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キーワード「家庭教育」22-「小学4・5・6年生の家庭学習法」松原達哉 産心社 2001年(3)  [読書記録 教育]

今回は、9月25日に続いて、
キーワード「家庭教育」でまとめたもの22回目の紹介です。

主に、松原達哉さんの
「小学4・5・6年生の家庭学習法」の紹介 3回目です。




出版社の案内には、



「本書では、教育心理学の立場から四・五・六年生の各学年の子どもの心身の発達の特徴
 を述べ、学校では大体どんなことを学ぶのか、そして、効果的な家庭学習をするにはど
 のようなことに気をつけたらよいかをのべました。いわば“勉強のさせ方”をのべた本
 です。」




とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「自分の学習水準に応じた計画
実行可能な計画」


・「20分×3本   だらだらやらない」


・「どれだけ計画的に能率的に意図的に勉強したか」




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☆キーワード「家庭教育」22-「小学4・5・6年生の家庭学習法」松原達哉 産心社 2001年(3) 

1.jpg

◇一日を効果的に使っているか

□生活時間チェック




□効果的学習の方法

(1)計画的な学習 
    学習意欲をひきおこすきっかけ


(2)進んで勉強する


(3)無理のない学習
    「よく遊び・よく学べ」


(4)むらのない学習 毎日続けて


(5)無駄のない学習
 





◇計画の立て方

 自分の学習水準に応じた計画



 実行可能な計画



 具体的な日課表を作る
・その日の内に復習 

  ・翌日教科の予習 

  ・得意教科を短時間に 

  ・不得意教科に長時間

  ・20分×3本 
     だらだらやらない

  ・算数理科と国語社会を組み合わせて

 ・教科を変えるとき五分間休憩

・夜は早く寝る
 






◇計画の実行

 計画の効果を信じる



 例外なく計画を実行する



 気分に左右されないで実行する



 遊びすぎて勉強時間が不足しないように



 どうしても実行できないときは計画を変更
 






◇一回の学習時間

 3・4年生 = 60~ 90分


 5・6年生 = 90~120分




 ◎ 効果は長さとは比例しない

◎ どれだけ計画的に能率的に意図的に勉強したか
 






◇勉強にもルールがある

国語 
読む - 読書 意味調べ 漢字練習 何回も読む 正確に 


   書く - 作文



 算数 基礎
    (1)計算の正確さ

(2)文章題の理解




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「井上ひさしと141人の仲間たちとの作文教室」文学の蔵編 本の森 1998年 ① [読書記録 一般]

今回は、井上ひさしさんの
「井上ひさしと141人の仲間たちとの作文教室」の紹介1回目です。

教員生活も長くなりましたが、「文章を書く力が苦手だ」とする子どもたちが、
大変増えているように思います。

この「作文教室」、大人向けのものですが、楽しく読むことができました。


出版社の案内には、

「当代一の文章の達人、井上ひさし氏が作文術の極意を伝授。読めばあなたも、日本語免
 許皆伝。作文もエッセイも小論文も、ひさし流ならこんなに簡単に書けるようになりま
 す。」

とあります。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「自分にしか書けないことを,誰にでも分かる文章で書く」
- 「あなただけの文を書こう」と子どもたちにいつも投げ掛けています。


・「学者-『誰にでも書けることを,誰にでも分からない文章で書く』
難しいので訳の分からない文章でごまかしている」


・「文章はいきなり核心からはいることが大事」




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☆「井上ひさしと141人の仲間たちとの作文教室」文学の蔵編 本の森 1998年 ① 

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◇一時間目

□作文の秘訣 

 「自分にしか書けないことを,誰にでも分かる文章で書く」ことだけ




□文章が間違った方向へ行く言葉(ひとりでに文章を難しくしてしまう)


 ×「ので」

 ×「から」  

 ×「が」




□考えることが文章の燃料

 ① 何のために書くのか(目的・動機・用途)

 ② 何を書くのか(文章の中心思想)

 ③ どのように書くのか(語り方,文章形式,文体)




□題名を付けることで三分の一以上を書いたと言うことになる
  
 自分の書きたいこと考えたいことを400字できっちりと書くことも勉強の内   


◎「自分にしか書けないことを誰にでも分かる文章で書く」

↓↑

 学者 「誰にでも書けることを,誰にでも分からない文章で書く」

     難しいので訳の分からない文章でごまかしている




□「自分を研究して自分が一番大事に思っていること,辛いと思っていること,うれしい
  と思っていることを書く」

 ◎ 自分に集中する


 ◎ 漱石 - 日本人の醜さに気付く

  「ただできあがったものを,できあがったまでの経過を全然考えずに、すっと持って
   くるだけ」



近代日本はこれでいいのか? (薄っぺらさ)

  ↓

「自己本位」の発見




□自己本位が実は作文の基本

 「自己本位」 

   ×「自分が良ければいい」


   ○「自分が基本である」  

  ※ 自分を徹底的に研究する
   



□「読み手」のことを考える = 「誰にでも分かるように書く」
 
 「ここはひとまとまりの考え方ですよ」と読み手に知らせる = 段落
   



□「読み手の胸に届いたときに,自分の文章は目的を達成し,そこで文章は終わる」



□「字引は自分の側に置いておく」

 辞書なしで文章を書くのは「車がないのに運転するぞ」と同じ


 「角川必携国語辞典」大野晋


 簡単な言葉も引いてみる
   = 自分の持っている言葉を研ぎあげる

正確に使えるようにする
      
 ◎「一言で言ったらどうなるか」と考えること




□「大事な大事な長期記憶。字引にもなれば百科事典にもなる。」

 文章はいきなり核心からはいることが大事
   長期記憶と短期記憶




□「他人の中の長期記憶を利用しないと,私たちの書いたもの言ったことが相手に理解さ
  れない」

 = 短期記憶のキャパシティに合うように文章を書く

     ・なるべく小さくちぎったものを,相手に次々と提供していく。

     ・ひとつの「まとまり」を相手に届けていく




□「いきなり核心からはいる」ことが大事
   



□「自分を指す人称代名詞は,殆どの場合,全部削った方がいい」

  = 主語を消すといい文章になる
   



□原稿用紙の書き方 

 ・題は原稿用紙の二行目に  
    ちょっと大きな字で二行が普通            

 
 ・名前は一番下の一マスが空くように書くと格好がいい


 ・段落は論理と持ち味の二本立て




□「単純なものを積み重ねておく」

 ・声に出して読んでみると分かる


 ・一つの文にあんまりたくさん乗せない
分けて分けて単純にしてそれをつないでいけばいい

 ・基本 = 似るべく単純な文章を短く書く

 ・前置きなしで

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