小浜逸郎さんはこんなことを⑨-「14歳 日本の子どもの謎」イースト・ブック 1997年 (3) /「遠江の里」ひくまの出版 1979年 ②【再掲載 2014.8】 [読書記録 教育]
今回は、11月27日に続いて、
「小浜逸郎さんはこんなことを」9回目、
「14歳 日本の子どもの謎」3回目の紹介です。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「『性に目覚めるころ』の危うさ」
・「近代以降、労働現場と家庭が切り離され、学校という特別な場ができ、子供が囲い込
まれた。」
・「通過儀礼が教育課程に置き換えられたことで,大人と子供の境界が曖昧になり,本当
に大人になったと思える時期が無期延期される。」
・「第三次産業(サービス業)中心の社会になったことが、大人になったと思える時期の
無限延期や,大人であることの確信の得られなさにつながった。三次産業は扱いにく い対象である『ひと』が相手だから」
もう一つ、再掲載となりますが、ひくまの出版の
「遠江の里」②を載せます。
地域の歴史を知ろうとすることは楽しいことです。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆小浜逸郎さんはこんなことを⑨-「14歳 日本の子どもの謎」イースト・ブック 1997年 (3)
◇「性に目覚めるころ」の危うさ①
□子供はいつから「未熟で保護と育成を必要とされる存在」になったのか
「大人-子供」関係の枠組み 経緯と意味
近代以前の通過儀礼
元服・若者宿,娘宿
= 上からの強制力
↓
近代以降
① 労働現場と家庭が切り離される
② 学校という特別な場ができる
↓
◎子供囲い込み
「未熟で保護と育成を必要とされる存在」
∥
◎親や教師がクローズアップ
= 子供は外側へ飛び出しにくくなる
□「子供」とも「大人」とも呼べない「ヘンな存在」
近代以前
◎適当に遊ばせておいて幼年期を脱するくらいになると早々に大人の労働に参加させた
↓
近代以降
◎「子供」を「子供」として意識的に見るようになり次第に繊細な視線を注ぐようにな
る
|
◎教育への関心が高くなる
- 細かく区分
|
◎教育課程が長くなる
※ 子供はいったいいつになれば自分が大人になるのか分からなくなってきた
∥
※ 通過儀礼が教育課程に置き換えられたことで,大人と子供の境界が曖昧になり,
本当に大人になったと思える時期が無期延期される。
□ 大人になったと思える時期の無限延期や,大人であることの確信の得られなさには
それなりの理由がある。
↑
◎産業構造の変化
※第三次産業(サービス業)中心の社会になったから
第一次産業 自然相手 一人前のイメージ
第二次産業 モノ相手
∥
◎個人の扱う対象・作業がはっきりしているので,自分の仕事に自信が持てる
↑↓
◎三次産業 「ひと」相手 扱いにくい対象
☆「遠江の里」ひくまの出版 1979年 ②【再掲載 2014.8】
◇野と人と 那須田稔
<三方原合戦>
□元亀3(1572)年10月
武田信玄
元亀3(1572)年10月
犬居城に入る(京を目指す大進撃)
もう一軍は気賀から井伊谷へ
家康の部下・懸城の石川家成、高天神城の小笠原長忠
信玄は懸城、高天神城をそのままにして突然森、袋井、磐田
↑
徳川家康
あわてて磐田見附に出陣
三箇野から一言坂へと退却に次ぐ退却
□元亀3(1572)年12月
武田信玄
二俣城が信玄の手に墜ちる
信玄軍は南進
有玉 → 西へ 追分で全軍統一
→ 北進 根洗松 → 礼田の坂で軍を留めた
徳川家康
浜松城を無視して京へ向かう信玄に腹を立てる
・信長の意見も退けて出陣
◎三方ヶ原の戦い
<徳川家康軍> VS <武田信玄軍>
1万騎 3万騎
31歳 52歳
鶴翼の陣 魚鱗の陣
↓
◎家康軍総崩れ
家康は浜松城に逃げ帰り全門を開けて篝火を焚き大太鼓
↑ 大太鼓・酒井忠次「酒井の大太鼓」
↑ 太鼓は見付学校→磐田北小→見付天神社
信玄は奇計をおそれて引き返す
家康は百人の陣で犀ケ崖に奇襲
信玄軍兵、驚きあわてて崖の谷に墜ちる
犀ケ崖 深さ40m幅50m長さ2㎞
現在 宗円堂
◇掘留川 亘理宏
掘留運河
井ノ田川掘割850間=1.5㎞
悪水堀 ~ 田の灌漑用悪水放出用水路
|
田尻排水路
次計池(現体育センター北)
明治4年開通 田圃の中を蒸気船が行く
掘割事業 村人が無給奉仕
↑
井上氏 運河経営者となる
明治14年浜名橋
明治20年 東海道線開通 → 衰退
菅原町 ~ 浜二塗料わき
伊場道路橋下
田尻からの悪水と合する出会いの場所
→ 共に入野へと悪水は「悪水堀」
◇大刀洗池のことなど 平松實
東京大学・高柳光寿博士
昭和36(1961)年 週刊朝日に「家康史跡の物語」
大刀洗池
コンクリートで市会議長に壊される
→ 揮毫・高柳博士 昭和39(1964)年12月
◇築山殿月窟廟の再興 大澤稔
高松山西来院(浜松市広沢)
昭和51(1971)年多額の寄付を一女性が
→ 家康の命によって命を絶った野中三五郎重政燈籠奉献
「小浜逸郎さんはこんなことを」9回目、
「14歳 日本の子どもの謎」3回目の紹介です。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「『性に目覚めるころ』の危うさ」
・「近代以降、労働現場と家庭が切り離され、学校という特別な場ができ、子供が囲い込
まれた。」
・「通過儀礼が教育課程に置き換えられたことで,大人と子供の境界が曖昧になり,本当
に大人になったと思える時期が無期延期される。」
・「第三次産業(サービス業)中心の社会になったことが、大人になったと思える時期の
無限延期や,大人であることの確信の得られなさにつながった。三次産業は扱いにく い対象である『ひと』が相手だから」
もう一つ、再掲載となりますが、ひくまの出版の
「遠江の里」②を載せます。
地域の歴史を知ろうとすることは楽しいことです。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆小浜逸郎さんはこんなことを⑨-「14歳 日本の子どもの謎」イースト・ブック 1997年 (3)
◇「性に目覚めるころ」の危うさ①
□子供はいつから「未熟で保護と育成を必要とされる存在」になったのか
「大人-子供」関係の枠組み 経緯と意味
近代以前の通過儀礼
元服・若者宿,娘宿
= 上からの強制力
↓
近代以降
① 労働現場と家庭が切り離される
② 学校という特別な場ができる
↓
◎子供囲い込み
「未熟で保護と育成を必要とされる存在」
∥
◎親や教師がクローズアップ
= 子供は外側へ飛び出しにくくなる
□「子供」とも「大人」とも呼べない「ヘンな存在」
近代以前
◎適当に遊ばせておいて幼年期を脱するくらいになると早々に大人の労働に参加させた
↓
近代以降
◎「子供」を「子供」として意識的に見るようになり次第に繊細な視線を注ぐようにな
る
|
◎教育への関心が高くなる
- 細かく区分
|
◎教育課程が長くなる
※ 子供はいったいいつになれば自分が大人になるのか分からなくなってきた
∥
※ 通過儀礼が教育課程に置き換えられたことで,大人と子供の境界が曖昧になり,
本当に大人になったと思える時期が無期延期される。
□ 大人になったと思える時期の無限延期や,大人であることの確信の得られなさには
それなりの理由がある。
↑
◎産業構造の変化
※第三次産業(サービス業)中心の社会になったから
第一次産業 自然相手 一人前のイメージ
第二次産業 モノ相手
∥
◎個人の扱う対象・作業がはっきりしているので,自分の仕事に自信が持てる
↑↓
◎三次産業 「ひと」相手 扱いにくい対象
☆「遠江の里」ひくまの出版 1979年 ②【再掲載 2014.8】
◇野と人と 那須田稔
<三方原合戦>
□元亀3(1572)年10月
武田信玄
元亀3(1572)年10月
犬居城に入る(京を目指す大進撃)
もう一軍は気賀から井伊谷へ
家康の部下・懸城の石川家成、高天神城の小笠原長忠
信玄は懸城、高天神城をそのままにして突然森、袋井、磐田
↑
徳川家康
あわてて磐田見附に出陣
三箇野から一言坂へと退却に次ぐ退却
□元亀3(1572)年12月
武田信玄
二俣城が信玄の手に墜ちる
信玄軍は南進
有玉 → 西へ 追分で全軍統一
→ 北進 根洗松 → 礼田の坂で軍を留めた
徳川家康
浜松城を無視して京へ向かう信玄に腹を立てる
・信長の意見も退けて出陣
◎三方ヶ原の戦い
<徳川家康軍> VS <武田信玄軍>
1万騎 3万騎
31歳 52歳
鶴翼の陣 魚鱗の陣
↓
◎家康軍総崩れ
家康は浜松城に逃げ帰り全門を開けて篝火を焚き大太鼓
↑ 大太鼓・酒井忠次「酒井の大太鼓」
↑ 太鼓は見付学校→磐田北小→見付天神社
信玄は奇計をおそれて引き返す
家康は百人の陣で犀ケ崖に奇襲
信玄軍兵、驚きあわてて崖の谷に墜ちる
犀ケ崖 深さ40m幅50m長さ2㎞
現在 宗円堂
◇掘留川 亘理宏
掘留運河
井ノ田川掘割850間=1.5㎞
悪水堀 ~ 田の灌漑用悪水放出用水路
|
田尻排水路
次計池(現体育センター北)
明治4年開通 田圃の中を蒸気船が行く
掘割事業 村人が無給奉仕
↑
井上氏 運河経営者となる
明治14年浜名橋
明治20年 東海道線開通 → 衰退
菅原町 ~ 浜二塗料わき
伊場道路橋下
田尻からの悪水と合する出会いの場所
→ 共に入野へと悪水は「悪水堀」
◇大刀洗池のことなど 平松實
東京大学・高柳光寿博士
昭和36(1961)年 週刊朝日に「家康史跡の物語」
大刀洗池
コンクリートで市会議長に壊される
→ 揮毫・高柳博士 昭和39(1964)年12月
◇築山殿月窟廟の再興 大澤稔
高松山西来院(浜松市広沢)
昭和51(1971)年多額の寄付を一女性が
→ 家康の命によって命を絶った野中三五郎重政燈籠奉献
「すごい本Index」日経BP 2011年 ③(最終) /「ヘレン・ケラーはどう教育されたか-サリバン先生」サリバン 明治図書 1995年【再掲載 2015.7】 [読書記録 一般]
今回は、11月19日に続いて、日経BPの
「すごい本Index」の紹介 3回目最終です。
出版社の案内には、
「ビジネスから教養、マネーまで69テーマ、540冊を徹底紹介。 今日の仕事に役に立つ。10
年後の人生に変化をもたらす―。 それぞれの現場で活躍するプロフェッショナルが、
自らの経験から選んだ『すごい本』。 仕事に効くビジネススキルや知らないと恥ずか
しい仕事の知識から、話題が広がる教養、不況を乗り切るためのマネー知識まで、69
テーマを幅広く特集。 本選びに失敗したくないあなたのための、『本を選ぶための名
著カタログ』です。 今、読むべき本が必ず見つかります。」
とあります。
本書を参考に幾冊か読むことができました。
ジャンル別に選りすぐりの本が紹介されています。
10年後の今、2021年版が出されればいいなと希望します。
もう一つ、再掲載となりますが、サリバンさんによる
「ヘレン・ケラーはどう教育されたか-サリバン先生」を載せます。
あまりにも有名な「water」。
- 服従と愛
このように記されると誤解を生むようにも感じますが、
サリバンさんが教育にとって大切なことをわたしに教えてくれました。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「すごい本Index」日経BP 2011年 ③(最終)
□酒
「うまい日本酒はどこにある」 増田晶文 草思社
「ビールと日本人」 キリンビール 河出文庫
□地方
「ヤ・キ・ソ・バ・イ・ブ・ル 面白くて役に立つまちづくりの聖書」
渡辺英彦 静岡新聞社
「先着順採用 会議自由参加で世界一の小企業をつくった」 松浦元男 講談社+α文庫
「テレビでは分からないジャパネットたかたのすべて」モーターマガジン社
□米
「日本の米」 富山和子 中公新書
「コメのすべて」 有坪民雄 日本実業出版社
「ご飯の底力」 集英社
「ちゃんと食べたいひとりごはんかんたんおいしいからだにいい」石原洋子 日本文芸社
□パン
「日々のパン手帖」 清水美穂子 メディアファクトリー
「BREAD」 ジェフリー・ハメルマン 旭屋出版
□チョコレート
「チョコレートの事典」 成美堂出版
「チョコレートダイエット」 楠田枝里子 幻冬舎
□コーヒー
「珈琲事典」 新星出版社
「それでも珈琲を楽しむための100の知恵」 朝日新聞出版
「マンガ 珈琲どりーむ」 花形玲 芳文社コミックス
「オール・アバウト・コーヒー」 阪急コミュニケーションズ
□お茶
「お茶の入れ方とマナー」 新名庸子 小学館
「茶楽」 ワールドフォトプレス
「日本茶・紅茶・中国茶・健康茶」 日本文芸社
□北欧
「教育立国フィンランド流教師の育て方」増田ユリア 岩波書店
「IKEAのすべてがわかる本」 枻出版社
「青い光が見えたから留学記」 高橋絵里香 講談社
□デザイン
「ヒット企業のデザイン戦略」 クレイグ・M・ホーケル 英治出版
□睡眠
「寝床術」 ポプラ社
「快適睡眠のすすめ」 堀忠雄 岩波新書
「早起きは生きる力」 陰山英男・神山潤 晶文社
「ヒトはなぜ夢を見るのか」 北浜邦大 文春新書
□疲労
「枕革命 ひと晩で体が変わる」 山田朱織 講談社+α新書
「仕事の疲れ予防法」 檜垣暁子 明日香出版
「ココロとカラダにやさしい今夜の飲み物」藤井和江 日本書院
□手紙
「手づくりする手紙」 木下綾乃 文化出版局
「手紙手帖」 木村衣有子 祥伝社
□コンビニ
「ついこの店で買ってしまう理由」 日経新聞社
「コンビニのしくみ」 笠井清志
「月刊コンビニ」 商業界
□自転車
「自転車で痩せた人」 高千穂遥 生活人新書
「大人のための自転車入門」 丹羽隆 日経新社
□自然災害
「不都合な真実」 アル・ゴア ランダムハウス講談社
「異常気象と地震の謎と不安に答える本」 河出書房新社
「大地震から家族を救う方法」 和田隆昌 白夜書房
「本当に使える企業防災」 山村武彦 金融財政事情研究会
「新冒険手帳」 主婦と生活社
□天気
「雨と日本人」 宮尾孝 丸善ブックス
「雲の楽しみ方」 河出書房新社
「お天気おじさんへの道」 泉麻人 講談社文庫
◇書皮の世界
書皮 = 書店の無料カバー
書店友好協会 1983~
文祥堂(京都・ネコ)、丸善、有隣堂、文星堂、三省堂、紀伊國屋書店
治左右衛門(大阪)、ブックスルーエ(東京)、月と6ペンス(京都)
真光書店 「カバーおかけしますか」 出版ニュース社
☆「ヘレン・ケラーはどう教育されたか-サリバン先生」サリバン 明治図書 1995年【再掲載 2015.7】
<出版社の案内>
障害児が十分に教育可能であることを事実で証明した本記録は障害児教育に
携わる人々や全ての子らを賢くしたいと願う人々に大きな示唆を与える。
◇はしがき
□ヘレン・ケラー
恵まれた条件
① 脳は大丈夫
② サリバンの優秀さ
◎「この人を見よ。ここにすばらしい2人の人がいる」(遠山啓)
◇サリバン女子の手紙 親友のホプキンス夫人宛
アン・マンスフィールド・サリバン
スプリングフィールド アイルランド移民貧家
10歳で救貧院 悲惨な少女時代
14歳 1880.10 パーキンス盲学校入学
1886 卒業
アナグノス校長よりヘレンの教師に推薦
1886~1887.1 半年間
ローラ・フリズマン教育に当たったハウ博士報告書より学ぶ
↓
1887.3~ ヘレンの教育
◇1887.3.6 月曜の午後
最大の課題 … どうやって彼女と訓練し続けるか
食事の時のケンカ
<服従> <愛>を学ぶまでけんか
◇アラバマ州タスカンビア 1887.3.11
一軒家で2人だけの生活
「つたみどりの家」
暴君のような振る舞い
→ 分かってもらえないことが感情の爆発のきっかけ
↓
◎ 成長するにつれ癇癪もひどくなった
↑
◎ 平和を守るため、(家族は)皆喜んで降参した
↓
◎ヘレン
やりたいかやりたくないか一つだけ
寝かせるだけで2時間のとっくみあい
→ 何とか引きずり込んだ
ヘレンは驚くほど賢く、活動的で、敏捷
◇1887.3.20
小さな野生動物
→ やさしい子どもに
= 服従という最初の教訓
◇1887.3.28
家に戻る
◇1887.4.3
編み物
3月31日
◎ 18の名詞と3つの動詞
◇1887.4.5
名前があることと指文字が手がかりになることを知った
Waterから → ものに名前があることを知る 30の単語
◇1887.4.10
ものの名前を尋ねる
「赤ちゃんの耳に話しかけるようにヘレンの手に話しかける」 = 刺激
◇1887.4.24
百以上のに単語を知った
規則正しい授業をやめた
◇1887.5.8
形容詞・副詞も
5匹の犬 → Five
◇1887.5.16
彼女に話をさせる
◇1887.5.22
300単語 + たくさんの慣用語 しかし、ものを壊す癖
◇1887.6.2
神経質で興奮しやすい
◇1887.6.19
27日で7歳 400単語
◇1887.7.3
癇癪
◇1887.7.31
一日中 「何か?」「なぜ?」「いつ?」連発
素晴らしい記憶力、想像力、連想能力
◇1887.8.28
生命への疑問 ~ 生命の偉大さ
◇1887.9.18
600単語 色への興味
◇1887.10.25
代名詞
◇1887.11.13
サーカス
◇1887.12.12
時計が読めるようになった
◇1888.3.5
900単語 日記づくり
◇1888.4.16
教会で大騒ぎ
◇1889.10
正規の勉強に
「すごい本Index」の紹介 3回目最終です。
出版社の案内には、
「ビジネスから教養、マネーまで69テーマ、540冊を徹底紹介。 今日の仕事に役に立つ。10
年後の人生に変化をもたらす―。 それぞれの現場で活躍するプロフェッショナルが、
自らの経験から選んだ『すごい本』。 仕事に効くビジネススキルや知らないと恥ずか
しい仕事の知識から、話題が広がる教養、不況を乗り切るためのマネー知識まで、69
テーマを幅広く特集。 本選びに失敗したくないあなたのための、『本を選ぶための名
著カタログ』です。 今、読むべき本が必ず見つかります。」
とあります。
本書を参考に幾冊か読むことができました。
ジャンル別に選りすぐりの本が紹介されています。
10年後の今、2021年版が出されればいいなと希望します。
もう一つ、再掲載となりますが、サリバンさんによる
「ヘレン・ケラーはどう教育されたか-サリバン先生」を載せます。
あまりにも有名な「water」。
- 服従と愛
このように記されると誤解を生むようにも感じますが、
サリバンさんが教育にとって大切なことをわたしに教えてくれました。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「すごい本Index」日経BP 2011年 ③(最終)
□酒
「うまい日本酒はどこにある」 増田晶文 草思社
「ビールと日本人」 キリンビール 河出文庫
□地方
「ヤ・キ・ソ・バ・イ・ブ・ル 面白くて役に立つまちづくりの聖書」
渡辺英彦 静岡新聞社
「先着順採用 会議自由参加で世界一の小企業をつくった」 松浦元男 講談社+α文庫
「テレビでは分からないジャパネットたかたのすべて」モーターマガジン社
□米
「日本の米」 富山和子 中公新書
「コメのすべて」 有坪民雄 日本実業出版社
「ご飯の底力」 集英社
「ちゃんと食べたいひとりごはんかんたんおいしいからだにいい」石原洋子 日本文芸社
□パン
「日々のパン手帖」 清水美穂子 メディアファクトリー
「BREAD」 ジェフリー・ハメルマン 旭屋出版
□チョコレート
「チョコレートの事典」 成美堂出版
「チョコレートダイエット」 楠田枝里子 幻冬舎
□コーヒー
「珈琲事典」 新星出版社
「それでも珈琲を楽しむための100の知恵」 朝日新聞出版
「マンガ 珈琲どりーむ」 花形玲 芳文社コミックス
「オール・アバウト・コーヒー」 阪急コミュニケーションズ
□お茶
「お茶の入れ方とマナー」 新名庸子 小学館
「茶楽」 ワールドフォトプレス
「日本茶・紅茶・中国茶・健康茶」 日本文芸社
□北欧
「教育立国フィンランド流教師の育て方」増田ユリア 岩波書店
「IKEAのすべてがわかる本」 枻出版社
「青い光が見えたから留学記」 高橋絵里香 講談社
□デザイン
「ヒット企業のデザイン戦略」 クレイグ・M・ホーケル 英治出版
□睡眠
「寝床術」 ポプラ社
「快適睡眠のすすめ」 堀忠雄 岩波新書
「早起きは生きる力」 陰山英男・神山潤 晶文社
「ヒトはなぜ夢を見るのか」 北浜邦大 文春新書
□疲労
「枕革命 ひと晩で体が変わる」 山田朱織 講談社+α新書
「仕事の疲れ予防法」 檜垣暁子 明日香出版
「ココロとカラダにやさしい今夜の飲み物」藤井和江 日本書院
□手紙
「手づくりする手紙」 木下綾乃 文化出版局
「手紙手帖」 木村衣有子 祥伝社
□コンビニ
「ついこの店で買ってしまう理由」 日経新聞社
「コンビニのしくみ」 笠井清志
「月刊コンビニ」 商業界
□自転車
「自転車で痩せた人」 高千穂遥 生活人新書
「大人のための自転車入門」 丹羽隆 日経新社
□自然災害
「不都合な真実」 アル・ゴア ランダムハウス講談社
「異常気象と地震の謎と不安に答える本」 河出書房新社
「大地震から家族を救う方法」 和田隆昌 白夜書房
「本当に使える企業防災」 山村武彦 金融財政事情研究会
「新冒険手帳」 主婦と生活社
□天気
「雨と日本人」 宮尾孝 丸善ブックス
「雲の楽しみ方」 河出書房新社
「お天気おじさんへの道」 泉麻人 講談社文庫
◇書皮の世界
書皮 = 書店の無料カバー
書店友好協会 1983~
文祥堂(京都・ネコ)、丸善、有隣堂、文星堂、三省堂、紀伊國屋書店
治左右衛門(大阪)、ブックスルーエ(東京)、月と6ペンス(京都)
真光書店 「カバーおかけしますか」 出版ニュース社
☆「ヘレン・ケラーはどう教育されたか-サリバン先生」サリバン 明治図書 1995年【再掲載 2015.7】
<出版社の案内>
障害児が十分に教育可能であることを事実で証明した本記録は障害児教育に
携わる人々や全ての子らを賢くしたいと願う人々に大きな示唆を与える。
◇はしがき
□ヘレン・ケラー
恵まれた条件
① 脳は大丈夫
② サリバンの優秀さ
◎「この人を見よ。ここにすばらしい2人の人がいる」(遠山啓)
◇サリバン女子の手紙 親友のホプキンス夫人宛
アン・マンスフィールド・サリバン
スプリングフィールド アイルランド移民貧家
10歳で救貧院 悲惨な少女時代
14歳 1880.10 パーキンス盲学校入学
1886 卒業
アナグノス校長よりヘレンの教師に推薦
1886~1887.1 半年間
ローラ・フリズマン教育に当たったハウ博士報告書より学ぶ
↓
1887.3~ ヘレンの教育
◇1887.3.6 月曜の午後
最大の課題 … どうやって彼女と訓練し続けるか
食事の時のケンカ
<服従> <愛>を学ぶまでけんか
◇アラバマ州タスカンビア 1887.3.11
一軒家で2人だけの生活
「つたみどりの家」
暴君のような振る舞い
→ 分かってもらえないことが感情の爆発のきっかけ
↓
◎ 成長するにつれ癇癪もひどくなった
↑
◎ 平和を守るため、(家族は)皆喜んで降参した
↓
◎ヘレン
やりたいかやりたくないか一つだけ
寝かせるだけで2時間のとっくみあい
→ 何とか引きずり込んだ
ヘレンは驚くほど賢く、活動的で、敏捷
◇1887.3.20
小さな野生動物
→ やさしい子どもに
= 服従という最初の教訓
◇1887.3.28
家に戻る
◇1887.4.3
編み物
3月31日
◎ 18の名詞と3つの動詞
◇1887.4.5
名前があることと指文字が手がかりになることを知った
Waterから → ものに名前があることを知る 30の単語
◇1887.4.10
ものの名前を尋ねる
「赤ちゃんの耳に話しかけるようにヘレンの手に話しかける」 = 刺激
◇1887.4.24
百以上のに単語を知った
規則正しい授業をやめた
◇1887.5.8
形容詞・副詞も
5匹の犬 → Five
◇1887.5.16
彼女に話をさせる
◇1887.5.22
300単語 + たくさんの慣用語 しかし、ものを壊す癖
◇1887.6.2
神経質で興奮しやすい
◇1887.6.19
27日で7歳 400単語
◇1887.7.3
癇癪
◇1887.7.31
一日中 「何か?」「なぜ?」「いつ?」連発
素晴らしい記憶力、想像力、連想能力
◇1887.8.28
生命への疑問 ~ 生命の偉大さ
◇1887.9.18
600単語 色への興味
◇1887.10.25
代名詞
◇1887.11.13
サーカス
◇1887.12.12
時計が読めるようになった
◇1888.3.5
900単語 日記づくり
◇1888.4.16
教会で大騒ぎ
◇1889.10
正規の勉強に
「安倍官邸VSNHK」相澤冬樹 文藝春秋 2018年 ④ /「さまよう少年たち」① 竹下玄恭 社団法人大阪少年補導協会・専務理事【再掲載 2012.12】 [読書記録 一般]
今回は、11月24日に続いて、相澤冬樹さんの
「安倍官邸VS.NHK」の紹介 4回目です。
出版社の案内には、
「『森友事件』の原稿から、消される『安倍官邸とのつながり』。NHKでも検察でも東京
vs.大阪のせめぎ合いが続く中、特ダネをつかんだ記者が異動を命じられた!政権を揺
るがす疑惑と巨大組織内に強まる圧力―その狭間で最後まで戦い続けた男の渾身のノン
フィクション。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「A氏は
3.2朝日の報道 → 3.6休職中にもかかわらず呼び出された 翌7日亡くなられる」
・「検察をなめた財務省 当初特捜部にも改ざん後の文章を提出していた」
・「『口裏合わせの当人に口裏合わせをしましたね』と言わせる?」
もう一つ、再掲載となりますが、竹下玄恭さんの
「さまよう少年たち」①を載せます。
家族間のコミュニケーションの大切さを教えてくれます。
昨日は、午前中に管理機で畝を作り、残りのタマネギの苗を植えました。
午後は、槇の木の剪定をしました。
4日かけて外側が大体終わりました。
三脚に乗りヘッジトリマで刈り込むのですが、腕がパンパンです。
上部の枝が刈り込めず、ノコギリで切り取る宿題が残っています。
今週は内側に取り組みます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「安倍官邸VSNHK」相澤冬樹 文藝春秋 2018年 ④
◇近畿財務局職員の自殺が残した謎
□公文書改ざんの衝撃
2018.3.2 朝日特ダネ 「財務省公文書改ざん」
近畿財務局
~ 日頃から、一時が万事、本省にお伺いを立てる文化。責任を問われないように。
主導することはあり得ない。
財務局職員が自殺のニュース
3月9日明らかに
□休職中に呼ばれたA上席
上席国有財産管理官のA氏
売買交渉指導者のひとり
公平さを大切にする方
2016(H28)~ 森友土地値下げ案件
上席 = 本省からの指導と現場のすりあわせが求められる役職
開けっぴろげなキャラクター
3.2朝日の報道 → 3.6休職中にもかかわらず呼び出された
翌7日亡くなられる
□事情聴取はあった?
A上席の死をめぐる○(わたしの乱雑な字のため?)を解明するための取材チーム
□残されたメモに「佐川」「麻生」の名前
□検察をなめた財務省
当初特捜部にも改ざん後の文章を提出していた
□「弁護士にすごい怒られるんですよ」
近畿財務局に勤めていた弁護士が担当
父親
「弁護士に怒られるんですよ」
◇「口裏合わせ」の特ダネに圧力再び ~プロの記者はこうして取材する~
□記者の秘密を公開する
特番に上層部からの難癖
4/4(水)のクロ現放送が決まる
財務省
→ 森友「トラック何千台もごみを搬出したことにしてほしい」と電話
学園は断る
→ 大阪司法担当Yデスクに伝えず 社会部のXデスクとやりとり
↓
K社会部長が小池報道局長にうんと言わせる
□相手のプロフィールを把握する
「口裏合わせの当人に口裏合わせをしましたね」と言わせる?
乙氏 財務省の人
□頭がはげるまで考え抜け!
□自宅での接触は朝に 通勤路を探る
□30分一本勝負
2018.4.3 クロ現放送の前日
自宅から職場までの30分間に
「私がしゃべりますから少しお話しにおつきあいください」
自ら志願して被災地の副市長として出向 - 出世コースを袖にして
評判よく、人望も厚い
□ミッションコンプリート
丁寧に別れた
乙氏 「そこまで知っているんだ」
□クロ現で放送されない!?
小池報道局長の圧力・介入
※2氏に本で記すことを伝えるとOK
☆「さまよう少年たち」① 竹下玄恭 社団法人大阪少年補導協会・専務理事【再掲載 2012.12】
◇交換日記
小学校4年生のゆかり(仮名)は,2歳のころに両親が離婚した。
いったんは父親が子供たちを引き取ったものの,病気で入院がちなことから,2歳年上
の兄とともに,養護施設に預けられることもあった。
そして,ゆかりが小学校に入学する前に父親が亡くなり,喫茶店を経営する母親に引き
取られた。
この際,祖母はこう言って,2人にくぎを刺したという。
「店のお客さんは,お母さんには子供がいないと思っているから,『ママ』とか『お母さ
ん』とか呼ばないように」
ゆかりが,母親に何か話しかけようとすると,すぐに祖母が横から口を挟み,親子水入
らずで話すことはまったくなかった。
「いい子にしないと,施設に返すよ」
ゆかりと兄は祖父母にこう言われ続け,表面的にはおとなしくていい子を装っていた。
その無理が,徐々にゆがみとなって表れたのだろうか,兄は家出を繰り返すようになり,
施設で再び,生活するようになった。
一方,ゆかりは,友達の面倒見がよく,成績もよかったが,2年前のある日,コンビニ
エンスストアで菓子や文房具を万引して,店員に取り押さえられた。
困り果てた母親はこの直後,少年サポートセンターを訪れた。
母親によると,切り盛りする喫茶店は,夜はスナックとして営業しており,擦れ違いの
生活だった。このため,
「お母さんに対して『本当はもっと甘えたい。お母さんと呼びたい』と思っているのに,
口に出せないのでは」
とアドバイスし,この日から母娘で,交換日記を始めることを勧めた。
《お母さんへ。今日から日記を書くことになりました。一生懸命書きますので,絶対読ん
でください》
《ゆかりちゃんへ。いつもお母さんは,お店の仕事が忙しくて,あまりゆかりちゃんの世
話ができないけど,これからはこの日記に何でも書いてください》
週1回のサポートセンターでの面接も,これまで母親と外出する機会がほとんどなかっ
たゆかりにとって,こちらが考える以上に楽しいことだったようだ。
毎回,母親に髪をおさげにしてもらい,洋服も母親が選んだものを着て,表情も以前と
比べるとずっと明るくなり,子供らしい素直な感じになってきた。
毎日,日記を交換することで,母娘が直接,会話する機会も増えた。
2年間でゆかりもすっかり立ち直り,2人は「これからも,交換日記は続けようね」と
話し合っているという。
交換日記がきっかけで会話が復活したが,親子だけでなく,人間関係で会話ほど大事な
コミュニケーションはない。
(平成10年6月23日発行「夕刊フジ」より)
「安倍官邸VS.NHK」の紹介 4回目です。
出版社の案内には、
「『森友事件』の原稿から、消される『安倍官邸とのつながり』。NHKでも検察でも東京
vs.大阪のせめぎ合いが続く中、特ダネをつかんだ記者が異動を命じられた!政権を揺
るがす疑惑と巨大組織内に強まる圧力―その狭間で最後まで戦い続けた男の渾身のノン
フィクション。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「A氏は
3.2朝日の報道 → 3.6休職中にもかかわらず呼び出された 翌7日亡くなられる」
・「検察をなめた財務省 当初特捜部にも改ざん後の文章を提出していた」
・「『口裏合わせの当人に口裏合わせをしましたね』と言わせる?」
もう一つ、再掲載となりますが、竹下玄恭さんの
「さまよう少年たち」①を載せます。
家族間のコミュニケーションの大切さを教えてくれます。
昨日は、午前中に管理機で畝を作り、残りのタマネギの苗を植えました。
午後は、槇の木の剪定をしました。
4日かけて外側が大体終わりました。
三脚に乗りヘッジトリマで刈り込むのですが、腕がパンパンです。
上部の枝が刈り込めず、ノコギリで切り取る宿題が残っています。
今週は内側に取り組みます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「安倍官邸VSNHK」相澤冬樹 文藝春秋 2018年 ④
◇近畿財務局職員の自殺が残した謎
□公文書改ざんの衝撃
2018.3.2 朝日特ダネ 「財務省公文書改ざん」
近畿財務局
~ 日頃から、一時が万事、本省にお伺いを立てる文化。責任を問われないように。
主導することはあり得ない。
財務局職員が自殺のニュース
3月9日明らかに
□休職中に呼ばれたA上席
上席国有財産管理官のA氏
売買交渉指導者のひとり
公平さを大切にする方
2016(H28)~ 森友土地値下げ案件
上席 = 本省からの指導と現場のすりあわせが求められる役職
開けっぴろげなキャラクター
3.2朝日の報道 → 3.6休職中にもかかわらず呼び出された
翌7日亡くなられる
□事情聴取はあった?
A上席の死をめぐる○(わたしの乱雑な字のため?)を解明するための取材チーム
□残されたメモに「佐川」「麻生」の名前
□検察をなめた財務省
当初特捜部にも改ざん後の文章を提出していた
□「弁護士にすごい怒られるんですよ」
近畿財務局に勤めていた弁護士が担当
父親
「弁護士に怒られるんですよ」
◇「口裏合わせ」の特ダネに圧力再び ~プロの記者はこうして取材する~
□記者の秘密を公開する
特番に上層部からの難癖
4/4(水)のクロ現放送が決まる
財務省
→ 森友「トラック何千台もごみを搬出したことにしてほしい」と電話
学園は断る
→ 大阪司法担当Yデスクに伝えず 社会部のXデスクとやりとり
↓
K社会部長が小池報道局長にうんと言わせる
□相手のプロフィールを把握する
「口裏合わせの当人に口裏合わせをしましたね」と言わせる?
乙氏 財務省の人
□頭がはげるまで考え抜け!
□自宅での接触は朝に 通勤路を探る
□30分一本勝負
2018.4.3 クロ現放送の前日
自宅から職場までの30分間に
「私がしゃべりますから少しお話しにおつきあいください」
自ら志願して被災地の副市長として出向 - 出世コースを袖にして
評判よく、人望も厚い
□ミッションコンプリート
丁寧に別れた
乙氏 「そこまで知っているんだ」
□クロ現で放送されない!?
小池報道局長の圧力・介入
※2氏に本で記すことを伝えるとOK
☆「さまよう少年たち」① 竹下玄恭 社団法人大阪少年補導協会・専務理事【再掲載 2012.12】
◇交換日記
小学校4年生のゆかり(仮名)は,2歳のころに両親が離婚した。
いったんは父親が子供たちを引き取ったものの,病気で入院がちなことから,2歳年上
の兄とともに,養護施設に預けられることもあった。
そして,ゆかりが小学校に入学する前に父親が亡くなり,喫茶店を経営する母親に引き
取られた。
この際,祖母はこう言って,2人にくぎを刺したという。
「店のお客さんは,お母さんには子供がいないと思っているから,『ママ』とか『お母さ
ん』とか呼ばないように」
ゆかりが,母親に何か話しかけようとすると,すぐに祖母が横から口を挟み,親子水入
らずで話すことはまったくなかった。
「いい子にしないと,施設に返すよ」
ゆかりと兄は祖父母にこう言われ続け,表面的にはおとなしくていい子を装っていた。
その無理が,徐々にゆがみとなって表れたのだろうか,兄は家出を繰り返すようになり,
施設で再び,生活するようになった。
一方,ゆかりは,友達の面倒見がよく,成績もよかったが,2年前のある日,コンビニ
エンスストアで菓子や文房具を万引して,店員に取り押さえられた。
困り果てた母親はこの直後,少年サポートセンターを訪れた。
母親によると,切り盛りする喫茶店は,夜はスナックとして営業しており,擦れ違いの
生活だった。このため,
「お母さんに対して『本当はもっと甘えたい。お母さんと呼びたい』と思っているのに,
口に出せないのでは」
とアドバイスし,この日から母娘で,交換日記を始めることを勧めた。
《お母さんへ。今日から日記を書くことになりました。一生懸命書きますので,絶対読ん
でください》
《ゆかりちゃんへ。いつもお母さんは,お店の仕事が忙しくて,あまりゆかりちゃんの世
話ができないけど,これからはこの日記に何でも書いてください》
週1回のサポートセンターでの面接も,これまで母親と外出する機会がほとんどなかっ
たゆかりにとって,こちらが考える以上に楽しいことだったようだ。
毎回,母親に髪をおさげにしてもらい,洋服も母親が選んだものを着て,表情も以前と
比べるとずっと明るくなり,子供らしい素直な感じになってきた。
毎日,日記を交換することで,母娘が直接,会話する機会も増えた。
2年間でゆかりもすっかり立ち直り,2人は「これからも,交換日記は続けようね」と
話し合っているという。
交換日記がきっかけで会話が復活したが,親子だけでなく,人間関係で会話ほど大事な
コミュニケーションはない。
(平成10年6月23日発行「夕刊フジ」より)
小浜逸郎さんはこんなことを⑧-「14歳 日本の子どもの謎」イースト・ブック 1997年 (2) /「千年震災」都司嘉宣 ダイヤモンド社 ②【再掲載 2012.1】 [読書記録 教育]
今回は、11月23日に続いて、
「小浜逸郎さんはこんなことを」8回目、
「14歳 日本の子どもの謎」2回目の紹介です。
要約して表すと、分かりづらくなってしまいましたが、
わたしには納得することができる文章でした。
興味をおもちの方は、本で確かめることをお勧めします。
それにしても14歳、自分のそのころを思い出しても不安定な時期だと分かります。
先日の愛知県弥富市の中学校でのつらいできごとにしても。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「現代社会は,理性によって禁欲を強いられた『残虐志向』が様々な方向にそのはけ口
を探し出そうとしている社会である」
・「マスコミは情緒の共同体であり人間の非理性的部分を代表する公共機関だといえる。」
「民衆の多くが、自分たちをびっくりさせてくれるような『事件』はないかと,常に潜
在的に待ち受けている。何かが起こると,マスコミが,それとばかりにその潜在的な
期待に応える。現在の社会は、劇場型社会といえるのではないか。」
・「自分とは何か,自分は何によって充実するかという若者たちの永遠の問い」
「豊かで退屈なこの時代には,この時代に特有の生きにくさがある」
・「私たち大人は,今の時代に特有の『生きにくい気分』とか『空虚さ』をよく見つめて,
それを乗り越える新しい物語を作り出す努力を少しでも示さなくてはならない」
大人としての役割をしっかり果たさなければと感じます。どのようにしてが課題ですが。
もう一つ、再掲載となりますが、都司嘉宣さんの
「千年震災」②を載せます。
東日本大震災から10年、日曜劇場の「日本沈没」が話題になっています。
しかし、あの震える恐ろしさの記憶が徐々に薄くなっていることも感じます。
9年前、拙ブログにこの要約をアップしたときの頭に次の文章が入っていました。
今回の「緊急調査報告 東日本大震災の現場」からは
① 揺れている時間が大変長いこと
② 射流となる場所があること
③ 津波対策には ビルの間に住宅を建てることが有効だということ
④ 堤防には上部・下部の一体感が大切になること
⑤ 津波の後に植生が変化すること
を知りました
この10年間に、
家から近い遠州灘には国内最大規模級とされる高さ15mの防潮堤が作られました。
しかし油断はなりません。
浜松出身のベテラン寄席芸人による浜松寄席
「うなぎのぼりの会」が明日28日(日)13時より
浜松駅南口近くのサーラシティ浜松で開催されます。
お近くにお住まいでお時間のある方は、ぜひ!
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆小浜逸郎さんはこんなことを⑧-「14歳 日本の子どもの謎」イースト・ブック 1997年 (2)
◇劇場型社会の残虐事件②
□格闘技・ホラームービー・ゴシップは「残虐願望」のガス抜き
人間の残虐性はそんなに簡単に乗り越えられない
残虐性は表向き,理性の支配によって排除されたが,裏側には抑圧として生き残る
= もぐら叩き
放流回路
① 格闘技
② ホラームービー
③ 有名人バッシング・スキャンダル暴き・ゴシップジャーナリズム
※ 出口を失った本能,個人の異常性 → 個人の犯罪・悪質ないじめ
|
◎ 現代社会は,理性によって禁欲を強いられた「残虐志向」が様々な方向にそのはけ
口を探し出そうとしている社会である
マスコミは人間の非理性的な部分を代表する公共機関
犯罪の劇場的性格 = マスコミがあってこその犯罪
昔は教会・国王が堂々と残虐性を公開していた
|
○マスコミが残虐性の公開を扇情的にやってみせる
○驚き・不安・感情や意見・好奇心・怖いもの見たさ
|
◎「真実」「正義」の衣をまとわせて再現
マスコミは情緒の共同体
= 人間の非理性的部分を代表する公共機関
|
○ 民衆の多くが,自分たちをびっくりさせてくれるような「事件」はないかと,常
に潜在的に待ち受けている
|
◎ 何かが起こると,マスコミが,それとばかりにその潜在的な期待に応える
= 劇場型社会
□現在と過去の「生の気分」の違い
現代社会の中での個人の手応えのなさ
∥
「何を目標に生きていいか分からない」
◎ 皆そこそこに豊かになり,生きる目的を見失い,退屈と倦怠と寂しと戸惑いのさ
なかにある。
|
◎ 大人自身もロマンや熱気を感じない
=「おまえたちはこう生きろ」とはっきり生き方を提示できない
↓
◎ 自分とは何か,自分は何によって充実するかという若者たちの永遠の問い
村上龍
「その時代にあったのは近代化という国家の大目標…」
(「寂しい国の殺人」文藝春秋1997.9)
|
◎ 貧しさゆえの寂しさを感じる余裕のなさ
∥
◎ 昔と今では生の気分をとらえる基準がまるで違ってしまっている
∥
◎ 豊かで退屈なこの時代には,この時代に特有の生きにくさがある
|
◎ 「透明なボク」は日本人が歴史上初めて感じる「生の気分」
|
※ 私たち大人は,今の時代に特有の「生きにくい気分」とか「空虚さ」をよく見つめ
て,それを乗り越える新しい物語を作り出す努力を少しでも示さなくてはならない
☆「千年震災」都司嘉宣 ダイヤモンド社 ②【再掲載 2012.1】
<出版社の案内>
古文書も読み解く日本唯一の津波・歴史地震学者が、有史以来最大の東日本大震災の被
災状況について緊急現地調査しました。この1000年間の地震・津波災害の様子を古文書
などをひもときながら解説、次に来るべき首都圏直下型地震、東海・南海地震について
も歴史的な被害状況をもとに警告します。
2 緊急調査報告 東日本大震災の現場
◇津波は一つ一つが個性的
震源域 南北500㎞ 東西200㎞
アスペリティ
(揺れる時間)阪神大震災 15秒 東日本大震災 240秒
◎平地をおそう射流の脅威
千葉県
○太平洋岸 飯岡(旭市) 津波を受けやすい 7.6m
○九十九里浜 南端の太東(いずみ市)
砂浜をのりこえて4~5m
※ 秒速8~14m - 千葉県茨城県の太平洋岸
◇津波被害を最小限にするための工夫
◎ 有力な会社の冷凍倉庫を住宅側の前に並べておいてもらって人々はその背後に住む
かたち
→ 家は浸水しても人間の命は守れる
※岸と住宅の間に大きなビル → 勢いを消す
◇明治三陸津波を越えた今回の震災
◎三陸・宮古市田老小堀 37.9m 8~30m
◎田老 高さ10m 全長2500m の防潮堤
→ 粉々に 上下二段
後から作られた方は弱かった
※ 上部・下部の一体感が大切 → 工事をもう一度やり直せ
◇見てはならない怪物を見てしまった
今回の津波
「見てはならない怪物を見てしまった」
◎五百年に一度 千年に一度
◎津波の後に植生が変化する
◎鹿島の神
地震や津波避けの神様 要石
鹿島神社 要石神社
◇太平洋側が揺れた安政年間の大地震
1 安政江戸地震
安政東海地震(M8.4 1854 12 23)
安政南海地震(1854 12 24)
安政江戸地震(1855 11 11)
◇江戸を襲った直下型大地震
1703年 元禄地震 海溝型 甚大な被害 大名屋敷
1855年 安政大地震 直下型
1923年 関東大震災 海溝型
2 安政東海地震
◇陥没した沼津・小林村 江戸でも震度5強
◇書物に残る駿河の液状化
「泥水を吹き出す」
派生する災害も要警戒
◇教訓を生かし耐震設計された長屋門(菊川市・黒田邸)
子孫のために書き残された教訓
伊勢国・岡安定
判明した堤堰 高さ30メートルの天然ダム
「小浜逸郎さんはこんなことを」8回目、
「14歳 日本の子どもの謎」2回目の紹介です。
要約して表すと、分かりづらくなってしまいましたが、
わたしには納得することができる文章でした。
興味をおもちの方は、本で確かめることをお勧めします。
それにしても14歳、自分のそのころを思い出しても不安定な時期だと分かります。
先日の愛知県弥富市の中学校でのつらいできごとにしても。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「現代社会は,理性によって禁欲を強いられた『残虐志向』が様々な方向にそのはけ口
を探し出そうとしている社会である」
・「マスコミは情緒の共同体であり人間の非理性的部分を代表する公共機関だといえる。」
「民衆の多くが、自分たちをびっくりさせてくれるような『事件』はないかと,常に潜
在的に待ち受けている。何かが起こると,マスコミが,それとばかりにその潜在的な
期待に応える。現在の社会は、劇場型社会といえるのではないか。」
・「自分とは何か,自分は何によって充実するかという若者たちの永遠の問い」
「豊かで退屈なこの時代には,この時代に特有の生きにくさがある」
・「私たち大人は,今の時代に特有の『生きにくい気分』とか『空虚さ』をよく見つめて,
それを乗り越える新しい物語を作り出す努力を少しでも示さなくてはならない」
大人としての役割をしっかり果たさなければと感じます。どのようにしてが課題ですが。
もう一つ、再掲載となりますが、都司嘉宣さんの
「千年震災」②を載せます。
東日本大震災から10年、日曜劇場の「日本沈没」が話題になっています。
しかし、あの震える恐ろしさの記憶が徐々に薄くなっていることも感じます。
9年前、拙ブログにこの要約をアップしたときの頭に次の文章が入っていました。
今回の「緊急調査報告 東日本大震災の現場」からは
① 揺れている時間が大変長いこと
② 射流となる場所があること
③ 津波対策には ビルの間に住宅を建てることが有効だということ
④ 堤防には上部・下部の一体感が大切になること
⑤ 津波の後に植生が変化すること
を知りました
この10年間に、
家から近い遠州灘には国内最大規模級とされる高さ15mの防潮堤が作られました。
しかし油断はなりません。
浜松出身のベテラン寄席芸人による浜松寄席
「うなぎのぼりの会」が明日28日(日)13時より
浜松駅南口近くのサーラシティ浜松で開催されます。
お近くにお住まいでお時間のある方は、ぜひ!
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆小浜逸郎さんはこんなことを⑧-「14歳 日本の子どもの謎」イースト・ブック 1997年 (2)
◇劇場型社会の残虐事件②
□格闘技・ホラームービー・ゴシップは「残虐願望」のガス抜き
人間の残虐性はそんなに簡単に乗り越えられない
残虐性は表向き,理性の支配によって排除されたが,裏側には抑圧として生き残る
= もぐら叩き
放流回路
① 格闘技
② ホラームービー
③ 有名人バッシング・スキャンダル暴き・ゴシップジャーナリズム
※ 出口を失った本能,個人の異常性 → 個人の犯罪・悪質ないじめ
|
◎ 現代社会は,理性によって禁欲を強いられた「残虐志向」が様々な方向にそのはけ
口を探し出そうとしている社会である
マスコミは人間の非理性的な部分を代表する公共機関
犯罪の劇場的性格 = マスコミがあってこその犯罪
昔は教会・国王が堂々と残虐性を公開していた
|
○マスコミが残虐性の公開を扇情的にやってみせる
○驚き・不安・感情や意見・好奇心・怖いもの見たさ
|
◎「真実」「正義」の衣をまとわせて再現
マスコミは情緒の共同体
= 人間の非理性的部分を代表する公共機関
|
○ 民衆の多くが,自分たちをびっくりさせてくれるような「事件」はないかと,常
に潜在的に待ち受けている
|
◎ 何かが起こると,マスコミが,それとばかりにその潜在的な期待に応える
= 劇場型社会
□現在と過去の「生の気分」の違い
現代社会の中での個人の手応えのなさ
∥
「何を目標に生きていいか分からない」
◎ 皆そこそこに豊かになり,生きる目的を見失い,退屈と倦怠と寂しと戸惑いのさ
なかにある。
|
◎ 大人自身もロマンや熱気を感じない
=「おまえたちはこう生きろ」とはっきり生き方を提示できない
↓
◎ 自分とは何か,自分は何によって充実するかという若者たちの永遠の問い
村上龍
「その時代にあったのは近代化という国家の大目標…」
(「寂しい国の殺人」文藝春秋1997.9)
|
◎ 貧しさゆえの寂しさを感じる余裕のなさ
∥
◎ 昔と今では生の気分をとらえる基準がまるで違ってしまっている
∥
◎ 豊かで退屈なこの時代には,この時代に特有の生きにくさがある
|
◎ 「透明なボク」は日本人が歴史上初めて感じる「生の気分」
|
※ 私たち大人は,今の時代に特有の「生きにくい気分」とか「空虚さ」をよく見つめ
て,それを乗り越える新しい物語を作り出す努力を少しでも示さなくてはならない
☆「千年震災」都司嘉宣 ダイヤモンド社 ②【再掲載 2012.1】
<出版社の案内>
古文書も読み解く日本唯一の津波・歴史地震学者が、有史以来最大の東日本大震災の被
災状況について緊急現地調査しました。この1000年間の地震・津波災害の様子を古文書
などをひもときながら解説、次に来るべき首都圏直下型地震、東海・南海地震について
も歴史的な被害状況をもとに警告します。
2 緊急調査報告 東日本大震災の現場
◇津波は一つ一つが個性的
震源域 南北500㎞ 東西200㎞
アスペリティ
(揺れる時間)阪神大震災 15秒 東日本大震災 240秒
◎平地をおそう射流の脅威
千葉県
○太平洋岸 飯岡(旭市) 津波を受けやすい 7.6m
○九十九里浜 南端の太東(いずみ市)
砂浜をのりこえて4~5m
※ 秒速8~14m - 千葉県茨城県の太平洋岸
◇津波被害を最小限にするための工夫
◎ 有力な会社の冷凍倉庫を住宅側の前に並べておいてもらって人々はその背後に住む
かたち
→ 家は浸水しても人間の命は守れる
※岸と住宅の間に大きなビル → 勢いを消す
◇明治三陸津波を越えた今回の震災
◎三陸・宮古市田老小堀 37.9m 8~30m
◎田老 高さ10m 全長2500m の防潮堤
→ 粉々に 上下二段
後から作られた方は弱かった
※ 上部・下部の一体感が大切 → 工事をもう一度やり直せ
◇見てはならない怪物を見てしまった
今回の津波
「見てはならない怪物を見てしまった」
◎五百年に一度 千年に一度
◎津波の後に植生が変化する
◎鹿島の神
地震や津波避けの神様 要石
鹿島神社 要石神社
◇太平洋側が揺れた安政年間の大地震
1 安政江戸地震
安政東海地震(M8.4 1854 12 23)
安政南海地震(1854 12 24)
安政江戸地震(1855 11 11)
◇江戸を襲った直下型大地震
1703年 元禄地震 海溝型 甚大な被害 大名屋敷
1855年 安政大地震 直下型
1923年 関東大震災 海溝型
2 安政東海地震
◇陥没した沼津・小林村 江戸でも震度5強
◇書物に残る駿河の液状化
「泥水を吹き出す」
派生する災害も要警戒
◇教訓を生かし耐震設計された長屋門(菊川市・黒田邸)
子孫のために書き残された教訓
伊勢国・岡安定
判明した堤堰 高さ30メートルの天然ダム
大村はまさんはこんなことを ⑳-『灯し続けることば』大村はま 小学館 2004年 (7) /「あんな作家 こんな作家 どんな作家」阿川佐和子 ちくま文庫 2014年【再掲載 2016.7】 [読書記録 教育]
今回は、11月21日に続いて、大村はまさんの
「大村はまさんはこんなことを」の紹介 20回目です。
「灯し続けることば」の要約の7回目です。
わたしの大好きな本です。
大村さんのたとえ話は大変わかりやすく、子どもたちにもすっと入っていくようです。
わかりやすいようにと、わたしもたとえ話をするのですが、
どうもだらだらしていけません。
出版社の案内には、
「『国語教育の神様』とまで言われた国語教師・大村はま、98歳になる今日までの著作・
執筆から選びだした珠玉のことば52本と、その周辺。自らを律しつつ、人を育てるこ
とに人生を賭けてきた大村はまの神髄がここに凝縮された。『熱心と愛情、それだけや
れることは、教育の世界にはないんです』『したことの悪さより、しかられた傷のほう
が大きいということはないでしょうか』『熱心結構、いい人あたり前です』『スタート
ラインが一緒でも、ゴールには同時に入りません』『しかられ上手であることが必要で
す』etc.子どもにかかわるすべての大人、仕事に携わるすべての職業人に、折に触れて
ページを開いて読んでほしい。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「クギは一本もなくなったけれど、このクギの穴は残っているんだ。神様でなければ、
この穴を元通りにすることはできないんだよ」
・「ワシントンはそれから一生涯、抜けばいいのではない、クギを打ち込んではならない
という考えを心に持っていたと言います。」
・「カードやメモに、頭に浮かぶことを次から次へと頭がからっぽになるまで、『書くこ
とがない』というところまではき出していくのです。」
「そのようにしなければ、私たちは心の底に沈んでいる自分の大切な思想を引き出すこ
とができないもののようです。」
もう一つ、再掲載となりますが、阿川佐和子さんの
「あんな作家 こんな作家 どんな作家」を載せます。
30年以上前の、雑誌インタビューですが、ものすごく短く要約してありました。
目次のようなのですが、その作家さんらしさがわかるような気がします。
わたしにはよく分かる作家さんばかりですが、
亡くなられている方のお名前が多いと感じます。
自分も年をとったわけです。
浜松出身のベテラン寄席芸人による浜松寄席
「うなぎのぼりの会」が28日13時より
浜松駅南口近くのサーラシティ浜松で開催されます。
お時間のある方は、ぜひ!
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆大村はまさんはこんなことを ⑳-『灯し続けることば』大村はま 小学館 2004年 (7)
◇「このクギの穴は残っているんだ」
アメリカの有名な大統領ワシントンの少年の頃のエピソードです。
サクラの木を切った話でわかるように、ワシントンは相当ないたずら坊主だったようで
す。
困ったお父さんは、ワシントンを呼んで、「これからおまえが悪いことをしたら、この
キッチンの柱にクギを一本打ち込む。
その代わり、いいことをしたら、一本抜く」と言いました。
こうすれば、いたずらが減ると思ったのでしょう。
しかし、なかなかいたずらはやまず、柱はクギだらけになりました。
やがてワシントンも考えるようになって、優しい心を見せたり人を助けたりするように
なります。
そのたびにお父さんは黙ってクギを抜きました。
減ったり増えたりが続いて、ある日、とうとうクギは一本もなくなりました。
お父さんはワシントンを呼んで、柱をなでさせ、「おまえは本当にいい子になった。ご
らん、クギはもう一本もない」。
ワシントンもニコニコしました。
「だけどね」とお父さん。
「クギは一本もなくなったけれど、このクギの穴は残っているんだ。神様でなければ、こ
の穴を元通りにすることはできないんだよ」
ワシントンはそれから一生涯、抜けばいいのではない、クギを打ち込んではならないと
いう考えを心に持っていたと言います。
◇バケツの水を捨てるときのように
掃除の後、バケツの水を捨てるときに、ぐるぐるぐるぐる回してポイと捨てると、底の
ほうに沈んでいた澱が浮かんできて捨てられます。
でもその回転を途中でやめたら、また澱が沈んでしまいます。
人間の頭もそれと同じではないか、と子どもに話すことがありました。
ゆっくり少しずつやっていたのでは、アイディアが出てこないということがあります。
ですから、ぐるぐるかき回して、ぱっと捨てるように進めていくのです。
とくに文章を書くときなどに、そういう場面があるようです。
カードやメモに、頭に浮かぶことを次から次へと頭がからっぽになるまで、「書くこと
がない」というところまではき出していくのです。
こうやっていくと、自分でも知らなかったような自分の持っている考えが浮き上がって
きます。
そのようにしなければ、私たちは心の底に沈んでいる自分の大切な思想を引き出すこと
ができないもののようです。
それを目覚めさせるために、ぐるぐる回していくこと、からっぽになるまで頭を使い、
鉛筆を止めずに書き続けること。
そこからいい文章、いい見方が生まれて来るというのは、私の実体験でした。
☆「あんな作家 こんな作家 どんな作家」阿川佐和子 ちくま文庫 2014年【再掲載 2016.7】
<出版社の案内>
聞き上手、引き出し上手の阿川佐和子が、お歴々の作家に体当たり取材。「恋愛、趣味」
など普通の質問から入ったのに、いつしか作家は胸の内を吐露するはめに。奥深く切り込
んでゆく鮮やかな手並は、見え隠れする作家の素顔をすかさずキャッチ。登場作家57人。
◇民話ジョッキー 松谷みよ子
『昔話十二か月』
◎ 祖先の生きてきた姿がその話の中から透けて見えてくる
◇卑弥呼に内縁の夫有り 松本清張
『清張通史』全6冊
独特な視点で新しい味方を示唆
◎ 転換の速さ + 旺盛な好奇心
◇素子の好き嫌い 新井素子
めいっぱい数奇で楽しい人物 1986
◇京都ミステリアス訪問 山村美紗
胆大
京都の人
- ミステリアス 裏言葉 反語 隠し言葉 まわりくどい
◎ 華やかなのか淋しいのか分からないのが京都の魅力 1986
◇男と女のプライベートタイム 山口洋子
◎ ステキな男をいっぱい書きたい
魅力的な女性 … 自然に老い朽ちていく女性
魅力的な男性 … 未練がましくなく、笑顔がよく、安心感を与える話し方をする
◇カラッとハードボイルド 大沢在昌
◎ ダンディボーイ
ハードボイルド 1986
◇避暑地のコンペイフォイ 宮本輝
『命の器』エッセイ 1986
◇作家と豚の脂身 吉村昭
津村節子 1987
◇突っ張りロック 山川建一
ロックのスピリット 1987
◇イスパノフィロとPR 逢坂剛
博報堂のPRマン 父は画家 中一弥
スペイン狂い 1987
◇花も団子も 田辺聖子
心和む
◎ まじめとなあなあ 1987
◇冒険家の夢 CWニコル
黒姫
◎ 夢のない人は退屈 1987
◇刀嫌いの時代感覚 白石一郎
◇わが愛しのアイコ様 中山あい子
「イキ」
◇ジャーナリストの目 中村敦夫
活字はカメラ 小説は映画
◎ 人生はサービス業
◇夢見る赤ベコ 高橋克彦
◎ 盛岡
ミステリーのかたちをとったカルチャー小説
◇庵主さまのほっぺた 瀬戸内寂聴
岩手県・定法寺町 天台寺 1988
◇目利きのスカウトマン 村松友視
祖父・村松梢風
「キャバレーのスカウトマン」(吉行)
◇今日はまた男と女の話 渡辺淳一
1988
◇準美少年の瞳 森村誠一
ホテルマン
◎ 下からの視点
◇ふんふんダンナ 吉行淳之介
「ふんふん」
◇澤地式生き方 澤地久枝
ハンディキャップ
◇ミステリーがお好き 藤沢周平
江戸市井談 剣豪小説 1988
◇「悪」を学ぶ 曾野綾子
◇エンドマークからの出発 高橋治
◇永遠の青春 高橋三千綱
◇フェイズ3からの手紙 柳田邦男
◎ 世の中を常にフォローアップ
◇エンドウマメの気持ち 遠藤周作
ご子息ガールフレンドいたずら事件 1989
◇永遠のジョーク&パロディ 清水義範
アイデア
◎ 子どもに対するときは、まず、相手に共通項で喋るようにすること
「勉強なんかやりたくないなあ。先生だってやりたくなかったよ」
◇猫と作家 西村京太郎
人事院 1989
◇南部への片想い 三浦哲郎
南部 お人好し ◎おとなしく淡泊
「大きな作品を書くときは、必ず心の中で誰かに片想いしています」
◇歴史を見据える大きな目 杉本苑子
旺盛な好奇心
◇丸い辛口 塩田丸男
きついことを言うときはニコニコ
◇知識欲への挑戦 立花隆
◎ 超知識空間
◎ しつこい
◇恋のチェーンスモーカー 山田詠美
◇笑いの紳士 井上ひさし
桃太郎に憧れたい
『ナイン』1990
◇あとがき
1986~1991 講談社『IN☆POCKET』連載
「大村はまさんはこんなことを」の紹介 20回目です。
「灯し続けることば」の要約の7回目です。
わたしの大好きな本です。
大村さんのたとえ話は大変わかりやすく、子どもたちにもすっと入っていくようです。
わかりやすいようにと、わたしもたとえ話をするのですが、
どうもだらだらしていけません。
出版社の案内には、
「『国語教育の神様』とまで言われた国語教師・大村はま、98歳になる今日までの著作・
執筆から選びだした珠玉のことば52本と、その周辺。自らを律しつつ、人を育てるこ
とに人生を賭けてきた大村はまの神髄がここに凝縮された。『熱心と愛情、それだけや
れることは、教育の世界にはないんです』『したことの悪さより、しかられた傷のほう
が大きいということはないでしょうか』『熱心結構、いい人あたり前です』『スタート
ラインが一緒でも、ゴールには同時に入りません』『しかられ上手であることが必要で
す』etc.子どもにかかわるすべての大人、仕事に携わるすべての職業人に、折に触れて
ページを開いて読んでほしい。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「クギは一本もなくなったけれど、このクギの穴は残っているんだ。神様でなければ、
この穴を元通りにすることはできないんだよ」
・「ワシントンはそれから一生涯、抜けばいいのではない、クギを打ち込んではならない
という考えを心に持っていたと言います。」
・「カードやメモに、頭に浮かぶことを次から次へと頭がからっぽになるまで、『書くこ
とがない』というところまではき出していくのです。」
「そのようにしなければ、私たちは心の底に沈んでいる自分の大切な思想を引き出すこ
とができないもののようです。」
もう一つ、再掲載となりますが、阿川佐和子さんの
「あんな作家 こんな作家 どんな作家」を載せます。
30年以上前の、雑誌インタビューですが、ものすごく短く要約してありました。
目次のようなのですが、その作家さんらしさがわかるような気がします。
わたしにはよく分かる作家さんばかりですが、
亡くなられている方のお名前が多いと感じます。
自分も年をとったわけです。
浜松出身のベテラン寄席芸人による浜松寄席
「うなぎのぼりの会」が28日13時より
浜松駅南口近くのサーラシティ浜松で開催されます。
お時間のある方は、ぜひ!
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆大村はまさんはこんなことを ⑳-『灯し続けることば』大村はま 小学館 2004年 (7)
◇「このクギの穴は残っているんだ」
アメリカの有名な大統領ワシントンの少年の頃のエピソードです。
サクラの木を切った話でわかるように、ワシントンは相当ないたずら坊主だったようで
す。
困ったお父さんは、ワシントンを呼んで、「これからおまえが悪いことをしたら、この
キッチンの柱にクギを一本打ち込む。
その代わり、いいことをしたら、一本抜く」と言いました。
こうすれば、いたずらが減ると思ったのでしょう。
しかし、なかなかいたずらはやまず、柱はクギだらけになりました。
やがてワシントンも考えるようになって、優しい心を見せたり人を助けたりするように
なります。
そのたびにお父さんは黙ってクギを抜きました。
減ったり増えたりが続いて、ある日、とうとうクギは一本もなくなりました。
お父さんはワシントンを呼んで、柱をなでさせ、「おまえは本当にいい子になった。ご
らん、クギはもう一本もない」。
ワシントンもニコニコしました。
「だけどね」とお父さん。
「クギは一本もなくなったけれど、このクギの穴は残っているんだ。神様でなければ、こ
の穴を元通りにすることはできないんだよ」
ワシントンはそれから一生涯、抜けばいいのではない、クギを打ち込んではならないと
いう考えを心に持っていたと言います。
◇バケツの水を捨てるときのように
掃除の後、バケツの水を捨てるときに、ぐるぐるぐるぐる回してポイと捨てると、底の
ほうに沈んでいた澱が浮かんできて捨てられます。
でもその回転を途中でやめたら、また澱が沈んでしまいます。
人間の頭もそれと同じではないか、と子どもに話すことがありました。
ゆっくり少しずつやっていたのでは、アイディアが出てこないということがあります。
ですから、ぐるぐるかき回して、ぱっと捨てるように進めていくのです。
とくに文章を書くときなどに、そういう場面があるようです。
カードやメモに、頭に浮かぶことを次から次へと頭がからっぽになるまで、「書くこと
がない」というところまではき出していくのです。
こうやっていくと、自分でも知らなかったような自分の持っている考えが浮き上がって
きます。
そのようにしなければ、私たちは心の底に沈んでいる自分の大切な思想を引き出すこと
ができないもののようです。
それを目覚めさせるために、ぐるぐる回していくこと、からっぽになるまで頭を使い、
鉛筆を止めずに書き続けること。
そこからいい文章、いい見方が生まれて来るというのは、私の実体験でした。
☆「あんな作家 こんな作家 どんな作家」阿川佐和子 ちくま文庫 2014年【再掲載 2016.7】
<出版社の案内>
聞き上手、引き出し上手の阿川佐和子が、お歴々の作家に体当たり取材。「恋愛、趣味」
など普通の質問から入ったのに、いつしか作家は胸の内を吐露するはめに。奥深く切り込
んでゆく鮮やかな手並は、見え隠れする作家の素顔をすかさずキャッチ。登場作家57人。
◇民話ジョッキー 松谷みよ子
『昔話十二か月』
◎ 祖先の生きてきた姿がその話の中から透けて見えてくる
◇卑弥呼に内縁の夫有り 松本清張
『清張通史』全6冊
独特な視点で新しい味方を示唆
◎ 転換の速さ + 旺盛な好奇心
◇素子の好き嫌い 新井素子
めいっぱい数奇で楽しい人物 1986
◇京都ミステリアス訪問 山村美紗
胆大
京都の人
- ミステリアス 裏言葉 反語 隠し言葉 まわりくどい
◎ 華やかなのか淋しいのか分からないのが京都の魅力 1986
◇男と女のプライベートタイム 山口洋子
◎ ステキな男をいっぱい書きたい
魅力的な女性 … 自然に老い朽ちていく女性
魅力的な男性 … 未練がましくなく、笑顔がよく、安心感を与える話し方をする
◇カラッとハードボイルド 大沢在昌
◎ ダンディボーイ
ハードボイルド 1986
◇避暑地のコンペイフォイ 宮本輝
『命の器』エッセイ 1986
◇作家と豚の脂身 吉村昭
津村節子 1987
◇突っ張りロック 山川建一
ロックのスピリット 1987
◇イスパノフィロとPR 逢坂剛
博報堂のPRマン 父は画家 中一弥
スペイン狂い 1987
◇花も団子も 田辺聖子
心和む
◎ まじめとなあなあ 1987
◇冒険家の夢 CWニコル
黒姫
◎ 夢のない人は退屈 1987
◇刀嫌いの時代感覚 白石一郎
◇わが愛しのアイコ様 中山あい子
「イキ」
◇ジャーナリストの目 中村敦夫
活字はカメラ 小説は映画
◎ 人生はサービス業
◇夢見る赤ベコ 高橋克彦
◎ 盛岡
ミステリーのかたちをとったカルチャー小説
◇庵主さまのほっぺた 瀬戸内寂聴
岩手県・定法寺町 天台寺 1988
◇目利きのスカウトマン 村松友視
祖父・村松梢風
「キャバレーのスカウトマン」(吉行)
◇今日はまた男と女の話 渡辺淳一
1988
◇準美少年の瞳 森村誠一
ホテルマン
◎ 下からの視点
◇ふんふんダンナ 吉行淳之介
「ふんふん」
◇澤地式生き方 澤地久枝
ハンディキャップ
◇ミステリーがお好き 藤沢周平
江戸市井談 剣豪小説 1988
◇「悪」を学ぶ 曾野綾子
◇エンドマークからの出発 高橋治
◇永遠の青春 高橋三千綱
◇フェイズ3からの手紙 柳田邦男
◎ 世の中を常にフォローアップ
◇エンドウマメの気持ち 遠藤周作
ご子息ガールフレンドいたずら事件 1989
◇永遠のジョーク&パロディ 清水義範
アイデア
◎ 子どもに対するときは、まず、相手に共通項で喋るようにすること
「勉強なんかやりたくないなあ。先生だってやりたくなかったよ」
◇猫と作家 西村京太郎
人事院 1989
◇南部への片想い 三浦哲郎
南部 お人好し ◎おとなしく淡泊
「大きな作品を書くときは、必ず心の中で誰かに片想いしています」
◇歴史を見据える大きな目 杉本苑子
旺盛な好奇心
◇丸い辛口 塩田丸男
きついことを言うときはニコニコ
◇知識欲への挑戦 立花隆
◎ 超知識空間
◎ しつこい
◇恋のチェーンスモーカー 山田詠美
◇笑いの紳士 井上ひさし
桃太郎に憧れたい
『ナイン』1990
◇あとがき
1986~1991 講談社『IN☆POCKET』連載
「この国の宿題」宮川俊彦・櫻井よし子 WAC 2001年 ④(最終) /「梅原猛の歎異抄入門」プレジデント社 1999年 ①(前半)【再掲載 2015.7】 [読書記録 教育]
今回は、11月22日に続いて、宮川俊彦さん、櫻井よし子さんの
「この国の宿題―教育液状化を止める」の紹介4回目 最終です。
出版社の案内には、
「学力の低下、自殺者の増大、いじめや不登校という悲惨な現実がなぜ起こったのか。学
校で悩んでいる先生や子をもつ親世代の人のために、現在の教育へ問題提起する対談集」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「日本に国民はいない いるのはただ庶民のみ 安全は侍任せ」
・「幕末・明治の農民や庶民の自由さ → 自由さをなくしたのは昭和20年以降」
・「アメリカの改革モデルは日本だ アメリカは日本の精神性を恐れた(統一教育)」
・「大人の国の前提条件
わかりにくさとしたたかさ 精力的な生活欲と生存欲 教育水準の高さ」
・「立ち向かっていく姿勢を!」
強さと責任をということでしょうか。
もう一つ、再掲載となりますが、梅原猛さんの
「梅原猛さんの歎異抄入門」①(前半)を載せます。
我が家のお寺さんは浄土真宗です。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「この国の宿題」宮川俊彦・櫻井よし子 WAC 2001年 ④(最終)
◇教育における温故知新
□近代日本の教育を全否定してよかったか
カッテンディーケ
『長崎海軍伝習所の日々』東洋文庫
◎日本に国民はいない いるのはただ庶民のみ
◎安全は侍任せ
□江戸時代を見直す意味
江戸庶民は享楽的で無責任、お上任せで楽しく生きていければよかった。しかし、そ
の代わり人が良くて、倫理的で、面倒見がよくて、井の中の蛙だが結構互いのことはよ
く知り合っていた
□消えた闊達な社会
渡辺京二『逝きし世の面影』
幕末~明治 外国人の日本観
◎「行き交う人々は皆幸せで満ち足りた表情をしている」
農民・庶民の自由さ ← ◎ 自由さをなくしたのは昭和20年以降
□国家と個人をつなぐ新しい価値観を
「子どもは子ども自身のもの」
□根無し草になった米国流理想論
アメリカ
理想論で教育施策や少年法を作った
|
◎アメリカ本国でうまくいかなかったものを日本で実験
↓ (米国の若い共産党員)
◎自助努力や自立、責任感の欠如
◎ 日本と日本人を支えてきた骨が弱くなり崩れてきた
□アメリカの改革モデルは日本だ
アメリカは日本の精神性を恐れた(統一教育)
□自己責任あっての自由
頼り癖から抜け出ない限り真の自由は手にできない
↓
◎「自分こそが頼り」自己責任原則
◎「自分の頭で考える」
□世界で生きる意味を考えよ
大人の国の前提条件
◎ わかりにくさとしたたかさ
◎ 精力的な生活欲と生存欲
◎ 教育水準の高さ
□依存意識が「訓練された無能」をつくる
現代日本人 - 訓練された無能
◎ 自らを1つの枠にはめ込み与えられた役割を果たすこと唯一の価値
□教師も訓練された無能者になっていないか?
|
◎ 生に必要なものは自分に対する誇りと信頼
□日本人の特性4点セット
ある中学生
①「頼る」
②「任せる」
③「委ねる」
④「甘える」
◎日本人 - 危険を隠した素直さ
□IT社会の危うさ
新技術は人間らしさや優しさを増幅すると言うよりエゴを強める方へと向かっている
のではないかと思えてならない(櫻井)
アメリカ
「メディアウォッチ」20社
新聞、テレビを個別にチェック 公正で厳しい評価
□テレビが教師になった
視聴者はさらなる刺激を求めていく
□日本のあるべき姿を示すとき
あるべき国家像がない時代
→ 新しい国家の役割を真剣に論議するべき
□教育再生の鍵は子ども自身が握っている
宮川
→ 作文による表現教育27年 国語作文教育研究所
子どもを活性化させるための刺激作用
子どもたちの表現の乏しさと個としての自立性の欠如
◇あとがき
1970年代頃
核家族2代目から問題行動・事件が深刻化
↑
◎問い直しこそ必要
「なぜ」
「もし」
「どうすれば」
◎立ち向かっていく姿勢を!
☆「梅原猛の歎異抄入門」プレジデント社 1999年 ①(前半)【再掲載 2015.7】
<出版社の案内>
『歎異抄』を初めて読んだのはいつのことだったろうか? 『歎異抄』の一言一句から発
せられる強烈な言葉の響きに圧倒された著者が、その教えを語る。原文および現代語訳
付き。
◇「歎異抄」
本願寺文庫秘蔵
三河・妙音院了祥
「歎異抄聞記」明治41年
清沢満之
◇唯円
晩年の作
親鸞没後30年
◇仏教
552年 日本伝来(欽明天皇 13年)
◎最澄 比叡山延暦寺 経に依拠 法華経
(桓武天皇) 山に求めた 天台宗
◎空海 高野山 経に依拠 大日経
(嵯峨天皇) 山に求めた 真言宗
◇最澄
1 仏性論
2 戒律論
大乗戒 戒壇を叡山に
→ 軽減化
◇空海
即身成仏
◇最澄
善行を積み何度か生まれ変わった後初めて仏となる
↓
◎天台密教 「天台本覚論」
山川草木悉皆成仏 - すべての生き物山や川のような無機質に至るまで仏になれる
◇鎌倉仏教
「天台本覚論」の中から出てきた
↓
◎ 鎌倉仏教はすべての人間が仏になることのできる最も簡便な道を求めたと言うこと
ができる
∥
◎末法思想
釈迦没後
500年間 「正法の世」
1000年間 「後法の世」
「末法の世」
□最も簡単にしかも最も真実の仏になりうると思われる道を選んだ
法然 - 念仏 (宗教改革の先頭)
日蓮 - 題目
道元 - 座禅
□天台宗
源信「往生要集」浄土教を
醜い世を厭い離れ美しい極楽浄土を願い求めよ
念仏「南無阿弥陀仏」
↓
◎ 源信により日本人の三分の一は浄土教の信者に
◎ 永観により残りの三分の一も浄土教信者に
◎ 法然により残りの三分の一も浄土教信者に
「この国の宿題―教育液状化を止める」の紹介4回目 最終です。
出版社の案内には、
「学力の低下、自殺者の増大、いじめや不登校という悲惨な現実がなぜ起こったのか。学
校で悩んでいる先生や子をもつ親世代の人のために、現在の教育へ問題提起する対談集」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「日本に国民はいない いるのはただ庶民のみ 安全は侍任せ」
・「幕末・明治の農民や庶民の自由さ → 自由さをなくしたのは昭和20年以降」
・「アメリカの改革モデルは日本だ アメリカは日本の精神性を恐れた(統一教育)」
・「大人の国の前提条件
わかりにくさとしたたかさ 精力的な生活欲と生存欲 教育水準の高さ」
・「立ち向かっていく姿勢を!」
強さと責任をということでしょうか。
もう一つ、再掲載となりますが、梅原猛さんの
「梅原猛さんの歎異抄入門」①(前半)を載せます。
我が家のお寺さんは浄土真宗です。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「この国の宿題」宮川俊彦・櫻井よし子 WAC 2001年 ④(最終)
◇教育における温故知新
□近代日本の教育を全否定してよかったか
カッテンディーケ
『長崎海軍伝習所の日々』東洋文庫
◎日本に国民はいない いるのはただ庶民のみ
◎安全は侍任せ
□江戸時代を見直す意味
江戸庶民は享楽的で無責任、お上任せで楽しく生きていければよかった。しかし、そ
の代わり人が良くて、倫理的で、面倒見がよくて、井の中の蛙だが結構互いのことはよ
く知り合っていた
□消えた闊達な社会
渡辺京二『逝きし世の面影』
幕末~明治 外国人の日本観
◎「行き交う人々は皆幸せで満ち足りた表情をしている」
農民・庶民の自由さ ← ◎ 自由さをなくしたのは昭和20年以降
□国家と個人をつなぐ新しい価値観を
「子どもは子ども自身のもの」
□根無し草になった米国流理想論
アメリカ
理想論で教育施策や少年法を作った
|
◎アメリカ本国でうまくいかなかったものを日本で実験
↓ (米国の若い共産党員)
◎自助努力や自立、責任感の欠如
◎ 日本と日本人を支えてきた骨が弱くなり崩れてきた
□アメリカの改革モデルは日本だ
アメリカは日本の精神性を恐れた(統一教育)
□自己責任あっての自由
頼り癖から抜け出ない限り真の自由は手にできない
↓
◎「自分こそが頼り」自己責任原則
◎「自分の頭で考える」
□世界で生きる意味を考えよ
大人の国の前提条件
◎ わかりにくさとしたたかさ
◎ 精力的な生活欲と生存欲
◎ 教育水準の高さ
□依存意識が「訓練された無能」をつくる
現代日本人 - 訓練された無能
◎ 自らを1つの枠にはめ込み与えられた役割を果たすこと唯一の価値
□教師も訓練された無能者になっていないか?
|
◎ 生に必要なものは自分に対する誇りと信頼
□日本人の特性4点セット
ある中学生
①「頼る」
②「任せる」
③「委ねる」
④「甘える」
◎日本人 - 危険を隠した素直さ
□IT社会の危うさ
新技術は人間らしさや優しさを増幅すると言うよりエゴを強める方へと向かっている
のではないかと思えてならない(櫻井)
アメリカ
「メディアウォッチ」20社
新聞、テレビを個別にチェック 公正で厳しい評価
□テレビが教師になった
視聴者はさらなる刺激を求めていく
□日本のあるべき姿を示すとき
あるべき国家像がない時代
→ 新しい国家の役割を真剣に論議するべき
□教育再生の鍵は子ども自身が握っている
宮川
→ 作文による表現教育27年 国語作文教育研究所
子どもを活性化させるための刺激作用
子どもたちの表現の乏しさと個としての自立性の欠如
◇あとがき
1970年代頃
核家族2代目から問題行動・事件が深刻化
↑
◎問い直しこそ必要
「なぜ」
「もし」
「どうすれば」
◎立ち向かっていく姿勢を!
☆「梅原猛の歎異抄入門」プレジデント社 1999年 ①(前半)【再掲載 2015.7】
<出版社の案内>
『歎異抄』を初めて読んだのはいつのことだったろうか? 『歎異抄』の一言一句から発
せられる強烈な言葉の響きに圧倒された著者が、その教えを語る。原文および現代語訳
付き。
◇「歎異抄」
本願寺文庫秘蔵
三河・妙音院了祥
「歎異抄聞記」明治41年
清沢満之
◇唯円
晩年の作
親鸞没後30年
◇仏教
552年 日本伝来(欽明天皇 13年)
◎最澄 比叡山延暦寺 経に依拠 法華経
(桓武天皇) 山に求めた 天台宗
◎空海 高野山 経に依拠 大日経
(嵯峨天皇) 山に求めた 真言宗
◇最澄
1 仏性論
2 戒律論
大乗戒 戒壇を叡山に
→ 軽減化
◇空海
即身成仏
◇最澄
善行を積み何度か生まれ変わった後初めて仏となる
↓
◎天台密教 「天台本覚論」
山川草木悉皆成仏 - すべての生き物山や川のような無機質に至るまで仏になれる
◇鎌倉仏教
「天台本覚論」の中から出てきた
↓
◎ 鎌倉仏教はすべての人間が仏になることのできる最も簡便な道を求めたと言うこと
ができる
∥
◎末法思想
釈迦没後
500年間 「正法の世」
1000年間 「後法の世」
「末法の世」
□最も簡単にしかも最も真実の仏になりうると思われる道を選んだ
法然 - 念仏 (宗教改革の先頭)
日蓮 - 題目
道元 - 座禅
□天台宗
源信「往生要集」浄土教を
醜い世を厭い離れ美しい極楽浄土を願い求めよ
念仏「南無阿弥陀仏」
↓
◎ 源信により日本人の三分の一は浄土教の信者に
◎ 永観により残りの三分の一も浄土教信者に
◎ 法然により残りの三分の一も浄土教信者に
「安倍官邸VSNHK」相澤冬樹 文藝春秋 2018年 ③ /「補導現場から教師に伝えたいこと」来間規子(大阪府警本部少年課) 『月刊少年育成』2005年4月号より②【再掲載 2015.3】 [読書記録 一般]
今回は、11月18日に続いて、相澤冬樹さんの
「安倍官邸VS.NHK」の紹介 3回目です。
森友問題、いつまでもすっきりとしません。
出版社の案内には、
「『森友事件』の原稿から、消される『安倍官邸とのつながり』。NHKでも検察でも東京
vs.大阪のせめぎ合いが続く中、特ダネをつかんだ記者が異動を命じられた!政権を揺
るがす疑惑と巨大組織内に強まる圧力―その狭間で最後まで戦い続けた男の渾身のノン
フィクション。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「国有地問題から補助金詐欺へ → 焦点を移す検察の捜査」
・「背任から世間の目をそらすための国策捜査」
・「『あなたの将来はないと思え』 → 忖度報道」
もう一つ、再掲載となりますが、『月刊少年育成』2005年4月号より来間規子さんの
「補導現場から教師に伝えたいこと」を載せます。
- 教師から見ると40人のうちの一人だが、子どもからは一人の担任
ということが心に残ります。
よく、
「『自分が先生からえこひいきされている』と子ども全員に思われるように!」
と言われますが、この文章を読むと、より納得します。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「安倍官邸VSNHK」相澤冬樹 文藝春秋 2018年 ③
◇国有地問題から補助金詐欺へ ~焦点を移す検察の捜査~
水面下で進行する審査
「ガサが来ました」
見事な特ダネ
検察内部の東京VS大阪
東京 早く逮捕 口封じ(籠池氏批判)
大阪 現場の都合優先
特捜部長が激怒した
産経の記事に山本特捜部長が激怒
ドタバタの捜査現場
◇背任の実態に迫る特ダネに報道局長激怒
東京から来たデスク
耳を疑う情報
局長を説得するまで待ってほしい
背任から世間の目をそらすための国策捜査
|
ニュースとして出した 2017(H29)7.26夜のニュース7
「あなたの将来はないと思え」
小池報道局長が大阪のA報道部長に電話
↓
忖度報道
◇籠池前理事長逮捕の舞台裏
デタラメ記事
1.26朝 毎日新聞朝刊 「籠池氏近く本格捜査」
籠池邸の男たち
NHK(私)からたくさんの菓子折
「逮捕へ」の特ダネ
◇取材体制変更で担当を外された私 森友事件追及弁護団
司法クラブから外される?
反骨の人
坂口徳雄弁護士 1973(S48)弁護士登録 1971 最高裁から認容拒否
愛須勝也弁護士 2000年登録
特捜部も一目置く法律家集団
菅野園子弁護士 2004年登録 高須賀彦弁護士 2013年登録
小林徹也弁護士 1994年登録 岩佐賢次弁護士 2010年登録
上脇博之神戸学院大学教授
☆「補導現場から教師に伝えたいこと」来間規子(大阪府警本部少年課) 『月刊少年育成』2005年4月号より②【再掲載 2015.3】
◇はじめに
非行問題を含め問題行動に走る子どもたちは、一面身勝手そうに見えていても、他面に
おいては心の中にどこか翳りが見られます。
それを「ツッパリ」とか、「ひねくれ者」という一言で避ける、見放すなど邪魔者的な
扱いをし、見て見ぬ振りをしている。
悲しいことですが、これが問題を起こす子どもたちを観る大人の現実ではないかと思い
ます。
身勝手そうでいて、心に翳りを持っている子どもたちは、どちらかと言いますと、自己
表現が下手で寂しがり屋の子どもたちが多いことにも気づかされます。
私ども少年育成室の勤務員は、街頭補導、少年相談、継続補導、立直り支援活動等を通
じて、このような子どもたちと接する機会が多いわけですが、私たちがかかわわる前の段
階で子どもたちのシグナルをキャッチしてあげることができれば、子どもたちの様子も、
もう少し違ったものになっていたのではないかと思うことがあります。
◇子どもたちとのかかわりの中で感じること
子どもたちとの係わりの中で、特に感じさせられることは、不思議と言葉遣いが下手で、
しかも自分の意思を正しく伝えることができない子どもが多いということです。
別の言い方をすれば、コミュニケーションを苦手としていると言っても良いと思います。
問題行動を起こす子どもたちは、「相手に気持が伝わらない」、「言いたいことが正しく
言えない」ことに迷い、苛立ち、そして、感情をむき出し、挙句には「どうでもよい」と
物事を短絡的に考え、行動してしまう。
このことの繰返しが多いようです。
コミュニケーションは、言葉の持つ温か味、心情の温もりに加え、正しく相手に伝える
というものがなければ理解し得ないものだと思うわけですが、そのことさえわかっていな
い、あるいは表現する術を知らない子どもたち。
ここに、子どもたちが人や社会と摩擦を生じさせる問題の根っこが一つあるような気が
してなりません。
◇気づいて欲しい子どものシグナル
突然、非行に走る、あるいは問題行動を起こす子どもは、稀といってもよいと思います。
問題が生じる前には、普段見られた行動が見られなくなる、影を潜めたように黙り込む、
あるいは学校に行きたがらないなど、必ずその前兆ともいえるような現象、すなわち子ど
ものシグナル的な言動が、少し気をつけていれば見えてくるものなのです。
その反面、子どもに関心がなければ気づくこともありませんし、気づいたときは、すで
に遅いということは、現在の少年問題に如実に現れていることだと思います。
今の世の中、あまりにも
「無関心」
「無感動」
「無責任」
といったことが多いように思います。
子どものことに無関心、子どもが成長し得たことに無感動、子どもの行動に無責任とい
った大人の態度が、子どもの問題をより深刻なものにしているように思います。
だからこそ、子どものちょっとしたことにも関心を抱き、これは良いと思うことには共
に喜び、駄目なことは駄目だと明確に諭すことが大切だと思います。
そのためには、子どもと向き合って話を聞く、語りかけることが重要であり、このこと
に子どもは敏感に反応してきます。
◇補導現場から伝えたいこと
街頭で補導していた時のこと、あるカラオケボックスで三人の女子中学生を喫煙行為で
補導しました。
テーブル上の灰皿に山積みとなったタバコの吸殻をみて、よくこれだけのタバコが吸え
るな、何も感じないのかしらと思いました。
事情を聴いてみると、最初三人の少女たちは、
「自分たちは吸っていない。この灰皿は来た時から置いてあった」
と反抗的な態度とともに主張していました。
いつものこと、と腰を据えて話を聴いていくうちに、二人はⅠ中学の同級生で、もう一
人はM中学の生徒ということが判明しました。
私たちは、普段から学校の先生方、とりわけ生徒指導の先生方と連絡を取り合い、子ど
もたちの問題行動について話し合うことが多い関係から、どこの学校だったならば、生徒
指導の先生は誰かということを覚えるように努めていましたので、
「Ⅰ中学校の先生は、T先生よね。M中学校の先生は0先生よね」
と話をしますと、
「なんで知ってるの。先生と友達? まいったなあ」
と言いながらも、笑顔を見せだし、態度も素直になり、自らタバコは近くの自動販売機か
ら買い吸ったことと、学枚をズル休みしていたことも話すようになりました。
普段、学校生活についていろいろと指導する立場にある生徒指導の先生方や担任の先生
方、子どもたちは先生方を煩わしがっていると思われがちになりますが、いざという時は
先生方を頼りにしているのです。
数多くの補導現場で子どもたちとかかわり、このことを強く肌で感じています。
◇私だけ、お迎えないなぁ
喫煙と怠学で補導した少女たち。詳しい状況を学校に連絡したときのことです。Ⅰ中学
校の生徒指導のT先生は、
「学校に来ていないので心配し、捜していたところです。お世話になります。今からすぐ
に生徒を迎えに行きますので、その間よろしくお願いします」
という返事。
しかし、M中学校では、生徒指導の0先生が所用で不在だったため、他の先生が対応
してくれました。ただ、対応された先生は、
「お世話をかけました。あいにく生徒指導の先生も担任の先生もおりません。忙しくて迎
えに行けないので、本人に学校に来るように言って下さい」
とのことでした。
このことを三人の少女たちに話すと、Ⅰ中学校の二人は、
「嫌だな、誰が来るのかな、T先生かな、また、相談室行きやな」
と言いつつ、どこか先生を待っている寡囲気が見られたのですが、M中学校の少女は、
「よかった。こっちは誰も来ないから気楽でいいわ。どうせ先生なんて、何も関心ないし
さ」
と言っていたものの、言葉とは裏腹に表情は沈みがちでした。そして、下を向きながら、
「私だけお迎えないなぁ。どうせ、いつも放ったらかしやから」
と、か細い声でつぶやいていました。
その後、Ⅰ中学校のT先生とは、二人の少女について定期的に連絡を取り合い、また
保護者からの希望もあって、私どもがかかわるようになったのですが、M中学校からは
何の連絡もありませんでした。
同じ問題行動を起こしても、生徒を何とかしようと奔走する教師がいて、また、そのよ
うな教師に反発を示すものの、どこか心の中では頼りにしている生徒と、教師に期待する
ことさえできずにいる生徒。
このことだけですべてを推し量ることはできませんが、この違いは、どこから生まれる
のだろうか、と考えさせられた補導活動の一コマでした。
◇おわりに
問題行動を起こす子どもたちは、心の中では「大切な存在でありたい」、「認められる
存在でありたい」と願っています。その願いがままにならないと感じたとき、身勝手な行
動を取りがちです。
このような子どもたち、学校であれば、仮に40人学級の一員であるとすれば、教師に
とっては、その子どもは「40分の1」の存在かもしれませんが、子どもたち一人ひとり
には、自分の存在自体が「一分の一」として教師に感じて欲しいと思っているのではない
でしょうか。
家庭内における教育力の低下に加え、地域社会での育む力さえも衰えてきているなどと
取り沙汰されている昨今、子どもたちの非行や問題行動を巡る対応について、現在ほど、
関係機関・団体の方々と連携し協力し合って取組んでいくことが求められていることはな
いと思います。
中でも、「非行防止と保護」の観点から取組む警察職員と「児童生徒の安全と生活指導」
の観点から取組む教師とは、「子どもを守る」というキーワードでは共通しており、この
両者がしっかりとスクラムを組み、子どもの問題行動に的確に対応していくことが、身勝
手でいて、どこか心に翳りを持つ子どもたちを一人でも多く救うことにつながるのではな
いかと大いに期待しています。
「安倍官邸VS.NHK」の紹介 3回目です。
森友問題、いつまでもすっきりとしません。
出版社の案内には、
「『森友事件』の原稿から、消される『安倍官邸とのつながり』。NHKでも検察でも東京
vs.大阪のせめぎ合いが続く中、特ダネをつかんだ記者が異動を命じられた!政権を揺
るがす疑惑と巨大組織内に強まる圧力―その狭間で最後まで戦い続けた男の渾身のノン
フィクション。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「国有地問題から補助金詐欺へ → 焦点を移す検察の捜査」
・「背任から世間の目をそらすための国策捜査」
・「『あなたの将来はないと思え』 → 忖度報道」
もう一つ、再掲載となりますが、『月刊少年育成』2005年4月号より来間規子さんの
「補導現場から教師に伝えたいこと」を載せます。
- 教師から見ると40人のうちの一人だが、子どもからは一人の担任
ということが心に残ります。
よく、
「『自分が先生からえこひいきされている』と子ども全員に思われるように!」
と言われますが、この文章を読むと、より納得します。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
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静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「安倍官邸VSNHK」相澤冬樹 文藝春秋 2018年 ③
◇国有地問題から補助金詐欺へ ~焦点を移す検察の捜査~
水面下で進行する審査
「ガサが来ました」
見事な特ダネ
検察内部の東京VS大阪
東京 早く逮捕 口封じ(籠池氏批判)
大阪 現場の都合優先
特捜部長が激怒した
産経の記事に山本特捜部長が激怒
ドタバタの捜査現場
◇背任の実態に迫る特ダネに報道局長激怒
東京から来たデスク
耳を疑う情報
局長を説得するまで待ってほしい
背任から世間の目をそらすための国策捜査
|
ニュースとして出した 2017(H29)7.26夜のニュース7
「あなたの将来はないと思え」
小池報道局長が大阪のA報道部長に電話
↓
忖度報道
◇籠池前理事長逮捕の舞台裏
デタラメ記事
1.26朝 毎日新聞朝刊 「籠池氏近く本格捜査」
籠池邸の男たち
NHK(私)からたくさんの菓子折
「逮捕へ」の特ダネ
◇取材体制変更で担当を外された私 森友事件追及弁護団
司法クラブから外される?
反骨の人
坂口徳雄弁護士 1973(S48)弁護士登録 1971 最高裁から認容拒否
愛須勝也弁護士 2000年登録
特捜部も一目置く法律家集団
菅野園子弁護士 2004年登録 高須賀彦弁護士 2013年登録
小林徹也弁護士 1994年登録 岩佐賢次弁護士 2010年登録
上脇博之神戸学院大学教授
☆「補導現場から教師に伝えたいこと」来間規子(大阪府警本部少年課) 『月刊少年育成』2005年4月号より②【再掲載 2015.3】
◇はじめに
非行問題を含め問題行動に走る子どもたちは、一面身勝手そうに見えていても、他面に
おいては心の中にどこか翳りが見られます。
それを「ツッパリ」とか、「ひねくれ者」という一言で避ける、見放すなど邪魔者的な
扱いをし、見て見ぬ振りをしている。
悲しいことですが、これが問題を起こす子どもたちを観る大人の現実ではないかと思い
ます。
身勝手そうでいて、心に翳りを持っている子どもたちは、どちらかと言いますと、自己
表現が下手で寂しがり屋の子どもたちが多いことにも気づかされます。
私ども少年育成室の勤務員は、街頭補導、少年相談、継続補導、立直り支援活動等を通
じて、このような子どもたちと接する機会が多いわけですが、私たちがかかわわる前の段
階で子どもたちのシグナルをキャッチしてあげることができれば、子どもたちの様子も、
もう少し違ったものになっていたのではないかと思うことがあります。
◇子どもたちとのかかわりの中で感じること
子どもたちとの係わりの中で、特に感じさせられることは、不思議と言葉遣いが下手で、
しかも自分の意思を正しく伝えることができない子どもが多いということです。
別の言い方をすれば、コミュニケーションを苦手としていると言っても良いと思います。
問題行動を起こす子どもたちは、「相手に気持が伝わらない」、「言いたいことが正しく
言えない」ことに迷い、苛立ち、そして、感情をむき出し、挙句には「どうでもよい」と
物事を短絡的に考え、行動してしまう。
このことの繰返しが多いようです。
コミュニケーションは、言葉の持つ温か味、心情の温もりに加え、正しく相手に伝える
というものがなければ理解し得ないものだと思うわけですが、そのことさえわかっていな
い、あるいは表現する術を知らない子どもたち。
ここに、子どもたちが人や社会と摩擦を生じさせる問題の根っこが一つあるような気が
してなりません。
◇気づいて欲しい子どものシグナル
突然、非行に走る、あるいは問題行動を起こす子どもは、稀といってもよいと思います。
問題が生じる前には、普段見られた行動が見られなくなる、影を潜めたように黙り込む、
あるいは学校に行きたがらないなど、必ずその前兆ともいえるような現象、すなわち子ど
ものシグナル的な言動が、少し気をつけていれば見えてくるものなのです。
その反面、子どもに関心がなければ気づくこともありませんし、気づいたときは、すで
に遅いということは、現在の少年問題に如実に現れていることだと思います。
今の世の中、あまりにも
「無関心」
「無感動」
「無責任」
といったことが多いように思います。
子どものことに無関心、子どもが成長し得たことに無感動、子どもの行動に無責任とい
った大人の態度が、子どもの問題をより深刻なものにしているように思います。
だからこそ、子どものちょっとしたことにも関心を抱き、これは良いと思うことには共
に喜び、駄目なことは駄目だと明確に諭すことが大切だと思います。
そのためには、子どもと向き合って話を聞く、語りかけることが重要であり、このこと
に子どもは敏感に反応してきます。
◇補導現場から伝えたいこと
街頭で補導していた時のこと、あるカラオケボックスで三人の女子中学生を喫煙行為で
補導しました。
テーブル上の灰皿に山積みとなったタバコの吸殻をみて、よくこれだけのタバコが吸え
るな、何も感じないのかしらと思いました。
事情を聴いてみると、最初三人の少女たちは、
「自分たちは吸っていない。この灰皿は来た時から置いてあった」
と反抗的な態度とともに主張していました。
いつものこと、と腰を据えて話を聴いていくうちに、二人はⅠ中学の同級生で、もう一
人はM中学の生徒ということが判明しました。
私たちは、普段から学校の先生方、とりわけ生徒指導の先生方と連絡を取り合い、子ど
もたちの問題行動について話し合うことが多い関係から、どこの学校だったならば、生徒
指導の先生は誰かということを覚えるように努めていましたので、
「Ⅰ中学校の先生は、T先生よね。M中学校の先生は0先生よね」
と話をしますと、
「なんで知ってるの。先生と友達? まいったなあ」
と言いながらも、笑顔を見せだし、態度も素直になり、自らタバコは近くの自動販売機か
ら買い吸ったことと、学枚をズル休みしていたことも話すようになりました。
普段、学校生活についていろいろと指導する立場にある生徒指導の先生方や担任の先生
方、子どもたちは先生方を煩わしがっていると思われがちになりますが、いざという時は
先生方を頼りにしているのです。
数多くの補導現場で子どもたちとかかわり、このことを強く肌で感じています。
◇私だけ、お迎えないなぁ
喫煙と怠学で補導した少女たち。詳しい状況を学校に連絡したときのことです。Ⅰ中学
校の生徒指導のT先生は、
「学校に来ていないので心配し、捜していたところです。お世話になります。今からすぐ
に生徒を迎えに行きますので、その間よろしくお願いします」
という返事。
しかし、M中学校では、生徒指導の0先生が所用で不在だったため、他の先生が対応
してくれました。ただ、対応された先生は、
「お世話をかけました。あいにく生徒指導の先生も担任の先生もおりません。忙しくて迎
えに行けないので、本人に学校に来るように言って下さい」
とのことでした。
このことを三人の少女たちに話すと、Ⅰ中学校の二人は、
「嫌だな、誰が来るのかな、T先生かな、また、相談室行きやな」
と言いつつ、どこか先生を待っている寡囲気が見られたのですが、M中学校の少女は、
「よかった。こっちは誰も来ないから気楽でいいわ。どうせ先生なんて、何も関心ないし
さ」
と言っていたものの、言葉とは裏腹に表情は沈みがちでした。そして、下を向きながら、
「私だけお迎えないなぁ。どうせ、いつも放ったらかしやから」
と、か細い声でつぶやいていました。
その後、Ⅰ中学校のT先生とは、二人の少女について定期的に連絡を取り合い、また
保護者からの希望もあって、私どもがかかわるようになったのですが、M中学校からは
何の連絡もありませんでした。
同じ問題行動を起こしても、生徒を何とかしようと奔走する教師がいて、また、そのよ
うな教師に反発を示すものの、どこか心の中では頼りにしている生徒と、教師に期待する
ことさえできずにいる生徒。
このことだけですべてを推し量ることはできませんが、この違いは、どこから生まれる
のだろうか、と考えさせられた補導活動の一コマでした。
◇おわりに
問題行動を起こす子どもたちは、心の中では「大切な存在でありたい」、「認められる
存在でありたい」と願っています。その願いがままにならないと感じたとき、身勝手な行
動を取りがちです。
このような子どもたち、学校であれば、仮に40人学級の一員であるとすれば、教師に
とっては、その子どもは「40分の1」の存在かもしれませんが、子どもたち一人ひとり
には、自分の存在自体が「一分の一」として教師に感じて欲しいと思っているのではない
でしょうか。
家庭内における教育力の低下に加え、地域社会での育む力さえも衰えてきているなどと
取り沙汰されている昨今、子どもたちの非行や問題行動を巡る対応について、現在ほど、
関係機関・団体の方々と連携し協力し合って取組んでいくことが求められていることはな
いと思います。
中でも、「非行防止と保護」の観点から取組む警察職員と「児童生徒の安全と生活指導」
の観点から取組む教師とは、「子どもを守る」というキーワードでは共通しており、この
両者がしっかりとスクラムを組み、子どもの問題行動に的確に対応していくことが、身勝
手でいて、どこか心に翳りを持つ子どもたちを一人でも多く救うことにつながるのではな
いかと大いに期待しています。
小浜逸郎さんはこんなことを⑦-「14歳 日本の子どもの謎」イースト・ブック 1997年 (1) /「発想名人」齋藤孝 文藝春秋 2003年 ①【再掲載 2014.5】 [読書記録 教育]
今回は、11月20日に続いて、
「小浜逸郎さんはこんなことを」7回目、
「14歳 日本の子どもの謎」1回目の紹介です。
出版されて随分経っているためでしょう、
出版社の案内を見つけることができませんでした。
思っていてもうまく言葉にできないことを、的確に表現してくれる小浜さんの本が、わた
しは好きです。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「(騒ぐ)マスコミ → 何の答えも出さぬまま飽きられて終わる」
・「現代の思春期の子どもを正確に捉えよ!→ 自分の不安の正体を真正面から見つめる」
- 四半世紀近く経った今現在でも同様だと感じています。
・「こわいことを見ないようにするため,『教育』という手近な悪者を見つけて,大げさ
に驚いたふりをしている」
・「子どもは大人の目を盗んで相当悪いことをやる存在であり,ことに思春期は,人間の
もつ悪の面が個人の行動としてもっとも現れやすい時期である。人間が歴史の中でど
れほど残虐なことを繰り返してきたのか。しかも,それはなくなっていない。」
・「どこかで無理が生じる」
- 大変気になることです。
もう一つ、再掲載となりますが、齋藤孝さんの
「発想名人」①を載せます。
これもだいぶ以前の本ですが、
ものすごく多い本を現在も出し続けている齋藤さんの秘密が分かるような本です。
週末、近場にミニミニ旅行に行きました。
高根城 よく歩きました
掛川花鳥園 ショーを楽しみました
油山寺 紅葉もそろそろ
デンマーク牧場 ソフトクリームを味わいました
清水邸庭園 紅葉がきれいでした
福田港の避難タワー 津波避難タワー15m サーファーがいっぱい(そう見えませんが)
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆小浜逸郎さんはこんなことを⑦-「14歳 日本の子どもの謎」イースト・ブック 1997年(1)
◇はじめに
□マスコミ
○同じ問いかけ
○直接的な事実背景を追いかけることに終始
↓
◎ 何の答えも出さぬまま飽きられて終わる
□サカキバラ事件 = 今の日本の大人たちに共通した大きな不安
◎現代の思春期の子どもを正確に捉えよ!
∥
自分の不安の正体を真正面から見つめる
∥
◎ 今後の「大人-子ども」関係
◇劇場型社会の残虐事件①
□「子どもは社会の犠牲者」説の愚かさ
日本人の健忘症
自分が14歳のころは?
人間が歴史の中でどれほど残虐なことを繰り返してきたのか
↓
◎ 子どもは純真?
□教育が悪いということにしておけば人間の真実を見なくてもすむ
◎ こわいことを見ないようにするため,「教育」という手近な悪者を見つけて,大げ
さに驚いたふりをしている
↑
※認識を!
◎ 子どもは大人の目を盗んで相当悪いことをやる存在であり,ことに思春期は,人間
のもつ悪の面が個人の行動としてもっとも現れやすい時期である。人間が歴史の中で
どれほど残虐なことを繰り返してきたのか。しかも,それはなくなっていない。
∥
「サカキバラ」少年は「異常」
□歴史が証明する人間の「残虐性」好み
◎芸術的といっていいほどの残虐な本能
「善」とは「悪」とは?
善 = ある共同体の共通利益にかなう意志や行為
悪 = ある共同体の共通利益に反する意志や行為
|
◎「善人」であるためには,共同体のメンバーとして,そのルールとか慣習に黙々と従
って生活すればよい
↑↓
「悪」は必ず人と違った積極的な目立つ行為として表現される
= 特別な行為
◎「残虐的なことはいけない」というモラルも絶対的なものではない
室町期 - 車ひきの刑
戦国期 - 首をあげる
ヨーロッパはさらにすごい
身体刑 - 見世物 19世紀半ばまで
死体解剖も公開 = 共同体の一種の儀式
意義
① 本能「残虐性」の放流回路
② 共同体が自分の秩序の維持・存続のため本能を利用した
↓
◎「理性」を基礎とした法治社会
「理性的存在としての個人」
利点: 個人が他人を侵害しない限りそれぞれの欲望を自由に表現したり実現
したりできるようになった
= 変な掟や理不尽な拘束やひどい差別に苦しむことが少なくなった
↑↓
◎大変なところ いろいろな人間がいる
一人にもいろいろな面がある
∥
◎どこかで無理が生じる
☆「発想名人」齋藤孝 文藝春秋 2003年 ①【再掲載 2014.5】
<出版社の案内>
「徹子の部屋」出演、明大ゼミの出来事、学生の就職難まで、名物教授は日常をこう学ぶ。
ユニークな思考が爆発する超教育エッセイ
◇教育欲と説教マシン
□教育欲
教育欲とは、誰かを教育しようという欲望
= 自分の教育の情熱で身を焼かれる状態
|
◎種族保存の要請と結びつく
説教が止まらなくなった状態 = 「説教マシン」
居酒屋での説教 ~ 日本経済動力源の一つ
◇教育誘発性のワナ
□教え魔 と 教えられ魔(ブラックホール)
◎教育誘発性 … 教育欲を誘発する何かをもった人物
覚えが悪くても見捨てられず指導を受け続ける才、愛される
◇秘数3と引きこもり
□3という数字の魅力
「ポイントは3つあります」
3人になると社会になる
□ひきこもり
「一人では引きこもりはできない。2という数字があってはじめてひきこもれる」
◎「家族への甘えと社会の拒絶」 + 「一人の不安」
◇喝采ゲーム
□「意識の配分」と「視線の配分」
眼の力の偉大さ = まなざしの力
「喝采ゲーム」
全員で立ち上がって拍手をし、声を上げて喝采を送る
ブラボー、日本一
◇質問力VSコメント力
トークショー - 井上陽水と伊藤佐智子(デザイナー)
◎「質問力」 … 質問にはレベルがある
井上陽水のコメント力、恐るべし
最低レベルの質問に対して的確かつ誠実に答える
◇高速回転脳みそ
□「徹子の部屋」
黒柳女史の意識の高速回転
◎際だった要約力
□サッカーワールドカップ゚
精神力 = 集中力の持続
◎高速回転脳みそを鍛えることがスポーツ選手養成の条件
◇もんじゃ的ごちゃまぜパワー
□ブラジルサッカー
個人の想像力、華のある無駄がある、遊びのあるスタイル
◎サッカーともんじゃ焼き = ごちゃ混ぜ、カオス
野球とお好み焼き
◇麗人の日本語
□ 美輪明宏と国語教育
理想の国語教科書
= 「凄み・憧れ・生の美意識」 やくざの世界(たけし)
美輪明宏
白波5人男の弁天小僧菊の助の台詞独演 = 息づかいのワザ
美輪明宏
控え室で著書とCDのプレゼント(毛筆サイン)
「お目汚しに」の言葉 ← 謙虚さと自信-凄み
「小浜逸郎さんはこんなことを」7回目、
「14歳 日本の子どもの謎」1回目の紹介です。
出版されて随分経っているためでしょう、
出版社の案内を見つけることができませんでした。
思っていてもうまく言葉にできないことを、的確に表現してくれる小浜さんの本が、わた
しは好きです。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「(騒ぐ)マスコミ → 何の答えも出さぬまま飽きられて終わる」
・「現代の思春期の子どもを正確に捉えよ!→ 自分の不安の正体を真正面から見つめる」
- 四半世紀近く経った今現在でも同様だと感じています。
・「こわいことを見ないようにするため,『教育』という手近な悪者を見つけて,大げさ
に驚いたふりをしている」
・「子どもは大人の目を盗んで相当悪いことをやる存在であり,ことに思春期は,人間の
もつ悪の面が個人の行動としてもっとも現れやすい時期である。人間が歴史の中でど
れほど残虐なことを繰り返してきたのか。しかも,それはなくなっていない。」
・「どこかで無理が生じる」
- 大変気になることです。
もう一つ、再掲載となりますが、齋藤孝さんの
「発想名人」①を載せます。
これもだいぶ以前の本ですが、
ものすごく多い本を現在も出し続けている齋藤さんの秘密が分かるような本です。
週末、近場にミニミニ旅行に行きました。
高根城 よく歩きました
掛川花鳥園 ショーを楽しみました
油山寺 紅葉もそろそろ
デンマーク牧場 ソフトクリームを味わいました
清水邸庭園 紅葉がきれいでした
福田港の避難タワー 津波避難タワー15m サーファーがいっぱい(そう見えませんが)
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆小浜逸郎さんはこんなことを⑦-「14歳 日本の子どもの謎」イースト・ブック 1997年(1)
◇はじめに
□マスコミ
○同じ問いかけ
○直接的な事実背景を追いかけることに終始
↓
◎ 何の答えも出さぬまま飽きられて終わる
□サカキバラ事件 = 今の日本の大人たちに共通した大きな不安
◎現代の思春期の子どもを正確に捉えよ!
∥
自分の不安の正体を真正面から見つめる
∥
◎ 今後の「大人-子ども」関係
◇劇場型社会の残虐事件①
□「子どもは社会の犠牲者」説の愚かさ
日本人の健忘症
自分が14歳のころは?
人間が歴史の中でどれほど残虐なことを繰り返してきたのか
↓
◎ 子どもは純真?
□教育が悪いということにしておけば人間の真実を見なくてもすむ
◎ こわいことを見ないようにするため,「教育」という手近な悪者を見つけて,大げ
さに驚いたふりをしている
↑
※認識を!
◎ 子どもは大人の目を盗んで相当悪いことをやる存在であり,ことに思春期は,人間
のもつ悪の面が個人の行動としてもっとも現れやすい時期である。人間が歴史の中で
どれほど残虐なことを繰り返してきたのか。しかも,それはなくなっていない。
∥
「サカキバラ」少年は「異常」
□歴史が証明する人間の「残虐性」好み
◎芸術的といっていいほどの残虐な本能
「善」とは「悪」とは?
善 = ある共同体の共通利益にかなう意志や行為
悪 = ある共同体の共通利益に反する意志や行為
|
◎「善人」であるためには,共同体のメンバーとして,そのルールとか慣習に黙々と従
って生活すればよい
↑↓
「悪」は必ず人と違った積極的な目立つ行為として表現される
= 特別な行為
◎「残虐的なことはいけない」というモラルも絶対的なものではない
室町期 - 車ひきの刑
戦国期 - 首をあげる
ヨーロッパはさらにすごい
身体刑 - 見世物 19世紀半ばまで
死体解剖も公開 = 共同体の一種の儀式
意義
① 本能「残虐性」の放流回路
② 共同体が自分の秩序の維持・存続のため本能を利用した
↓
◎「理性」を基礎とした法治社会
「理性的存在としての個人」
利点: 個人が他人を侵害しない限りそれぞれの欲望を自由に表現したり実現
したりできるようになった
= 変な掟や理不尽な拘束やひどい差別に苦しむことが少なくなった
↑↓
◎大変なところ いろいろな人間がいる
一人にもいろいろな面がある
∥
◎どこかで無理が生じる
☆「発想名人」齋藤孝 文藝春秋 2003年 ①【再掲載 2014.5】
<出版社の案内>
「徹子の部屋」出演、明大ゼミの出来事、学生の就職難まで、名物教授は日常をこう学ぶ。
ユニークな思考が爆発する超教育エッセイ
◇教育欲と説教マシン
□教育欲
教育欲とは、誰かを教育しようという欲望
= 自分の教育の情熱で身を焼かれる状態
|
◎種族保存の要請と結びつく
説教が止まらなくなった状態 = 「説教マシン」
居酒屋での説教 ~ 日本経済動力源の一つ
◇教育誘発性のワナ
□教え魔 と 教えられ魔(ブラックホール)
◎教育誘発性 … 教育欲を誘発する何かをもった人物
覚えが悪くても見捨てられず指導を受け続ける才、愛される
◇秘数3と引きこもり
□3という数字の魅力
「ポイントは3つあります」
3人になると社会になる
□ひきこもり
「一人では引きこもりはできない。2という数字があってはじめてひきこもれる」
◎「家族への甘えと社会の拒絶」 + 「一人の不安」
◇喝采ゲーム
□「意識の配分」と「視線の配分」
眼の力の偉大さ = まなざしの力
「喝采ゲーム」
全員で立ち上がって拍手をし、声を上げて喝采を送る
ブラボー、日本一
◇質問力VSコメント力
トークショー - 井上陽水と伊藤佐智子(デザイナー)
◎「質問力」 … 質問にはレベルがある
井上陽水のコメント力、恐るべし
最低レベルの質問に対して的確かつ誠実に答える
◇高速回転脳みそ
□「徹子の部屋」
黒柳女史の意識の高速回転
◎際だった要約力
□サッカーワールドカップ゚
精神力 = 集中力の持続
◎高速回転脳みそを鍛えることがスポーツ選手養成の条件
◇もんじゃ的ごちゃまぜパワー
□ブラジルサッカー
個人の想像力、華のある無駄がある、遊びのあるスタイル
◎サッカーともんじゃ焼き = ごちゃ混ぜ、カオス
野球とお好み焼き
◇麗人の日本語
□ 美輪明宏と国語教育
理想の国語教科書
= 「凄み・憧れ・生の美意識」 やくざの世界(たけし)
美輪明宏
白波5人男の弁天小僧菊の助の台詞独演 = 息づかいのワザ
美輪明宏
控え室で著書とCDのプレゼント(毛筆サイン)
「お目汚しに」の言葉 ← 謙虚さと自信-凄み
「この国の宿題」宮川俊彦・櫻井よし子 WAC 2001年 ③ /「宮本常一が見た日本((NHK人間講座))」佐野眞一 NHK出版 2001年 ③ 【再々掲載 2011.】 [読書記録 教育]
今回は、11月17日に続いて、宮川俊彦さん、櫻井よし子さんの
「この国の宿題―教育液状化を止める」の紹介 3回目です。
納得することが多い現場の状況です。
出版された20年前と比べて、改善はみられていると言えるでしょうか。
出版社の案内には、
「学力の低下、自殺者の増大、いじめや不登校という悲惨な現実がなぜ起こったのか。学
校で悩んでいる先生や子をもつ親世代の人のために、現在の教育へ問題提起する対談集」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「現代は家庭も社会もスケジュール管理に追われている。展望もなく、多くの人が身勝
手でわがままな感情社会。身を置いていれば誰であれ疲れる。豊かな社会が招いた不
幸せ。」
・「とりあえず食べられるから嫌なことを我慢する必要がなく、よく言えば自立していく。
批判的に言えば…勝手にする。我慢しなくていい社会は考えてみるまでもなく、あま
り幸せではない社会である。ぬくもりのある付き合いができにくいため心が寒々とな
ってしまいがち。」
・「60年代以降家庭でのしつけが崩壊
しかし新しい生活スタイルとして家庭は作られ、しつけに代わる新しい文化がつくら
れることはなかった。むしろ、利己性を生み出しただけ。」
・「国も社会も親も常に誰かに頼ってきた。欧米の教育の基本は『問題は自分自身にしか
解決できない』であるのに対して、日本の子育ての基本が、『助けられて当たり前』
であるように感じてしまう。」
- 家庭は永遠に社会の原型である
この言葉が心に響きました。
では、どうしたらよいのか、政治にもその一端を期待しますが、
各政党は有権者に心地よく響く言葉だけのように感じてしまいます。
まず自分の周りから少しずつ。
もう一つ、再掲載となりますが、佐野眞一さんの
「宮本常一が見た日本((NHK人間講座))」③を載せます。
「この国の宿題」の要約を見直し、この本を思い出しました。
ともに同じ年、20年前に出版された本でした。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「この国の宿題」宮川俊彦・櫻井よし子 WAC 2001年 ③
◇この親にしてこの子あり(2)
□親の価値観の方が問題だ
◎「我」だけが膨張
○自分らしく子どもに対して親は食べていけるのかどうかを判断の基準に置く
(親の現実主義)
○「なりたい」「ありたい」モデルの喪失の時代
○「人間皆同じじゃないか」という傍若無人な意識が浸透し、「人並み」ではなく「自
分並み」「普通並み」という安心できる相手を常に射程にとらえておこうとする
作文テーマ かっての「家の中心」から 今は母、テレビ、ダイニング…
|
現代は家庭も社会もスケジュール管理に追われている。展望もなく、多くの人が
身勝手でわがままな感情社会。
身を置いていれば誰であれ疲れる。豊かな社会が招いた不幸せ。
○親の期待のせい?
しつけを放棄した親は往々にして生活の管理も甘くなりがち。モノがあるのが当た
り前の世界なのに、人にモノを分けるという発想がなかなか生まれてこない。
∥
社会全体が豊かになり、みんなが小金持ちになったとき、他人との関係に心を配ら
ず、むしろ自分のエゴを押し通すようになった。
今や自己中心夫や自己中心妻のなんと多いことか。
とりあえず食べられるから嫌なことを我慢する必要がなく、よく言えば自立してい
く。批判的に言えば…勝手にする。我慢しなくていい社会は考えてみるまでもなく、
あまり幸せではない社会である。ぬくもりのある付き合いができにくいため心が寒々
となってしまいがち。
□戦後三代の核家族は何をしてきたか
○家族が多いことはそれ自体が人間修行の場
~ 各自が自分の役割をもたざるをえなかった
60年代以降家庭でのしつけが崩壊
しかし新しい生活スタイルとして家庭は作られ、しつけに代わる新しい文化が
つくられることはなかった。むしろ、利己性を生み出しただけ。
↑
今の母親たちは実家から小遣いをもらうことに何のためらいもない
30代の親
→ 目に見えることにだけとらわれている
○国も社会も親も常に誰かに頼ってきた
欧米の教育の基本 =「問題は自分自身にしか解決できない」
↑↓
日本 「助けられて当たり前」
○家庭は永遠に社会の原型である
○子どもたちは老人化している
○まず第一に父母を教育せよ
家庭の力は確実に低下している 家族がばらばらに
↑
本当は親こそ教育の対象にしなくてはならない
☆「宮本常一が見た日本((NHK人間講座))」佐野眞一 NHK出版 2001年 ③ 【再々掲載 2011.】
<出版社の案内>
「昭和日本」のありとあらゆる場所を歩き、記録した、「旅する巨人」宮本常一。離島をは
じめ、地方の人びとに向けられた宮本の眼差しを、ノンフィクション作家の佐野眞一が再
検証。宮本が記録した膨大な資料や写真から立ちあがる、素朴で力強いメッセージを読み
解いてゆく。地方分権が叫ばれているいま、我々が学ぶべき宮本の精神を、各地への取材
を通してよみがえらせた「日本を識る」一冊。
◇海から見た日本
□梶田富五郎の人生
昭和20年代、郵便局長が地域のナビゲーターだった
メシモライ = 相互扶助
浅藻に住み着く
~ 港ができるまで30年間かかった
□取材ノートの山 宮本の対馬調査に掛ける執念
中世社会の残存
村落共同体の寄り合い(伊奈)-古文書
= アメリカ式民主主義への痛烈な批判(千尋藻)
400年前から続く寄り合い
「満山鈎」-厳原の満山善雄氏
◎宮本学問の基礎は「芋」と「海人」
「そりゃあ物知りだった」
◇庶民へのアプローチ
□三州名倉
愛知県設楽郡設楽町奥三河郷土館 = 宮本学の標本
旧名倉村調査(昭和30~41)
昭和31.9.11 昭和35.5
「名倉談義」「名倉村・部落について」林業金融調査会
宮本
「樹を見ろ、いかに大きな幹であっても枝葉がそれを支えている。その枝葉を忘れて幹
を論じてはいけない。その枝葉の中に大切なものがある。学問や研究はあくまで庶民
や民衆の土台に築き上げるものだ」
= 民俗誌 から 生活誌 への転換
= 宮本学の確立
沢田久夫氏『三州名倉-史的変遷篇』(昭和26年)
□「人文科学」と「訊問科学」
・常に固有名詞を使うこと
・調査には必ずお返しを
□五平餅と赤みそ
三河田口-奥三河郷土館 「万歳峠」
□名倉談義 - 臨済宗大蔵寺で
夜這い - 夜ぼはみ - 私生児「堀田子」
相手の話が本当かどうかの判断基準
① 堕胎間引きの話
② どぶろくが出るかどうか
□宮本民俗学
「変わらないことへの関心」
◇食糧確保の使命
□敗戦の頃
戦前と変わらず - 棒のように貫いている
□集団帰農列車
北海道開拓 昭和22.10.20大阪発-10.23札幌着
手塩地方へ300人を引率 幌延-問寒別に
□十津川と新十津川
明治22(1889)年8月の大豪雨により移住
□宮本にとってたった一度の「官」の旅が宮本に慚愧の涙を流させた
(その後の移民の生活状況を見て)
□「棄民」の旅 → 済民の旅行脚へ
「この国の宿題―教育液状化を止める」の紹介 3回目です。
納得することが多い現場の状況です。
出版された20年前と比べて、改善はみられていると言えるでしょうか。
出版社の案内には、
「学力の低下、自殺者の増大、いじめや不登校という悲惨な現実がなぜ起こったのか。学
校で悩んでいる先生や子をもつ親世代の人のために、現在の教育へ問題提起する対談集」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「現代は家庭も社会もスケジュール管理に追われている。展望もなく、多くの人が身勝
手でわがままな感情社会。身を置いていれば誰であれ疲れる。豊かな社会が招いた不
幸せ。」
・「とりあえず食べられるから嫌なことを我慢する必要がなく、よく言えば自立していく。
批判的に言えば…勝手にする。我慢しなくていい社会は考えてみるまでもなく、あま
り幸せではない社会である。ぬくもりのある付き合いができにくいため心が寒々とな
ってしまいがち。」
・「60年代以降家庭でのしつけが崩壊
しかし新しい生活スタイルとして家庭は作られ、しつけに代わる新しい文化がつくら
れることはなかった。むしろ、利己性を生み出しただけ。」
・「国も社会も親も常に誰かに頼ってきた。欧米の教育の基本は『問題は自分自身にしか
解決できない』であるのに対して、日本の子育ての基本が、『助けられて当たり前』
であるように感じてしまう。」
- 家庭は永遠に社会の原型である
この言葉が心に響きました。
では、どうしたらよいのか、政治にもその一端を期待しますが、
各政党は有権者に心地よく響く言葉だけのように感じてしまいます。
まず自分の周りから少しずつ。
もう一つ、再掲載となりますが、佐野眞一さんの
「宮本常一が見た日本((NHK人間講座))」③を載せます。
「この国の宿題」の要約を見直し、この本を思い出しました。
ともに同じ年、20年前に出版された本でした。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「この国の宿題」宮川俊彦・櫻井よし子 WAC 2001年 ③
◇この親にしてこの子あり(2)
□親の価値観の方が問題だ
◎「我」だけが膨張
○自分らしく子どもに対して親は食べていけるのかどうかを判断の基準に置く
(親の現実主義)
○「なりたい」「ありたい」モデルの喪失の時代
○「人間皆同じじゃないか」という傍若無人な意識が浸透し、「人並み」ではなく「自
分並み」「普通並み」という安心できる相手を常に射程にとらえておこうとする
作文テーマ かっての「家の中心」から 今は母、テレビ、ダイニング…
|
現代は家庭も社会もスケジュール管理に追われている。展望もなく、多くの人が
身勝手でわがままな感情社会。
身を置いていれば誰であれ疲れる。豊かな社会が招いた不幸せ。
○親の期待のせい?
しつけを放棄した親は往々にして生活の管理も甘くなりがち。モノがあるのが当た
り前の世界なのに、人にモノを分けるという発想がなかなか生まれてこない。
∥
社会全体が豊かになり、みんなが小金持ちになったとき、他人との関係に心を配ら
ず、むしろ自分のエゴを押し通すようになった。
今や自己中心夫や自己中心妻のなんと多いことか。
とりあえず食べられるから嫌なことを我慢する必要がなく、よく言えば自立してい
く。批判的に言えば…勝手にする。我慢しなくていい社会は考えてみるまでもなく、
あまり幸せではない社会である。ぬくもりのある付き合いができにくいため心が寒々
となってしまいがち。
□戦後三代の核家族は何をしてきたか
○家族が多いことはそれ自体が人間修行の場
~ 各自が自分の役割をもたざるをえなかった
60年代以降家庭でのしつけが崩壊
しかし新しい生活スタイルとして家庭は作られ、しつけに代わる新しい文化が
つくられることはなかった。むしろ、利己性を生み出しただけ。
↑
今の母親たちは実家から小遣いをもらうことに何のためらいもない
30代の親
→ 目に見えることにだけとらわれている
○国も社会も親も常に誰かに頼ってきた
欧米の教育の基本 =「問題は自分自身にしか解決できない」
↑↓
日本 「助けられて当たり前」
○家庭は永遠に社会の原型である
○子どもたちは老人化している
○まず第一に父母を教育せよ
家庭の力は確実に低下している 家族がばらばらに
↑
本当は親こそ教育の対象にしなくてはならない
☆「宮本常一が見た日本((NHK人間講座))」佐野眞一 NHK出版 2001年 ③ 【再々掲載 2011.】
<出版社の案内>
「昭和日本」のありとあらゆる場所を歩き、記録した、「旅する巨人」宮本常一。離島をは
じめ、地方の人びとに向けられた宮本の眼差しを、ノンフィクション作家の佐野眞一が再
検証。宮本が記録した膨大な資料や写真から立ちあがる、素朴で力強いメッセージを読み
解いてゆく。地方分権が叫ばれているいま、我々が学ぶべき宮本の精神を、各地への取材
を通してよみがえらせた「日本を識る」一冊。
◇海から見た日本
□梶田富五郎の人生
昭和20年代、郵便局長が地域のナビゲーターだった
メシモライ = 相互扶助
浅藻に住み着く
~ 港ができるまで30年間かかった
□取材ノートの山 宮本の対馬調査に掛ける執念
中世社会の残存
村落共同体の寄り合い(伊奈)-古文書
= アメリカ式民主主義への痛烈な批判(千尋藻)
400年前から続く寄り合い
「満山鈎」-厳原の満山善雄氏
◎宮本学問の基礎は「芋」と「海人」
「そりゃあ物知りだった」
◇庶民へのアプローチ
□三州名倉
愛知県設楽郡設楽町奥三河郷土館 = 宮本学の標本
旧名倉村調査(昭和30~41)
昭和31.9.11 昭和35.5
「名倉談義」「名倉村・部落について」林業金融調査会
宮本
「樹を見ろ、いかに大きな幹であっても枝葉がそれを支えている。その枝葉を忘れて幹
を論じてはいけない。その枝葉の中に大切なものがある。学問や研究はあくまで庶民
や民衆の土台に築き上げるものだ」
= 民俗誌 から 生活誌 への転換
= 宮本学の確立
沢田久夫氏『三州名倉-史的変遷篇』(昭和26年)
□「人文科学」と「訊問科学」
・常に固有名詞を使うこと
・調査には必ずお返しを
□五平餅と赤みそ
三河田口-奥三河郷土館 「万歳峠」
□名倉談義 - 臨済宗大蔵寺で
夜這い - 夜ぼはみ - 私生児「堀田子」
相手の話が本当かどうかの判断基準
① 堕胎間引きの話
② どぶろくが出るかどうか
□宮本民俗学
「変わらないことへの関心」
◇食糧確保の使命
□敗戦の頃
戦前と変わらず - 棒のように貫いている
□集団帰農列車
北海道開拓 昭和22.10.20大阪発-10.23札幌着
手塩地方へ300人を引率 幌延-問寒別に
□十津川と新十津川
明治22(1889)年8月の大豪雨により移住
□宮本にとってたった一度の「官」の旅が宮本に慚愧の涙を流させた
(その後の移民の生活状況を見て)
□「棄民」の旅 → 済民の旅行脚へ
大村はまさんはこんなことを ⑲-『灯し続けることば』大村はま 小学館 2004年 (6) /「おもしろ講談ばなし」藤田洋 NHK出版 1992年【再々掲載 2015.2】 [読書記録 教育]
今回は、11月11日に続いて、大村はまさんの
「大村はまさんはこんなことを」の紹介19回目です。
「灯し続けることば」の要約の6回目です。
出版社の案内には、
「『国語教育の神様』とまで言われた国語教師・大村はま、98歳になる今日までの著作・
執筆から選びだした珠玉のことば52本と、その周辺。自らを律しつつ、人を育てるこ
とに人生を賭けてきた大村はまの神髄がここに凝縮された。『熱心と愛情、それだけや
れることは、教育の世界にはないんです』『したことの悪さより、しかられた傷のほう
が大きいということはないでしょうか』『熱心結構、いい人あたり前です』『スタート
ラインが一緒でも、ゴールには同時に入りません』『しかられ上手であることが必要で
す』etc.子どもにかかわるすべての大人、仕事に携わるすべての職業人に、折に触れて
ページを開いて読んでほしい。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「ことばを豊かに使えるということは、人間として深く細やかで、人間らしいというこ
とではないでしょうか。」
・「聞き返されたら、自分の話し方がまだ十分ではない証拠だと思って、工夫を重ねたい
ものです。」
・「小言でなく、具体的で必ず成功できることを適切に指示できてこそ、教師ではないか
なと思いつつ暮らしてきました。」
- この文を読むたびに、わたしの背筋が伸びてしまいます。
もう一つ、再掲載となりますが、藤田洋さんの
「おもしろ講談ばなし」を載せます。
最近は、神田伯山さんにより講談の人気も高まっているように感じます。
講談を知るのにわかりやすい本で、大変参考になりました。
要約に、女流講談のルーツとして、神田翠月さんのお名前があります。
浜松出身の方ですが、昨年、お亡くなりになったことを寂しく感じます。
同じ田辺一鶴門下に、浜松出身の田辺一邑さんがいます。
幼稚園から小、中、高と同級生だった一邑さんが活躍する姿を見て励まされています。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆大村はまさんはこんなことを ⑲-『灯し続けることば』大村はま 小学館(6)
◇ことばを豊かに扱えることは、人間らしいということではないでしょうか
子どものことばが悪くなった、という、保護者や先生方の心配のお声を聞くことがあり
ます。
でも私はことばが悪いというのは、あまり気にしないでいいと思っています。
「悪いことば」は、大人になってくるにしたがって、使ったら恥ずかしい、「こりゃい
かん」ということに気がついていくはずです。
それよりも、子どものことばが貧しいことを心配しなくてはいけません。
テレビに出てくる若い人や子どものことばを聞いていると、「いくつことばを知ってい
るのかな」と問いかけたくなります。
ことばというのは人間の宝物です。
ことばがあるからこそ、人間が人間になるのです。
ですから、それを豊かに使えるということは、人間として深く細やかで、人間らしいと
いうことではないでしょうか。
◇人に聞き返されてはいませんか
教室で、あるいは友人や家族と話しているとき、自分が何か言った後で、「え?」「な
に?」と聞き返されることはないでしょうか。
あるいは、自分が話したことが人に取り違えられて、「ちがうちがう、そうじやなくて」
ともう一度説明することはないでしょうか。
私は、それが、自分の話がわかりやすいものだったか、はっきり意図を伝えていたか、
をふり返るひとつの目安だと思っています。
周りがうるさかったり、聞き手がよく聞いてくれなかったということもあるでしょうが、
話す力を磨こうとするのでしたら、「聞き手が悪い」などと言っていてはいけません。
聞き返されたら、自分の話し方がまだ十分ではない証拠だと思って、工夫を重ねたいも
のです。
◇「裾を持ちなさい」
子どものころ、私たちは夏には浴衣を着て寝ました。
朝、その浴衣をそのままにしておいてはいけません。
畳んで置いておくのですが、私はいくらやってもきちんと畳めませんでした。
「もう少しきちんとしなさい」と言われないように、四苦八苦していたんです。でもどう
やってもうまくいかなかったときに、通りがかった母が、一言
「裾を持ちなさい」
と声をかけてくれました。
浴衣には両脇にわき縫いというのがあります。
そこの裾を持ってから肩のほうを持つと、ぴ-んと長方形になります。
裾を持たずに上だけ持っても、だらしなく斜めになるだけです。
母のこの一言で、たちまち私は、浴衣をきれいにきちんと畳めるようになりました。
教師になって、私は子どもたちに 「ああしなさい、こうしなさい」という立場になり
ました。
そのとき、私は「きちんと畳みなさい」と言うのではなく、「裾を持ちなさい」と言え
る教師でありたいと思っていました。
「姿勢をよくしなさい」「よく読みなさい」と言うのではなくて、自然にそうなっていく
ようにするのです。
姿勢をよくしなければならないのなら、自然にそうなるような一言をかけたい。
「きちんと畳みなさい」は、棘のあるような、人を責めるような言い方ですし、ではどう
すればいいのと言いたくなります。
でも「裾を持ちなさい」と言われたら、誰だって裾ぐらい持てますし、そして確実にき
れいにきちんと畳めます。
小言でなく、具体的で必ず成功できることを適切に指示できてこそ、教師ではないかな
と思いつつ暮らしてきました。
☆「おもしろ講談ばなし」藤田洋 NHK出版 1992年【再々掲載 2015.2】
◇講談を知っていますか
□講と談
講 = 講義すること
談 = 話すこと
講談 = 講義をおしゃべりする意味 江戸時代は講釈
江戸巷談「藤岡屋ばなし」
読書が難しい時代
→ 芝居・浄瑠璃による新しいもの
義理人情
~ 人倫のあるべき姿
= 人間教育の場
□「語り物」
古代大和朝廷
- 旧辞伝説を伝承する役人
中世
- 琵琶法師,説教(物語僧) 釈文・説教・祭文
蛇皮線 1400年頃 中国→沖縄→日本
□講談の起源
言われ
「鳥羽天皇の御代京都一条に於いて辻講釈した吉岡鬼一法眼憲海を以て始祖と為すの説
もある」
江戸時代
赤松姓,名和姓という武家出身とおぼしき人が軍書を講じた
→ 講釈を生業とする浪人たち
□「太平記」
「太平記」の人気
◎ はじめシンミリ,なかオカシク,おわりトクトク
「太平記」をテキストにした耳学問の効用
□馬場文耕
1757,1758年
講釈師舌禍事件
- 首を切られて晒された
奇人・反骨の人
→ 体制批判
□森川馬谷
文耕の門弟
天明5,6年(1785,1786) → 寄席 プロに興業
□ニュース性を加える
伊東派,
松林派,
貞山派,
南派,
宝井派,
神田派,
田辺派
◎堅い
- 武士崩れ,僧侶上がりによって語られた 硬談
桃林亭東玉
- 際物で人気 ニュース性重視ドキュメント
□一人で一人の芸
自分の工夫研究により「道」を伝える
「勧進帳」の問答
□大岡政談
写本「大岡政談」講談師が材料にする 流行の変化
□二代目松林伯圓(天保3~明治38)
□天覧 明治19年3月1日
鍋島邸で伯圓と桃川如燕が天覧口演
□政治と講談
川上音二郎
- 講釈師の鑑札
□速記本文化
明治44年
野間清治 - 講談社 「講談倶楽部」発刊
文士に講談ネタ
長谷川伸・吉川英治・直木三十五・江戸川乱歩ら
講談
- 速記が大衆小説のルーツ
□女流講談のルーツ
神田翠月(田辺一鶴のスカウト) - 歌手志望
□講談と落語の違い
八方破れの新しさおもしろさ
□講談の基本
流れるようなリズム,話を際だたせる小道具の使い方の巧みさ
メリハリをつけて聞く者に嘘を真実と思わせる話術の妙味
◇講談ばなし30選
・大岡政談天一坊
・岩見重太郎
・紀伊国屋文左衛門
・由井正雪
・壺坂霊験記
・佐倉宗五郎
・肥後の駒下駄
・宮本武蔵
・朝顔同記
・清水次郎長
・塩原太助
・国定忠治
・自来也
・柳沢騒動
・里見八犬伝
・西遊記
・鈴木主水
・四谷怪談
・雲霧仁左衛門
・猿飛佐助
・遠山金四郎
・大久保彦左衛門
・大塩平八郎
・切られ与三郎
・西郷隆盛
・楠木正成
・延命院
・寛政力士伝
・千葉周作
・太閤一代記
◇講談10の早わかり
□ジャンル
① 軍談
② 時代物(御記録物-お家騒動,武芸伝,政談物)
③ 世話物(白波物,世話物)
□師匠と先生
落語家 - 師匠
講談師 - 先生
□修羅場
1 前座修業時代
暗記して精一杯声を張り上げる
→ 序破急のメリハリの付け方会得「唄う」
2 真打ちの修羅場
大人の芸
- 客の注意を集めて話術により巻き込む
□修行の順序
空板から修行
→ 前座
→ 二つ目(本職芸人扱い)
→ 真打ち
□講談小道具
張り扇,小型拍子木
□ツ離れ
10人以上の客「ツ離れ」
100人まとまると「一束」
舞台「高座」
□昔から木枕付き
出張講談
講談を聞ける席
- 本牧亭プロデュースによる講談の会
□講談会の陣容
講談協会
日本講談協会(神田山陽一門)H3.10~
関西演芸協会
◇本牧亭の42年
□本牧亭 (2011年9月24日閉場と知りました 残念 = ハマコウ註)
かつては御徒町から上野公園に向かった広小路
日本ただ一軒の講談の定席があった
席亭 - 石井英子さん(明治44年生)
「わたしに万一があったら親族が大変。ここらが潮時」
400㎡の土地を売り払った H2.1.10
石井氏の父
鈴木孝一郎(鈴本演芸場の三代目)
鈴本亭と本牧亭(昭和25年)
↓
昭和47年 ビルに 間口8m 奥行き4m 天上高4m
客席40畳敷き 200人収容
1F 日本料理・ほんもく
2F 本牧亭
◎昭和48年 天の夕鶴(廃業)のポルノ講談により分裂
「大村はまさんはこんなことを」の紹介19回目です。
「灯し続けることば」の要約の6回目です。
出版社の案内には、
「『国語教育の神様』とまで言われた国語教師・大村はま、98歳になる今日までの著作・
執筆から選びだした珠玉のことば52本と、その周辺。自らを律しつつ、人を育てるこ
とに人生を賭けてきた大村はまの神髄がここに凝縮された。『熱心と愛情、それだけや
れることは、教育の世界にはないんです』『したことの悪さより、しかられた傷のほう
が大きいということはないでしょうか』『熱心結構、いい人あたり前です』『スタート
ラインが一緒でも、ゴールには同時に入りません』『しかられ上手であることが必要で
す』etc.子どもにかかわるすべての大人、仕事に携わるすべての職業人に、折に触れて
ページを開いて読んでほしい。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「ことばを豊かに使えるということは、人間として深く細やかで、人間らしいというこ
とではないでしょうか。」
・「聞き返されたら、自分の話し方がまだ十分ではない証拠だと思って、工夫を重ねたい
ものです。」
・「小言でなく、具体的で必ず成功できることを適切に指示できてこそ、教師ではないか
なと思いつつ暮らしてきました。」
- この文を読むたびに、わたしの背筋が伸びてしまいます。
もう一つ、再掲載となりますが、藤田洋さんの
「おもしろ講談ばなし」を載せます。
最近は、神田伯山さんにより講談の人気も高まっているように感じます。
講談を知るのにわかりやすい本で、大変参考になりました。
要約に、女流講談のルーツとして、神田翠月さんのお名前があります。
浜松出身の方ですが、昨年、お亡くなりになったことを寂しく感じます。
同じ田辺一鶴門下に、浜松出身の田辺一邑さんがいます。
幼稚園から小、中、高と同級生だった一邑さんが活躍する姿を見て励まされています。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆大村はまさんはこんなことを ⑲-『灯し続けることば』大村はま 小学館(6)
◇ことばを豊かに扱えることは、人間らしいということではないでしょうか
子どものことばが悪くなった、という、保護者や先生方の心配のお声を聞くことがあり
ます。
でも私はことばが悪いというのは、あまり気にしないでいいと思っています。
「悪いことば」は、大人になってくるにしたがって、使ったら恥ずかしい、「こりゃい
かん」ということに気がついていくはずです。
それよりも、子どものことばが貧しいことを心配しなくてはいけません。
テレビに出てくる若い人や子どものことばを聞いていると、「いくつことばを知ってい
るのかな」と問いかけたくなります。
ことばというのは人間の宝物です。
ことばがあるからこそ、人間が人間になるのです。
ですから、それを豊かに使えるということは、人間として深く細やかで、人間らしいと
いうことではないでしょうか。
◇人に聞き返されてはいませんか
教室で、あるいは友人や家族と話しているとき、自分が何か言った後で、「え?」「な
に?」と聞き返されることはないでしょうか。
あるいは、自分が話したことが人に取り違えられて、「ちがうちがう、そうじやなくて」
ともう一度説明することはないでしょうか。
私は、それが、自分の話がわかりやすいものだったか、はっきり意図を伝えていたか、
をふり返るひとつの目安だと思っています。
周りがうるさかったり、聞き手がよく聞いてくれなかったということもあるでしょうが、
話す力を磨こうとするのでしたら、「聞き手が悪い」などと言っていてはいけません。
聞き返されたら、自分の話し方がまだ十分ではない証拠だと思って、工夫を重ねたいも
のです。
◇「裾を持ちなさい」
子どものころ、私たちは夏には浴衣を着て寝ました。
朝、その浴衣をそのままにしておいてはいけません。
畳んで置いておくのですが、私はいくらやってもきちんと畳めませんでした。
「もう少しきちんとしなさい」と言われないように、四苦八苦していたんです。でもどう
やってもうまくいかなかったときに、通りがかった母が、一言
「裾を持ちなさい」
と声をかけてくれました。
浴衣には両脇にわき縫いというのがあります。
そこの裾を持ってから肩のほうを持つと、ぴ-んと長方形になります。
裾を持たずに上だけ持っても、だらしなく斜めになるだけです。
母のこの一言で、たちまち私は、浴衣をきれいにきちんと畳めるようになりました。
教師になって、私は子どもたちに 「ああしなさい、こうしなさい」という立場になり
ました。
そのとき、私は「きちんと畳みなさい」と言うのではなく、「裾を持ちなさい」と言え
る教師でありたいと思っていました。
「姿勢をよくしなさい」「よく読みなさい」と言うのではなくて、自然にそうなっていく
ようにするのです。
姿勢をよくしなければならないのなら、自然にそうなるような一言をかけたい。
「きちんと畳みなさい」は、棘のあるような、人を責めるような言い方ですし、ではどう
すればいいのと言いたくなります。
でも「裾を持ちなさい」と言われたら、誰だって裾ぐらい持てますし、そして確実にき
れいにきちんと畳めます。
小言でなく、具体的で必ず成功できることを適切に指示できてこそ、教師ではないかな
と思いつつ暮らしてきました。
☆「おもしろ講談ばなし」藤田洋 NHK出版 1992年【再々掲載 2015.2】
◇講談を知っていますか
□講と談
講 = 講義すること
談 = 話すこと
講談 = 講義をおしゃべりする意味 江戸時代は講釈
江戸巷談「藤岡屋ばなし」
読書が難しい時代
→ 芝居・浄瑠璃による新しいもの
義理人情
~ 人倫のあるべき姿
= 人間教育の場
□「語り物」
古代大和朝廷
- 旧辞伝説を伝承する役人
中世
- 琵琶法師,説教(物語僧) 釈文・説教・祭文
蛇皮線 1400年頃 中国→沖縄→日本
□講談の起源
言われ
「鳥羽天皇の御代京都一条に於いて辻講釈した吉岡鬼一法眼憲海を以て始祖と為すの説
もある」
江戸時代
赤松姓,名和姓という武家出身とおぼしき人が軍書を講じた
→ 講釈を生業とする浪人たち
□「太平記」
「太平記」の人気
◎ はじめシンミリ,なかオカシク,おわりトクトク
「太平記」をテキストにした耳学問の効用
□馬場文耕
1757,1758年
講釈師舌禍事件
- 首を切られて晒された
奇人・反骨の人
→ 体制批判
□森川馬谷
文耕の門弟
天明5,6年(1785,1786) → 寄席 プロに興業
□ニュース性を加える
伊東派,
松林派,
貞山派,
南派,
宝井派,
神田派,
田辺派
◎堅い
- 武士崩れ,僧侶上がりによって語られた 硬談
桃林亭東玉
- 際物で人気 ニュース性重視ドキュメント
□一人で一人の芸
自分の工夫研究により「道」を伝える
「勧進帳」の問答
□大岡政談
写本「大岡政談」講談師が材料にする 流行の変化
□二代目松林伯圓(天保3~明治38)
□天覧 明治19年3月1日
鍋島邸で伯圓と桃川如燕が天覧口演
□政治と講談
川上音二郎
- 講釈師の鑑札
□速記本文化
明治44年
野間清治 - 講談社 「講談倶楽部」発刊
文士に講談ネタ
長谷川伸・吉川英治・直木三十五・江戸川乱歩ら
講談
- 速記が大衆小説のルーツ
□女流講談のルーツ
神田翠月(田辺一鶴のスカウト) - 歌手志望
□講談と落語の違い
八方破れの新しさおもしろさ
□講談の基本
流れるようなリズム,話を際だたせる小道具の使い方の巧みさ
メリハリをつけて聞く者に嘘を真実と思わせる話術の妙味
◇講談ばなし30選
・大岡政談天一坊
・岩見重太郎
・紀伊国屋文左衛門
・由井正雪
・壺坂霊験記
・佐倉宗五郎
・肥後の駒下駄
・宮本武蔵
・朝顔同記
・清水次郎長
・塩原太助
・国定忠治
・自来也
・柳沢騒動
・里見八犬伝
・西遊記
・鈴木主水
・四谷怪談
・雲霧仁左衛門
・猿飛佐助
・遠山金四郎
・大久保彦左衛門
・大塩平八郎
・切られ与三郎
・西郷隆盛
・楠木正成
・延命院
・寛政力士伝
・千葉周作
・太閤一代記
◇講談10の早わかり
□ジャンル
① 軍談
② 時代物(御記録物-お家騒動,武芸伝,政談物)
③ 世話物(白波物,世話物)
□師匠と先生
落語家 - 師匠
講談師 - 先生
□修羅場
1 前座修業時代
暗記して精一杯声を張り上げる
→ 序破急のメリハリの付け方会得「唄う」
2 真打ちの修羅場
大人の芸
- 客の注意を集めて話術により巻き込む
□修行の順序
空板から修行
→ 前座
→ 二つ目(本職芸人扱い)
→ 真打ち
□講談小道具
張り扇,小型拍子木
□ツ離れ
10人以上の客「ツ離れ」
100人まとまると「一束」
舞台「高座」
□昔から木枕付き
出張講談
講談を聞ける席
- 本牧亭プロデュースによる講談の会
□講談会の陣容
講談協会
日本講談協会(神田山陽一門)H3.10~
関西演芸協会
◇本牧亭の42年
□本牧亭 (2011年9月24日閉場と知りました 残念 = ハマコウ註)
かつては御徒町から上野公園に向かった広小路
日本ただ一軒の講談の定席があった
席亭 - 石井英子さん(明治44年生)
「わたしに万一があったら親族が大変。ここらが潮時」
400㎡の土地を売り払った H2.1.10
石井氏の父
鈴木孝一郎(鈴本演芸場の三代目)
鈴本亭と本牧亭(昭和25年)
↓
昭和47年 ビルに 間口8m 奥行き4m 天上高4m
客席40畳敷き 200人収容
1F 日本料理・ほんもく
2F 本牧亭
◎昭和48年 天の夕鶴(廃業)のポルノ講談により分裂
小浜逸郎さんはこんなことを⑥-「この国はなぜ寂しいのか」PHP 1998年(6) /「プロの条件」(『小さな人生論』藤尾秀昭 致知出版社2003年 より⑦)【再掲載 2011.12】 [読書記録 教育]
今回は、11月 5日に続いて、
「小浜逸郎さんはこんなことを」6回目、
「この国はなぜ寂しいのか-『ものさし』を失った日本人」6回目の紹介です。
今回も「個性尊重論の嘘」についての要約です。
出版社の案内には、
「『失楽園』現象から『酒鬼薔薇事件』『金属バット事件』『個性尊重論』の問題に至るま
で子供や思春期の少年たちにかかわる社会現象をテーマに、不安と虚無感におびえる世
相を読み解く。精神不況の時代を読む。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「教育が個性を押し立てるのは、平等主義を貫きつつ,しかも画一主義といわれる非難
を回避しようとするから」
・「高校進学率96パーセントであることは、教育の大衆化・平準化が図られたというこ
と。しかし、やる気のない子までで進学してしまった。」
・「教育とは凡庸さや画一性の再生産である」
・「教育で個性を育てられるというのは、教育界の思い上がりである。個性的な教育なら
可能であるが。」
「逃げ道」という言葉が、頭に残ります。
もう一つ、再掲載となりますが、『小さな人生論』より、
「プロの条件」を載せます。
自分はプロといえるだろうかと振り返ります。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆小浜逸郎さんはこんなことを⑥-「この国はなぜ寂しいのか」PHP 1998年 (6)
◇個性を育てる教育など思い上がりだ 個性尊重論の嘘②
□教育はなぜ個性を押し立てるのか
平等主義を貫きつつ,しかも画一主義といわれる非難を回避しようとするから
□教育における個性尊重は平等主義的必要
高校進学率96パーセント
= 教育の大衆化・平準化
∥
◎ やる気のない子までで進学
個性の尊重
①機会の平等
↓
②結果の平等
逃げ道
「理解するのに時間が掛かるタイプ」
「個性的な顔」
□教育とは凡庸さや画一性の再生産である
公教育は大なり小なり画一性であることを免れ得ない
∥
○国家社会に有用な人間の育成
個性とは看板 = 見せかけにすぎない
公教育が人間形成に関われるのは,「人間の共通性」に関する部分
□教育は個性を育てられない
= 教育界の思い上がり
□個性的な教育なら可能
□今は大切なイデオロギー
☆「プロの条件」(『小さな人生論』藤尾秀昭 致知出版社2003年 より⑦)【再掲載 2011.12】
◇プロの条件
職業のジャンルを問わない。仕事をすることによって報酬を得ている人は、そのことに
よって、すでにプロである。
また、プロでなければならないはずである。
しかし、現実にはプロとしての仕事の仕方をしていない人が相当数いることも事実であ
る。
プロとアマとの違いは何だろうか。
それは次の4つに集約されるのではないか。
第一は、プロは 「自分で高い目標を立てられる人」だということである。
自分なりにほどほどにやれればいい、この程度でいいだろうと、目標をできるだけ低く
設定しようとするのがアマである。
プロは違う。プロは自分で高い目標を立て、その目標に責任を持って挑戦していこうと
する意欲を持っている。
第二は「約束を守る」ということだ。
約束を守るというのは、成果を出すということである。
自分に与えられた報酬にふさわしい成果をきっちりと出せる人、それがプロである。
成果を出せなくてもなんの痛痒も感じず、やれなかった弁解を繰り返してやり過ごそう
とする者がいる。
アマの典型である。
第三は、「準備をする」。
プロは「絶対に成功する」という責任を自分に課している。
絶対に成功するためには徹底して準備をする。
準備に準備を重ねる。自分を鍛えに鍛える。
そうして勝負の場に臨むから、プロは成功するのである。
アマは準備らしい準備をほとんどせず、まあ、うまくいけば勝てるだろうと、安易な気
持ちで勝負に臨む。
この差が勝敗の差となって表れてくるのである。
表現を変えれば、プロは寝てもさめても考えている人である。
起きている時間だけではない、寝ても夢の中にまで出てくる。
それがプロである。
少しは考えるが、すぐに他のことに気をとられて忘れてしまうのがアマの通弊である。
第四は、これこそプロとアマを分ける決定要因である。
プロになるためには欠かせない絶対必要条件だと言える。
それはプロは
「進んで代償を支払おうという気持ちを持っている」
ということだ。
プロであるためには高い能力が不可欠である。
その高い能力を獲得するためには、時間とお金と努力を惜しまない。
犠牲をいとわない。
代償を悔いない。
それがプロである。
犠牲をけちり代償を渋り、自己投資を怠る人は絶対にプロになれないことは自明の理で
あろう。
最後に一流といわれるプロに共通した条件をあげる。
それは「神は努力する者に必ず報いる、と心から信じている」ということである。
不平や不満はそれにふさわしい現実しか呼び寄せないことを知り、感謝と報恩の心で生
きようとする、それが″一流プロ″に共通した条件であることを付言しておきたい。
さて、あなたはこれらの条件を満たしているだろうか、満たすべく努力をしているだろ
うか。
「小浜逸郎さんはこんなことを」6回目、
「この国はなぜ寂しいのか-『ものさし』を失った日本人」6回目の紹介です。
今回も「個性尊重論の嘘」についての要約です。
出版社の案内には、
「『失楽園』現象から『酒鬼薔薇事件』『金属バット事件』『個性尊重論』の問題に至るま
で子供や思春期の少年たちにかかわる社会現象をテーマに、不安と虚無感におびえる世
相を読み解く。精神不況の時代を読む。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「教育が個性を押し立てるのは、平等主義を貫きつつ,しかも画一主義といわれる非難
を回避しようとするから」
・「高校進学率96パーセントであることは、教育の大衆化・平準化が図られたというこ
と。しかし、やる気のない子までで進学してしまった。」
・「教育とは凡庸さや画一性の再生産である」
・「教育で個性を育てられるというのは、教育界の思い上がりである。個性的な教育なら
可能であるが。」
「逃げ道」という言葉が、頭に残ります。
もう一つ、再掲載となりますが、『小さな人生論』より、
「プロの条件」を載せます。
自分はプロといえるだろうかと振り返ります。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆小浜逸郎さんはこんなことを⑥-「この国はなぜ寂しいのか」PHP 1998年 (6)
◇個性を育てる教育など思い上がりだ 個性尊重論の嘘②
□教育はなぜ個性を押し立てるのか
平等主義を貫きつつ,しかも画一主義といわれる非難を回避しようとするから
□教育における個性尊重は平等主義的必要
高校進学率96パーセント
= 教育の大衆化・平準化
∥
◎ やる気のない子までで進学
個性の尊重
①機会の平等
↓
②結果の平等
逃げ道
「理解するのに時間が掛かるタイプ」
「個性的な顔」
□教育とは凡庸さや画一性の再生産である
公教育は大なり小なり画一性であることを免れ得ない
∥
○国家社会に有用な人間の育成
個性とは看板 = 見せかけにすぎない
公教育が人間形成に関われるのは,「人間の共通性」に関する部分
□教育は個性を育てられない
= 教育界の思い上がり
□個性的な教育なら可能
□今は大切なイデオロギー
☆「プロの条件」(『小さな人生論』藤尾秀昭 致知出版社2003年 より⑦)【再掲載 2011.12】
◇プロの条件
職業のジャンルを問わない。仕事をすることによって報酬を得ている人は、そのことに
よって、すでにプロである。
また、プロでなければならないはずである。
しかし、現実にはプロとしての仕事の仕方をしていない人が相当数いることも事実であ
る。
プロとアマとの違いは何だろうか。
それは次の4つに集約されるのではないか。
第一は、プロは 「自分で高い目標を立てられる人」だということである。
自分なりにほどほどにやれればいい、この程度でいいだろうと、目標をできるだけ低く
設定しようとするのがアマである。
プロは違う。プロは自分で高い目標を立て、その目標に責任を持って挑戦していこうと
する意欲を持っている。
第二は「約束を守る」ということだ。
約束を守るというのは、成果を出すということである。
自分に与えられた報酬にふさわしい成果をきっちりと出せる人、それがプロである。
成果を出せなくてもなんの痛痒も感じず、やれなかった弁解を繰り返してやり過ごそう
とする者がいる。
アマの典型である。
第三は、「準備をする」。
プロは「絶対に成功する」という責任を自分に課している。
絶対に成功するためには徹底して準備をする。
準備に準備を重ねる。自分を鍛えに鍛える。
そうして勝負の場に臨むから、プロは成功するのである。
アマは準備らしい準備をほとんどせず、まあ、うまくいけば勝てるだろうと、安易な気
持ちで勝負に臨む。
この差が勝敗の差となって表れてくるのである。
表現を変えれば、プロは寝てもさめても考えている人である。
起きている時間だけではない、寝ても夢の中にまで出てくる。
それがプロである。
少しは考えるが、すぐに他のことに気をとられて忘れてしまうのがアマの通弊である。
第四は、これこそプロとアマを分ける決定要因である。
プロになるためには欠かせない絶対必要条件だと言える。
それはプロは
「進んで代償を支払おうという気持ちを持っている」
ということだ。
プロであるためには高い能力が不可欠である。
その高い能力を獲得するためには、時間とお金と努力を惜しまない。
犠牲をいとわない。
代償を悔いない。
それがプロである。
犠牲をけちり代償を渋り、自己投資を怠る人は絶対にプロになれないことは自明の理で
あろう。
最後に一流といわれるプロに共通した条件をあげる。
それは「神は努力する者に必ず報いる、と心から信じている」ということである。
不平や不満はそれにふさわしい現実しか呼び寄せないことを知り、感謝と報恩の心で生
きようとする、それが″一流プロ″に共通した条件であることを付言しておきたい。
さて、あなたはこれらの条件を満たしているだろうか、満たすべく努力をしているだろ
うか。
「すごい本Index」日経BP 2011年 ② /「若い先生に伝える仲田紀夫の算数数学授業術」 仲田紀夫 黎明書房 2006年 ① 【再掲載 2014.7】 [読書記録 一般]
今回は、11月16日に続いて、日経BPの
「すごい本Index」の紹介 2回目です。
出版社の案内には、
「ビジネスから教養、マネーまで69テーマ、540冊を徹底紹介。 今日の仕事に役に立つ。10
年後の人生に変化をもたらす―。 それぞれの現場で活躍するプロフェッショナルが、
自らの経験から選んだ『すごい本』。 仕事に効くビジネススキルや知らないと恥ずか
しい仕事の知識から、話題が広がる教養、不況を乗り切るためのマネー知識まで、69
テーマを幅広く特集。 本選びに失敗したくないあなたのための、『本を選ぶための名
著カタログ』です。 今、読むべき本が必ず見つかります。」
とあります。
10年前の出版ですが、読みたくなる本がたくさん紹介されています。
もう一つ、再掲載となりますが、仲田紀夫さんの
「若い先生に伝える仲田紀夫の算数数学授業術」①を載せます。
教師としての基礎的なものを易しく教えてくれる本です。
若くなくても、教員でなくても、勉強になることがたくさん書かれています。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「すごい本Index」日経BP 2011年 ②
◇動物
「戦う動物園」 小菅正夫・岩野俊郎 中公新書
「ZOO KEEOPER」 青木幸子 イブニングKC
◇時間
「あなたはどれだけ待てますか」 ロバート・レヴィーン 草思社
「シンデレラの時計」 角山栄 平凡社ライブラリー
「旧暦と暮らす」 村松賢治 ビジネス社
◇武士道
「名誉と順応」 池上英子 NTT出版
「葉隠入門」 三島由紀夫 新潮文庫
「武士道」 新渡戸稲造 岩波文庫
「山口晃作品集」 山口晃 東京大学出版会
◇大人の絵本
「砂漠で見つけた一冊の絵本」 柳田邦男 岩波書店
「エリカ奇跡のいのち」 ルース・バンダー・ジー 講談社
「だいじょうぶだいじょうぶ」 いとうひろし 講談社
「月人石」 谷川俊太郎 福音館書店
「よあけ」 ユリー・シュルヴィッツ 福音館書店
「木を植えた男」 ジャン・ジオノ あすなろ書房
◇マネー
「なぜこの人たちは金持ちになったのか」 トマス・J・スタンリー 日経ビジネス文庫
「おはよう奥さん」 月刊 学研パブリッシング
「仕組み節約術」 泉正人 光文社
「今井森乃の家庭株式会社のすすめ」今井森乃 東洋経済新報社
「この世でいちばん大事なカネの話」西原理恵子 よりみちパンセ
「生命保険の罠」 後田享 講談社+α文庫
◇投資
「マネーマスターズ列伝」 ジョン・トレイン 日経新聞社
「お金をふやす本当の常識」 山崎元 日経ビジネス文庫
◇住まい
「住まいとほどよくつきあう」 宮脇檀 新潮文庫
「名作マンガの間取り」 影山明仁 ソフトバンククリエイティブ
「沢田マンション物語」 古庄弘枝 講談社+α文庫
◇年金保険
「帰宅の時代」 林望 新潮文庫
「自分の年金は自分でつくる」 伊藤宏一 実業之日本社
◇地方発
「がんばらない経営」 立石泰則 草思社
「究極の田んぼ」 岩澤信夫 日本経済新聞社
「日高屋」 神田正 開発社
「儲かる農業と素人集団の農業革命」嶋崎秀樹 竹書房
◇食
「石毛直道食の文化を語る」 ドメス出版
「今すぐ食べたい ごはん」 イカロス出版
「変な給食」 幕内秀夫 ブックマン
「誰も教えない食事のマナー」
◇インテリア
「住まいの解剖図鑑」 増田奏 エクスナレッジ
◇旅行
「街道をゆく」 司馬遼太郎 朝日文芸文庫
「新幹線の車窓から 東海道新幹線編」 栗原景 メディアファクトリー
◇健康
「下流は太る こんな暮らしがデブの素」 三浦展 扶桑社
「驚異のウォーキング革命」 田中誠一 プレジデント社
「眠りを変えれば仕事はうまくいく」小林敏孝 WAVE出版
「時間栄養学」 女子栄養大学出版部
☆「若い先生に伝える仲田紀夫の算数数学授業術」 仲田紀夫 黎明書房 2006年 ① 【再掲載 2014.7】
<出版社の案内>
一方的な「上手な説明授業」は、二流教師と思え。先生、生徒両者の思考交流の中に
こそ「良い授業」がある。60年間にわたり“良い授業”を追求し続ける著者が、算数・
数学を例に、「学校教育」の全てに共通な『授業術』を、痛快かつ愉快なエピソード
を交えて楽しく語る21話。
◇はじめに
□五者と五道が授業の柱
◎五者
① 学者的 - その道の専門家
② 医者的 - 心身に対する判断,対応
③ 易者的 - 良い予言や忠告
④ 役者的 - 表現力が上手
⑤ 芸者的 - 一芸に秀でる
∥
※ リーダーの資質
◎五道
① 剣道(動) 体育系
② 弓道(静)
③ 竹道(音楽) 芸術系
④ 華道(絵画)
⑤ 算道(智) 文理敬
∥
※ 師範格の趣味・特技 五道
□スパイラル・ミナレット(イラク・サマーラ)(図が崩れる思います=ハマコウ註)
│神秘│
│ 道 │ 心
│ 芸 │ 美
│ 術 │ 論理
│ 技 │ 形(型)
│ 遊 │ 行動
◎ 単なる遊びからワザ(型)へ。さらに整理し,理論化し,美しさが入り,それに心(精
神)を込める。
□メイ授業と珍授業
◎メイ授業
① 名授業
② 明授業
③ 銘授業
④ 迷授業
⑤ 冥授業
⑥ 鳴授業
◎珍教材
「良い教材の持ち主が良い教師」
↓
◎ 教師は教科書を超えた教材で勝負すべきだ。
∥
◎ 珍授業が子どもたちを引きつける
◎「授業術」と言うもの
◇「教師前」教師の基礎体験
1.手探りで本質をつかむ
教材の工夫
・ 何で数学を学ぶのか どんな役に立つのか
・ 数学の歴史はどのようで,文化への貢献はどうか
・ 数学はパズルなど知的遊戯の面もある 挑戦しよう
・ 自分の仕事で使っている数字の内容
・もっと知っておきたい学びたい数学
2.良い教師との巡り会いを逃すな
東京高等師範附属小・加藤順康先生との出会い
メイ授業 - 手品で導入 = 引きつける
3.初教室に臨む前の心得帳
◎実習前の心得帳
① 実習前に当該校を訪問し指導教官と打ち合わせの後、2回くらい先生の授業を見
せてもらう。
② その際 座席表をいただき,全員の氏名を記憶する。
③ 導入の工夫,教具の考察,内容の理解,発展的教材など幅広く準備し,何回も「仮
想授業」を試みる。
◎鬼教官 宮崎勝弐先生
- 実習生にいい加減の授業をしてもらいたくない
「すごい本Index」の紹介 2回目です。
出版社の案内には、
「ビジネスから教養、マネーまで69テーマ、540冊を徹底紹介。 今日の仕事に役に立つ。10
年後の人生に変化をもたらす―。 それぞれの現場で活躍するプロフェッショナルが、
自らの経験から選んだ『すごい本』。 仕事に効くビジネススキルや知らないと恥ずか
しい仕事の知識から、話題が広がる教養、不況を乗り切るためのマネー知識まで、69
テーマを幅広く特集。 本選びに失敗したくないあなたのための、『本を選ぶための名
著カタログ』です。 今、読むべき本が必ず見つかります。」
とあります。
10年前の出版ですが、読みたくなる本がたくさん紹介されています。
もう一つ、再掲載となりますが、仲田紀夫さんの
「若い先生に伝える仲田紀夫の算数数学授業術」①を載せます。
教師としての基礎的なものを易しく教えてくれる本です。
若くなくても、教員でなくても、勉強になることがたくさん書かれています。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「すごい本Index」日経BP 2011年 ②
◇動物
「戦う動物園」 小菅正夫・岩野俊郎 中公新書
「ZOO KEEOPER」 青木幸子 イブニングKC
◇時間
「あなたはどれだけ待てますか」 ロバート・レヴィーン 草思社
「シンデレラの時計」 角山栄 平凡社ライブラリー
「旧暦と暮らす」 村松賢治 ビジネス社
◇武士道
「名誉と順応」 池上英子 NTT出版
「葉隠入門」 三島由紀夫 新潮文庫
「武士道」 新渡戸稲造 岩波文庫
「山口晃作品集」 山口晃 東京大学出版会
◇大人の絵本
「砂漠で見つけた一冊の絵本」 柳田邦男 岩波書店
「エリカ奇跡のいのち」 ルース・バンダー・ジー 講談社
「だいじょうぶだいじょうぶ」 いとうひろし 講談社
「月人石」 谷川俊太郎 福音館書店
「よあけ」 ユリー・シュルヴィッツ 福音館書店
「木を植えた男」 ジャン・ジオノ あすなろ書房
◇マネー
「なぜこの人たちは金持ちになったのか」 トマス・J・スタンリー 日経ビジネス文庫
「おはよう奥さん」 月刊 学研パブリッシング
「仕組み節約術」 泉正人 光文社
「今井森乃の家庭株式会社のすすめ」今井森乃 東洋経済新報社
「この世でいちばん大事なカネの話」西原理恵子 よりみちパンセ
「生命保険の罠」 後田享 講談社+α文庫
◇投資
「マネーマスターズ列伝」 ジョン・トレイン 日経新聞社
「お金をふやす本当の常識」 山崎元 日経ビジネス文庫
◇住まい
「住まいとほどよくつきあう」 宮脇檀 新潮文庫
「名作マンガの間取り」 影山明仁 ソフトバンククリエイティブ
「沢田マンション物語」 古庄弘枝 講談社+α文庫
◇年金保険
「帰宅の時代」 林望 新潮文庫
「自分の年金は自分でつくる」 伊藤宏一 実業之日本社
◇地方発
「がんばらない経営」 立石泰則 草思社
「究極の田んぼ」 岩澤信夫 日本経済新聞社
「日高屋」 神田正 開発社
「儲かる農業と素人集団の農業革命」嶋崎秀樹 竹書房
◇食
「石毛直道食の文化を語る」 ドメス出版
「今すぐ食べたい ごはん」 イカロス出版
「変な給食」 幕内秀夫 ブックマン
「誰も教えない食事のマナー」
◇インテリア
「住まいの解剖図鑑」 増田奏 エクスナレッジ
◇旅行
「街道をゆく」 司馬遼太郎 朝日文芸文庫
「新幹線の車窓から 東海道新幹線編」 栗原景 メディアファクトリー
◇健康
「下流は太る こんな暮らしがデブの素」 三浦展 扶桑社
「驚異のウォーキング革命」 田中誠一 プレジデント社
「眠りを変えれば仕事はうまくいく」小林敏孝 WAVE出版
「時間栄養学」 女子栄養大学出版部
☆「若い先生に伝える仲田紀夫の算数数学授業術」 仲田紀夫 黎明書房 2006年 ① 【再掲載 2014.7】
<出版社の案内>
一方的な「上手な説明授業」は、二流教師と思え。先生、生徒両者の思考交流の中に
こそ「良い授業」がある。60年間にわたり“良い授業”を追求し続ける著者が、算数・
数学を例に、「学校教育」の全てに共通な『授業術』を、痛快かつ愉快なエピソード
を交えて楽しく語る21話。
◇はじめに
□五者と五道が授業の柱
◎五者
① 学者的 - その道の専門家
② 医者的 - 心身に対する判断,対応
③ 易者的 - 良い予言や忠告
④ 役者的 - 表現力が上手
⑤ 芸者的 - 一芸に秀でる
∥
※ リーダーの資質
◎五道
① 剣道(動) 体育系
② 弓道(静)
③ 竹道(音楽) 芸術系
④ 華道(絵画)
⑤ 算道(智) 文理敬
∥
※ 師範格の趣味・特技 五道
□スパイラル・ミナレット(イラク・サマーラ)(図が崩れる思います=ハマコウ註)
│神秘│
│ 道 │ 心
│ 芸 │ 美
│ 術 │ 論理
│ 技 │ 形(型)
│ 遊 │ 行動
◎ 単なる遊びからワザ(型)へ。さらに整理し,理論化し,美しさが入り,それに心(精
神)を込める。
□メイ授業と珍授業
◎メイ授業
① 名授業
② 明授業
③ 銘授業
④ 迷授業
⑤ 冥授業
⑥ 鳴授業
◎珍教材
「良い教材の持ち主が良い教師」
↓
◎ 教師は教科書を超えた教材で勝負すべきだ。
∥
◎ 珍授業が子どもたちを引きつける
◎「授業術」と言うもの
◇「教師前」教師の基礎体験
1.手探りで本質をつかむ
教材の工夫
・ 何で数学を学ぶのか どんな役に立つのか
・ 数学の歴史はどのようで,文化への貢献はどうか
・ 数学はパズルなど知的遊戯の面もある 挑戦しよう
・ 自分の仕事で使っている数字の内容
・もっと知っておきたい学びたい数学
2.良い教師との巡り会いを逃すな
東京高等師範附属小・加藤順康先生との出会い
メイ授業 - 手品で導入 = 引きつける
3.初教室に臨む前の心得帳
◎実習前の心得帳
① 実習前に当該校を訪問し指導教官と打ち合わせの後、2回くらい先生の授業を見
せてもらう。
② その際 座席表をいただき,全員の氏名を記憶する。
③ 導入の工夫,教具の考察,内容の理解,発展的教材など幅広く準備し,何回も「仮
想授業」を試みる。
◎鬼教官 宮崎勝弐先生
- 実習生にいい加減の授業をしてもらいたくない