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キーワード「学級経営」⑩ [読書記録 教育]

今回は5月24日に続いて、わたしの「教育ノート」から
キーワード「学級経営」の紹介 10回目です。






今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「紳士録(有田和正:教育実践家)」
- 有田さんのエネルギッシュな実践から多くのことを学びました。


・「子どもは教師の鏡」


・「全員の居場所があればよい」


・「人間関係づくり」



本日は25日の運動会の振り替え休業日です。
サツマイモの苗植え、畑の草取りなどの農作業をし、診療所2か所に行く予定です。
運動会の用具係で腰を痛めてしまったのが少し不安です。




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☆キーワード「学級経営」⑩


◇紳士録(有田和正:教育実践家)
 
 良い行動をした子を友達に発表させ(朝の会・帰りの会等)、教師が、紳士録と題する
ノートにそれを書き,後ろの掲示板に掲示する。


 ◎ 子供が子供をほめる場面を設定する







◇ほめる 

 三様三態

 ① そっとほめる   

    皆の前でほめる  

    具体的にほめる


 ② 言葉でほめる   

    文字でほめる

    目でほめる


 ③ 先生自身がほめる 

    他の大人に言ってもらう 

    子供同士でほめる







◇教育技術は人柄なりや
 
□子どもは教師の鏡  
   教師の人格(まなざし やりとり しぐさ)




□学級は教師の人格の表れ

 「毎日10秒間の大笑いの練習」

ネアカな名教師






◇いろいろ「あいうえお」
 
◎言葉遣いのあいうえお あかるく   ○発言力のあいうえお 明るく
いからないで 生き生きと
  うれしそうに うれしそうに
         エレガントに 笑顔で
おしとやかに おもしろい内容







◇笑いのある学級
 
 どのクラスにも問題はある(適当なところで手を打つ)



全員の居場所があればよい
  → 「何よりも笑えるクラスを創る」

形式的な笑いの練習+笑い話



 笑いの三期能
   助け合い 磨き合い 牽制し合い



□人間関係づくり

 ① おもしろい係をつくる  係=奉仕

   学級委員…クリントン・サッチャー  

   修理…○○組 

   配達…クロネコヤマト


 ② どうぞ・ありがとうの精神を

プリント配布のとき「どうぞ」「ありがとう」…教師も


 ③ 友達のいいところをほめる

   A君が上手な音読をしたとき
「この列起立。A君の音読のうまいところをほめなさい。」







◇人の話を聞く (岩下修)
 
「とにかく動かないでください」


「しかし,人間はすぐに動きたくなります。四,五秒が限度です。先生もそうです。そこ
 で,先生は,話している人の話が変わったところでさっと動きます。」
 

「動くことはいいのです。動きっぱなしがいけないのです。蝶の羽のように,目の前で動
 き続けていたら,気になって話せません。鼻の上で時々羽を動かす蝶のように動いてく
 ださい。」






◇学級を組織する
 
 1日目 短い挨拶 全員呼名 教室・靴箱の位置を教える 座席決め(背の順)
靴箱(背の順)
 


 2日目 小物袋のお知らせ 自由帳のお知らせ 係 当番 日直 質問受け(全員前)


 3日目 漢字・計算テスト  と  楽しい授業



4日目 ノートの使い方・教科書チェック
合格印を付ける







◇教室環境

 ① 関所


 ② ノートをためる
 

 ③ 図工の下敷き

  新聞紙を表面がつるつるのチラシをのせ,ガムテープでまわりを固定したもの



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「詠う平家 殺す源氏」谷沢永一・渡部昇一 ビジネス社 2002年 ⑥(最終) [読書記録 一般]

今回は、5月23日に続いて、谷沢永一さん・渡部昇一さんの
「詠う平家 殺す源氏」6回目の紹介 最終です。



出版社の案内には、


「『平家物語』で現代社会に通じる日本人のアイデンティティを再発見する きらびやかな
 印象のある『平家物語』は、戦乱と権力の構図を浮き彫りにした日本人論である。本書
 は平家物語を題材に、朝廷、平氏、源氏に見る権力の流れや、人間 の欲望、甘さ、残
 酷さなどを、二大論客が鋭く語る。」


とあります。



もう一度、読みたくなりました。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「権力はいかなる人間をも変貌させる 源頼朝の実像」
「立身出世とともに人間のエゴは肥大する。」
「権力が近付くと人間は変わる レーニン,毛沢東,北条政子」 


・「(頼朝は)少年期までかわいがられる性格
  → だんだん悪くなっていく 冷酷,嫉妬深く計算高い」


・「義経 純真が日本人のセンチメンタリズムを刺激してやまない」


・「『腰越状』を読んで泣かざる者は日本人にあらず」




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☆「詠う平家 殺す源氏」谷沢永一・渡部昇一 ビジネス社 2002年 ⑥(最終)

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<「権力と人間」の宿命的な構図>

◇第一級の政治小説としての「平家物語」
   
□スリリングな後白河法皇と頼朝の関係,そして大江広元 

 後白河法皇 - 謀をめぐらす



日本中に総追捕使
    頼朝に承諾させられる → 武家社会

頼朝のブレーンが大江広元



□大江広元は「獅子(頼朝)身中の虫」だった

 寄生虫







◇権力はいかなる人間をも変貌させる 源頼朝の実像

□12歳で殺されていたはずの頼朝の「本当の悲劇」

 池禅尼(平忠盛の未亡人で清盛の義母)の取りなしで助けられ52歳まで生きた


 少年期までかわいがられる性格

  → だんだん悪くなっていく

    冷酷,嫉妬深く計算高い 



□冷酷無比 

 ・挙兵した義仲(義弟)を攻め付け,人質に取った長男(義重)を殺す。


 ・ 以仁王の令旨を携え,源氏の結束を図ろうとしていた源十郎行家(叔父)を冷たくあ
  しらい殺す。

 ・ 範頼,義経も然り。利用し尽くして,のち殺す。



□一方梶原影時のような佞臣(ねいしん)タイプを重用してやまない。

 立身出世とともに人間のエゴは肥大する。
     
 ※ 権力が近付くと人間は変わる
    レーニン,毛沢東,北条政子 







◇政略に敗れた軍略の天才 - 源義経
   
□義経と大村益次郎 その共通点と差違 

 「平家物語」との平衡

  → 「義経記」「源平盛衰記」


 ◎義経
   軍略の天才
 
   純情にして可憐

純真が日本人のセンチメンタリズムを刺激してやまない
   

 彼我の力量と状況を見極められなかった義経 
梶原影時とその確執
   確かに悪人の典型だが剛の者


 悪役を悪役と決めつけない 
  「平家物語」の公平さ


 「義経記」「吾妻鏡」にも出てくる「腰越状」


 「腰越状」を読んで泣かざる者は日本人にあらず

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