SSブログ

教育ノートから「教師」55-「学級経営から学級教育への視点の転換」 明石要一 『心を育てる学級経営』2000年4月号 [読書記録 教育]

今回は 9月2日に続いて、教育ノートから「教師」55回目、
明石要一さんの「学級経営から学級教育への視点の転換」を紹介します。

先日、SNSで高校時代の友人が明石さんのゼミだったことを知り、驚きました。
幼児教育に熱心な生花店経営者、彼からはいつも大きなエネルギーをもらいます。




今回紹介された4つの型。
それぞれに取り組んだ時期もありましたが、一つには絞れませんでした。




<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。

浜松ジオラマファクトリー






☆教育ノートから「教師」55-「学級経営から学級教育への視点の転換」 明石要一 『心を育てる学級経営』2000年4月号
   
1.jpg   

◇学級の捉え方の四つの視点
  
(1)全生研的な視点
      
 集団教育の立場から学級を自主的・自治的集団として完成することで,民主的自治能力
を持った子供を育てる。~目標
      


□3つの段階

① 人間は集団を離れては生きていけないことを自覚させる

 ② 集団のリーダーにリードされることを体験させる

 ③ リーダーだけでなく,すべての子どもが問題を投げかけていき,集団の団結力を強
  くする

 ◎班づくり 核づくり 討議づくり



□学級集団づくりの構造表提示

 × 班競争 優秀班とぼろ班  点検主義からいじめ

 15年ほど前から下火に







(2)社会心理学的な視点

  ソシオメトリー 

  スター 

  マージナルマン「周辺児」「孤立児」

  × 子どもを排斥すること



 集団分析はするものの学級をどのように創り上げていくか筋道が見えない  







(3)教育社会学的な視点

□反全生研
片岡徳馬を中心とした「個を生かす集団づくり」のグループ

集団主義教育の立場を嫌う

学級集団づくりを機能的な側面から捉える

 ①「仕組みづくり」 
    
    様々な係に全員参加


 ②「拠り所づくり」

    学級を準拠集団(レファレンス・グループ)

    許容的で支持的な風土づくり


 ③「値打ち」づくり

×どのようにして子どもを育てるかという指導論が不足







(4)法則化的な視点 ~ 向山洋一

 ① 子どもの中にある差別を破壊する


 ② 多数決が正しいとは限らない 知的権威


 ③ 子供たちの組織をつくる

  「やらなければならないこと」と「やりたいこと」の組織化

 
 ④ 授業を知的にする


 ⑤ イベントを仕掛ける


 ⑥ 許せないことは学級全体を相手に対決する


nice!(144)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

nice! 144

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。