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教育技術「体育」⑤ / 「現代の世相⑥ 談合と贈与」 宮田登 小学館 前半 1997年【再掲載 2012.2】 [読書記録 教育]

今回は、6月16日に続いて、わたしの教育ノートから
キーワード「教育技術-体育」の紹介 5回目です。





今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「走り幅跳び 『踏み切った後,足の裏を上に向けるようにしなさい』」


・「ゲーム指導のコツ
  ①まず指導者が楽しく ②練習は怠りなく ③臨機応変に」


・「足によい運動  
  ① 後ろ向きに歩く
② 四つん這い歩行」







もう一つ、再掲載となりますが、民俗学者・宮田登さんの
「現代の世相⑥ 談合と贈与」前半を載せます。
なぜ談合がなくならないのか?
経済の問題というより、民俗の問題だと思うようになります。




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☆教育技術「体育」⑤

◇体育科
  
「新しい学力観に立つ授業の工夫」

 ① 自発性・自主性


 ② 学習課程の検討


 ③ 場の工夫


 ④ 個に応じた進め方


 ⑤ 豊かな心の育成






◇走り幅跳び
  
 「踏み切った後,足の裏を上に向けるようにしなさい」
(織田幹雄氏・オリンピック優勝者)

  できるだけ我慢して長く向ける






◇体育ゲーム

□つられずつろう 

 二人組
   四つのポーズでジャンケン

  「せーの はい」  つられたら負け




□ジャンケン足開き 

 二人組 
   
 負けた人は一足分足を開く

= 準備運動(股関節)





□海老と尺取り虫  

 体育館 4~5人一組 2㍍間隔


 腹這い尺取り虫
   … 寝ている子はブリッジ

尺取り虫が通りすぎたら自分の番





□ミニバスシュート 

 45°シュート 

 ゴール下45°で

(1~3分間  全員で数えさせる)



□ニータッチゲーム 

 右手同士握手  

 左膝タッチ
(2~3分間)



□スリーボール強盗 

 ボール五個 

 バスケットコート1/4~1/2

 ドリブルで

 三人で正三角形  正三角形の中央にボールを五個置く



合図とともにボールを一回につき一個持ってくる

 ボールは相手の陣地から持ってきても良い

◎陣地にボールを三個持ってきたら勝ち
2分間行う








◇ゲーム指導のコツ
    
 ① まず指導者が楽しく


 ② 練習は怠りなく


 ③ 臨機応変に






◇足 近藤四郎(京大名誉教授)
  
 正常歩行  

   かかとの内側 → 小指付け根 → 親指 → 23番目 → 蹴る  
   足の外側から内側へのあおり = 正常歩行

   10歳~58歳頃まで(=生殖可能年齢)



 手を振ることが大切



 足によい運動  
   ① 後ろ向きに歩く

② 四つん這い歩行













☆「現代の世相⑥ 談合と贈与」 宮田登 小学館 前半 1997年【再掲載 2012.2】

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◇「世間」の中の日本文化

□「世間」のあり方

 世間 = 人が生きていく為のルール・慣習



阿部謹也『世間とは何か』講談社新書 1995
「世間とは個人個人を結ぶ関係の環であり会則や定款はないが個人個人を強固な絆で結
  び付いている。しかし、個人が自分から進んで世間をつくるわけではない。何となく
  自分の位置がそこにあるものとして生きている」



世間 ≠ 社会
・ 世間は具体的人間関係の投影した用語

・ 日本文化の伝統に則った表現



 宮本常一『忘れられた日本人』岩波文庫 1984 
世間師
    「渡る世間に鬼はなし」
世間を熟知する知恵が必要



 世間 = 生活の知恵の集積
近代教育を受けた者は「世間知らず」
世間「世の中」「世界」「世中」とも表現



 世間、世の中、世界に生きている人間関係は一種のシステム



※ そこに生活している人々にとっては、それが十分機能している限り生活の安全が保障
 されている
        
 - 極めて個性的な性格を持つ



※ 世間を知ることは「笑われないため」に必須の教育

    ↓

 
 道徳律の成立 笑われるための苦痛から逃れるため
「どのような状況で笑われるかを人間関係のつき合いの中で学ぶことが一人前になるた
  めに課せられていた」

  

 柳田国男(笑いの本願)
日本のように戦乱が少なく平和な社会には笑ってはいけないという拘束が減少してし
 まい、想像上の笑いの対象を見出すようになる

- 笑いの専門家、笑いの文学
    神前に笑いを献じて神霊を刺激する行為


※ 笑われる者が神に近い存在 ~ おどけ者とひょうきん者

  お相撲さん ~ 尊い血筋として特別視

一方大食「笑われる羽目に」


     
◎ 世間 ~ その土地その土地の世間






□「寄合」の原理

 寄合  人間関係がモザイクのように結び合っている   

    → 生活の知恵としての曖昧さ



「集う」原理
  日本国内の電車やバス お互いが見えるような座り方

円座・車座の伝統



「寄合」 
  ある一つの話題を巡って集まること

宮本常一 『対馬にて』の「寄合」方式

寄合は日本人の意志決定方式の典型
三日間ぐらいお互いが話し合っているとどんなに難しい問題でもかたがついた

    = 全員の共通意識の調和が目的
「根回し」と「稟議」



 寄合 = 「談合」「談義」「相談」

  あとでもめ事が起こらない為には根回しが必要



「決定」ではない「了承」
曖昧な解決策 = 玉虫色


※「永田町の不透明な民俗は、全会一致を目標としながら近代政治の西欧型の多数決原理
  を昇華できず、談合のマイナス面をやたらに顕著にさせて今日まで」

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