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「人間の生き方」安岡正篤 黎明書房 1993年 ④ [読書記録 一般]

「最も日本的な人間と最もドイツ的、最もイギリス的人間とはすぐ共鳴できる。けれども、
 国籍不明のような人間はどこに行っても相手にされない。」




今回は 1月19日に続いて 安岡正篤さんの
「人間の生き方」の紹介 4回目です


出版社の案内には

「著者の肉声が聞こえる名講話が心を打つ。安岡先生の学問の豊熟期にあたる昭和38~
 48年までの講話を収録。」

とあります




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「各人が自ら坐する所の一隅を照らす一人一人の精神が大切」
- 自発的なものならば…


・「指導者無き大衆社会は堕落・混乱・破壊・闘争」
- 指導者になるべきでない人が指導者に就いた場合も同じだということを
 ある国が教えてくれるようです


・「思考の三原則 
 ① 長い目で見る ② 多面的に見る ③ 根本的に考える」


・「人間に二つの要素 
 ① 本質的要素 徳性 ② 附属的要素 知識・知能・才能・技能」


・「進歩的・発展的なものほど中毒しやすい - 国民の道義精神」





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☆「人間の生き方」安岡正篤 黎明書房 1993年 ④

1.JPG

◇日本は廃れるか、栄えるか

□悲観と楽観 

 愛 … カナし 悲、恕


 悲母(ひも)の心 
   子供が災厄にあわぬようにと常にいとしむ者を心配するもの



□先手と後手



□一斎先生の教訓 

「物事は无妄(=とつぜんの意? ハマコウ註)に動く」



□流行児の転身 

 メリー・クワント(婦人デザイナー)


 J.オズボーン(劇作家)転向 
   ラディカリストは実につまらん
人間にとって大切なのは「私は何ものか」


 ボブ・ディラン



□思想的回帰 

 ミロドン・ヂラス(元・ユーゴスラビア大統領)


 ジェームス・バーナム



□地球の異変と都市の巨大化



□自己変革と一燈照偶

 伝教大師
 『山家学生式』-「道心ある者は国宝である」



  各人が自ら坐する所の一隅を照らす一人一人の精神が大切


 指導者無き大衆社会は堕落・混乱・破壊・闘争



大衆依存は空論・愚論 昭和45年10月







◇明治・大正・昭和三代の推移と今日明日の責務

□郷学と明治維新 「郷学」キョウガク 郷士の学問



□個性的であるほど普遍的

 最も日本的な人間と最もドイツ的、最もイギリス的人間とはすぐ共鳴できる。けれども、
国籍不明のような人間はどこに行っても相手にされない。



□都市化と人間の頽廃

 メトロポリス → メガロポリス → エキュメノポリス
個性が無くなり雑然・憤然たる群居に → 都市学・未来学


 隣保組織
  ~ 隣保づくり、郷土づくり = プロクシミクス 隣保学、善隣学



□思考の三原則 
 
 三原則 
  ① 長い目で見る

② 多面的に見る

③ 根本的に考える



□「人間」を忘れた大躍進 - 明治の新建設期

大躍進をやるには教育が大切である



学問が功利的、主体的、形式的な学問になってしまった



□知識・技術の進歩と徳性のアンバランス

~ 日露戦争から第二次世界大戦まで


 人間に二つの要素 
   ① 本質的要素 徳性

   ② 附属的要素 知識・知能・才能・技能


第一次大戦-景気に浮かれて堕落
  ← 「昭和維新論」テロ多発化



□戦後の混乱の目は占領政策 

 米国3R・5D・3S政策



□経済中毒の戦後日本

 進歩的・発展的なものほど中毒しやすい - 国民の道義精神


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