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「輝きMAX」 品川裕香 金子書房 2007年 ④ [読書記録 教育]

今回は、11月29日に続き、品川裕香さんの
「輝きMAX」の紹介4回目です。




出版社の案内には、


「特別支援教育が発達障害だけではなく,学力不振,いじめ,非行への対応にもつながり,すべ
 ての子どもがよりよく育つための教育であることを取材を通して実際として伝える。教
 育現場でうまくいっている特別支援の実践や,広島少年院における矯正教育プログラム
 も紹介。」



とあります。





今回紹介文より強く印象に残った言葉は…

・「久留米市教育委員会が取り組む『STD』」


・「エビデンスに基づく有効な行動療法の手法のすべてを盛り込んだプログラム」


・「レクリエーション + 学習活動」


・「セルフコントロールの力がついた」





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☆「輝きMAX」 品川裕香 金子書房 2007年 ④

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◇実践に学ぶ特別支援教育成功のカギ


2.専門家と現場のダイナミックな連携が子ども支援を強化する①

 ~ 久留米市教育委員会が取り組む「STD」~


□STD(Summer Tatment Program)

 元ニューヨーク州立大学バッファロー校附属家族医療センター所長 ウィリアム・ベラム博士

 → ADHD児のための行動変容プログラム



 「エビデンスに基づく有効な行動療法の手法のすべてを盛り込んだプログラム」



□デイ・キャンプによる米国でのSTPの実践

 1日9時間,合計8週間のプログラム

 
 レクリエーション + 学習活動
  ソーシャルスキルトレーニング,協働作業,チーム内の協力,グループでの問題調整
スポーツスキルトレーニング



  ポイントシステム,タイムアウト
  

 月~木 15分刻みでスケジューリング

金曜日の午後 ポイントに応じたご褒美活動の日



□開始前にルールの確認を

 グループ毎に円陣,一人のカウンセラーが質問 

   望ましい言動 +10点

望ましくない言動-10点
(淡々と事実のみを指摘し採点)



□両親も合計12回のペアレント・トレーニング



8週間で360時間



□子どもたちが変わり,新しい連携と人材育成にも繋がった久留米市の実践

 月-木(低学年)

9:30-10:00 登校          平成18年度


10:00-10:15 朝の会 8月8日~25日 3週間


10:15 ポイントチェック 小1~中1 36人参加


10:15-10:25 移動とトイレ 初日はルール理解できず


10:25 ポイントチェック   -1万点の子も


10:25-11:25 スポーツ指導 ↓


11:25 ポイントチェック セルフコントロールの力がついた


11:25-11:35 移動とトイレ


11:35 ポイントチェック


11:35-12:35 学習センター


12:35-12:45 移動とトイレ


12:45 ポイントチェック


12:45-13:05 昼食


13:05 ポイントチェック


13:05-13:20 昼休み


13:20-13:30 移動とトイレ


13:30-14:30 スポーツ試合


14:30-14:40 移動とトイレ


14:40 ポイントチェック


14:40-15:40 水泳


15:40 ポイントチェック


15:40-15:50 移動とトイレ


15:50 ポイントチェック


15:50-16:05 自由時間


16:05-16:35 下校

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