キーワード 読書について58-「子どもの本の作家たち」西本鶏介 東京書籍 1982年(2)/「仲田紀夫の算数数学授業術」 仲田紀夫 黎明書房 2006年 ②【再掲載 2014.7】 [読書記録 一般]
今回は、1月11日に続いて、
「キーワード 読書について」58回目、
「子どもの本の作家たち」の紹介 2回目です。
出版社の案内には、
「リアリズム小説、ファンタジー、幼年童話等、さまざまなジャンルに
わたる作家たちの作風を、作家ごとにエピソードをまじえながら豊富
な作品解説によって描く、現代児童文学作家・作品論。」
とあります。
もう一つ、再掲載になりますが、仲田紀夫さんの
「仲田紀夫の算数数学授業術」②を紹介します。
わたしは、仲田さんの本から多くのことを学びました。
☆キーワード 読書について58-「子どもの本の作家たち」西本鶏介 東京書籍 1982年(2)
◇久保喬
野性と夢の中の子ども
海とその生活を描く
「海の子波の子」(昭和23年)
「海はいつでも新しい」(昭和42年)
「赤い帆の舟」(昭和47年)
「火の海の貝」(昭和48年)
「少年は海へ」(昭和49年)
「赤い帆の舟」格調高い民話的語り口
昭和48年日本児童文学者協会賞
久保喬
明治39年 宇和島生まれ
父・木藤時計店 松山商業卒後家業に
昭和 6年 上京 川端康成門下
「白い時計」(昭和8年)
「少年文学」→「昭和文学」
昭和18年 「光の国」
|
戦後
「童話は人生の原理を表現すべきである」
原始と文明
二つの対立を通して人間のあり方に迫る
昭和40年 「ビルの山ねこ」小学館文学賞
対立 野性VS知性,土着VS文明
◇宮口しづえ
故郷への限りない愛着
昭和21年 馬籠 元小学校教師 突然童話を
昭和32年 「ミノスケのスキー帽」
第6回児童文学者協会新人賞 50歳
昭和33年 「ゲンと不動明王」
第2回小川未明文学奨励賞
「山の終バス」
昭和35年 「ゲンとイズミ」昭和39年
大人にも興味深く読める健全な小説
= 家庭小説
藤村への傾倒
昭和49年 「箱火鉢のおじいさん」
スーパー 自分で品物をとる
「あんな盗っ人するような店で買い物ができずかよ」
本当の人間の絆とは何か
昭和50年 「胸にともる灯」
昭和54年 「宮口しづえ童話全集」筑摩書房
昭和48年 「宮口しづえ児童文学集」小峰書店
◇花岡大学
人間性をえぐる鮮烈な童話文学
おのれに厳しい
高い文学性
温かな人間性を喚起する宗教精神
= 近代的ヒューマニズム
傍観者ではなく徹底したリアリスト
ショッキングでヒューマンな捉え方
「子供たちの人間形成に児童文学が役立つのは,教育のよう
に直接的なものではなく,作家の一途な情熱が共感を呼ん
で,子供たちの奥深くに忍び込む軌道をたどりじっくり浮
かび上がってくるものなのだ」
明治42年
奈良県吉野郡大淀町佐名の住職の子ども
至純の童話芸術
お話としての楽しさよりも人間らしさの本質に力点
良海もの
「かたすみの満月」 仏典童話
昭和55年
「花岡大学童話文学全集」法蔵館
☆「仲田紀夫の算数数学授業術」 仲田紀夫 黎明書房 2006年 ②【再掲載 2014.7】
◇幸運な時期を自信で突き進む
1.教科主義(体系)と体験主義(生活)の調整力
◎革命的転換 = 「生活探検学習」
イギリスの有名な数学者 ジョン・ペリー 1901年
「鮭は一匹の成魚を育てるために百万の稚魚を犠牲にしている」
→ 数学教育改良運動
ボレル(仏) クライン(独) ムーア(米) が共鳴
「ペリー運動」
教科主義から経験主義へ
教科主義(体系) 経験主義(生活)
流れ 学問の柱 子どもの生活
重点 鍛錬 子どもの心理(興味・関心)
目標 数学者系 役立つ
導入
= 相撲の露払い
・人気テレビの話題から
・地域,子どもの最近の情報
・教師の体験談
・工夫した教具の提示
・手品
・童話やマンガ
2.児童生徒の「目」や教室の雰囲気の把握
全国行脚
- 飛び入り授業
子どもと教師の一体化
<注意>
・子どもの答えを聞き直さない
・間違った答えでも上手にフォローし恥をかかせない
・良い考えや発想は大いに褒め授業に生かす
・机間巡視やノートから良い考えを探す
・独り言,つぶやきを拾う
・グループ展または周囲の友だちとの相談
公開授業のいろいろ
A 新教育法
①内容
②教具
B 共同研究(グループ)
代表が授業
C 一般参観用
学校の研究紹介
D 模範授業
実習生向けなど
E 研究授業
実習生 ほか
3.「教師は授業で勝負する」の名言
良い授業を求めて教育学科へ学士入学
授業では実践とともに理論武装も必要
◇極力,視野・底辺を広げよ
1.同期会などは「思い出話」より情報交換を!
「師魂」
小中同窓会
(1)初めはご招待した恩師の話
(2)特別の仕事や経験を持っている人の話
(3)整然と順に自己紹介,近況報告
(4)自由な親睦会
2.他分野,他地域の人との交歓も大切
異なる話題が転機となる
3.趣味・特技を持ち長く続けよ
本質が分かる
「一道は多芸に通じる」
「キーワード 読書について」58回目、
「子どもの本の作家たち」の紹介 2回目です。
出版社の案内には、
「リアリズム小説、ファンタジー、幼年童話等、さまざまなジャンルに
わたる作家たちの作風を、作家ごとにエピソードをまじえながら豊富
な作品解説によって描く、現代児童文学作家・作品論。」
とあります。
もう一つ、再掲載になりますが、仲田紀夫さんの
「仲田紀夫の算数数学授業術」②を紹介します。
わたしは、仲田さんの本から多くのことを学びました。
☆キーワード 読書について58-「子どもの本の作家たち」西本鶏介 東京書籍 1982年(2)
◇久保喬
野性と夢の中の子ども
海とその生活を描く
「海の子波の子」(昭和23年)
「海はいつでも新しい」(昭和42年)
「赤い帆の舟」(昭和47年)
「火の海の貝」(昭和48年)
「少年は海へ」(昭和49年)
「赤い帆の舟」格調高い民話的語り口
昭和48年日本児童文学者協会賞
久保喬
明治39年 宇和島生まれ
父・木藤時計店 松山商業卒後家業に
昭和 6年 上京 川端康成門下
「白い時計」(昭和8年)
「少年文学」→「昭和文学」
昭和18年 「光の国」
|
戦後
「童話は人生の原理を表現すべきである」
原始と文明
二つの対立を通して人間のあり方に迫る
昭和40年 「ビルの山ねこ」小学館文学賞
対立 野性VS知性,土着VS文明
◇宮口しづえ
故郷への限りない愛着
昭和21年 馬籠 元小学校教師 突然童話を
昭和32年 「ミノスケのスキー帽」
第6回児童文学者協会新人賞 50歳
昭和33年 「ゲンと不動明王」
第2回小川未明文学奨励賞
「山の終バス」
昭和35年 「ゲンとイズミ」昭和39年
大人にも興味深く読める健全な小説
= 家庭小説
藤村への傾倒
昭和49年 「箱火鉢のおじいさん」
スーパー 自分で品物をとる
「あんな盗っ人するような店で買い物ができずかよ」
本当の人間の絆とは何か
昭和50年 「胸にともる灯」
昭和54年 「宮口しづえ童話全集」筑摩書房
昭和48年 「宮口しづえ児童文学集」小峰書店
◇花岡大学
人間性をえぐる鮮烈な童話文学
おのれに厳しい
高い文学性
温かな人間性を喚起する宗教精神
= 近代的ヒューマニズム
傍観者ではなく徹底したリアリスト
ショッキングでヒューマンな捉え方
「子供たちの人間形成に児童文学が役立つのは,教育のよう
に直接的なものではなく,作家の一途な情熱が共感を呼ん
で,子供たちの奥深くに忍び込む軌道をたどりじっくり浮
かび上がってくるものなのだ」
明治42年
奈良県吉野郡大淀町佐名の住職の子ども
至純の童話芸術
お話としての楽しさよりも人間らしさの本質に力点
良海もの
「かたすみの満月」 仏典童話
昭和55年
「花岡大学童話文学全集」法蔵館
☆「仲田紀夫の算数数学授業術」 仲田紀夫 黎明書房 2006年 ②【再掲載 2014.7】
◇幸運な時期を自信で突き進む
1.教科主義(体系)と体験主義(生活)の調整力
◎革命的転換 = 「生活探検学習」
イギリスの有名な数学者 ジョン・ペリー 1901年
「鮭は一匹の成魚を育てるために百万の稚魚を犠牲にしている」
→ 数学教育改良運動
ボレル(仏) クライン(独) ムーア(米) が共鳴
「ペリー運動」
教科主義から経験主義へ
教科主義(体系) 経験主義(生活)
流れ 学問の柱 子どもの生活
重点 鍛錬 子どもの心理(興味・関心)
目標 数学者系 役立つ
導入
= 相撲の露払い
・人気テレビの話題から
・地域,子どもの最近の情報
・教師の体験談
・工夫した教具の提示
・手品
・童話やマンガ
2.児童生徒の「目」や教室の雰囲気の把握
全国行脚
- 飛び入り授業
子どもと教師の一体化
<注意>
・子どもの答えを聞き直さない
・間違った答えでも上手にフォローし恥をかかせない
・良い考えや発想は大いに褒め授業に生かす
・机間巡視やノートから良い考えを探す
・独り言,つぶやきを拾う
・グループ展または周囲の友だちとの相談
公開授業のいろいろ
A 新教育法
①内容
②教具
B 共同研究(グループ)
代表が授業
C 一般参観用
学校の研究紹介
D 模範授業
実習生向けなど
E 研究授業
実習生 ほか
3.「教師は授業で勝負する」の名言
良い授業を求めて教育学科へ学士入学
授業では実践とともに理論武装も必要
◇極力,視野・底辺を広げよ
1.同期会などは「思い出話」より情報交換を!
「師魂」
小中同窓会
(1)初めはご招待した恩師の話
(2)特別の仕事や経験を持っている人の話
(3)整然と順に自己紹介,近況報告
(4)自由な親睦会
2.他分野,他地域の人との交歓も大切
異なる話題が転機となる
3.趣味・特技を持ち長く続けよ
本質が分かる
「一道は多芸に通じる」