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キーワード 読書について59-「子どもの本の作家たち」西本鶏介 東京書籍 1982年 (3) /「学問の世界」加藤秀俊 小松左京 講談社現代文庫 2002年【再掲載 2014.5】 [読書記録 一般]

今回は1月21日に続いて、
「キーワード 読書について」59回目、
「子どもの本の作家たち」の紹介 3回目です。



出版社の案内には、

「リアリズム小説、ファンタジー、幼年童話等、さまざまなジャンルに
 わたる作家たちの作風を、作家ごとにエピソードをまじえながら豊富
 な作品解説によって描く、現代児童文学作家・作品論。」

とあります。

わたしが大好きな作家の皆さんの作品が紹介されています。 



もう一つ、再掲載になりますが、加藤秀俊さん、小松左京さんの
「学問の世界」を載せます。




☆キーワード 読書について59-「子どもの本の作家たち」西本鶏介 東京書籍 1982年 (3)

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◇関英雄
社会性を持つロマンチシズム
批評家として有名
「小さい心の旅」偕成社 昭和46年
日本児童文学の流れに生え抜き
昭和21年 
      新世界社 「子どもの広場」
昭和44年
      「北国の犬」大日本図書
 

◇斎藤隆介
勇気としての優しさと励まし
昭和42年 「ベロだしチョンマ」理論社 50歳で
創作民話
    - 民話風の創作
献身の美しさをテーマにしている
    - 自らを犠牲にすることの尊さ
弱者を支え合う共同体の理念
イデオロギーとは無縁に
マルキシストである前にロマンチストである

 
◇岩崎京子
ひそやかに生きるものへの共感
動物を愛し守り育てる誠実な人間の物語
「鯉のいる村」野間児童文学賞
人間性や生き物の姿を鮮明にとらえる文章
短編作家
  「鶴見十二景」江戸っ子のバイタリティと人情

 
◇竹崎有斐
闊達でユーモラスな父性の文学
坪田譲治門下
      ~ 大石真 今西祐行 前川康男
昭和49年 
「とびこめのぶちゃん」から作家オンリー
昭和51年 
「石切山の人びと」
日本児童文学者協会賞 小学館文学賞
サンケイ児童出版文化賞
昭和55年 
「花吹雪のごとく」
路傍の石文学賞
バイタリティと男心の悲しさ 強い父親像
◎ 明るい活力に満ちた子ども

 
◇今西祐行
誠実に関わる人間の真実
昭和46年 
      「肥後の石工」
         日本児童文学者協会賞 NHK児童文学賞
アンデルセン賞国内賞
まじめな作品 - たしかな励まし
昭和44年 
      「浦上の旅人たち」野間児童文学賞
昭和17年
      「ハコちゃん」 
    昭和35年
      「ヒロシマの歌」
昭和31年
     「一つの花」「ゆみ子とつばめのお墓」「そらのひつじかい」







☆「学問の世界」加藤秀俊 小松左京 講談社現代文庫 2002年【再掲載 2014.5】
 
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◇知識人  
  知識人 
   = 専門家に過ぎないことが多い
◎ 本当の知識人はとらわれない
 

◇江上波夫 
  1906年生まれ 東大名誉教授
文明を世界的な者に広げたのは騎馬民族
遊牧騎馬民族説 
    専門家は学者でなく
  学者は広く浅く掘る
◎ 浅く広く掘っていてもうんと広く掘っていると深くなって専門
   家より深くなる。しかし,全体から見ればそれは浅い。


◇東畑精一 
  1899年生まれ 東大名誉教授・農学博士 
アメリカ留学  
    アメリカは農業国
     - 食糧供給余力があるのは三カ国のみ
       ①アメリカ ②オーストラリア ③カナダ
  ドイツ留学 
   - シュンペーターの弟子に
 
◇松本重治 
  1899年生まれ 同盟通信理事
 祖父 南海私鉄創始者
      = 日本の私鉄創始者
    銀行 東洋紡 松岡→松本
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