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「シニアの読書生活」鷲田小彌太 MGBOOKS 2008年 /「日本の風俗起源を知る楽しみ」樋口清之 大和書房 ③ 2002年【再掲載 2012.12】 [読書記録 一般]

「一生幸せになりたかったら読書がある」





2021年 第1回目は、鷲田小彌太さんの
「シニアの読書生活」を紹介します。


4月からは自由になる時間が若干増える予定です。
インプットを増やすことができればと期待しています。


出版社の案内には

「人間に食欲がある。食欲は、それを満たせば満たすほど大きくなる。逆に、食べないと、
 食欲が減退する。拒食症に陥ることさえある。人間に読書欲がある。本を読まないと、
 どんどん読書欲が減じる。逆に、読書欲を満たすと、どんどん読書欲が拡大してゆく。
 『欲』(desire)とは、たんに主観的なものではなく、どの基礎に必要(need)を持つ。
 読書欲は、渇望であるが、精神の必要であり、『必然』(necessity)なのだ。」

とあります。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「読書はいくつもの人生を教えてくれる
読書は集中力と持続力を養う」


・「どんな本でも見つかる時代になった」

- 検索すればほとんどの本にたどり着くことができる、ありがたい時代になりました。


・「読んで書く楽しみ   
   書くのは難しい。しかし,それが楽しい。
書くために読む楽しみ」
- まさにこの読書ノートです。
  読んで、書いて、まとめてと三回読むと内容があたまのどこかに引っかかります。
  三十年経っても、検索すると求めていたものに大抵はたどりつくことができるように
  なりました。







もう一つ、再掲載となりますが、樋口清之さんの
「日本の風俗起源を知る楽しみ」③を載せます。
若い頃、テレビ等でもよくお見かけしました。
今メディアで活躍している磯田道史さんのような存在でした。
著書の『梅干と日本刀』『逆・日本史』は歴史に興味をもつきっかけを与えてくれました。
そのおかげで埋蔵文化財と関わることができました。

年末年始と年中行事と深く付き合うころに読むのにふさわしい本だと思います。




<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆「シニアの読書生活」鷲田小彌太 MGBOOKS 2008年

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◇序章

 70歳,死ぬまでに100冊,読むべき本を求められた




◇定年後,読書で差が付く

 老いてこそ読書 
   読書する人の顔は美しい 

  「一生幸せになりたかったら読書がある」


 読書のある人生 
  
   読書はいくつもの人生を教えてくれる ~ アームチェア・ライフ


 読書は集中力と持続力を養う




◇読書環境論 「どこで読むか」は重要だ

 ① 自室で読む
     自分で買え 
     読書は贅沢である


 ② 本屋で読む楽しみが消えるか


 ③ 借りて読む 

     料給食センターではない


 ④ 大学図書館を利用する




◇本の探索はインターネット通販で

 ① インターネットは難しくない


 ② 新刊書の全てがたちどころに手元に届く

  インターネット通販で古本価格が急落した

  どんな本でも見つかる時代になった




◇読書計画のある人生

 明日何を読もうか


 一年計画と読書メモ 
   今年はこの人を読もう 
  
   一年一著者 - 読書メモの勧め




◇読む楽しみ書く楽しみ

 仕事で読む本は面白い
   浪費が利益を生む


 読んで書く楽しみ   
   書くのは難しい。しかし,それが楽しい。

書くために読む楽しみ




◇個人図書館

 ① 現実図書館


 ② 架空図書館
    パソコン

    図書目録は隠しきれず


 ③ 理想図書館

    本を探す楽しみ










☆「日本の風俗起源を知る楽しみ」樋口清之 大和書房 ③ 2002年【再掲載 2012.12】

〔出版社の案内〕

知っていると安心。礼儀作法には理由がある。日本人の知恵再発見。

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<言葉の作法>

◇「すみません」 

 自分の過失がまだすんでいませんの意味



□「すみません」 

 お詫びの心が尽くしきれない,済んでいない     



□ぼかし語は関西に多い 
  
 = ビジネスライクでない 
 
 = ギシギシせず商売がうまくいく





◇「ありがとう」  非常にマレの意味

□語源 「ありがたし」 
 
 = 有難し 有ることが難しい まれ



□岩渕悦太郎「有難し」 

 ~ 奇跡   霊験のとき   神仏をたたえる言葉だった




◇「おはよう」「こんにちわ」  礼福言が掛け言葉化

□「おはよう」 

~「お早くお起きになりまして,ご健康おめでとう」

 「よくお稼ぎになっておめでとう」



□「こんばんは」

~「今晩はいい夜です」 

「今晩はご無事に一日をお過ごしになっていい夜をおむかえになりましたね」

 「こんにちは」 ~ 「今日はいいお天気でございますね」


※ 朝昼晩の祝福語がお呼び掛け言葉化したもの





◇夫婦間の呼称

□「いも」-「せ」 
  
 「せの君」 = 女性の後からついていく人  

       ~ 男子服従者



□夫「おひと」-妻 「連れ身」
 
 おまえ「御前様」 

 あなた,あちらの人 = 直接表現は失礼

 おれ ~ もとは女性言葉





◇「お」  なぜ「お寺」「お母さん」

□敬語 

 日本独特のもの  



□「御」

~ 操る意味 = 操っていらっしゃる人



□「み」 

 美しいから





◇尊敬語  

 丁寧語,尊敬語,謙譲語  



◇謙譲語  

 奈良時代にはなかった 

 自分をへりくだる



◇手紙   

 仏教から



◇候文  

 候 「さむろう」「さむらう」 

 侍所~さむらう人 → 候文形式
  
 知勇国の「候」に一本線 = 候に使える人が元の意味



◇年賀状 

 言語呪術信仰から生まれた  

 元旦と中元 = 年賀状と暑中見舞い
     
※古代日本人の言語呪術信仰 

 語られた言葉は実態を持つ






<飲食の作法>①

◇尾頭付き 

 完全な形を喜ぶ


 左が頭  
   筆の運びから来ている 神社のしめ縄も



◇赤飯  
 
「赤飯」は魔除け

赤,燃える火の色,太陽の色

 ~ 幸せが来る,まよけになる

足利時代末まで日本人が食べていた米はまだなかった

 種子島屋久島「ドボン」



◇食器の配列

□合理的なルール 

 本膳   一汁一菜が基本   中心の料理(本膳)+副膳


 懐石 温石 料理一品ずつ


会席 本膳料理形式踏みながら茶会席の趣味性を発達 

    山海の珍味取り入れ


 平安時代
飯椀に高盛 - 一杯盛り切り

それを高坏の上に載せている = 全料理を一遍に盛っている

   ◎一本のピンセット状の箸
    
   ※ 会席料理になると場所が合理的に決まってくる
  
 
「茶碗」 - 茶道の影響
  お茶を飲む碗にご飯を盛るようになって一杯盛り切りがおかわりをするようになった  
  → 飯椀が茶碗に

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