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「橋本治の古事記」橋本治 講談社 2001年 ⑤ /「初めて学ぶ教育法規」 菱村幸彦 教育開発研究所 1998年 ③【再掲載 2015.3】 [読書記録 一般]

今回は、1月6日に続いて橋本治さんの
「橋本治の古事記」の紹介 5回目です。



出版社の紹介には


「読みつがれてきた魅力。あなたのそばに古典を。第一線で活躍する作
 家が手がけた古典現代語訳の決定版シリーズ!日本最古の本『古事記』
 が新しくよみがえる。イザナギ、イザナミの国生み、天の岩屋戸、八
 俣の大蛇因幡の白うさぎ……など、だれもが知っているようで知らな
 い日本神話が、いきいきとした現代語で語られる。」

 
とあります。


今回は「7 天の岩屋戸」の要約です。



もう一つ、再掲載になりますが、菱村幸彦さんの
「初めて学ぶ教育法規」③を載せます。




☆「橋本治の古事記」橋本治 講談社 2001年 ⑤

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7.天の岩屋戸

◇スサノオの命(素戔嗚尊)
□わざとアマテラスの水田の畔を壊す
→ 領地争い  
   社殿に大量のウンコ
     機織り神殿に馬を屋根から放り込み織女の一人が死ぬ
= 神聖な場所で若い女の血

アマテラスは天の岩屋戸を開け、内に隠れる
 
  
◇八百万の神々(高天原) - 天の安の河の河原で相談 
□オモイカネの神(5柱の1柱タカミムスヒの神の子)
  = 知恵の神
「祭りをするのだ」

□アマツマラ(片目の鍛冶屋)に鉄を作らせる

□イシコリドメの命  
  鉄を磨いて鏡を作る

□タマノヤの命    
  玉飾りをつくる 
    勾玉500でミスマルをつくる
↓ ミスマルの玉飾りをたくさんつくる
□アメノコヤネの命,フトダマの命
占い
   → フトマニ(鹿の骨をあぶりひび割れで)の占い
     榊の木を500本
上の枝  
        - ミスマル玉飾り
真中の枝
        - 鏡
下の枝  
        - コウゾから作った白い幣飾り
麻から作った青い幣飾り
  ↓
祭りが始まる

□アメノウスメの命 
  ヒゲノカズラをたすき,マサキノカズラを髪,笹の葉を手にして

踊り始める 
    豊かなおっぱい丸出し
八百万の神手拍子

のりのりのアメノウスメの命
腰布をチラチラめくる
     → 大受け

□アマテラスが覗く 「貴い神がいるから」  - お祭り
アメノコヤネの命,フトダマの命
鏡を大御神に向け顔が映るようにした
  ↓
アマテラスはよく見ようとして岩を少し動かす
アメノダヂカラオの神が脇をとらえぐっと引き出す

□アマテラスは天の岩屋戸の外へ
フトダマの命 
    注連縄で天の岩屋戸の前を張り巡らす

注連縄で出入り禁止

  高天原と葦原の中つ国には再び昼の光







☆「初めて学ぶ教育法規」 菱村幸彦 教育開発研究所 1998年 ③【再掲載 2015.3】

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◇子どもを殴る
□懲戒と体罰 
  理性的に殴るのは難しい
  体罰禁止は明治から

□体罰の範囲 
  肉体的苦痛はいけない
  児童懲戒権の限界について」(昭和23年12月22日) 
体罰(1)身体に対する侵害を内容とする懲戒(殴る蹴る)
(2)被罰者に肉体的苦痛を与えるような懲戒
     (長時間に渡る端座直立等)
「生徒に対する体罰禁止に関する教師の心得」(昭和24年8月2日)
  行政実例 
   ・ 教室内に立たせることは長時間でなければよい
・ 懲らしめる意味で体罰にならない程度で放課後残しても
      差し支えない
・ 遅刻や怠けたことにより掃除当番などを多くするのは差
      し支えない

□判例に見る体罰
体罰は暴行罪になる 
    大阪高裁の判決(S30.5.16)
有形力容認の判決も(S56.4.1)
    極めて例外的

□体罰と情報公開
  事実は事実として報告
  体罰に三つの責任 
    ① 民事上(損害賠償責任)
 ② 刑事上(暴行罪)
 ③ 行政上(懲戒処分等)


◇信用を落とさない
□八つの服務上の義務
① 服務の宣誓
② 法令・職務命令に従う義務
③ 信用失墜行為の禁止
④ 秘密を守る義務
⑤ 職務専念の義務
⑥ 政治的行為の制限
⑦ 争議行為の禁止
⑧ 営利企業への従事制限
  
※ 100万人の中にはいろいろな教師がいる
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