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「どうしたら数学ができるようになるか」(中学校編) 銀林浩 日本評論社 ① 2001年 [読書記録 教育]

今回は 銀林浩さんの
「どうしたら数学ができるようになるか」(中学校編) 1回目の紹介です

出版社の案内には
「中学生の子どもに数学を教えるとき、どこが大切なのか、どこでつまづきやすい
 のか、長年にわたる豊富な経験をもとにベテラン教師たちが懇切に説明した、お
 母さん、お父さんや現場の先生たちのための心強い虎の巻。」


わたしは 数学がそう得意という方ではありません
しかし 何とか分かりたい センスをもちたいと思っています
この本を読んで 楽しむことができました


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☆「どうしたら数学ができるようになるか」(中学校編) 銀林浩 日本評論社 ① 2001年

1.jpg

◇マイナス
財産と借金   債権と負債、債務(マイナス)


◇関数
(1)「働き」であり目に見えない
「暗箱」でイメージ化


(2)意義が十分教えられていない
「関数(ファンクション)」哲学者・ライプニッツ

落体や惑星の運動法則が発見され、関数で記述された

関数 = 科学革命の申し子





◇日本の子育てと数学
日本 過保護 甘やかせ→相互の甘え
理屈を言わない


 日本的社会と数学
論証指導 → 論理的思考力の育成
「以心伝心」→「論理的思考」

    大事「日本人にとってやや異質な数学の見方、あるいは精神と言ったもの
       を身に付ける」





<1数と量>

◇数とは何か
「新聞」- 一面の数字をマジックで消すと…


 □数の役割 
  ①量の大きさをはかる(集合数・基数)
連続量 ㎏ kl  m  いくら How Much
分離量 個数 人数  いくつ How Many
       
  ②順序や区別(順序数・序数) Ordinary Number

  ③倍や割合、パーセンテージを表す 二つ以上のモノを比較する

  ④宗教や祭事(象徴数、縁起の良い数悪い数)



 □0の役割 
  ①無を表すゼロ

  ②「位取り記数法」の0の役割 → 「空位」を表す

  ③正負の世界の0の役割


 □十進位取りは大発見


 □日本の漢数字
一 十 百 千 万 億 兆 京 垓 秄 穣 溝 澗 正 載 極
   恒河沙 阿僧祇 那由他 不可思議 無量大数


 □インドのゼロ
  

 □コンピュータ二進法 
電流を通す「1」通さない「0」
5=101(2)
10110(2)=22

  ↓

バーコード二進法
黒が光に反応(1) 白は光に反応しない(0)
例 (黒白白黒黒)=10011(2)=19 


 □約数・倍数
28の約数 → 1 2 4 7 14 28
       a×b=ab=cのとき
aはcの約数(bもcの約数)
cはaの倍数(cはbの倍数)
c a abはcの因数
b c→abと言う操作が素因数分解
a×b=c → aはcの因数
c÷a=b → aはcの約数


 □素数 = 「1とその数自身を約数に持つ基数」
28 → 2×2×7のように素数だけにする
素因数分解


 □洩れなく約数をあげるには樹形図が便利


 □九去数(九の倍数を取り去って考える)

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