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「自分を変える読書」戸田智弘 三笠書房 2013年 ⑧ /「教師が大阪を敬遠し始めた」 大阪大学大学院教授 小野田正利 『内外教育』誌2012.2.28より【再々掲載 2012.3】 [読書記録 一般]

今回は、7月4日に続いて戸田智弘さんの
「自分を変える読書」の紹介 8回目です。



出版社の案内には、

「この1冊で、あらゆる人生の疑問に答えてくれる本が見つかります!
 人生論・幸福論・仕事・思考力・恋愛・自己と他者・お金・健康・
 歴史・現状認識・未来・死生観…『セカイ観』がぐんと深まる50冊
 を厳選!
 『働く理由』『続・働く理由』で圧倒的共感を呼んだ著者が贈る、
 『これから』のための新・読書案内!
 さあ、自分を変えていくために、本を読もう!」

とあります。





今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥

・「男と女の最大の違いは所有を追求するか、関係を追求するか」


・「愛は感情ではない、それは意識である」


・「藤沢周平『人間もまんざら捨てたもんじゃない』」







もう一つ、再掲載となりますが、『内外教育』誌より、小野田正利さんの
「教師が大坂を敬遠し始めた」を載せます。
10年前の文章ですが、現在の状況はどうなのでしょうか。
問題の責任を追及することも大切かもしれませんが、
解決に向けて共に力を出し合う姿勢が求められているのかもしれません。







<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。










☆「自分を変える読書」戸田智弘 三笠書房 2013年 ⑧

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◇恋と愛と共同体 なぜ人は分かり合えないの?

21「男子のための恋愛検定」伏見憲明 イーストプレス
 
  21世紀を生きるすべての人に贈る「恋愛論」

  恋愛によっては人は心の容量を増やすことができる

   ※「すべてはモテるためである」二村ヒトシ 文庫ぎんが堂


22「ベストパートナーになるために」ジョン・グレイ 大島渚訳 三笠書房 

  精神分析医が語る「男と女の人間関係」講座

 「そもそも男は火星人で女は金星人だった」

   ◎ 男と女の最大の違いは所有を追求するか、関係を追求するか

 男は結婚を「性愛関係の一つの帰結」と考え、女は「新しい人間関係
   の始まり」と考える。


23「愛するということ」エーリッヒ・フロム 鈴木晶訳 紀伊國屋書店

  愛は感情ではない、それは意識である

 ※「自由からの逃走」「人間に置ける自由」東京創元社 
     「正気の社会」


24「一人ではいきられないのも芸の内」内田樹 文春文庫    

  どんな共同体にも登用する「基本ルール」しは?

 内田樹 = 非「極端」の人
   
    ※ブログ「内田樹の研究室」


25「橋ものがたり」藤沢周平 新潮文庫

  「人間もまんざら捨てたもんじゃない」

 井上ひさし 藤沢小説5分類
① 史伝もの 
     ② お家騒動もの
     ③ 青春もの
     ④ 職人人情もの
     ⑤ 市井人情もの

※「時雨みち」「はしり雨」「時雨のあと」新潮文庫







☆「教師が大阪を敬遠し始めた」 大阪大学大学院教授 小野田正利 『内外教育』誌2012.2.28より【再々掲載 2012.3】


◇ポイント

① 新採教員の辞退率が高まり、教員の確保に大わらわ。離職率も上昇
 するだろう

② 条例案だけではない日替わりメニューのような変転する政策の中で、
 教育瓦解の序曲が鳴り姶めたことが怖い



◇大阪の教育のキーワードは「3」

 家計が経済的に苦しいときに、給食費の免除などをする就学援助は、
全国平均が13.74%に対して、政今市の中で最高は大阪市の33・8
%、都道府県の第1位は大阪府の24・67%(2007年度)。


 大阪は、母子家庭率は3分の1でダントツ。


 その家庭の平均収入は213万円(05年度)で、一般世帯の平均の3分
の1。



 私の主宰する新・学校保護者関係研究会のメンバーで、児童福祉学者
として著名な山野則子さん(大阪府立大学教授)は、これらの数字を出
し、大阪の子どもは3倍の困難を背負っていると訴え、スクールソーシ
ャルワーカーの果たす役割を説いている。



 私と同じ研究科の教育社会学者の志水宏吉教授は、経済格差が学力格
差と相関関係にあることを長い間指摘してきた一人である。


 最近では、持ち家率、離婚率、不登校率の三つの意味を「つながり格
差」という言葉を使って、家庭・地域・学校という子どもにとっての基
盤となる場所での人間関係(人と人のつながりの濃淡)が、成長や学力
形成に大きな関わりを持っていると訴えている。



 大阪の学カテストの成績は、1960年代の全国一斉学カテスト、数年ご
との抽出になっていた大阪万博(70年)の頃には、トップ10を維持し
ていたが、40年後の今日では下位にあることは事実。


 中学は45位前後、しかし小学生は、40番台から34位まで上がってき
た。


 数点で一喜一憂することは、大人の感覚(特に為政者たちの囚われた
悪習)であって、子どもたちからすれば「もっと大様に構えて大局的に
見てよ」となるだろう。



 いずれにせよ、大阪は相当な困難の課題が山積の中でも、数師たちの
踏ん張りによって「この程度で持ちこたえて、必死に維持している」と
いうのが、愛知、長崎、大阪と移り住んできた私の実感値である。



 しんどい子どもたちが多い中でも、そこにはアイデンティティーとも
いうべき教師としての誇りやプライドがあったからこそである。


 それは健闘をたたえられこそすれ、罵倒の集中砲火(橋下市長)を浴
びせるようなものではない。



 どこで持ちこたえられるのか? 



 それは優秀な教員の確保と定着率(長く教師を続けること)にある。


 だが、大阪の条例案によって、確実にこの二つが崩壊し始めたことを
危惧する。




◇大阪から若い教師が逃散

 「逃散」とは、中世や近世において、領主からの厳しい年貢の取り立
てや取り締まりに耐えかねて、農民たちが反抗手段として他領に逃亡す
ることであった。


 現代の日本で今、大阪では確実にそれが始まろうとしていると、私は
感じている。


 市長や知事の「圧制政治」を忌避して、公務員や教員が就職するのを
躊躇するだけでなく、確実に他県・他市に逃げ始めている。


 阪大の教職課程の責任者をしているが、講師陣から、教員免許を取得
率の学生たちの間に、明確にマイナスの影響と波紋が出ていると聞かさ
れる。



「大阪府の教員になることを躊躇したり、嫌がっている学生が多く、非
 常に残念です。条例などのことを考えると、これからの大阪の教育が
 最悪の状態になるような気がしてなりません」



 そして皮肉なのか同情なのか、神戸や京都の教育関係者からは

「おかげで、ええ教員が採れるようになります」

と、真顔で言われることが多くなった。



 この4月から大阪府下(大阪市を除く)に採用が決定している教員採
用試験合格者の辞道者数を…  

       <以下略>

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