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キーワード「生徒指導」⑨ /「講談師になるには」 田辺一邑 (2013.1.15 中日新聞夕刊)【再掲載 2015.8】 [読書記録 教育]

今回は、4月28日に続き、わたしの教育ノート(要約ノート)より、
キーワード「生徒指導」⑨を紹介します。


今回は、「いじめ」についての要約です。
簡単にまとめられる課題ではありませんが、
解決のためのヒントのかけらがあるように思います。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「いじめ体質の破壊 
   ①弱者の存在を知る(探る)  ②掲示物の中に体質はないか 
   ③何気なくつかう言葉の中に 」


・「緩やかな集団に! ← 大学のクラスにいじめはない」


・「社会性 ← 情念教育、感情教育、セルフコントロール」


・「いじめに対する方策 
   ① いじめの挿話ビデオを見せる
② いじめ回避行動をほめる
③ 自尊の念を持つように援助 」






もう一つ、再掲載となりますが、中日新聞夕刊コラムから、
田辺一邑さんの「講談師になるには」を載せます。
一邑さんは、幼稚園から高校まで同じ学校に通いました。
かわいい優等生。音読が大変上手でしたが、目立つことを好まなかった一邑さん。
まさか講談師になるとは、と転職を聞いたとき思いましたが、今はご活躍の様子。
しかし、この状況下では、大変だと想像します。
早く感染が終息して、自由に講談を聞けるようになってほしいと切に願います。




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☆キーワード「生徒指導」⑨


◇いじめ(明石要一)
 
□いじめのサイン 

 ・ 休み時間一人で遊ぶ 

 ・ 遅刻が増える 

 ・ 給食を食べ残す

 ・ 保健室によく行く

 ・ 放課後一人で教室にいる



□いじめられやすいタイプ

 ・ 不潔 

 ・ のろま 

 ・ 自分勝手 

 ・ 生意気

 ・ 臆病

 ・ 運動が苦手






◇いじめ体質の破壊
 
□いじめ体質の破壊

 ① 弱者の存在を知る(探る)

 ② 掲示物の中に体質はないか  
     忘れ物表

 ③ 何気なくつかう言葉の中に
 


□共感能力を育てる

 ① 平等性の原則を貫く


 ② 助け合いの原則を貫く






◇いじめと学級集団(福教大 秦政春)
 
□いじめと集団  

 集団に疎外され排斥されている



 異質なものを排除しようとしてまとまる

 共通の敵を作ることでまとまる



 ◎ 緩やかな集団に(大学のクラスにいじめはない)






◇いじめ
 
□いじめ = 社会性の病理現象

 社会性
   
  ① 人間関係をつくり広げられる力

  ② 集団生活を円滑に行える力



 ◎情念教育  ◎感情教育  ◎セルフコントロール



□いじめられる側

 自尊の念(セルフエスティーム)が脆弱



自分を打ち出せない消極性



□いじめに対する方策 

 ① いじめの挿話ビデオを見せる

 ② いじめ回避行動をほめる

 ③ 自尊の念を持つように援助





◇指導力と指導観
 
□指導力 

 豊かな人間性 + 専門的な知識・技術 + 幅広い教養



□指導観 

 △ 与えて させて 急がせる教育



 ◎ 聞いて 助けて 見守る教育





◇少年非行(望月一宏)
 
□外に表れた行状の矯正方法 

 → 非行に走る子どもは何かができる

↓↑

 ◎ 何もできない子供は非行もできない

     登校拒否 … 閉じこもることでしか表現できない



□悪い仲間が何よりも恐れているのは「正義」

 正義に対して勇気を持つものの前には彼らはへなへなに砕けてしまう



 ◎ 矯正より自己探求
 


□少年非行  

 うそをつく → 相手を困らせるびっくりさせるのが目的

       ↓

   ◎ 指導者側の感情を抑えた静かで人間的な愛情

   ◎ 大事なことは
  健康 仕事 技術 信頼 理解
















☆「講談師になるには」 田辺一邑 (2013.1.15 中日新聞夕刊)【再々掲載 2015.8】


「システムエンジニアからどうして講談師に?」



 よく聞かれます。きっかけは講談会ご招待の新聞記事。


 会社を辞め失業保険で生活していた当時、何げなく応募すると … 当たったんです。


 お江戸日本橋亭でした。




 それが講談を聞いた最初で、昔から好きだったわけではありません。その時思った!


「これが私の天職だわ」ではなく「これならにもできるかもしれないな」。




 さあ、それからどうしたか。まずは図書館に行きました。



 「講談師になるには」という本はありません。


 代わりに借りたのが「落語家になるには」。


 読みますと、「なるほど、弟子入りしなくちゃいけないんだ」。




 そこで今度は師匠を決めるためしばらく寄席通いをしました。


 あれこれと悩んだあげくこの人と定め、あとは実行あるのみ。今日こそは今日こそはと
思いつつ何度もくじけ、ついに決行!したのですがあえなく失敗。



 今思えばあまりにぶしつけだったと反省いたしております。



 ところがどっこい、縁あって田辺一鶴に入門かない、こうして今に至っているわけです
から、やはり天職だということでしょうか




 月日に関守なく光陰矢のごとし。



 あれから15年、くしくも私は一鶴のもとで真打ちになった最後の弟子となりました。


 そして昨年、没後預かった凌鶴を無事真打ちに昇進させることができ、ちょっぴり恩返
しができたかなと思っています。



 今年は芸に専念しよう。あっ、でも、このコラムが…。

                             (講談師=浜松市出身)

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