小浜逸郎さんはこんなことを23-「いまどきの思想 ここが問題」PHP 1998年(2) /「祖父の時代の子育て」須藤功 草の根出版社 2001年②(後半)【再掲載 2014.1】 [読書記録 教育]
今回は、2月4日に続いて、
「小浜逸郎さんはこんなことを」23回目、
「いまどきの思想 ここが問題」2回目の紹介です。
今回はわたしには分かったような、分からないような…。
出版社の案内には
「日本人はさまざまな社会問題をどう感じ取り、思想としてどう考えているのか。本書は、
戦後ニッポンの思想的問題点をとりあげた評論集である。テーマは戦争総括、歴史教科
書問題、大江健三郎のノーベル賞問題、オウム、援助交際論、フェミニズム、クローン
技術への危機意識など多岐にわたる。 例えば、昨今、物議をかもした『歴史教科書問
題』。自虐的な歴史観を超えよ、という風潮の中、著者は、政治イデオロギーの対立と
して考えること自体が間違いだ、と語る。慰安婦がいた、いないを論じるよりも、戦時
に人間は何をするかわからない存在だ、という文学的想像力を育てることが先決ではな
いのか。また、大江健三郎ノーベル賞問題とは何か。美談としてでしか報じられなかっ
たことに、この国の批評精神の貧困さを嘆く。マスコミに流布される言説から、一歩引
いた視点で捉え直し、自前で考える必要性を説いている。日本人の無邪気な知性を論駁
した意欲作である。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「左…人権主義、お子様教、「僕ちゃんお嬢ちゃん」養成主義、祉的弱者への無限寛容」
「右…規範主義,堕落史観,共同体復古主義」
・「家庭に閉じこもらず社会進出することが絶対善であるという価値観に縛られている」
「フェミニズムの色眼鏡で見れば現状も変わる」
もう一つ、再掲載となりますが、須藤功さんの
「祖父の時代の子育て」②を載せます。
須藤さんは、庶民の生活史研究のために宮本常一さんとともに、
全国を歩いた民俗学写真家。
わたしには懐かしく感じる年中行事も記されています。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆小浜逸郎さんはこんなことを23-「いまどきの思想 ここが問題」PHP 1998年(2)
◇「コギャル・ブルセラ援助交際論」宮台真司をめぐって
なぜ「ブルセラ」論議に火がついたのか
スケベオヤジの視線だけでは語れない
宮台真司の役割と功績
道徳オヤジが唱えるタテマエの崩壊
「左」 … 人権主義,お子様教,「僕ちゃんお嬢ちゃん」養成主義
福祉的弱者への無限寛容
「右」 規範主義,堕落史観,共同体復古主義
宮台真司VS福田和也
対立の構図
前衛派 宮台が吐露したマジメ派発言
第一の疑問
「女子高生売春が戦後急増した実証的データはあるのか?」
第二の疑問
「ほぼ全員が『高校生』となる時代認識の欠如」
我が娘が売春したら何と言うのか
近代人権思想を踏み外さない宮台の3つの提案
①「売春」の是非
②「低年齢」の性の是非
③「低年齢の売春」の是非
※ 「人性」のしょうもなさ,文学的認識を深めること
◇フェミニズム問題とは何だったのか
男と女は「見る-見られる」関係か?
性差そのものを悪とするフェミニストたち
社会的な関係 と エロス的関係を分けて考える
男と女の性欲の違いは?
女は性に於いて全体的,存在に於いて部分的か
フェミニズムを敵とするが女を敵とせず
フェミニズムが持つ悪しき宗教性
家庭に閉じこもらず,社会進出することが絶対善であるという価値観に縛られて
いる
フェミニズムの色眼鏡で見れば現状も変わる
価値の物差しをどこに見るか
☆「祖父の時代の子育て」須藤功 草の根出版社 2001年②(後半)【再掲載 2014.1】
◇元気に育つ
□産衣を着る日
おくるみ
古衣-悪霊払い
初めての便
胎便 - 黒
カニババ
「乳つけ」
他人の母乳をもらう
産毛そり
3日目か7日目
びんの毛残す
~ 神様がそれを掴んで助けてくれるから
トトクイゲ
~ 坊主ではないので魚を食べられる
群馬県
「三十三軒寄せ」
「百色着物」
「ヌイマモリ」
3歳 帯解き
5歳の袴着
13歳のヘコ帯
□命名と初節句
◎捨て子の風
親の厄年、虚弱児、鬼っ子生まれたときに
十月塔婆
|
仮親制度
乳の出
◎鯉、餅、うどん、牛蒡、豆
×柿、卵、梅干し、甘いもの辛いもの
母乳 - よいというものを食べ神仏に祈った
お食い初め
百箇日 初節句
餅を背負う子
浜松祭り - 凧
疳の虫と寝小便
疳の虫「虫切り」「虫封じ」
民間薬 宮城県白石市斎川「孫太郎」
◇親子の絆
□七つ前の子
『萩の花』宮本常一
□神の手に戻す
間引き 「七つ前は神の子」
産婆が母
子だくさん
不義理・私生児等
全国 特に関東・東北に多かった
流産 水銀、ほおずきの根を煎じて飲む
ザクロ、牡丹の根
胎内に長い竹箸やごぼう
□亡き子を思う
母親 川施餓鬼
小川に四本竹 白布をはる
通りすがりの人に白布に柄杓で水
「南無妙法蓮華経」
イサザベラ・バード『日本奥地紀行』
◇子供の役割
□大役をつとめる
大井川町「藤守の田遊び」
□道は遊び場
□錬成する子供会
民俗学研究 都丸十九一
浜松市2月・12月8日の神送り行事「やいと」
サブリナ
遠州大念仏 - 袋井市傘鉾 - カサンブク
□13歳と15歳
「花祭り」 東栄町・豊根町・津具村
◇村の少年
冬の家族 新潟県山古志村
幸せを生む山
「小浜逸郎さんはこんなことを」23回目、
「いまどきの思想 ここが問題」2回目の紹介です。
今回はわたしには分かったような、分からないような…。
出版社の案内には
「日本人はさまざまな社会問題をどう感じ取り、思想としてどう考えているのか。本書は、
戦後ニッポンの思想的問題点をとりあげた評論集である。テーマは戦争総括、歴史教科
書問題、大江健三郎のノーベル賞問題、オウム、援助交際論、フェミニズム、クローン
技術への危機意識など多岐にわたる。 例えば、昨今、物議をかもした『歴史教科書問
題』。自虐的な歴史観を超えよ、という風潮の中、著者は、政治イデオロギーの対立と
して考えること自体が間違いだ、と語る。慰安婦がいた、いないを論じるよりも、戦時
に人間は何をするかわからない存在だ、という文学的想像力を育てることが先決ではな
いのか。また、大江健三郎ノーベル賞問題とは何か。美談としてでしか報じられなかっ
たことに、この国の批評精神の貧困さを嘆く。マスコミに流布される言説から、一歩引
いた視点で捉え直し、自前で考える必要性を説いている。日本人の無邪気な知性を論駁
した意欲作である。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「左…人権主義、お子様教、「僕ちゃんお嬢ちゃん」養成主義、祉的弱者への無限寛容」
「右…規範主義,堕落史観,共同体復古主義」
・「家庭に閉じこもらず社会進出することが絶対善であるという価値観に縛られている」
「フェミニズムの色眼鏡で見れば現状も変わる」
もう一つ、再掲載となりますが、須藤功さんの
「祖父の時代の子育て」②を載せます。
須藤さんは、庶民の生活史研究のために宮本常一さんとともに、
全国を歩いた民俗学写真家。
わたしには懐かしく感じる年中行事も記されています。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆小浜逸郎さんはこんなことを23-「いまどきの思想 ここが問題」PHP 1998年(2)
◇「コギャル・ブルセラ援助交際論」宮台真司をめぐって
なぜ「ブルセラ」論議に火がついたのか
スケベオヤジの視線だけでは語れない
宮台真司の役割と功績
道徳オヤジが唱えるタテマエの崩壊
「左」 … 人権主義,お子様教,「僕ちゃんお嬢ちゃん」養成主義
福祉的弱者への無限寛容
「右」 規範主義,堕落史観,共同体復古主義
宮台真司VS福田和也
対立の構図
前衛派 宮台が吐露したマジメ派発言
第一の疑問
「女子高生売春が戦後急増した実証的データはあるのか?」
第二の疑問
「ほぼ全員が『高校生』となる時代認識の欠如」
我が娘が売春したら何と言うのか
近代人権思想を踏み外さない宮台の3つの提案
①「売春」の是非
②「低年齢」の性の是非
③「低年齢の売春」の是非
※ 「人性」のしょうもなさ,文学的認識を深めること
◇フェミニズム問題とは何だったのか
男と女は「見る-見られる」関係か?
性差そのものを悪とするフェミニストたち
社会的な関係 と エロス的関係を分けて考える
男と女の性欲の違いは?
女は性に於いて全体的,存在に於いて部分的か
フェミニズムを敵とするが女を敵とせず
フェミニズムが持つ悪しき宗教性
家庭に閉じこもらず,社会進出することが絶対善であるという価値観に縛られて
いる
フェミニズムの色眼鏡で見れば現状も変わる
価値の物差しをどこに見るか
☆「祖父の時代の子育て」須藤功 草の根出版社 2001年②(後半)【再掲載 2014.1】
◇元気に育つ
□産衣を着る日
おくるみ
古衣-悪霊払い
初めての便
胎便 - 黒
カニババ
「乳つけ」
他人の母乳をもらう
産毛そり
3日目か7日目
びんの毛残す
~ 神様がそれを掴んで助けてくれるから
トトクイゲ
~ 坊主ではないので魚を食べられる
群馬県
「三十三軒寄せ」
「百色着物」
「ヌイマモリ」
3歳 帯解き
5歳の袴着
13歳のヘコ帯
□命名と初節句
◎捨て子の風
親の厄年、虚弱児、鬼っ子生まれたときに
十月塔婆
|
仮親制度
乳の出
◎鯉、餅、うどん、牛蒡、豆
×柿、卵、梅干し、甘いもの辛いもの
母乳 - よいというものを食べ神仏に祈った
お食い初め
百箇日 初節句
餅を背負う子
浜松祭り - 凧
疳の虫と寝小便
疳の虫「虫切り」「虫封じ」
民間薬 宮城県白石市斎川「孫太郎」
◇親子の絆
□七つ前の子
『萩の花』宮本常一
□神の手に戻す
間引き 「七つ前は神の子」
産婆が母
子だくさん
不義理・私生児等
全国 特に関東・東北に多かった
流産 水銀、ほおずきの根を煎じて飲む
ザクロ、牡丹の根
胎内に長い竹箸やごぼう
□亡き子を思う
母親 川施餓鬼
小川に四本竹 白布をはる
通りすがりの人に白布に柄杓で水
「南無妙法蓮華経」
イサザベラ・バード『日本奥地紀行』
◇子供の役割
□大役をつとめる
大井川町「藤守の田遊び」
□道は遊び場
□錬成する子供会
民俗学研究 都丸十九一
浜松市2月・12月8日の神送り行事「やいと」
サブリナ
遠州大念仏 - 袋井市傘鉾 - カサンブク
□13歳と15歳
「花祭り」 東栄町・豊根町・津具村
◇村の少年
冬の家族 新潟県山古志村
幸せを生む山