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月刊「少年育成」より ⑭-「″野に咲く花″と出会いませんか」(号数・執筆者不明)/「日本人として言い残しておきたいこと」会田雄次 大和出版 1995年 ①【再掲載 2014.11】 [読書記録 教育]

今回は、6月10日に続いて、
キーワード「月刊『少年育成』」より14回目の紹介です。

執筆者等詳細は分かりませんが、
冨田富士也さんの、
連載『せめぎあっておりあっておたがいさま』からかと想像されます。


-人は学校に行くためだけに、就職するためだけに生まれてきたのではない。

わたしもそう思うことが増えてきました。



もう一つ、再掲載となりますが、会田雄次さんの
「日本人として言い残しておきたいこと」①を載せます。
-品格品性はありますか?
そう問われると、わたしは恥ずかしくなります。






<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
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☆月刊「少年育成」より ⑭-「″野に咲く花″と出会いませんか」(号数・執筆者不明)

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 なにげなしに見ず知らずの人と目があってしまうことがある。


 そのとき、自分の心の余裕にも左右されるが相手の人がすくんだり、反対
に居丈高になってこちらを見ると関係を遠慮してしまうことがある。


 そこに不快感が漂うからである。


「なにか私があなたに悪いことをしましたか」とわざわざたずねるほどの間
柄でもないし、「眼をつけたな」と言って因縁をつける理由もない。


 ただ当たらず障らずで時のすぎるのを待つだけである。


 ところがその場からお互いに離れていくことには変わりなくても、さわや
かな気持ちを残してすぎ去っていく人もいる。


 まるでタンポポの花に似て、その種は風に乗って飛んでいき、どこかでま
た見ず知らずの人にしあわせの花を咲かせるのだろう。



 私は都内の保育園での講演に出掛け、待ち合わせ駅の改札口で迎えの人を
待っていた。


 前日の雨もあがり、駅のロータリーに植えられている木の青葉が私を改札
口から誘っていた。


 待ち合わせ時刻まで5分間位あったので改札を離れ、売店の階段を数段お
りてその木をあおいだ。

 そしてさわやかな気持ちをいただいて目線をおろした。
 

 するとそこに青年が立っていた。


 思わず視線が合ってしまった。


 ところがその青年の体格、いで立ちがなんともあの山下清画伯に似ている
のだ。


 いやテレビ番組で画伯を演じていた芦屋雁之助さんのようでもあった。


 膝小僧が見えるか隠れるかといった半ズボン。


 少し大き日のTシャツを着ているがお腹の出具合もまあまああって、私も
思わず自分のお腹をなでて「似ているな」とつぶやいてしまう。


 背には大きなリュックサックを背負い、そこには白いビニール傘が上手に
くくられていた。


 彼か私か、どちらが先にほほ笑んだか分からないが、なんとなく私は彼の
もとにTV番組の主題歌を心のなかで口ずさみながら近づいていった。



  野に咲く花のように

  風に吹かれて

  野に咲く花のように

  人をさわやかにして

  そんなふうに 僕たちも

  生きてゆけたら すばらしい

  時には暗い人生も

  トンネル抜ければ 夏の海

  そんな時こそ野の花の

  けなげな心を知るのです

  ルルル…
        『野に咲く花のように』
           作詞・杉山政美
           作曲・小林亜星


 「どこかに行くの」


 私は彼の変わらぬほほ笑みを確認してたずねた。      


 「うん」


 「そうなんだ。誰かを待ってるの」


 「うん、友だち」


 「そうか、友だちか」


 私は青空をみながら、リュックサックにぴったりとくくりつけられている
白い傘が人でもないのにいじらしく思えた。


 「この傘、いいね。上手につけているね」


 私の気まぐれな問いに彼は素直に答えた。


「うん、おかあさんがつけてくれた」


「母親」と呼んでもいいはずの青年の年齢を推し量るとき、「おかあさん」
という言い方が私に「純に生きる」ことを教えてくれるようだった。


 私にはその白いビニールの傘がその青年の母親のようにも思えてきた。


 お遍路さんが″同行二人″で頼りにする金剛杖にもみえてきた。


「僕と同じだね、君のおなかも」


 私は自分の腹をさすって彼のおなかと見比べた。


 彼もTシャツの上からおなかをさすった。


 「ほんとだね、同じだね」


 「君はいま何歳ですか」


 「27歳」


 「そうか、僕は47歳だよ。古いかな」


 「そんなことないよ、若いよ」


 「ありがとう」


 私は勝手にこの青年と母親の日常を想像していた。


 表裏一体。


 つらい人生を抱えきることで、腰がすわり、覚悟をきめることで健気な心
がみえてくる。


 そんな思いを感じつつ私はもっと彼と話し込んでいたくなった。


 すると彼がまるで私の独り善がりを見ぬくかのようにいきなり結論を出し
た。


「ホームで (友だちを)待っていよう」


 青年はそう繰り返すと私と目線を合わすことなく改札口に向かいホームの
ある階段へのぼり消えてしまった。


 呆気ないひとときだった。


 人は学校に行くためだけに、就職するためだけに生まれてきたのではない。


 いろいろな使命をもってこの世に誕生している。


 彼はまるで野に咲くタンポポのようだった。


 健気な心を掘り起こすために彼はこの世に生まれてきたのだろう。









☆「日本人として言い残しておきたいこと」会田雄次 大和出版 1995年 ①【再掲載 2014.11】
 
<出版社の案内>
平和に安楽に生活できるのはありがたいが、なぜか生きがいというものが感
じられない日本の現実。志なき民族は死滅する。大切なのはコツコツとなす
べきことをなす心構え。これからの日本の進路を提示。

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◇戦後日本が失ったもの

 底深い日本人への蔑視


 品格があればハンディは乗り越えられる


 小村寿太郎 
   日本外交成功ハーバード大留学時の人脈
    ← 尊敬されていた
折り目正しい立ち居振る舞い


 児玉源太郎


 昭和天皇の内なる人格の光
  1971(昭和46)年
    ヨーロッパ訪歴 - 昔の古い村の哲人のような誠実さ朴訥さ

  対日感情を一変させた 
      = 内から発する篤実な人格


 日本人が失ったもの,それは品格である
長所の格 
   品格品性



◇外国人の見た日本人像

 外国人による日本人の観察記録
中国史書 - 中華思想による歪み
イエズス会宣教師たちの報告書


 キリスト教宣教師を驚嘆させた日本人の性格
ザビエル 1547年
  「日本人は怜悧で品性高い。民衆の末端に至るまで礼儀正しく名誉
     を重んじて死をおそれない。教養も豊かで好奇心が強い。」

   ヴァリアーノ 1579年
「日本人の利発さ,品性の高さ,名誉を何よりの価値基準とする高
     潔さ。」


 戦国時代には品格を備えた日本人がたくさんいた
日本人への批判点 
     = 性道徳の欠如(割り引いて考える必要あり)
日本人の美点   
     = 聡明さ,忍耐力,名誉を尊ぶ


 品格を欠いていた明治維新期の民衆
  チェンドレン・モース・ハーン 
     忍耐力・勤勉さ・情緒面のみ

品性には触れていない

   サトー 
     武士階級と下層民衆には信じられない品性の格差

   咸臨丸 
     木村喜毅館長に勝海舟が不満を持った
 木村 = 強い使命感・清廉潔白
提督に任ぜられると家屋敷を売り払った

福沢諭吉は木村に傾倒 = 勝を嫌った


 日本民衆
戦国期と幕末では格差(落差)がありすぎる

◎ 近世300年が民衆を変えた

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