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「人生は廻る輪のように」E・キューブラー・ロス 角川書店 1998年 ⑦(最終) [読書記録 一般]

「死後の世界の入り口で尋ねられる
『どれほど奉仕してきたか 助けるため何をしたか』
 いのちの唯一の目的は成長すること」








今回は、3月22日に続いて、E・キューブラー・ロスさんの
「人生は廻る輪のように」の紹介7回目 最終です。


臨死研究『死ぬ瞬間』で知られたキューブーラー・ロスさんの自伝的内容の本です。


出版社の案内には、


「スイスで過ごした少女時代、国際平和義勇軍での難民救済活動、ナチス強制収容所で出
会った蝶の壁画の謎、父の反対を押し切り医師の道へ、結婚とアメリカへの移住、末期
医療と死の科学への取り組み、大ベストセラー『死ぬ瞬間』の執筆、チャネリング、夫
との別離、体外離脱体験、詐欺及び殺人未遂被害、ヒーリングセンターの設立、放火に
よるすべての焼失…。20世紀を駆け抜けた精神科医の愛とたたかいの記録。」


とあります。







今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「いのちの唯一の目的は成長すること」


・「天国か地獄かを決めるのはその人の現在の生き方である」


・「究極の学びは、無条件に愛し、愛される方法を身に付けることにある」


・「最大の祝福は常に助けることから生まれる」







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☆「人生は廻る輪のように」E・キューブラー・ロス 角川書店 1998年 ⑦(最終)

1.JPG

<鷲の巻>

◇卒業  

 1990年7月 エリザベス・キューブラー・ロス・センター





◇マニーの合図

 1991年 欧米の各刑務所  
       獄中のワークショップ開催を提案

実施はスコットランド一箇所


 1992年 南アフリカでのワークショップ 
 
       秋 マニーの衰弱「赤いバラ」プレゼント





◇蘇る蝶

□五段階 

 ① 怒り 

 ② 否定 

 ③ 取引 

 ④ 抑鬱 

 ⑤ 受容



 1994年10月 火災  涙の中で時間を友にするのだ



 1995年5月13日 脳幹卒中



□死後の世界の入り口で尋ねられる

 「どれほど奉仕してきたか 助けるため何をしたか」
 
  → いのちの唯一の目的は成長すること






◇生とその過程について

 時間を友にすることの大切さ


 間もなく地球が悪行を正す時期が来ると信じる
 
         ∥

 大自然災害 それ以外に人が目覚める方法はないのか?


◎ 神が人間に与えた最高の贈り物は自由選択だ。人生で起こるすべてのことには肯定的
 な理由がある。峡谷を暴風から守るために峡谷を通ってしまえば自然が刻んだ美を見る
 ことができなくなる
 
         |

 天国か地獄かを決めるのはその人の現在の生き方である

         |
 
 いのちの唯一の目的は成長することにある

 究極の学びは、無条件に愛し、愛される方法を身に付けることにある

          |

 人生の最高の報酬は、助けを必要としている人たちに対して心を開くことから得られる
           
          ∥
   
 最大の祝福は常に助けることから生まれる   



□あらゆる人は一つの同じ本源からやってきて、その同じ本源に帰って行く
       
  自然に死ぬまで生きなければならない
       
  一人で死んでいく人はいない
       
  誰もが想像を超えるほど大きなものに愛されている
       
  誰もが導かれている       


※永遠に生きるのは愛だけ






◇訳者あとがき

 ① 偶然はない      ② 死は存在しない
 
        |

 個人の目覚めと成長を通じて、文明の成長を促そう

「蝶がさなぎから羽化するように」
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「アドラー心理学でクラスはよみがえる」野田俊作・萩昌子 創元社 2017年 ① [読書記録 教育]

「幸福の三つの条件
1 自分のことが好きであること
2 他者を信頼していること
3 社会の役に立てる人間だと感じていること」








今回は、野田俊作さん、萩昌子さんの
「アドラー心理学はよみがえる」の紹介 1回目です。



このごろよく聞くようになった「アドラー心理学」の一部を知ることができます。


出版者の紹介には、


「ロングセラー『クラスはよみがえる』のコンサイス版。アドラー心理学の第一人者の著
 者が、子どもたちが協力しあうクラス運営のオリジナルメソッドを伝授します。クラス
 がまとまらず子どもたちを怒ってばかりなのは、単に教師のスキルが足りないだけです。
 本書は、①講義、②実践、③運営の3STEPで、アドラー流の教育スキルが身につく
 しかけになっています。アドラー心理学の基本から、子どもたちを勇気づける言葉がけ、
 クラス議会のやり方まで完全マスターできます。難しいものが多いと言われるアドラー
 心理学本の中で、イラストや図表が満載でわかりやすくて役に立つクラス担任必携の一
 冊です。」


とあります。





今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「すべての人間の問題、すべての不適切な行動の根本問題は、勇気を失っていることだ」


・「勇気を失っている子 
 ← 勇気づけ『エンカレッジメント』」


・「不登校(対応)の目的はいったい何か? 
  目的は未来 = 過去を変えることはできないが未来を変えることはできる」


・「教師がもちやすい5つの癖」
- 確かにそうかもしれないと納得してしまいます。








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☆「アドラー心理学でクラスはよみがえる」野田俊作・萩昌子 創元社 2017年 ①

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◇アドラー心理学って

□勇気づけの心理学

○アドラー(オーストリア)「勇気と希望の使徒」
死後 高弟 ルドルフ・トライカース「教師たちの教師」



○「すべての人間の問題、すべての不適切な行動の根本問題は、勇気を失っていることだ」



○未来の目標が現在を決める

勇気をくじかれた人間は、そのこつこつルートを通ることができなくなって、反社会的
な弱虫用の破壊的な近道を通ろうとしています


→ この近道は、結果を得るための近道にはならないのです
    

「人間共同体にとって価値ある生き方をしている場合にのみ、人は人生の諸課題を満足な
 かたちで解決できるし、自分自身満足感を得ることもできるので」


○勇気を失っている子 

 ← 勇気づけ「エンカレッジメント」






□アドラー心理学は学校教育にどういい?

○不登校の原因

 ① 社会的な原因  

    いじめられた 

    先生との相性が悪い = 外側の原因


 ② 時間的な原因論 

    不登校に陥るような性格になったのはどうしてか?

   ↓

  ×
   
○不登校の目的はいったい何か? 
 
 ◎目的を問う

目的は未来 = 過去を変えることはできないが未来を変えることはできる


 子供自身の中に目的がある

  ① 目的は未来にある


  ② 目的は子供の中にある







□あなたはどんな教師ですか?

○教師のタイプ 
     
 A ファシスト(支配者)


 B アナーキスト(無責任で何でも容認)


 C コーディネーター(民主的)






□教師がもちやすい5つの癖
 
 ①完璧癖  小さな失敗を恐れ、大きな破滅に向かっています。


②反省癖  厳しく反省すれば、明るい明日があると信じています。


③計画癖  きちんと計画し、必ず実行しなければ気が済みません。


④努力癖  目標を達成するまで全力集中してしまいます。


⑤習慣化癖 正しい習慣と正しい暮らしを自らと子供たちに強います。






□幸福の三つの条件

1 自分のことが好きであること


2 他者を信頼していること


3 社会の役に立てる人間だと感じていること


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