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読書ノート「遠藤周作さんはこんなことを」⑭ 「愛する勇気が湧いてくる本」 三笠書房 1998年 2 [読書記録 一般]

今回は8月2日に続いて 「遠藤周作さんはこんなことを」の14回目
「愛する勇気が湧いてくる本」2回目の紹介です

遠藤周作さん
まじめさと楽しさ 小説からエッセイ
幅の広さが 大好きです



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「恋をすれば『結晶作用』からまぬがれぬ。欠点は覆われ,美点だけがクローズア
  ップされてくる」
- あばたもえくぼですね

・「夫婦喧嘩のルール」
- 少し反省するところがあります

・「大半の亭主は『おれは悪い男だ』という気持ちを心のどこかに持っている」

・「結婚生活を含めてどんな生活でも生活である限りうらぶれて地味で色彩に乏しい」

・「正しいと見えるものが絶対に正しいとは限らない。逆に悪いと思えるものも必ずし
 も絶対的に悪いとは言えない。」





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☆読書ノート「遠藤周作さんはこんなことを」⑭

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◇「愛する勇気が湧いてくる本」 三笠書房 1998年 1


○嫉妬で苦しんでいる人へ
  
 嫉妬に歪んだ顔ほど醜いものはありません


 恋をすれば「結晶作用」からまぬがれぬ
欠点は覆われ,美点だけがクローズアップされてくる


情熱が冷めたとき,美しく見えていたものの結晶がすべて落ちて 枯れ枝は元
  の枯れ枝になる。
  

 恋愛の50%はたいていの場合実らないか失敗するか途中で挫折するものである


 失恋の苦しみ
   - 「時間をかけて少しずつ傷口をふさぐ」


 男に飽きられた女性には,彼女が彼にすべてを与えすぎたためだと気がつかぬ人が
 多い。


 失恋に苦しむ人に - 「ぽるとがるぶみ」
 



○妻が「女房」に変わるとき
  
 妻と女房は違う


 「ああ うん ほう」夫婦


 夫婦喧嘩のルール 
   ①夫もしくは妻の両親兄弟の悪口を言わぬこと

   ②夫の劣等感を鋭く刺すことは絶対に避けること

   ③女房の肉体的コンプレックスを刺すこともやめる


 大半の亭主は「おれは悪い男だ」という気持ちを心のどこかに持っている
 



○夫を妻を信じられなくなったとき
  
 相手に関心があるから憎む


 離婚反対論者  
   人生や結婚生活は必ずしもいつも魅力的ではない

離婚とは情熱と愛とを取り違えた行為


 結婚生活を含めてどんな生活でも生活である限りうらぶれて地味で色彩に乏しい


 江戸川柳「女房に持てばみんな夢」
   縁を大事にしたい
 



○女という港男という船
  
 女のピョンピョン論理にはかなわない


 夫と亭主とは違う
 



○「いけない行為」に惹かれる理由
  
 フロム 人間分類 ① ネクロフィラス人間 闇や悪に関心
② バイオフィリア人間 光や善を好む
  

 人間には誰にも加虐の心理がある。しかし,その加虐の心理を好意として表さぬよ
 うにするのが大人になる精神的な成長なのである。


 ボンドレール 
  「悪魔の最も巧みな策略は,彼が存在しないと我々に信じさせることだ」


 正しいと見えるものが絶対に正しいとは限らない。逆に悪いと思えるものも必ずし
 も絶対的に悪いとは言えない。


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