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「1分間経営術」飯塚保人 致知出版社 2003年 ② /「学校の社会力」門脇厚司 朝日新聞社 2002年 ②【再掲載 2015.8】 [読書記録 一般]

今回は、1月18日に続いて、飯塚保人さんの
「1分間経営術」の紹介 2回目です。



出版社の紹介には


「本書に盛り込まれた『短く鋭い200の言葉』には、無限の含蓄がある。
その含蓄を噛み締める。頭に叩き込む。実践する。そのとき、あなた
 がビジネスの、いや人生の勝者であることは確かだ。」

 
とあります。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「伸びる三要素 ①素直さ ②明るさ ③行動力」


・「良い師・良い書・良い友」


・「管理者の三大任務 
  ①業績向上 ②部下の育成 ③関連情報の収集」


・「百日の説法屁一つ」



もう一つ、再掲載になりますが、門脇厚司さんの
「学校の社会力」②を載せます。




☆「1分間経営術」飯塚保人 致知出版社 2003年 ②

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◇勝ち組になる40の言葉
51 人を生かした経営  
   経営資源「ヒト・モノ・カネ・時間・情報」

52 心の嵐

53 稼ぐ人変化に対応できる人が勝つ

54 企業格差   
    人材格差 
    人間の能力は2~3倍 
    意識の差は200~300倍

55 責任自分論  
    自分自身は「現物限り在庫なし」

56 帝王学    
    ポイント 
     ① 原理原則を教えてくれる師を持つこと
② 直言する側近・友を持つこと
     ③ いい書に出会うこと
    伸びる三要素 
     ① 素直さ 
     ② 明るさ 
     ③ 行動力

57 自主性    
    大変だなあ、面倒だなあは敗者

58 できるできない  
    「やるしかない」から

59 自分の限界に挑戦する

60 行動する   
    即時処理体質

61 失敗を恐れずに挑戦させよう 
    組織は人材育成の場 
    育成は耐えること

62 ダメ社員なんかいない 
    良い師・良い書・良い友

63 何のために

64 叱って育てる  
   「小さな失敗」はきちんと指摘

65 半人前

66 誰にも負けない努力をしていますか

67 経営者   
    ① 原価意識                             
    ② 地に足、現場で判断 
    ③ リスクをかぶる 逃げない
    ④ 初年度から黒字 
    ⑤ 時流を読める 
    ⑥ ショックからの立ち上がり力

68 もっと知りたい  
    目標高く好奇心

69 教えるのも仕事  
    教えられる人は技術者で、教えられない人は職人

70 自立人間   
   「あたたかい」と「甘い」は違う
    管理者の三大任務 
     ① 業績向上 
     ② 部下の育成 
     ③ 関連情報の収集

71 無理に挑戦しよう

72 改革の基本精神
    ① 何のために 
        目的明確化
    ② できない理由を探すなやる方法を考えよ
    ③ 言い訳をするな
④ パーフェクトを求めるな
        60点でよい すぐやれ
⑤ 誤りはすぐ直せ 
        行動第一主義
⑥ 改革に金を掛けるな
⑦ 窮しなければ知恵は出ない
⑧ なぜ誤解、原因理由を明らかにせよ
⑨ 1人の知識より3人の知恵を
⑩ 勇気をもて

73 時間をつくる

74 思考    
    思考計画・準備計画・行動計画を明確に

75 能力アップ 

76 良い師   
    社外にブレーンを10人以上

77 第一印象明るい笑顔

78 ビジネスマナー

79 勉強好き

80 暗算

81 部下の潜在能力を見極める  
人を伸ばす秘訣は麦踏み。根が張っていないうちは肥料を与え
   ないと腐る。しかし、根が張りつめたら今度は強く踏みつけるほ
   どたくましく成長する。

82 強み    
    各人のストレングスを伸ばす

83 優れたマネージャーを育てる  
    優れたマネージャーの言葉遣いを共有する

84 分かるまで何度も言い続けよう  
    個人の価値観と組織の価値観のすりあわせ

85 しかり方のポイント
① 本人が嫌がることをぐさりと言わない
② 本人の欠点を洗いざらい数えたてない
③ 他の人と比較して叱らない
④ 相手を追いつめない
⑤ いつまでもくどくど叱らない

86 人材作りの3か条
① 人間教育
② 単純明快
③ 弟子が師を仰ぎ見て追いかけるのが正常

87 自己を学ぶ
① きちんと漢字が読めて計算できる
② 言語明瞭に自分の考えを話す
       5W1Hを使いテーマ3分間スピーチをする
③ 精確に聴きメモで確認する
④ 大量に本を読む 月五冊以上
⑤ 朗読と暗記
⑥ 大量に文章を書く
⑦ 早く書く
⑧ 絵を描く(イメージ) 
        文章を図表化する

88 謝れる人間 
    「失敗を認め迷惑を掛けた人々に謝ることができる」

89 範を示す   
    「百日の説法屁一つ」

90 素直な心  
    伸びる三要素 
      ① 明るさ 
      ② 素直さ 
      ③ 行動力 
       公の欲望の優先






☆「学校の社会力」門脇厚司 朝日新聞社 2002年 ②【再掲載 2015.8】

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<社会力についての基礎理論>
◇なぜ,今社会力なのか
社会力 
    =「人が人とつながり,社会をつくる力」 (門脇の造語)
  人口増加に伴う難題の数々 
    20%の人口が個人消費の86%
 人口爆発と消費増加
      → 地球に
同時多発テロが喚起した世情
正しかった中教審の認識


◇社会力があると言うこと
  社会を変える意欲と構想力 
    社会力は社会性と同じではない


◇社会力が生まれる仕組み 
社会力の大本となる他者への愛と関心 
  新生児の能力
社会力を強化する社会的な諸要素
    社会的位置と役割行動
相互行為による「他者取り込み」
  GHミード 
      他者を取り込む=社会を取り込む
①特定の他者への深い理解と熱い共感
 ②未知の他者への理解と共感


◇社会力を育み支える脳と機能
人間の子ども期が長い理由
    = 人間社会が複雑だから(ボルトマン)
澤口俊之
   「ヒトはネオテニー(幼形成熟)したサルなのだ」
   「ヒトは子育ての期間を延長する方向で進化した。ネオトニーに
    より未熟さを保つ戦略(少産少子戦略)で,厳しい環境に適応し
    ようとした」
「ネオトニーは子どもが未熟になるというリスクも大きい反面,
    学習を含めた経験をたくさん積めますから複雑で変動する環境
    にうまく適応する能力が身に付きます。」
「脳は幼いときほど柔らかく,発達の可能性が大きい。」
膨らんできた子どもの脳異変への関心
  女子高生の脳障害
     - 人前での化粧  
    「科学」特集
  子どもの脳の変化と行動の異変 
  ① コミュニケーションの減少
    ② 大量のイメージ情報処理OSを形成することになったため
     自我の成長が遅れている
      → 乖離性心性,外傷性精神障害
    ③ 環境の善し悪しに関する影響
   <アメリカ> 
    テレビ,テレビゲーム,パソコンが子どもの脳に与える影響の警告 
Jハーリー「滅び行く思考力」
     - 子どもの学力低下の原因は「ゆとり教育」ではない
       ライフスタイル・体験の質の変化 → 脳の変質
脳形成のメカニズムと脳機能を高める条件
  脳は自らの力でその動かし方を学習していく
  絶えず脳を刺激してくれる課題に取り組みながら回路を組み替
   え性能を高める
    12歳まで,特に3歳までが重要 
     = 脳の基礎工事の時期
人間の脳は刺激が多い環境で生活しているほど性能を高めていく。
    = 脳にとっての栄養は外界の刺激
  <子どもたちの環境の不備>
  乳幼児期  テレビ
  児童期   学校と塾への囲い込み ← 代償:テレビゲーム
    思春期   自室とパソコンとケータイ


◇脳機能を高める社会力
  人間の脳を大きくした社会の複雑さ 
    澤口俊之 
     - 人間の脳の大きさは社会生活の複雑さのため
社会生活と「心の理論」と脳機能
  人間
     = 他者の心の理解
    脳 
      ~ 他者の心を理解し他者に共感する
  低下する子どもの社会力と脳機能 
  日立家庭教育研究所 信州大学教育学部助教授:寺澤宏次
 - 社会力は衰弱傾向にあり脳機能も低下しつつある
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