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キーワード 読書について⑪-「ベストセラーの戦後史」井上ひさし 文藝春秋 1995年 (1) /「信は力なり」山口良治 旬報社 1998年 ④(最終)【再掲載 2013.5】 [読書記録 一般]

今回は、2月7日に続いて、わたしの教育ノートから、
キーワード「読書について」の紹介 11回目です。


井上ひさしさんの「ベストセラーの戦後史」は1回目の紹介です。


井上ひさしさんらしい言葉があふれています。


出版社の案内には

「360万部完売、不滅の実用本「日米会話手帳」、さらに男女同権をうたう『完
全なる結婚』。この二冊からわが国の戦後は歩みだす。戦後をつくった本、
 戦後がつくった本。昭和20年から36年までの17冊を紹介。」

とあります。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「昭和39年、オリンピックにより人間の身体の持つ美しさを知り,大島み
  ち子によりその身体のもろさと人間の精神の強さを知った。」


・「『成せば成る、私がしなくて誰がする、今しなくていつできる』
                        大松博文 昭和40年」


・「『日本の日常生活の簡素な美しさに打たれ、ラフカディオハーンが『貧しい
が名誉と礼儀を重んじる優雅で清潔な向上心のある民族』と言った日本人が、
昭和期、『幼稚で野蛮,尊大で狡猾,神経質で興奮しやすい』民族に…」


・「水や空気やみどりや人の心は無料のように見える。しかし,無料に見える
  のは,それらの公共財産が史上というシステムにのりにくいからというだ
  けであって,やがて厳しい勘定書が回ってくる」



もう一つ、再掲載になりますが、山口良治さんの
「信は力なり」④を載せます。
昭和を懐かしく思い出します。



<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆キーワード 読書について⑪-「ベストセラーの戦後史」井上ひさし 文藝春秋 1995年 (1)

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◇「易入門」黄古女我 昭和37年
   未来予測の測定式  
      1+1=3-1

   相場は新しい材料に過剰反応する

   1+1程度の実力が3に評価されてブームになる

   やがて時の審判が公平に働き実力相応の正しい水準に落ち着く

 

◇「危ない会社」 昭和38年
  社名変更  
     壽屋      → サントリー   
     理研光学工業  → リコー
愛知トマト   → カゴメ  
     日本麦酒    → サッポロビール
野田醤油    → キッコーマン 
     福助足袋    → 福助
 


◇「愛と死を見つめて」 昭和39年
大島みち子と河野実
→ 健康な青年との恋は彼女の闘いの強力な援軍に
↓↑
彼の鈍感さは彼女を苦しめると同時に彼女をさらに高めだした
昭和39年 
     オリンピックにより人間の身体の持つ美しさを知り,大島みち子に
    よりその身体のもろさと人間の精神の強さを知った。
 


◇「おれについてこい」 大松博文 昭和40年
成せば成る 
   私がしなくて誰がする 
   今しなくていつできる
 


◇マルクーハン 
  コミニュケーション進化 
     話し言葉(部族時代)
→ 書き言葉(マニュスクリプト時代)
→ 印刷言葉(機械時代)
→ 電気言葉(エレクトロニクス時代)

   クール と ホット
 


◇「心」 高田好胤 昭和45年
   昭和9年ニッポン  
   昭和45年ニッポン再確認 
表向きは国運隆盛  
     内証は高度成長の勘定書が回ってきてぼろぼろに
流行語
    「断絶」「貧乏感」



◇「日本人とユダヤ人」 イザヤ・ペンダサン 昭和46年
   外国人の日本人感
ハリス  
    「 私はくっきりとして美しい衣服を着た日本人の姿が好きである。
     人民の身なりはさっぱりしていて立ち居振る舞いが優雅である。世
     界のあらゆる地方の貧乏にいつでもつきものになっている不潔さ
     が少しもない」
ロティ(フランス海軍士官)
「お菊さん」 
       日本 … 小さい 気取った すました

   ハーン   
     日本の日常生活の「簡素な美しさ」に打たれた

◎貧しいが名誉と礼儀を重んじる優雅で清潔な向上心のある民族    ↓↑
昭和期 
    「幼稚で野蛮,尊大で狡猾,神経質で興奮しやすい」民族に

   ◎ 水や空気やみどりや人の心は無料のように見える。しかし,無料に見
    えるのは,それらの公共財産が史上というシステムにのりにくいからと
    いうだけであって,やがて厳しい勘定書が回ってくる。

 ◎ その時では遅いから,普段から水や空気やみどりや人の心の保全に高
    いコストをかけなさい。
 






☆「信は力なり」山口良治 旬報社 1998年 ④(最終)【再掲載 2013.5】

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◇「汗と涙で学んだことは忘れない」ゼロからの出発
  冷たい歓迎にさらされて伏見工業赴任

   矢印をどこに向けるのか - 指導者の原点
   故・久保先生「辛抱やぞ辛抱してガンバレ」涙割りのビール
   1975.5.17 花園高校との対戦
「お前等が悪いんや」
↑↓
「こいつ等どんな気持ちで試合やっているんだろう」
「悔しいやろな。情けないやろな。歯がゆい思いしてるんやろな。」

◎「この子達に俺は今まで何をしてやったのだ」
= 「矢印を自分に」

   新生・伏見工業ラグビーチームの誕生
      112対0 
        負け犬根性をたたきのめせ!



◇全国大会V1への疾走
  目標に向かってひたすら走った
     目標を意識 「今何をやっているんだ」
   ① 約束は守る
② 失敗は仕方ない。同じ失敗を繰り返すな。

◎「責任」と「信頼」

   伏見工業初の高校日本代表 
     - 山本清吾(しんご) 「弥栄の清吾」

   荒々しさの残る優しさ
     - 大八木淳史  親思いの優しい少年

   私を魅惑した少年 
     - 平尾誠二

   壁は高い程乗り越えたときの力の蓄えは大きい

   仲間との出会い
     素質の上に人の倍努力する「非凡さ」

   歓喜の中でV達成 
     1981年1月7日 
       グラウンド、交換日記、連夜の家庭訪問


◇私を育ててくれた人たち
   理想にできる大人に囲まれて
   西郷中学校(現・美浜中学校) 藤井諄一先生
村中に響く声で子供に「おはよう」

1958年 若狭農林高校
         慶子夫人との出会い 
         中尾一郎先生との出会い
  
   葛藤と挫折の日々 
   1961年 日本大学文理学部
      ◎ 「4年神様 3年天皇 2年兵隊 1年奴隷」
  挫折
         - 中尾先生に相談

  1962年 日本体育大学2年に編入
     綿井先生との出会い

   ラグビーとの邂逅 
     ◎「自分の気持ちは全部自分で決めること」

   1971年 対イングランド戦 忘れられない大舞台

   1967~1973 日本代表
大西監督
             ◎「接近・連続・展開」


◇新しい自分を求めて
   白幡憲佑先生との出会い

  知恩院合宿 
     一人ずつ木魚
     みんなの音が一つになるまで叩く修行

◎ 合わそう合わそうと思っている間は絶対合わない。
無心になったときに合う。

   「満れば欠ける」 
      今たくさんの人に支えられて


◇あとがき
   「青春とは意気であり、感激であり、顧みるときの微笑みである」

   感動・感激の共有・共感

  「新しき歴史の創造者たれ」


◇一つの言葉に一つの心 白幡憲佑
  山口良治 
     「無償の優しさと厳しさ」-心のある言葉

   仏教
   「我在る時死来たらず、死来たる時我在らず 我と死とついに相会わず」


◇平尾誠二
「厳しく恐く優しい」
  「話がうまい」 
  「強さを求める」

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