壊れつつあること
□精神を抑制する教育装置
兄弟
遊び集団
親
「品物を買ってあげる」経済的余裕
お金ちょうだい
□大分医大・飯野先生
登校拒否児治療で成果「砂糖類を一切やめさせた」
□将来乱暴な子?
① テレビを2時間以上観る(家庭的に抑止機能がない)
② 甘い食べ物,飲み物をしょっちゅう口にする。(体の機能が低下する)
◇つっぱり
正しく箸が使えない
※ 正しく使えなくても立派な人はいる。が,その人はそれだけが抜け落ちた。 つっぱりは,それも抜け落ちた。
高学年児童の30%
↓
◎ かなりの年月がかかる
家庭の教育力
家庭の文化力
☆「日本人へ」塩野七生 文春新書 2010年【再掲載 2015.3】
<出版社の案内>
なぜリスクをとるリーダーが出ないのか ― 危機の時代こそ歴史と向き合え! 21世紀
の『考えるヒント』40本。
日本にはなぜカエサルのような果断なリーダーが出ないのか?ローマ帝国は危機に陥るた
びに挽回した。では、今のこの国になにが一番必要なのか-。
なぜリスクをとるリーダーが出ないのか-昨今の政治状況をみれば誰もがこうした疑問
を抱かざるをえないが、著者は本書で見事にこの難問に答えてくれる。小林秀雄氏や司馬
遼太郎氏がそうであったように、著者はローマの歴史と対話しながら、この国のあり方を
根本から論じていく。
危機の時代こそ歴史と向き合え! 21世紀の「考えるヒント」40本。月刊「文藝春秋」の
巻頭随筆を新書化したシリーズ第一弾!!
Ⅰ部
◇イラク戦争を見ながら
□ユリウス・カエサル
「人間ならば誰にでも現実のすべてが見えるわけではない。多くの人は見たいと思う現実
しか見ていない」
□21世紀の現実
1 結局は軍事力で決まると言うこと
2 アメリカ合衆国への一極集中
3 国連の非力
4 日本の無力
□「血の税」というカードを持たない日本
◇アメリカでなくローマだったら
□ローマ帝国
前3世紀~2世紀末 400年「パクス・ロマーナ」
□軍事行動終了後の占領政策 - 制覇と同時にインフラ装備
占領後自治を認めた-地方分権
有力者師弟は本国イタリアへ(人質、しかし留学生扱い)
やる気ある若年層には軍隊への扉
補助兵
□ローマ人姓名
カイウス・ユリウス・カエサル
(個人名 家門名 家族名 の順)
|
◎ 家門名分与
クリエンテス関係 のれん分け
□敗者同化路線
- 多民族国家の運営哲学
◇クールであることの勧め
□日本のマスメディアにおける海外情報の貧しさ
外交は血の流れない戦争である
◇イラクで殺されないために
□アメリカ以外のイラクへの派遣は政治目的
□イタリアを参考に
こまめに海外派遣
戦死者ゼロ
経済上の負担ゼロ
◎ アメリカにとってはプレゼンスが重要
◇継続は力なり
□「中世化」 … 声が大きく腕力が強い者だけが幅を利かせる時代
「政策の継続性の欠如こそが3世紀のローマ帝国にとって諸悪の根源」
「法律と律法」
ユダヤの法 … 律法(おきて)
ローマの法 - 法律(規則)
◇組織の年齢について
□ローマ帝国の老化
① 反射神経の鈍化
② 政局不安定による政策の継続性欠如
③ 改革を試みれば自分自身の本質と反することをしてしまう
④ それらの総決算 ~ 自信の喪失
□ローマ
… 17歳以下の未成年の男子の徴兵を行わず
◇「戦死者」と「犠牲者」
◇戦争の大儀について
□大儀
主観の大儀 → 客観の大衆へ = 新秩序
◎大儀などはない といって新秩序を作る力はもっていない
→ 国益を考えるのみでOK
<一部略>
◇若き外務官僚に
□国益追求を
「常に勝ち続ける秘訣とは中ぐらいの勝ちでい続けること」
◇文明の衝突
1 オスマントルコによる1453年の東ローマ帝国の首都コンスタンテイノーブルの陥落
2 313年のキリスト教公認
3 西ローマ国の帝位につく者がいなくなった476年 学校教科書
4 イスラム勢力の急激な台頭に対して守勢に立たざるを得なくなった7世紀
Ⅱ部
◇想像力について
自分ならばどうするだろう
<一部略>
◇アマがプロを超えるとき
プロ - アレクサンダー、ハンニバル アマ-カエサル
◎ 徹底した現状直視と常識にとらわれない自由な発想
◇なぜこうも政治にこだわるのか
※ 魚は頭から腐る
◇倫理と宗教
多神教ゆえの「寛容」
◇絶望的なまでの外交感覚の欠如
ローマ法王の葬儀
Ⅲ部
◇塩野七生
1937年7月 東京生 学習院大学哲学科卒 イタリア留学
1968年より執筆活動 1970年よりイタリア在住
1982年菊池寛賞
1999年司馬遼太郎賞
私は、来月から毎日が日曜日の生活です。とは言え、半年前から、病気と共存しながらの自宅療養の日々でしたが。4月からは多少外出ができるでしょうか? コロナの影響もあり、蟄居が続くのか。
by tyuuri (2021-03-27 11:47)
tyuuriさん ありがとうございます。
お疲れ様でした。コロナ感染が終息し、安心してゆっくりできるような状況になることを願っております。
by ハマコウ (2021-03-27 19:27)
>後ろに二月以上同じ作品がはりっぱなしになっていないか
私だったらやってしまうかもしれません。
気がついたら日焼けしてたりして。
by いっぷく (2021-03-28 02:17)
いっぷくさん ありがとうございます。
若い頃は先輩の方から、「掲示を変えた方がいいよ。」と言われたものです。ベテランと言われるようになると、言ってくれる人もいないので、自分で気をつけなくてはなりません。
参観会、来客があると掲示切り替えのよい機会となりました。
by ハマコウ (2021-03-28 03:57)
そちらの河合塾は素晴らしい。サクラの苗木をくれていたとは...。息子は優秀じゃ無かったためか頂けませんでした(^_^;)
タマネギがもう収穫とは....驚きです。こちらはまだペンシル程度(^_^;)
「日本人へ」は探してみたいです(^_^)v
by yokomi (2021-03-28 09:24)
yokomi さん ありがとうございます。
通っていた河合塾豊橋校の隣にあったスナック(喫茶店)の名前が「どんぞこ」。這い上がるしかありませんでした。
タマネギの収穫がどんどん早くなっています。40年前は5月の連休あたりがピークだったのですが、今は2月がピークになっています。隣の「篠原地区」では正月早々から。驚きます。
by ハマコウ (2021-03-28 17:12)