SSブログ

キーワード「自学」② /「社会に出てから役に立つ考え方」鷲田小彌太 大和書房 1998年 ① 【再掲載 2013.6】 [読書記録 教育]

今回は、10月4日に続いて、わたしの教育ノート(要約ノート)より、
キーワード「自学」の紹介 2回目です。



「自学」とは自主学習の略語ともいえるのですが、
自分なりに行う宿題、家庭学習という意味合いの方が強いかもしれません。
好きな分野が見つかり、スイッチが入ればそれこそ自主的に学習を進めることでしょう。
そのきっかけになればしめたものです。
わたしは、気にはしつつも、「自学ノート」を宿題には課しませんでした。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「今日のなるほどベスト10」
- 以前、日記の題として挙げていました。ベスト3くらいで。
  授業の振り返りになる場合もありました。


・「今日の○と△」
- 「今日の◎と×」としても、その子の一日が見えてきます。


・「新しい学力観に必要なのは指導技術ではなく,子どもたちの学習システムである」
(岩下修氏)


・「小さな成就観をこそ」
- 小さな満足を重ねることを大切にしたいですね。




もう一つ、再掲載となりますが、鷲田小彌太さんの、
「社会に出てから役に立つ考え方」①を載せます。
- 金八先生の教育は酔っぱらい教育。独りよがり。- が印象に残ります。
- もう少しの背伸び-  は大切にしたいことの一つですね。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
2.jpg





<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。








☆キーワード「自学」②

◇自学ノート(低)

 1 自学システム 

     ノートの使い方

     提出方法及び配布法

     赤サインペンの約束


 2 自学ノートにページを書かせる


3 自学メニューの一覧 

     選択に正の字


4 ノート冊数によりラベルの色を変える


5 製本(修了式に)




◇自学メニュー

 Ⅰ 教科メニュー


Ⅱ 総合発展メニュー


 Ⅲ 評価・目標メニュー

 □基本テーマ

  ・ 今日のなるほどベスト10 
      箇条書き10個

  ・ なるほど日記 - 学校 -
 
     条件1 書き出し

    「今日○○のときになるほどと思ったことがある」

       2 どこでもいいから「なるほど」を使う

 ・ なるほど日記 - 家庭 -


□「今日の○と△」

  ○は一生懸命したこと

  △は問題点




◇自学
 
「新しい学力観に必要なのは指導技術ではなく,子どもたちの学習システムである」
(岩下)

 自学メニュー  
   時々に最適なものを
 

<自立を促す授業-四つの場面>足助中
 
 1 学習計画作りの場 

 2 一人学び・一人調べの場
   
 3 発表や討論の場 

 4 自己評価の場
 

□自学と授業の直結

 小さな成就観をこそ

 予習に重点
 

□「自学メニュー作り」システム

 「自学メニュー」 + 「自学推薦メニュー」

 段階
  ① 教師が自学メニューをすべて提示する

  ② 子どもが少しずつ自学メニューを提示するようになる

  ③ 完全に子どもが自学メニューを提示する

  ④ 一人一人の子どもが「自分の自学メニュー」を作る




◇自学システム
 
□中野重人

 「子どもは変わった」 → 学校も変わらなければならない
 
  ・ 我慢と頑張りの学校からの脱却
  
  ・ 大人の学校からの脱却



 ◎「参画」がキーワード

    保護者と遊ぼう 

    遊ぼう会









☆「社会に出てから役に立つ考え方」鷲田小彌太 大和書房 1998年 ① 【再掲載 2013.6】

<出版社の案内>
人生にとって大事な学生時代をどう生きたらいいのか。幸せとは、成功とは、人生とは。
学問の魅力から仕事の意味までを幅広く指南。若者たちに贈る『モラトリアム時代』の後
悔しない過ごし方。
1.jpg


◇幸運を当てにしない生き方
 
□人生は「運」に左右される



□捨てる神あれば拾う神あり



□「人間万事塞翁が馬」
 - 一喜一憂して嘆いていては身を滅ぼす



□「生きる権利」を振りかざすのはやめよう



□運を人に分ける生き方をしよう
分運 連運 =  北の湖関
↑↓
輪島 「独運」の結果



□学問も仕事も一歩一歩が基本
天才は学校教育からは生まれない

学問・仕事 
     ステップ・バイ・ステップ

   競馬   競馬馬でない馬はゴールしたとき死んでしまう

   学問   ゴールが決まっていないから,なお難しい

   スクーリングはステップ・バイ・ステップ



◎ 日本の教育   -「平均(アベレージ)教育」

   ↑↓

○ アメリカの教育 - 進む人と遅れる人



□授業は社会に出て最低限生きていける技術を教えてくれる

学校教育におもしろさや個性を要求するのは,付録としてならいいが,本筋ではない


 
□どんな会社も大多数、普通の従業員に支えられている

 マイクロ・ソフト社は普通の会社ではない


 
□フリーランサーや在宅仕事の困難は独学の困難と同じだ

 会社とは「秩序(ボーダー)」で動く組織



◎ フリーだからこそ自分でオーダーを持たなければならない

 ◎ 社会生活 = 「定刻」で生活すること



□授業に出なければ困る人困らない人 

 大学の特性 = 自学自習
   
 ◎ 大学は学校教育の場であると同時に,自分で学ぶスタイルを身に付ける場    



□知的虚栄心を持とう

 知らないことを恥ずかしいと思えるか

 虚栄心に欠けると難解なものに対する知的興奮も小さくなる 
→ 知的怠慢

 難解な本に出合った時の精神的高揚を知っているか
原点主義 - ◎ 無理無駄 でも サムシング(精神的高揚)

 人間とは本来分からないものにひかれる存在である
◎ 少しの背伸びが大切


 
□教育の最大の目的は学生にやる気を起こさせること

 ◎ やる気を起こさせる教育,失わせる教育

 ◎ やる気をそぐ教育 = 熱血教育
             
  「金八先生」教育 = 「酔っぱらい」教育 = 独りよがり


 
□少しだけ背伸びして高い視点からものを見よう 

 もう少しの背伸び



□「競争」は進歩の母である

 同じくらいの力で持ち主で向上心のある競争相手が欲しい

 仮想敵 → 切磋琢磨  
   豊臣秀吉と明智光秀

 競争のない社会は活力がなくなり腐敗する

 過小競争よりも過当競争の方が人間にとって幸せだ

 これからは「大競争社会」になる。
   → つぶれることで新しい能力が生まれていく


nice!(145)  コメント(2) 
共通テーマ:学校