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「地名のいわれが一気に分かる本」浅井建爾 成美文庫 2001年 ② [読書記録 一般]

今回は、3月2日に続き、浅井健爾さんの
「地名のいわれが一気に分かる本」の紹介 2回目です。



どうしてそのような「地名」が付いているのか考えることをおもしろく感じませんか。
そうだったのか、とたくさんの納得を与えてくれる本です。


出版社の案内には、


「私たちの生活と切り離すことのできない「地名」。その由来のひとつひとつを調べて
 みると、その土地に秘められた歴史や伝説、さらには崖崩れが多発する危険地帯とい
 った、日本の地形までもがわかるのだ。さあ今すぐ本書を開いて、「日本」の素顔を
 覗いてみよう。 」


とあります。






今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「昭和30年 湯平町との合併で『由布院』が『湯布院』になった(合成地名)」


・「自ら切り開いた地に故郷の名前を付けた屯田兵の心
札幌市白石区、伊達市 など」


・「秦氏の足跡 『秦』地名」
- 浜松にも秦氏由来の地名があります。


・「新潟に多い『草水(=くさい水)』は油田の証」




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☆「地名のいわれが一気に分かる本」浅井建爾 成美文庫 2001年 ②

1.JPG

◇地名に隠された知られざる歴史
□東京下町の「島」地名

島 = 川の中州
 



□「ゆふいん」は「由布院」?「湯布院」?

 平安期   
   由布郷 → 太宰府が倉院を設けたことから「由布院」


 昭和30年
   湯平町との合併で「由布院」が「湯布院」になった



不統一な使われ方をしている


※町村合併起因による「紛らわしい地名」
 



□自ら切り開いた地に故郷の名前を付けた屯田兵の心

 屯田兵制 
  明治6年・黒田清隆発案

札幌市白石区、伊達市 など
 



□物騒な地名を改名して平安への願いを込めた「安宅」

 石川県小松市安宅 
  「安宅関」で有名 

   遙か昔は「あだが浦」
 



□秦氏の足跡 「秦」地名

 京都太秦が秦氏の本拠地


 秦氏 = 5世紀新羅からの渡来人

養蚕、機織り、銅鉄鋳造

広隆寺 聖徳太子の護衛隊長・秦河勝が建立


 地方豪族として
秦、羽田、幡、波多

稲荷社も秦氏とゆかり - 伏見稲荷信仰 - 居住地に稲荷社


『山城国風土記』 
  秦伊侶具 
  餅に向け矢を放ったところ、餅が白鳥となって飛び立った。止まった山の峰に生え
 た稲が神として祀られてイネナリとなりイナリ社名になったとの伝
 



□泪橋の「泪」は囚人が流した涙

 刑場に泪橋




□有明海 干拓工事手法

 江戸時代始まり

 「搦」(からみ) 丸太杭に木の杭 土砂をくっつける

 「籠」(こもり) 囲い込み

 「開」 土地を開く
 



□両国

 武蔵国・下総国の両国 
 
   1661年に両国橋 ~ 振り袖火事
 



□「四日市」「八日市」

 四日市 4,14,24  
   1555~1570 弘治・永禄年間より


 八日市 8,18,28
 



□「調布」とはかつて朝廷に貢いでいた布のこと

 「みつぎぬの」 - 朝廷への「調」に使われていた布から命名
 



□江戸幕府関連地名

「駿河台」 
  1616(元和2)年 家康死去 お付きの者

駿府 → 江戸 駿河台に住んでいた 台地を削り取った


「築地」
  埋め立て地に盛土
 
  1659年駿河台から土砂供給


「お茶の水」
  神田上水掘削工事 - 神田川の崖の中腹より湧き水

  将軍のお茶の湯用に献上した
 



□新潟に多い「草水(=くさい水)」は油田の証

 越後の「草水」=石油 

 草水(くそうず)町




□「たたら」地名 

 伯耆国に集中している




□「修善寺」と「修禅寺」

  798年 真言宗桂谷山「修善寺」


1246年 禅宗に改宗 「修禅寺」


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