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「学校ごっこ」 永六輔 NHK出版 1997年 [読書記録 一般]

「ボクらの時間」に永六輔さんが出ていました
大橋巨泉さんらと懐かしい時代のことを語っていました
会話から「放送人の矜恃」を感じました

今回は永六輔さんの「学校ごっこ」を紹介します
永さんの本は
いろいろなことを教えてくれます
いろいろなことを考えさせてくれます

「知るとは何か」「考えるとは何か」

もう一度、二度…と 読みたい本です

一昨日、昨日と京都・奈良に行ってきました
京都マンガミュージアム
奈良国立博物館の正倉院展
奈良・円成寺
充実した二日間となりました







☆「学校ごっこ」 永六輔 NHK出版 1997年

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◇日本語よどこへ
「すごい」は悪い状況  縁の下の力持ち 「仰げば尊し」が好き
歌が消え言葉は風化する


◇大切なのは通じる言葉
何でこんなに横文字か? 英語の方が責任を取らなくてすむから
      ボランティア=義勇軍 普通の近所つきあい

  相手がして欲しいことに応じる心 ホスピス ~ 求めることに応じる

ベリーグッドはほめ言葉に非ず
すばらしいは エキセレント・ファンタスティック

コンピュータ・キッズ 価値観の変化
 

◇楽しくなければ学校じゃない
ドレミファソラシドの由来 イタリア語

日本人の歩き方 明治以前は右手右足 同じ側の手足が両方とも出る
「六方」を踏む

 
◇ディスカウントの功罪
人は安くて便利な店に行く  再販価格維持制度

文化もディスカウントにしてよいか?
  売れなくても世に出すことが大切な本
文化と企業は共生できない

「どうしてデパートで買うんだ。町内にもそういうみせがあるじゃないか。
 町内の店は品数が少ないかもしれない。野暮ったいかもしれない。でも
 万が一のとき,火事の時,町内の人は手伝いに来てくれるけどデパート
 は来てくれないんだよ。」 |

  計算では安いなと思っていることが我々の暮らしの質をどこか変えて
 しまっている

 「栗せんべい」は不当表示か?
公正取引委員会 栗せんべいは不当表示

本来なら
    法律というものは人が生きやすい世の中にするための最大公約数
   的ルール

 
◇呼吸を読む
「はっけ」の用意 発気 - 吐ききると一番力が出る
空気を吐くと体が締まる - 止める

呼吸を盗め ボクシング-呼吸を見せないポーズ
呼吸でタイミングを計る

 
◇命を大切にする時間
同窓会 - 母校 給食を一緒に食べてみよう
「いただきます」命をいただくこと
 

◇僕もいじめられっ子だった
「いじめ」と「弱いものいじめ」
いじめ = 悪 か?  うたれて強くなる部分もある

悪いのは弱いものいじめ
┌───────────────────┐
│「叱る」と「怒る」 │
│  怒られると恨む 叱られると感謝する│
└───────────────────┘
 

◇考えよう宗教の来し方行く末
まずは宗教の歴史から 原始宗教  大自然が信仰対象
ユダヤ教  正義
イスラム教 戒律
キリスト教 愛
ヒンズー教 知恵
仏教 慈悲

八百万の神に寛大な日本
日本人-全部の宗教が好き 宗教対立はしない 
       = ベースに神道
        「はらいたまえ,清えたまえ,かしこくもかしこくも」
神仏合一

仏教の伝来
南無阿弥陀仏を唱えなさい 念仏トリオ 法然,親鸞,蓮如
  「誰かを救うことによって自分が救われるという考え方が好きです。
    そういう考え方を私はします。」

  宗教と科学は仇同士か? 今は科学の時代
科学は宗教の神秘性を破壊していくもの

  科学では満たされない心
何かに祈る,感謝する要素がどんどん無くなっている

世の中が便利になり,感謝しなくても生きられる時代になった

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