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月刊「少年育成」より ③-「『小一プロブレム』を知っていますか?」 竹原泰三 /「世間に学ぶ」 加藤秀俊 中央公論社 2006年 ①【再掲載 2017.5】 [読書記録 教育]

今回は、5月4日に続いて、
キーワード「月刊『少年育成』」より3回目の紹介です。


「小一プロブレム」や「中一プロブレム」、
いっときよく聞いた言葉です。


- 責任を転嫁して子育てはできない。


学校教育は大切ですが、
社会教育、家庭教育はそれにまして重要だと、
わたしは思います。




もう一つ、再掲載となりますが、加藤秀俊さんの
「世間に学ぶ」①を載せます。
先日、『徹子の部屋』ゲストが古市憲寿さんでした。
話の中で加藤秀俊さんのお名前が出て驚きました。





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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☆月刊「少年育成」より ③-「『小一プロブレム』を知っていますか?」 竹原泰三  

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◇「『小一プロブレム』を知っていますか?」 竹原泰三

 今年の春から新しい学習指導要領が導入された。


 授業時間数も学習内容も大幅に削減され、学力の低下につな
がるのではないかと懸念されている。


 そこで、土曜日の過ごし方が大きなテーマになる。


 マスコミ各社は学校や地域のユニークな取り組みの紹介に躍
起になっている。

 
 最初は新しい学習指導要領に批判的だったマスコミも、いざ
スタートした後は、新指導要領の応援団に加わったかの感さえ
ある。


 しかし、その学習指導要領の改訂が早くも話題になっている
だけに、学校にとっても子どもを持つ家庭にとっても議論の行
方が気になるところである。


 そんな中、名古屋のNHKがちょっと変わったニュースを流
していた。


 舞台は三重県津市の公立の小学枚。一年生の教室で、小学校
の先生と幼稚園の先生の二人が一緒に授業に当たっている。


「小一プロブレム」を解決しようという全国でも珍しい試みだ
という。


「小一プロブレム」は、小学校に入学したばかりの一年生が新
しい環境になじめず突然、授業中にたって歩いたり、先生の話
を集中して聞くことができない現象を言う。


 子どもが、活動が由由な幼稚園と規則的な小学校との違いに
なじめないことに原因があるとされている。


 こうした、授業がまともにできない状態は、年齢がもう少し
高くなると「学級崩壊」と言われるのだろうが、小学校一年生
の場合は特別に「小一プロブレム」と呼ばれている。


 読者のみなさんは「小一プロブレム」という言葉をご存じだ
っただろうか。

 わたしは世の中の出来事を丹念に見ているつもりだが、残念
ながら「小一プロブレム」というい言葉を知らなかった。


 そこでインターネットのヤフーで検索してみると四十三件の
ページが見つかった。


 そこには全国各地の小学校や幼稚園の先生たちが、一生懸命
「小一プロブレム」に取り組む姿が読みとれる。


 ここでは、大阪府同和教育研究協議会の調査・研究をもとに
見ていきたい。


 そもそも「小一プロブレム」が意識されるようになったのは、
九十年代半ばからだという。


 原因について協議会では三つあげている。
 
(1)社会の変化で、地域での群れ遊びやけんかの体験不足、
   少子化で子どもたちが人間関係を学ぶ場が決定的に不足
   している。

(2)子育てが「母子カプセル」といわれる閉塞感の中で孤立
   しがちで、親からも子どもからも自尊感情を奪っている

(3)就学前の幼稚園・保育園と小学校の教育のギャップ、段
   差の拡大。
 

 このように見てくると「小一プロブレム」は、形のあるもの
が崩壊している「学級崩壊」とば違って、いつまでたっても集
団を形作れない「学級集団の未形成状態」だと協議会は指摘し
ている。


 それでは対策はどうなっているか。


 最初に紹介したNHKのニュースにも出てきたように、幼稚
園と小学校の先生が一緒に授業を担当するのも一つの方法であ
る。

 
 地域のお母さんたちに協力を求めているケ-スもある。


 幼稚園児と小学校の児童との交流会を開くところもある。


 これらはいずれも幼稚園と小学校の段差を解消しようという
ものである。


 このほか、一クラスの児童数を減らそうという提言もある。


 こうした活動の成果か、二、三カ月で「小一プロブレム」は
解消するという。


 「小一プロブレム」は学校教育に原因があるように思われる
かもしれない。


 しかし、ちょっと待ってほしい。


 我々団魂の世代が小学校に入学した昭和三十年前後には、こ
うした問題はほとんどなかった。


 しかも、いまでも入学から二、三カ月よけいに手間ヒマをか
けて面倒を見れば問題が解決するのであれば、問題の原因は小
学校にではなく、入学以前にあるのではないだろうか。


 入学前に親が子どもにかけるべき手間ヒマをかけなかったこ
とが真の原因ではないか。


 ましてや一クラスの児童数が多いのが原因だというのは暴論
だ。


 一クラスが五十五人を超えていた団塊の世代は問題児ばかり
だったとでもいうつもりだろうか。

 
 小学校や幼稚園の先生には、今後もがんばってもらわなけれ
ばならないだろう。


 しかし、責任を論ずるのであれば小学校のせいではなく、大
阪の協議会も指摘している原因の(1)や(2)をもっと真剣
に考えるべきである。


 子育ては本来手間ヒマがかかるものである。


 だからこそ楽しさ、おもしろさもあるのではないか。


 子育ての責任を放棄して、学校に頼るのは安易ではあるが、
真の解決にはならない。


 責任を転嫁して子育てはできない。









☆「世間に学ぶ」 加藤秀俊 中央公論社 2006年 ①【再掲載 2017.5】

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◇「地の塊」をたずねて
  
□濱谷浩『地の塊・生の塊』 


□山と谷によって隔てられたそれぞれの地方の自律性
  = 「日本は地方の国」


□『世界』(朝倉書店 1977) ランドサットのカラー写真
  谷と盆地 

  日本の水系 

  日本は緑一色




◇進化と展開 スポーツと芸能

□スポーツと芸能
  年占い  
   ・綱引き - 小正月に隣接村間で収穫の占いのために

・鞍馬の竹きり - 6月20日の夜

・石合戦(印地打ち,石打ち) - 尾張・熱田 正月15日
死者も → 1699年に禁止

   ・ペーロン


□多くのスポーツの淵源は民間の年占いにある
  フットボール
    1823年 ラグビー村のエリス N.エリアス 『スポーツの起源』

 「相撲節会」
   宮中の謝礼・騎馬と並ぶ三度節(みたびのせち)の一つ
◎国を東西に分けて吉凶を占う + 乾期の雨乞い
「すまう」 素舞い = 裸で行う舞い
   神楽は神と人とのまじわり


□カイヨウ『遊びと人間』
  ① アゴーン(競争)
  ② アレア(賭) 
  ③ ミミクリー(物真似) 
  ④ イリンクス(目眩)  
  
 ◎聖から俗へ
    エリアーデ『聖と俗』 


□日本文化の中で聖なるものの世俗化へのスピードは著しい



◇職人の精神

□『伊達の黒船』司馬遼太郎
   宇和島の提灯屋・嘉蔵が軍艦建造
ペリー来航後6年で日本の軍艦第一号が
  『アームストロング砲』 鍋島藩 秀島康之助

  ◎ 外国の物を見て,それと同じ物を作ってしまおうという
   日本人の技術的好奇心と才能

 1543年 種子島時尭 八坂金兵衛が翌年国産鉄砲第一号 
     現物を見る → それが役に立つ → 同じ物を作る

 それを可能にしたもの
◎在来技術の受け皿
◎高度の好奇心
  試行錯誤 ~ 経験や勘
加減,塩梅による生活


□日本の技術は科学より芸術に近い
  職工は職人ではない
しかし町工場に技術が … 金型・板金

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