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「個人学習が生まれるとき-文学の授業」中村敬三 黎明書房 1993年 後半 [読書記録 教育]

今回は1月5日に続いて、中村敬三さんの
「個人学習が生まれるとき-文学の授業」後半を紹介します。




出版社の案内には、


「国語授業の古い殻といかに格闘して、新しいスタイルを生み出すか、それが著者のテー
 マであった。テキストの言葉に忠実に敏感に感応しながら、さらに個性的な読み方を仲
 間と交流し、共有して相互に高めあう学習の実現と、読む楽しさを伝える記録。」


とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「ほめる 丁寧に教える」


・「個人学習  → ハウツーものにはない臨場感と感動」


・「斎藤喜博・島小学校 『組織学習』『一斉学習』『整理学習』」


・「①励ます ②個性を生かす ③要求を出す」






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☆「個人学習が生まれるとき-文学の授業」中村敬三 黎明書房 1993年 後半

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◇子供の個性を生かす個人学習の指導
 
1 玲子さんのこと
 


2 書き込みをさせるに当たって 

 記号
  辞 辞書で調べたことを書く

思 言葉や文から自分が思ったり考えたりしたことを書く

問 言葉や文から自分が疑問に思ったことを書く

自 分からない言葉について推察した考えを書いたり、はじめは問 だけれど何度も
   読んで自分なりの考えが出てきたり分かったりしたら自分の考えを書く


 二つの方法

 (1)始めから終わりまで通して書き込ませる方法

 (2)一場面書き込ませ、次にその書き込んだところの話し合いの授業をして、また、
   次の場面の書き込みをする



3 玲子さんの書き込みを励ます 

ほめる 丁寧に教える



4 玲子さんの個性を生かす



5 さらなる深まりを目指して



6 子供たちの変化 

  誠実な助言をこそ!







◇子供が生き生きと学習する授業の創造

 学期に一回は「これは!」と思う教材を

  → すべての個人学習


 家庭学習で全文視写
 
  → 学校の国語授業では他の教材







◇解説 石井順治

 個人学習

  → ハウツーものにはない臨場感と感動



「授業をつくる会」氷上正氏 御影小学校中心
斎藤喜博の「教授学研究の会」とのかかわり



「自分の学級の子供たちからもあのような美しさを引き出したい」という願い
     <ハウツーものとの相違>



「国語教育を学ぶ会」
  一人一人の可能性を引き出す「個人学習」

斎藤喜博・島小学校
「組織学習」「一斉学習」「整理学習」
斎藤『授業の展開』
一斉指導の下請けではないものに


◎3つの指導 
 ①「励ます」

②「個性を生かす」

③「要求を出す」


◎子供の読みが生きる「一斉学習」




◇中村敬三

 1943年生 1966年愛知学芸大学卒業

知多市立八幡小学校 → 名古屋市立南陽小学校 → 名古屋市立豊田小学校
→ 名古屋市立明正小学校 → 名古屋市立旗屋小学校

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