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野口芳宏さんはこんなことを ③ /大西忠治さんはこんなことを ④-「発問上達法」大西忠治 民衆社 1988年 ①【再掲載 2020.2】 [読書記録 教育]

今回は10月22日に続いて、わたしの要約ノートより 
「野口芳宏さんはこんなことを」の紹介3回目です。


実践者として知られる野口芳宏さんは多くの本を出されています。
充実した内容の本ばかりです。



「ただ子どもに聞いているだけ」のように見えますが、
「発問」(指名も)授業をどう組み立てていくか大切な事項になります。





今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「発問とは『改めて発見させる』『考えさせる』『気付かせる』」


・「『挙手→指名』方式(上澄み指名)から『作業・巡視→指名』方式(乾杯式指名)へ」
- 机間巡視(机間指導)で子どもの考えを確認する意図的な指名が大切ということです
 ね。


・「『できた人』『分かった人』に挙手させるのではなく,『まだの人』と問うのが『乾杯
式指名」の基本スタイル」


・「学校というのは知識や技能や人格をより高く磨いていく場であり,そうすることによ
って,よりすばらしい充実を,その子の人生に結実させていく道場である。」




授業を進めるにあたり、今回紹介した意図的な指名方法も取り入れてきました。
ここで紹介した以外にも、発表のさせ方一つでいろいろな方法が多くの方から示されてい
ます。




もう一つ、再掲載となりますが、「大西忠治さんはこんなことを」④、
「発問上達法」①を載せます。
30年以上前に出された本ですが、発問の考え方を教えてくれます。





一昨日の土曜日の午後、区役所に期日前投票に行きました。
静岡県の場合は、参院補選が24日、衆院選が31日と続けて選挙があります。
20日から23日の間に期日前投票に行けば、両選挙の投票を1回で行えることになります。
蜜を避けようと行ったわけですが、大変に混雑していました。
並んでから投票を終えるまで、約50分間。
大変時間がかかったわけですが、投票所の係の方は疲れているだろうにもかかわらず、
終始丁寧な応対でした。
ありがたく感じました。





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆野口芳宏さんはこんなことを ③

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◇発問の技法
 
 発問とは「改めて発見させる」「考えさせる」「気付かせる」


 ポイント
  ① 教材解釈から

  ② 個人差が明確になるように問うべき

  ③ 分類・群化・整理   
      数字で

  ④ 単純・明快・簡潔に問うこと

  ⑤ 深く少なく問う  
      まずノートに




◇指名の技法
 
 ◎「挙手→指名」方式(上澄み指名)から「作業・巡視→指名」方式(乾杯式指名)へ


 ポイント
  ① 目的的・意図的に

  ② 場合により輪番も  
     「形式段落ごとに読みなさい」など

  ③ (指名の順番は)下位の者 発言しない者から   
      珍しい考えや個性的な見方

  ④ 指名児童への予告をしておくこと(巡視時)

  ⑤ 子供相互の指名はやめた方がよい
  

 ◎「できた人」「分かった人」に挙手させるのではなく,「まだの人」と問うのが「乾
  杯式指名」の基本スタイル




◇話し合いの技法
  
 ポイント
  ① 意図的に指名する

  ② ズバリと短く発言させる

  ③ 討論を整理して効果的に組み合わせる

  ④ 話し合いの中でむやみに頷く癖をつくってはならない




◇個別作業の技法  

 ポイント
  ① 小刻みに作業させる 

  ② ○△×をかかせる

  ③ サイドラインを引かせる

  ④ 理由・根拠は後でよい




◇机間巡視
  
 ◎こまめに客観的に見つめる
  

 ポイント
  ① 一人一人の発言を聞くつもりで巡視する

  ② 作業を見て授業プランの修正を図る

  ③ ノートを見ながら指名の計画を立てる

  ④ 個別指導のチャンスとする

  ⑤ メモを取りながら巡視する


 □教師が子供の机間に入っていく目的はあくまでも巡視にある

  ∥

一斉指導の効率性 机間巡視=個人的分かり方の診断
  

 ◎ 学校というのは知識や技能や人格をより高く磨いていく場であり,そうすることに
  よって,よりすばらしい充実を,その子の人生に結実させていく道場である。


 <巡視の目的>
    
  ① 指示通りの作業がなされているか否かの点検活動
 
  ② 個々の子供の反応の質的差違の把握

  ③ 今後の授業展開の想を練る活動

   ∥

    ○誰を指名して何を発言させるか


 □机(机間巡視・指導)で  
   ・ 指名するからこれを発言してください

   ・ 指名されたらこれを主張しなさい
         
   ・ これと反対の考えの人がいる。反論を用意しておきなさい。




◇板書

 1 3つの機能  

     ① きっかけ  

     ② 資料・材料  

     ③ 学習のまとめ


 2 消されていく板書と育っていく板書


 3 必要なときに必要なことを書く


 4 「はりがみ」は感心しない

  長所も…  ○移動できる ○次時に活用できる

 5 黒板を子供にも開放する  

     机間巡視「これぞ」と思うものを板書させる












☆大西忠治さんはこんなことを ④-「発問上達法」大西忠治 民衆社 1988年 ①【再掲載 2020.2】

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◇発問
 
□発問化第一のセオリー
    
  発問化の初歩  
    齋藤喜博 向山洋一
    

  様々な意見が出ることをねらった発問  
   あいまいな所の発問化




□発問化第二のセオリー

 「ゆれる発問」 
   - 教師が子どもに考えさせたいものと違ったものが混ざり込んでいる発問


 「動かない発問」
    教師の求めている解答がすぐ得られるもの

   ↓

  ◎ 教師はだれでも「ゆれる発問」を「ゆれない発問」にかえたくなる


 教材分析によって解答を発見する
   → その解答から発問をつくる




□ゆれる発問② 

 「ゆれる」のは何か,「ゆれる」のは悪いか

  ・ゆれるのは教師?子ども?

・子どもの反応のゆれを中心に考える


  子どもの反応がゆれる時は
     → 教師の発問がかわらなくても

→ 「ゆれる発問」と考える
  



□ゆれる発問③ 

 「ゆれる発問」 をゆれなくするにはアレかコレかに発問を替える


  ゆれて困る発問

 
  ゆれる発問をゆれない発問に替える

   → 選択肢
   二者択一 ○×式
  



□三つの発問 

  いろいろな発問を組み合わせてやれることがプロの条件

    ①「動かない発問」


    ②「子どもはゆれるが教師はゆれない発問」


    ③「子どもも教師もゆれる発問」


 ◎「大きい発問」

   …  転々と変わる発問の全体の裏側に隠れてずっと貫き流れている発問


  「大きな発問」  

   …「ゆれる」のが困るが,かといって変えられない発問




 A「ゆれる発問」   
   
    → 子どもに自由な思考を促す


 B「大きな発問」  
    
    → 問題の提示,思考の方向を指し示す
               
      小さな発問を補う = 助言
               
      大きな発問には助言が必要   


 C「動かない発問」

    → 既有情報の整理

思考のための材料提供
(子どもの反応を操作しすぎ一定の枠に入れ込んでしまいやすい)

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