「橋本治の古事記」橋本治 講談社 2001年 ⑩ /「学級崩壊に学ぶ」河村茂雄 誠信書房 1999年 ②【再掲載 2015.10】 [読書記録 一般]
今回は、1月28日に続いて橋本治さんの
「橋本治の古事記」の紹介 10回目です。
出版社の紹介には
「読みつがれてきた魅力。あなたのそばに古典を。第一線で活躍する作
家が手がけた古典現代語訳の決定版シリーズ!日本最古の本『古事記』
が新しくよみがえる。イザナギ、イザナミの国生み、天の岩屋戸、八
俣の大蛇因幡の白うさぎ……など、だれもが知っているようで知らな
い日本神話が、いきいきとした現代語で語られる。」
とあります。
今回は
「アマテラス大御神のお考え」、
「アメノワカヒコとその死」、
「タケミカヅチの神の遣い」の項の紹介です。
もう一つ、再掲載になりますが、河村茂雄さんの
「学級崩壊に学ぶ」②を載せます。
☆「橋本治の古事記」橋本治 講談社 2001年 ⑩
18.アマテラス大御神のお考え
◎出雲 オオクニヌシ
オオトシの神(カムオオチ姫とスサノオの子)
→アマテラス大御神は不満
嘆き
=「豊葦原の千秋の長五百秋の水穂の国」と大切に呼ばなけ
ればならない国を「葦原の中つ国」と呼んでいる
→長男・アメノオシオミミの命を地上に降ろす
正式名「正勝吾勝勝速日天之忍穂耳の命」
= スサノオの命の口から誕生した一番目の男神
弟のアメホノホヒの神が立った
国を明け渡せと言ったはずの使者は逆にオオクニヌシの神
にへびこつらって三千年高天原に連絡せず
→ アマツクニタミの神の子,アメノワカヒコを遣わす
天のマカコ弓と大蛇さえも簡単に殺すことの出来る天の
ハハ矢とを与えた
→ アメノワカヒコ 地上へ
地上で,オオクニヌシの神と宗像の女神との間に生まれ
たシタデル姫を妻にしてしまった
→ オオクニヌシの神の跡継ぎになろうとした
8年間高天原に連絡せず
19.アメノワカヒコとその死
◎タカムスヒの神の子オモイカネの神にアマテラスは相談した
ナキメ(きじの精)遣わす
アメノワカヒコはきじを殺してしまう
「きじの片遣い」 =返事のないことの由来
矢が高天原に届く
タカムスヒの神が矢を再び投げ返す
→ アメノワカヒコの胸に刺さり死んでしまう
父も妻子も地上に降り,地上の妻シタデル姫とともにア
メノワカヒコを弔う家を造り死者を安置
- 鳥と神々八日八晩歌・音楽
シタデル姫の兄(オオクニヌシの神の息子)=アチスキタ
カヒコネの神が弔いに訪れる
アチスキタカヒコネの神は死者と間違われ,汚れたと怒り
小屋を蹴飛ばす
→ 美濃相川上流の喪山(葬送山=ソウゾヤマ)
小屋を切る
→ 大刀「オオハカリ」「カムドの剣」
→ シタデル姫が歌で説明
「夷曲(ひなぶり)」 = 民謡の始まり
20.タケミカヅチの神の遣い
◎オモイカネの神 アメノカク(月の光の神)の神に依頼
アメノオオハリの神
「息子のタケミカヅチの神の方が向いてる」
→ タケミカヅチの神が葦原の中つ国へと下っていった
アメノトリフネの神を連れて(鎧をつけた船の神)
- 出雲の地の稲佐の浜辺に降り立った
オオクニヌシの神
「コトシロヌシの神に聞かないと…」
コトシロヌシ
- アマテラス大御神の子息にさし上げよう
タケミナカタ 降参
☆「学級崩壊に学ぶ」河村茂雄 誠信書房 1999年 ②【再掲載 2015.10】
◇学級崩壊からの再生
<集団体験が少なくなった現代の子どもたち>
Ⅰ 集団体験の効果を活用する学級経営
グループアプローチ
① 人間関係の持ち方を身につける
② 社会性を身につける
③ 自己を確立する
④ 現実的判断を身につける
⑤ 道徳心が身に付く
⑥ 学習意欲・主体性
1 教育的効果の高い学級集団の条件
(1)学級集団にふれあいのある人間関係が確立している
(2)学級集団に一定のルールが確立している
まず,自己の確立を促進するためのもの
- マナー
(3)活発な相互作用が生じている
(4)活動をふり返る場面と方法が確立している
Ⅱ 教師のリーダーシップのあり方
(1)学級にふれあいのある人間関係が確立している
① <子どもの尊重>
忘れ物にレッテルを貼らない
確認-理由-対策を考えさせる
②<自己開示>
お説教や自慢話にならない
③<自己の確立を援助する技術>
あいさつ
名前を入れて + あと一つ
1教師からの投げかけ
2言葉掛けの技術
問題に気付かせる 整理する 意味づけをさせる
励ます,言葉掛けの技術
- 子どもに投げかける「君はどう思う?」
質問・繰り返し・明確化・支持
(2)学級内に一定のルールが確立している
<対人関係を形成する不安を軽減する>
子ども同士で練習する
トラブルを一般化し共通理解を図る
ルール
・人の話は最後まで聞く
・考えが異なる場合 自分のことを述べる
◎ 対人関係の形成や学習に取り組もうという意欲をまず十分に高
める
◎ 指導の内容や意味を初めにしっかり説明する
具体的に説明する
→ 学習できる子から学習好きな子へ
< 人間関係 + ルール >
「橋本治の古事記」の紹介 10回目です。
出版社の紹介には
「読みつがれてきた魅力。あなたのそばに古典を。第一線で活躍する作
家が手がけた古典現代語訳の決定版シリーズ!日本最古の本『古事記』
が新しくよみがえる。イザナギ、イザナミの国生み、天の岩屋戸、八
俣の大蛇因幡の白うさぎ……など、だれもが知っているようで知らな
い日本神話が、いきいきとした現代語で語られる。」
とあります。
今回は
「アマテラス大御神のお考え」、
「アメノワカヒコとその死」、
「タケミカヅチの神の遣い」の項の紹介です。
もう一つ、再掲載になりますが、河村茂雄さんの
「学級崩壊に学ぶ」②を載せます。
☆「橋本治の古事記」橋本治 講談社 2001年 ⑩
18.アマテラス大御神のお考え
◎出雲 オオクニヌシ
オオトシの神(カムオオチ姫とスサノオの子)
→アマテラス大御神は不満
嘆き
=「豊葦原の千秋の長五百秋の水穂の国」と大切に呼ばなけ
ればならない国を「葦原の中つ国」と呼んでいる
→長男・アメノオシオミミの命を地上に降ろす
正式名「正勝吾勝勝速日天之忍穂耳の命」
= スサノオの命の口から誕生した一番目の男神
弟のアメホノホヒの神が立った
国を明け渡せと言ったはずの使者は逆にオオクニヌシの神
にへびこつらって三千年高天原に連絡せず
→ アマツクニタミの神の子,アメノワカヒコを遣わす
天のマカコ弓と大蛇さえも簡単に殺すことの出来る天の
ハハ矢とを与えた
→ アメノワカヒコ 地上へ
地上で,オオクニヌシの神と宗像の女神との間に生まれ
たシタデル姫を妻にしてしまった
→ オオクニヌシの神の跡継ぎになろうとした
8年間高天原に連絡せず
19.アメノワカヒコとその死
◎タカムスヒの神の子オモイカネの神にアマテラスは相談した
ナキメ(きじの精)遣わす
アメノワカヒコはきじを殺してしまう
「きじの片遣い」 =返事のないことの由来
矢が高天原に届く
タカムスヒの神が矢を再び投げ返す
→ アメノワカヒコの胸に刺さり死んでしまう
父も妻子も地上に降り,地上の妻シタデル姫とともにア
メノワカヒコを弔う家を造り死者を安置
- 鳥と神々八日八晩歌・音楽
シタデル姫の兄(オオクニヌシの神の息子)=アチスキタ
カヒコネの神が弔いに訪れる
アチスキタカヒコネの神は死者と間違われ,汚れたと怒り
小屋を蹴飛ばす
→ 美濃相川上流の喪山(葬送山=ソウゾヤマ)
小屋を切る
→ 大刀「オオハカリ」「カムドの剣」
→ シタデル姫が歌で説明
「夷曲(ひなぶり)」 = 民謡の始まり
20.タケミカヅチの神の遣い
◎オモイカネの神 アメノカク(月の光の神)の神に依頼
アメノオオハリの神
「息子のタケミカヅチの神の方が向いてる」
→ タケミカヅチの神が葦原の中つ国へと下っていった
アメノトリフネの神を連れて(鎧をつけた船の神)
- 出雲の地の稲佐の浜辺に降り立った
オオクニヌシの神
「コトシロヌシの神に聞かないと…」
コトシロヌシ
- アマテラス大御神の子息にさし上げよう
タケミナカタ 降参
☆「学級崩壊に学ぶ」河村茂雄 誠信書房 1999年 ②【再掲載 2015.10】
◇学級崩壊からの再生
<集団体験が少なくなった現代の子どもたち>
Ⅰ 集団体験の効果を活用する学級経営
グループアプローチ
① 人間関係の持ち方を身につける
② 社会性を身につける
③ 自己を確立する
④ 現実的判断を身につける
⑤ 道徳心が身に付く
⑥ 学習意欲・主体性
1 教育的効果の高い学級集団の条件
(1)学級集団にふれあいのある人間関係が確立している
(2)学級集団に一定のルールが確立している
まず,自己の確立を促進するためのもの
- マナー
(3)活発な相互作用が生じている
(4)活動をふり返る場面と方法が確立している
Ⅱ 教師のリーダーシップのあり方
(1)学級にふれあいのある人間関係が確立している
① <子どもの尊重>
忘れ物にレッテルを貼らない
確認-理由-対策を考えさせる
②<自己開示>
お説教や自慢話にならない
③<自己の確立を援助する技術>
あいさつ
名前を入れて + あと一つ
1教師からの投げかけ
2言葉掛けの技術
問題に気付かせる 整理する 意味づけをさせる
励ます,言葉掛けの技術
- 子どもに投げかける「君はどう思う?」
質問・繰り返し・明確化・支持
(2)学級内に一定のルールが確立している
<対人関係を形成する不安を軽減する>
子ども同士で練習する
トラブルを一般化し共通理解を図る
ルール
・人の話は最後まで聞く
・考えが異なる場合 自分のことを述べる
◎ 対人関係の形成や学習に取り組もうという意欲をまず十分に高
める
◎ 指導の内容や意味を初めにしっかり説明する
具体的に説明する
→ 学習できる子から学習好きな子へ
< 人間関係 + ルール >
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