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「金沢嘉市の仕事4 校長日記」金沢嘉市 1988年 ほか [読書記録 教育]

昨日は 米の乾燥が終わったとの連絡を受け
米を受け取りに行きました
12俵と少し
まずまずです
しかし 亡き父がやっていた頃と比べると
取れ高が悪くなりました
植え方が悪いのでしょうか
父が居なくなって8年
農作業をするたびに 父の力に感謝するようになりました
-存命中にもっと感謝の言葉を伝えられればよかったのに-
と つくづく思います

今回は金沢嘉市さんの本を紹介します
学生時代 よく読みました
父の世代の方です

「だれにもピカリと光るものがある」 
「人間にくずはない」

の言葉は30年ほどたった今でも 常に頭の中に置いています

遠山啓さんの
「…知能指数に1000を足せば…」
も よい言葉だと思います
まとめを読み直すと 今に生きる言葉が たくさんありました








☆「金沢嘉市の仕事4 校長日記」金沢嘉市 1988年 ほか

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◇子供観

「だれにもピカリと光るものがある」

「人間にくずはない」


◇塾

①学習塾  やむを得ない面も(クラス多人数)

②進学塾  テストに強くなったことで学力が付いたと思わない

仲間は大事にする学校の勉強とはかけ離れている

③その他の塾  ・できない子どものための塾
・新しい教育を取り入れている塾
        運動を高校増設・定数増


◇言葉

「他を責めることに急で,自分自身,人間的学習を怠っているようなことは
 なかったか」 

「良貨が悪貨を駆逐する」  可能性を信じたい

「考える人間を育てよう」



◇よく遊べ よく遊べ
時実利彦先生
「5歳から12歳当たりが,もっとも前頭葉が発育する。その時期に遊びを
 子どもに与えなければならない。」



 遊びは将来へのエネルギー
「ガキ大将型はとにかく失業はしていない」



昔 「よく学べ よく遊べ」
今 「よく学べ よく学べ」


 成城学園-遊び時間と散歩時間 



遊び時間を堂々と設けよう



◇「人間にくずはない」

「人間は多彩な存在である。どこかに必ずよいところがある。」
誰にもピカリと光る何かがある



◇遠山啓

「知恵遅れの子を見分ける手段としては知能指数が使われます。一般の子ど 
 もを百としたならば,知恵遅れの子は40,50,60となります。とこ
 ろが,その知能指数に1000を加えてみてください。そうすると一般の
 子は1100,知恵遅れの子は1050。そう違いはないでしょう。」


◇理想の子

優しくて芯の強い子

心優しくりりしい子 「気は優しくて力持ち」

温かくてたくましい子



◇親

乳児期 スキンシップ

幼児期 しつけ期  お母さんの存在が母なる港のように静かで温かく安
          定したところであるということが分かれば,子どもは
          安心して沿岸漁業にも遠洋漁業にも出て行かれて親離
          れができる

 母親…抱きかかえる母親  

父親…少し客観性を持っている父親

子どもが悪いことをしたなら怒る。その後で優しくする。



厳しさの後には優しい後始末を


梁塵秘抄 「遊びをせんとや生まれけん 戯れせんとや生まれけん 遊ぶ
       子どもの声聞けば 我が身さえこそ 動かるれ」



徹底的に遊ばせることも必要



◇けんかの約束

①凶器を使わない

②急所はねらわない

③相手が泣いたり逃げたりしたら追っかけてはいけない



◇他人の中に自己を見る力

偏差値体制-自分本位
自他の関係認識も十分でない,幼児性から脱皮していない自分本位制



・友達の暴力非行を目の前にしても知らぬふり
・自分がいじめられても解決方法が分からない

  ∥

   受苦訓練なし
塾よりも受苦  共生・共感能力

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教え子


  金澤先生のお名前が ・ ・ ・

  約60年程まえ、港区立・桜川小学校で

  小生の担任をされておられました。  

  クラスの何人かが、先生のアパートに招待され

  <マーガリンを塗ったジャガイモ>をご馳走して

  くれました。  厳しい先生でしたが、思い出すたびに

  泪がこぼれそうになります。

  お邪魔しました
by 教え子 (2017-08-02 15:46) 

ハマコウ

教え子さん ありがとうございます。
40年ほど前 学生の頃 金澤先生の本を よく読みました。
私が思っていた通りの方だったのですね。
あとわずかとなってしまいましたが 受け持っていた子から 慕われる教員を目指して頑張ろうと思っています。 

by ハマコウ (2017-08-02 17:45) 

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