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山本夏彦さんはこんなことを⑩-「死ぬの大好き」新潮社 1998年 ② [読書記録 一般]

今回は、3月14日に続いて、わたしの要約ノートから、
キーワード「山本夏彦さんはこんなことを」10回目の紹介、
山本夏彦さんの「死ぬの大好き」②です。


「別の視点」の大切さを教わる本です。



出版社の案内には、

「『この世は生きるに値しないところだ』と子供心に悟った時から、著者は人間の見物人
 になった。見れば見るほど人間というものはいやなものだ。『死ぬの大好き』という著
 者による卓越した人間批評。」

とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「我が国を支えているのは土木技術(世界一の技術)」


・「『男は三年に片頬』 みだりに笑うな」


・「扶養の義務は長男だけでなく各人にあるようになった
  = 各人にあることは誰にもないことと同じ」


・「女に参政権はいらない 男にもいらない - 制限選挙で十分」
- 言葉通りに受け取ってはいけません。山本さんは逆説が好きな方だと思うからです。


本書を読み、自分のものわかりのよいことばかりしか言えないことを反省しています。



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☆山本夏彦さんはこんなことを⑩-「死ぬの大好き」新潮社 1998年 ②

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◇テレビ

 テレビは百害あって一利ないがこれを禁じることはできない



テレビはただだから
 



◇戦国の大工たち

 信長 岡部又右衛門父子(安土城)


 秀吉 中井正吉正清  (大阪城)



設計・施工を一貫してする  土木



我が国を支えているのは土木技術(世界一の技術)
 



◇男は三年に一度笑う

「男は三年に片頬」
     

 みだりに笑うな
   
 現代人は笑いすぎる
  ~ 西洋人に薄気味悪く思われる

 日本人として見るべき = 贋毛唐としてでなく
 



◇親 

 民主主義 - 民本主義=吉野作造が天皇陛下に遠慮


 孝 ~
 「親は子に」- 「おまえたちの世話にならないからね」


 税制    
  - 長子相続から妻子相続に



 扶養の義務は長男だけでなく各人にあるようになった
 
        ∥
  
 各人にあることは誰にもないことと同じ

※老人ホーム - 死んでいく人ばかりのホームではホームではない


 老若男女がいて初めて浮き世

 



◇どうしてそんなに謝るの?

 浮き世は怒るに値しない 
   ← 江戸の者は皆笑った 
狂歌,狂詩,川柳,黄表紙


 明治30年以降の自然主義
  ~ マジメ人間の天下
 

 マジメ人間ほど始末に負えない者はない
例 5.15事件 2.26事件の将校は「マジメ人間」
 




◇女に参政権はいらない

 男にもいらない 
  - 制限選挙で十分

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