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「子ども観の戦後史」野本三吉 現代書館 2007年 ⑩ [読書記録 教育]

今回は、4月2日に続いて、野本三吉さんの
「子ども観の戦後史」の紹介10回目です。


出版社の案内には、



「敗戦以来、日本人の『児童観』はどのように変化したか、子どもを把えた戦後の書籍を
 通し、子どもを取りまく社会現象の変化の中での子どもを見る眼、子ども自身の生活の
 変遷を追ってみた。社会構造の変化を通した人間関係の変遷の中での子どもの変容をみ
 る。」




とあります。





今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「社会や時代が子供をつくっていく」


・「親と子の相互性こそ世代連鎖の基本 - 相互補完的な関係」
- 伝えていかなくてはと石指揮することはた


・「13歳で大人の仮免許」






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☆「子ども観の戦後史」野本三吉 現代書館 2007年 ⑩

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◇人生周期と世代連鎖

□「子ども相談」の体験

 ライフヒストリー(生活史)
      

 E.H.エリクソンの研究
   人生全体を通しての子ども期の再発見



□エリクソンの人生周期論

 エリクソン『幼児期と社会』みすず書房 1977

「社会や時代が子供をつくっていく」


 エリクソンのエピジュニス的発達理論
Ⅰ期 乳児期  基本的信頼  不信    (希望)


  Ⅱ期 幼児期  自律     恥・疑惑  (意志)


Ⅲ期 幼年期  自発性    罪悪感   (目的)


  Ⅳ期 少年期  勤勉     劣等感 (判断力)


  Ⅴ期 青年期  同一性    同一性混乱 (忠誠)


  Ⅵ期 成人前期 親密性    孤独    (愛)


  Ⅶ期 成人期  創造・育成  停滞    (世話)


   Ⅷ期 老年期  統合     絶望    (英知)



□世代連鎖のパートナー

 世代連鎖性 - 世代連鎖のパートナー


 親と子の相互性こそ世代連鎖の基本
   - 相互補完的な関係

 






◇子どもの権利条約

□子どもの権利条約の成立

 1989.11.20 
   国連総会 「子どもの権利条約」

 1959.11.20 
   国連総会 「子どもの権利宣言」

子どもの生存権・生活権

    ↓

1994.5.22 日本で発効



□権利主体としての子どもへ

 日本 - 子どもの人権意識低い

 






◇世代継承喪失の時代

□「消えていく」未来

『チェルノブイリの祈り』岩波書店 1978

 1986.4.26原発事故



□村瀬学
『13歳論-子どもと大人の境界はどこにあるのか』洋泉社 1999

 13歳で大人の仮免許




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