「板書・ノート指導のコツ」 岩瀬直樹・川村卓正 ナツメ社 2010年 ① [読書記録 教育]
今回は、岩瀬直樹さん、川村卓正さんの、
「板書・ノート指導のコツ」1回目の紹介です。
出版社の案内には、
「新人教師にとって、授業での板書、そしてノート指導をどうすればいいのかは大変悩ま
しいところです。かつては先輩教師から実践的に教えてもらえる機会がありましたが、
最近では、教育現場の多忙化によって、そういった時間が減ってきています。そこで、
本書は、先輩教師に成り代わり、現場ですぐに使えて、学習効果UPに役立つテクニッ
クやアイデアを紹介しました。板書では、文字の大きさや色の使い方といった基本的な
ことから、消すタイミング、子どもたちに書かせる方法まで、様々なテクニックをノー
ト指導では、ノートの選び方から、見出しの付け方、付箋の使用法までを解説していま
す。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「子ども参加の原則」
・「黒板に表を作るときは(白線)白い水性マーカーで引く(消せる)」
・「鉛筆で区切り線を薄く入れる」
・「チョークは親指、人差し指、中指の3本で持つ」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「板書・ノート指導のコツ」 岩瀬直樹・川村卓正 ナツメ社 2010年 ①
◇板書の役割と4つの原則
□板書5つの役割
(1)学級で情報を共有する
(2)学習の理解と定着を図る
(3)ノートのお手本となる
(4)プロセスを共有する
見える化
(5)学級で情報を共有する ?
□板書4つの原則
(1)基本レイアウトの原則
(2)文字フォーマットの原則
(3)板書タイミングの原則
(4)子ども参加の原則
◇分かりやすい黒板のレイアウトと文字フォーマット(1)
① 黒板を広く有効に使う
1 何もない状態に(日付 日直は黒板の外に掲示)
2 連絡や伝達は背面黒板に
3 黒板はいつもきれいに
※ 短冊黒板を有効に使う
※ 黒板に表を作るときは(白線)白い水性マーカーで引く(消せる)
② 縦書きレイアウトの原則
1 基本形は右から左へ
2 黒板をレイアウトする
内容に応じて上下二段で
3 区切り線をきれいに書く
鉛筆で区切り線を薄く入れる
③ 横書きレイアウトの基本
1 基本形は左右2段組
2 板書量に応じて3段組に(高学年)
3 あらかじめ薄い線を引いておく
ガイドラインは鉛筆で(ビニールテープ)
④ 余白を生かして見やすく
1 上下左右には余白を
2 行間を生かす
改行するたびに一文字分空けるとよい
3 後から書き足せるように
⑤ 文字をきれいに見せるコツ 苦手でも丁寧に書けば見やすくなる
1 文字は等間隔に、行は曲がらずに
黒板に鉛筆でベース線を書く
2 文字の横線は右上がりに
3 チョークの持ち方にコツ
手首を固定して腕全体で書く
4 丁寧に書く
広い行間、真っ直ぐ、等間隔 文字は右上がり6°
黒板に鉛筆で罫線を引く
⑥ チョークを使いこなす チョークの持ち方が肝心
1 チョークは親指、人差し指、中指の3本で持つ
固定、腕全体で
2 チョークは下の方を持つ
3 塗りつぶし、太い線のコツ
親指+人差し指
4 少しずつチョークを回す
均等に減る
5 子どもたちにも持ち方を教える
×鉛筆持ち
プラスチックケース+乾燥剤で保管
⑦ 板書の文字の大きさ 一番後ろの子どもにも見える大きさで書く
1 一番後ろの席の子が見える大きさが原則
2 低学年は20㎝四方 高学年は10㎝四方
3 大事なポイントは大きく
4 大きさと色を組み合わせて
太く書く用に小さい短いチョーク
⑧ 改行をうまく使う 改行は内容を分かりやすくするために
1 ノートの改行と板書の改行を合わせる
2 音読して意味が通じるように
3 改行によって目立たせる
⑨ 箇条書きで整理する
1 行頭の記号を使い分ける
○△□
2 順序や数などは①②…
3 短いキーワードで
短いキーワードにまとめる
4 行頭を揃える
行頭記号…△○◎◇□☆ など
⑩ 色遣いのルールを決める チョークの三原色 白・赤・黄色
1「白」が基本
2「赤」は最も重要
一時間に3~4か所にとどめる
3「黄色」は目立たせる
4 グラフや図の補助線は色を決めておく
※ ノートの字の約束
鉛筆 = 白チョーク 赤 = 赤チョーク 青 = 黄チョーク
「板書・ノート指導のコツ」1回目の紹介です。
出版社の案内には、
「新人教師にとって、授業での板書、そしてノート指導をどうすればいいのかは大変悩ま
しいところです。かつては先輩教師から実践的に教えてもらえる機会がありましたが、
最近では、教育現場の多忙化によって、そういった時間が減ってきています。そこで、
本書は、先輩教師に成り代わり、現場ですぐに使えて、学習効果UPに役立つテクニッ
クやアイデアを紹介しました。板書では、文字の大きさや色の使い方といった基本的な
ことから、消すタイミング、子どもたちに書かせる方法まで、様々なテクニックをノー
ト指導では、ノートの選び方から、見出しの付け方、付箋の使用法までを解説していま
す。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「子ども参加の原則」
・「黒板に表を作るときは(白線)白い水性マーカーで引く(消せる)」
・「鉛筆で区切り線を薄く入れる」
・「チョークは親指、人差し指、中指の3本で持つ」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「板書・ノート指導のコツ」 岩瀬直樹・川村卓正 ナツメ社 2010年 ①
◇板書の役割と4つの原則
□板書5つの役割
(1)学級で情報を共有する
(2)学習の理解と定着を図る
(3)ノートのお手本となる
(4)プロセスを共有する
見える化
(5)学級で情報を共有する ?
□板書4つの原則
(1)基本レイアウトの原則
(2)文字フォーマットの原則
(3)板書タイミングの原則
(4)子ども参加の原則
◇分かりやすい黒板のレイアウトと文字フォーマット(1)
① 黒板を広く有効に使う
1 何もない状態に(日付 日直は黒板の外に掲示)
2 連絡や伝達は背面黒板に
3 黒板はいつもきれいに
※ 短冊黒板を有効に使う
※ 黒板に表を作るときは(白線)白い水性マーカーで引く(消せる)
② 縦書きレイアウトの原則
1 基本形は右から左へ
2 黒板をレイアウトする
内容に応じて上下二段で
3 区切り線をきれいに書く
鉛筆で区切り線を薄く入れる
③ 横書きレイアウトの基本
1 基本形は左右2段組
2 板書量に応じて3段組に(高学年)
3 あらかじめ薄い線を引いておく
ガイドラインは鉛筆で(ビニールテープ)
④ 余白を生かして見やすく
1 上下左右には余白を
2 行間を生かす
改行するたびに一文字分空けるとよい
3 後から書き足せるように
⑤ 文字をきれいに見せるコツ 苦手でも丁寧に書けば見やすくなる
1 文字は等間隔に、行は曲がらずに
黒板に鉛筆でベース線を書く
2 文字の横線は右上がりに
3 チョークの持ち方にコツ
手首を固定して腕全体で書く
4 丁寧に書く
広い行間、真っ直ぐ、等間隔 文字は右上がり6°
黒板に鉛筆で罫線を引く
⑥ チョークを使いこなす チョークの持ち方が肝心
1 チョークは親指、人差し指、中指の3本で持つ
固定、腕全体で
2 チョークは下の方を持つ
3 塗りつぶし、太い線のコツ
親指+人差し指
4 少しずつチョークを回す
均等に減る
5 子どもたちにも持ち方を教える
×鉛筆持ち
プラスチックケース+乾燥剤で保管
⑦ 板書の文字の大きさ 一番後ろの子どもにも見える大きさで書く
1 一番後ろの席の子が見える大きさが原則
2 低学年は20㎝四方 高学年は10㎝四方
3 大事なポイントは大きく
4 大きさと色を組み合わせて
太く書く用に小さい短いチョーク
⑧ 改行をうまく使う 改行は内容を分かりやすくするために
1 ノートの改行と板書の改行を合わせる
2 音読して意味が通じるように
3 改行によって目立たせる
⑨ 箇条書きで整理する
1 行頭の記号を使い分ける
○△□
2 順序や数などは①②…
3 短いキーワードで
短いキーワードにまとめる
4 行頭を揃える
行頭記号…△○◎◇□☆ など
⑩ 色遣いのルールを決める チョークの三原色 白・赤・黄色
1「白」が基本
2「赤」は最も重要
一時間に3~4か所にとどめる
3「黄色」は目立たせる
4 グラフや図の補助線は色を決めておく
※ ノートの字の約束
鉛筆 = 白チョーク 赤 = 赤チョーク 青 = 黄チョーク
「日本の大課題 子どもの貧困」池上彰 ちくま新書 2015年 ① [読書記録 一般]
今回は 池上彰さんの、
「日本の大課題 子どもの貧困」1回目の紹介です。
出版社の案内には、
「社会が大きく変化するなかで、『家庭』で育つことができない子どもが増えている。貧
困、虐待、DVなどの理由により、家庭から隔てられた子どもは、健康や学力の面で不
利を強いられる。その数およそ7万人。経済格差が極まりつつあるいま、世代間連鎖を
断つために『社会的養護』の必要性が高まっている。『子どもの貧困』の本質を映しだ
す児童養護施設の現場から、問題の実態をレポートし、その課題と展望を明快にえが
く。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「今、実の親の養育拒否での入所が多い」
・「罪悪感に苦しめられる被虐待児」
・「国の計画 1/3施設 1/3グループホーム 1/3里親」
・「よき納税者になりなさい」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「日本の大課題 子どもの貧困」池上彰 ちくま新書 2015年 ①
◇児童養護施設からの問い 池上彰 × 高橋利一
<社会的養護とは何か-家族リスクと子どもの貧困>
□児童養護施設とは何だろうか?
戦前
孤児院・養育院 → 昭和22(1947)年 養護施設が制度化
戦災孤児
東京 - 石神井学園(初代園長:渋澤栄一)
今、実の親の養育拒否での入所が多い
1964年~ 高度成長のとば口「鍵っ子」
□地域の篤志家が担ってきた役割
光明皇后 723年 悲田院
明治中頃 明治20(1887) 石井十次 岡山孤児院
明治 38(1905)無制限収容主義
施設 + 里親制度
※ 地域の篤志家が身寄りのない子どもを支えてきた
~ 昭和40年代初めまで
□どんな組織が施設を運営しているのか
社会福祉法人 - 児童養護施設
2~18歳
0~2歳未満は孤児院
□措置によって養育が委託される
県知事が措置権 → 執行は児相
「一時保護所」児相の付属施設
□子どもたちはなぜ一時保護所に来るのか?
同意 同意なし の2つのケース
通告義務
□児童福祉法と親権
「重篤ケース」
児童自立支援施設(法を犯す恐れのある子)
情緒障害児短期治療施設(情緒的に問題)
知的障害児のための施設
□罪悪感に苦しめられる被虐待児
□親権という
□養護施設での子どもたちの暮らし
□里親制度とは?
国の計画 1/3施設 1/3グループホーム 1/3里親
養育里親と養子里親
□養子縁組とは何だろう
東日本大震災 子どもとのマッチングが難しい
今後、里親制度拡大傾向
□養育費は誰が負担しているの?
1/2国 1/2都道府県
□寄付を募る
ゴールドマンサックス
「よき納税者になりなさい」
□私財をつぎ込んで経営する
身銭をすべて供出した上で初めて他の人に寄付を求めることができる = 覚悟
□世間はどう見ているか
学究社 河端真一社長 ena ~ ボランティア
□養護施設を社会に開く
「明日ママがいない」
↑↓
施設にも説明責任
「日本の大課題 子どもの貧困」1回目の紹介です。
出版社の案内には、
「社会が大きく変化するなかで、『家庭』で育つことができない子どもが増えている。貧
困、虐待、DVなどの理由により、家庭から隔てられた子どもは、健康や学力の面で不
利を強いられる。その数およそ7万人。経済格差が極まりつつあるいま、世代間連鎖を
断つために『社会的養護』の必要性が高まっている。『子どもの貧困』の本質を映しだ
す児童養護施設の現場から、問題の実態をレポートし、その課題と展望を明快にえが
く。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「今、実の親の養育拒否での入所が多い」
・「罪悪感に苦しめられる被虐待児」
・「国の計画 1/3施設 1/3グループホーム 1/3里親」
・「よき納税者になりなさい」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「日本の大課題 子どもの貧困」池上彰 ちくま新書 2015年 ①
◇児童養護施設からの問い 池上彰 × 高橋利一
<社会的養護とは何か-家族リスクと子どもの貧困>
□児童養護施設とは何だろうか?
戦前
孤児院・養育院 → 昭和22(1947)年 養護施設が制度化
戦災孤児
東京 - 石神井学園(初代園長:渋澤栄一)
今、実の親の養育拒否での入所が多い
1964年~ 高度成長のとば口「鍵っ子」
□地域の篤志家が担ってきた役割
光明皇后 723年 悲田院
明治中頃 明治20(1887) 石井十次 岡山孤児院
明治 38(1905)無制限収容主義
施設 + 里親制度
※ 地域の篤志家が身寄りのない子どもを支えてきた
~ 昭和40年代初めまで
□どんな組織が施設を運営しているのか
社会福祉法人 - 児童養護施設
2~18歳
0~2歳未満は孤児院
□措置によって養育が委託される
県知事が措置権 → 執行は児相
「一時保護所」児相の付属施設
□子どもたちはなぜ一時保護所に来るのか?
同意 同意なし の2つのケース
通告義務
□児童福祉法と親権
「重篤ケース」
児童自立支援施設(法を犯す恐れのある子)
情緒障害児短期治療施設(情緒的に問題)
知的障害児のための施設
□罪悪感に苦しめられる被虐待児
□親権という
□養護施設での子どもたちの暮らし
□里親制度とは?
国の計画 1/3施設 1/3グループホーム 1/3里親
養育里親と養子里親
□養子縁組とは何だろう
東日本大震災 子どもとのマッチングが難しい
今後、里親制度拡大傾向
□養育費は誰が負担しているの?
1/2国 1/2都道府県
□寄付を募る
ゴールドマンサックス
「よき納税者になりなさい」
□私財をつぎ込んで経営する
身銭をすべて供出した上で初めて他の人に寄付を求めることができる = 覚悟
□世間はどう見ているか
学究社 河端真一社長 ena ~ ボランティア
□養護施設を社会に開く
「明日ママがいない」
↑↓
施設にも説明責任