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谷昌恒さんはこんなことを④-「ひとむれ第8集」評論社 1994年(4) / 「免疫学個人授業」多田富雄 南伸坊 新潮社 1997年 ①【再掲載 2015.3】 [読書記録 教育]

今回は、6月17日に続いて、わたしの教育ノートから、
「谷昌恒さんはこんなことを」④を紹介します。

評論社「ひとむれ第8集」の要約 4回目です。



出版社の案内には、



「教護院・北海道家庭学校真の愛に貫ぬかれた教育の軌跡。傷ついた少年たちの心を変革
 しようと願う教育の姿を伝え、大きな感動と共感をよんだ、珠玉のエッセイ集。 」




とあります。





今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「人は土地を拓き,土地は人を化かす」


・「人の言い分を腹から分かる」


・「行動は環境の反作用 - 怒ってはだめ 怒りは破滅を招くから」







もう一つ、再掲載となりますが、多田富雄さん、南伸坊さんによる、
「免疫学個人授業」①を載せます。
20年以上前に読んだ本ですが、今でも大変分かりやすい本だったことを覚えています。
多田富雄さんの知識と、南伸坊さんの「難しいことを易しく」できる力のおかげです。
コロナ禍の今、もう一度読むべき本だと改めて感じました。






一昨日の夕方、
保護者との面談の途中から、右足の親指の付け根当たりに違和感を覚えました。
それから次第に痛くなり、帰宅後、夜には赤く腫れてきました。
ここ数年、人間ドッグで尿酸が高めであることを指摘されており、通風かなと思いました。
風呂上がり後、就寝後、夜中に痛さに目が覚めてから、あまり寝られませんでした。
昨日は、階段をこわごわ下り、4時から授業準備。痛みがひきません。
車の運転も出来ないため、朝から年休をとり、形成外科へ。
問診、触診と、血液検査、レントゲン撮影。
午前中いっぱい掛かって分かったことは、炎症の値が高くなっていることと、骨には異常がないこと。尿酸の値は高めではあるものの基準値におさまっていること。
尿酸が関係しているものと診断され、痛み止めと湿布薬をいただきました。
様子をみて、一週間後に一応の予約。
痛風の薬を飲む必要はないとの判断ですが、早く痛みが減ってほしいと感じています。
送迎の妻と、同僚に感謝。







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文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」








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☆谷昌恒さんはこんなことを④-「ひとむれ第8集」評論社 1994年(4)

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<1993年>

◇一里塚

柳沼誠「一里塚」
    
    「白い杖」渡辺靖子との共著
「白い杖」は売れなくて良かった
 



◇寺崎好先生

 寺崎好 明治36(1903)年3月4日

大正3年北海道家庭学校へ 留岡幸助先生に手紙

大正10年4月7日 名渕分校に農業技術職員として

人は土地を拓き,土地は人を化かす

働いて働いてさらに働き続ける



 頑固 潔癖

昭和44年 留岡清男先生退官 谷校長に
 



◇聴く
家庭学校 - 辛い苦しい少年時代


 追いつめられて罪に堕ちた無援の人


 人の言い分を腹から分かる
 



◇感謝の言葉

 各部の報告


 1993年11月19日
広島大学教育学部にてペスタロッチ教育賞

知徳体「直観」と「労作」

「白鳥の歌」自叙伝

 「生活が陶冶する」


 

<1994年>
 
◇忍耐

 吉村昭「仮釈放」 … 怒りは破滅を招く


 行動は環境の反作用
怒ってはだめ

いつも平静で黙って耐え抜いて欲しい


















☆「免疫学個人授業」多田富雄 南伸坊 新潮社 1997年 ①【再掲載 2015.3】

◇免疫とは

□インムニティ 免税



□ジェンナー 
 牛痘  
  牛の天然痘 一度掛かったら天然痘にかからない → ワクチン


 ラテン語で雄牛 = バッカ(vacca)→ワクチン(vaccine) 



□19世紀末 細菌の発見

 パスツールが応用 
  
 1885狂犬病の子に弱毒ワクチンを与えて治療

→ 狂犬病ワクチンの成功

 パスツール研究所



□北里柴三郎 ドイツ・コッホのもとで研究

 破傷風・ジフテリア等の純粋培養に成功 1890年頃


中和反応を発見 = 抗体
◎毒素と毒素を注射した兎の血を混ぜると毒素の働きが無くなる


 エミール・フォン・ベーリングと共同研究

  
 免疫とは「自分と他人を区別する仕組み」パール・エーリッヒ



□ベーリングはベーリングベルケ会社設立(バイオテクノロジー)
 
 馬に破傷風の毒素を注射して抗毒素(血清)をつくった



戦争  傷から破傷風菌が入って死亡する者が多かった

   → 破傷風の抗毒素販売 ジフテリアにも効果

↑↓


 しかし、抗原抗体反応を起こして死亡する者も多かった = 血清病



□仏のポルチェとリシェ

 モナコ国王の下、クラゲの毒の研究


 2回目の抗原を注射された犬がほんの少量の毒でもショックをおこして死んでしまった



抗体が逆に殺す「アナフィラキシス」


 アレルギー = アロース(変化する)+エルコン(力 働き)



体の反応が一回何が事件があることで変わってしまうこと




 
<先生の一言>

◎「難病の多くは免疫のせいだ」

◎アレルギーという言葉こそ免疫の本質をついた言葉

 「その変化が不愉快なときだけアレルギーと呼んでいる」



 
<復習ノート>

 ジェンナー 
  「肉を斬らせて骨を斬る」天然痘-牛痘



 

<覚えておく単語>

種痘 

 ワクチン 

 毒素 

 細菌 

 抵抗性中和反応 

 血清 

 血清病 

アナフィラキシー 

 アレルギー 

 抗体


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ミケシマ

体調、いかがですか?
一刻も早く痛みと腫れが引きますように…。
奥様に ちゃんと感謝ができるって素晴らしいですよね。
ついつい、やってもらって当たり前って思っちゃいますが
もっと感謝の気持ちを大切にしようって思いました。
免疫学 興味深いです。
わたしは全身性エリテマトーデスという病気で、難病指定されています。
これはまさに免疫異常の病気で 自己免疫疾患と言われています。
自分も猫も 何故こうも病気に魅了されてしまったのか…
不運としか言えませんね(;^ω^)
by ミケシマ (2020-06-25 15:36) 

ハマコウ

ミケシマさん ありがとうございます。

薬が効くのか、自然に治まったのか、昨日よりはずいぶんよくなりました。歩き方はおかしくなってしまいますが、運転ができるようになり、出勤できました。
教室の黒板には、子どもたちからの温かいメッセージが記されており、ありがたく感じました。このままよくなることを願っています。
直接伝えることはないのですが、妻には面倒な自分によく付き合ってくれると、感謝しています。
ミケシマさん、お辛いことも多いでしょうが、体調を崩されませぬようご自愛ください。シマちゃんも元気になるといいですね。
by ハマコウ (2020-06-25 17:58) 

Lonesome社っ長ょぉ〜

値が基準より高くても発症しない人がいると聞きます。この病気は不可解な事が多いようですが、痛みが襲ってきたらひたすら薬で沈
静化するのを待つのみですね。コロナと違って感染させることはな
いので、ひたすら自己との闘いとなります。どうぞお大事になさっ
てください。


by Lonesome社っ長ょぉ〜 (2020-06-25 20:48) 

ハマコウ

Lonesome社っ長ょぉ〜さん ありがとうございます。
痛み止めのおかげでなんとか歩けるようになりました。
尿酸値の急変化があったのかもしれない、運動も関係があったのかもしれない、通風が最も考えられるとのことでした。
大分よくなりましたが、通常に戻ることを願うばかりです。
by ハマコウ (2020-06-26 04:14) 

yokomi

鉢に何度か刺されましたが、幸いなことにアナフィラキシーは有りませんでした(^_^;)
by yokomi (2020-06-28 00:06) 

ハマコウ

yokomiさん ありがとうございます。
アナフィラキシーは怖いですね。教員として、年に一度は研修を受けています。
by ハマコウ (2020-06-28 05:23) 

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