教育ノートから「教師」 58-「学校の先生のための心の診療室」 大原健士郎 講談社 1997年 (3) [読書記録 教育]
「森田療法
1920年 森田正馬によって創始
『気分はあるがままに受け入れ,やるべき事行動本意目的本意にやる』」
今回は 9月20日に続いて、教育ノートから「教師」58回目、
大原健士郎さんの「学校の先生のための心の診療室」(3)を紹介します。
森田療法で知られる故・大原浜松医大名誉教授。
20年以上前、教育講演会できいた話を思い出します。
出版社の案内には、
「先生自身も親も気づいていない憂うべき事態が!!理想の教育を求めれば求めるほど現実
とのギャップに悩む現場の先生たち。隠された精神性疾患の病理を具体的症例をあげて
明かす。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「二者選択の迷いから生まれる
どうしていいのか分からなくなり立ち止まり動かない」
- 大変辛いことです。
・「生活のリズムが崩れて起こる - 睡眠 食欲 便通 血圧 体温 性欲」
・「若い教師がかかりやすい対人恐怖症」
・「半分病気で半分怠け者の教師が増えている」
・「心の病気に対応することが大切」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆教育ノートから「教師」 58-「学校の先生のための心の診療室」 大原健士郎 講談社 1997年 (3)
◇特有のストレスで先生の心が疲れている
□心理的なストレスで起こるもの
(1)心因性疾患
神経症 - 患者の訴えに相当する病気がどこにも存在しない
心身症 - 身体的にも病気が見いだせる
心因反応 - 向精神薬の助け
□遺伝や体質から起こるもの
(2)内因性疾患
精神病
- 幻覚・妄想 興奮 自殺 他害
□脳細胞が死滅して起こるもの
(3)外因性疾患
器質性疾患 脳炎 脳膜炎 脳腫瘍 脳の外傷 アルコール依存
□気分爽快でエネルギッシュになる躁病
性的逸脱行為が多くなる
自分をコントロールできなくなる
誇大妄想 次から次へと問題
□気分が滅入り寂しくなる鬱病
妄想 早期覚醒型不眠 やせる 性欲減退
二者選択の迷いから生まれる
どうしていいのか分からなくなり立ち止まり動かない
□躁病と鬱病を併せ持つ躁鬱病
生理的病気で薬がよく効く
カテコールアミン
生活のリズムが崩れて起こる
睡眠 食欲 便通 血圧 体温 性欲
□思春期から30歳までに発病する精神分裂症
破瓜型
緊張型
独語空笑 反響症状
妄想型
幻覚 幻聴 妄想
ほとんどが病職がない
転職を → 農業
□アルコールと心の病気
異常酩酊
複雑酩酊
病的酩酊
□生徒に読書を強要する前に先生が実践を
教師の「読書の勧め」が意外と少ない
◇現実から逃げようとしている先生たち
□若い教師がかかりやすい対人恐怖症
森田療法
1920年 森田正馬によって創始
「気分はあるがままに受け入れ,やるべき事行動本意目的本意にやる」
- 赤面しながら授業をすることは純情さの表れではないか
□追い払おうとすればするほど生まれる雑念恐怖症
神経質傾向 = 出世型
「生の欲望」
□不安でたまらなくなる不安神経症
□強迫神経症の中の不潔恐怖症
□確認せずにいられない不完全恐怖
単純防衛化
半分病気で半分怠け者の教師が増えている
◇先生にも親にも知ってほしい子どもの心の病
□学校に行かない子,行きたいけどいけない子供たち
□鬱病の登校拒否は要注意
□中高女子の拒食症過食症
標準体重(身長-100)×0.9=x㎏
□一度はまると抜けられない薬物依存
シンナー覚醒剤の恐ろしさ
急性中毒+後遺症 → 脳に器質性疾患
□取り返しがつかない子どもの自殺
心の病気に対応することが大切
① すべての自殺者は心理学的に孤独である
② 必ず「救われたい」「助けられたい」という願望を併せ持つ
③ 自殺は心理学的に伝染する
④ 危機的な心理はそんなに長期間続かない
森田療法「あるがままに生きる」
1920年 森田正馬によって創始
『気分はあるがままに受け入れ,やるべき事行動本意目的本意にやる』」
今回は 9月20日に続いて、教育ノートから「教師」58回目、
大原健士郎さんの「学校の先生のための心の診療室」(3)を紹介します。
森田療法で知られる故・大原浜松医大名誉教授。
20年以上前、教育講演会できいた話を思い出します。
出版社の案内には、
「先生自身も親も気づいていない憂うべき事態が!!理想の教育を求めれば求めるほど現実
とのギャップに悩む現場の先生たち。隠された精神性疾患の病理を具体的症例をあげて
明かす。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「二者選択の迷いから生まれる
どうしていいのか分からなくなり立ち止まり動かない」
- 大変辛いことです。
・「生活のリズムが崩れて起こる - 睡眠 食欲 便通 血圧 体温 性欲」
・「若い教師がかかりやすい対人恐怖症」
・「半分病気で半分怠け者の教師が増えている」
・「心の病気に対応することが大切」
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆教育ノートから「教師」 58-「学校の先生のための心の診療室」 大原健士郎 講談社 1997年 (3)
◇特有のストレスで先生の心が疲れている
□心理的なストレスで起こるもの
(1)心因性疾患
神経症 - 患者の訴えに相当する病気がどこにも存在しない
心身症 - 身体的にも病気が見いだせる
心因反応 - 向精神薬の助け
□遺伝や体質から起こるもの
(2)内因性疾患
精神病
- 幻覚・妄想 興奮 自殺 他害
□脳細胞が死滅して起こるもの
(3)外因性疾患
器質性疾患 脳炎 脳膜炎 脳腫瘍 脳の外傷 アルコール依存
□気分爽快でエネルギッシュになる躁病
性的逸脱行為が多くなる
自分をコントロールできなくなる
誇大妄想 次から次へと問題
□気分が滅入り寂しくなる鬱病
妄想 早期覚醒型不眠 やせる 性欲減退
二者選択の迷いから生まれる
どうしていいのか分からなくなり立ち止まり動かない
□躁病と鬱病を併せ持つ躁鬱病
生理的病気で薬がよく効く
カテコールアミン
生活のリズムが崩れて起こる
睡眠 食欲 便通 血圧 体温 性欲
□思春期から30歳までに発病する精神分裂症
破瓜型
緊張型
独語空笑 反響症状
妄想型
幻覚 幻聴 妄想
ほとんどが病職がない
転職を → 農業
□アルコールと心の病気
異常酩酊
複雑酩酊
病的酩酊
□生徒に読書を強要する前に先生が実践を
教師の「読書の勧め」が意外と少ない
◇現実から逃げようとしている先生たち
□若い教師がかかりやすい対人恐怖症
森田療法
1920年 森田正馬によって創始
「気分はあるがままに受け入れ,やるべき事行動本意目的本意にやる」
- 赤面しながら授業をすることは純情さの表れではないか
□追い払おうとすればするほど生まれる雑念恐怖症
神経質傾向 = 出世型
「生の欲望」
□不安でたまらなくなる不安神経症
□強迫神経症の中の不潔恐怖症
□確認せずにいられない不完全恐怖
単純防衛化
半分病気で半分怠け者の教師が増えている
◇先生にも親にも知ってほしい子どもの心の病
□学校に行かない子,行きたいけどいけない子供たち
□鬱病の登校拒否は要注意
□中高女子の拒食症過食症
標準体重(身長-100)×0.9=x㎏
□一度はまると抜けられない薬物依存
シンナー覚醒剤の恐ろしさ
急性中毒+後遺症 → 脳に器質性疾患
□取り返しがつかない子どもの自殺
心の病気に対応することが大切
① すべての自殺者は心理学的に孤独である
② 必ず「救われたい」「助けられたい」という願望を併せ持つ
③ 自殺は心理学的に伝染する
④ 危機的な心理はそんなに長期間続かない
森田療法「あるがままに生きる」