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「フグを楽しむ」二宮正博(『ラジオ深夜便』アンカーエッセイより) / 森信三さんはこんなことを③-「修身教授録抄」森信三 致知出版社  2006年【再掲載 2013.6】 [読書記録 一般]

今回は、月刊『ラジオ深夜便』誌より、二宮正博さんの
アンカーエッセイ「フグを楽しむ」を紹介します。


ラジオ番組も好きなのですが、
そのエッセンスを集めた月刊誌『ラジオ深夜便』も好きです。



もう一つ、再掲載となりますが、
「森信三さんはこんなことを」③を載せます。
目次のような要約になってしまいましたが、
国民教育の父ともよばれた森信三らしい言葉だと思います。





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
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☆「フグを楽しむ」二宮正博(『ラジオ深夜便』アンカーエッセイより)

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 本格的な冬が訪れると、食べたくなるのがフグ料理である。


 この数年そのフグにハマっている。


 もちろん天然は高いので養殖のトラフグである。


 熱爛にテッサとも呼ばれるフグ刺しや揚げ物、鍋物に勝るものはない。
 

 養殖でもフグは高価、コースは1万円は下らない。しかし自分で料理すれ
ば刺身をたらふく食べても、一人2000円もかからない。


 といっても、フグを丸、ごと売っている魚屋さんは無いし、あったとして
もフグの調理は専門知識を必要とし免許がなければ捌けない。


 そんな中、有毒な内臓を取り出して皮を剥ぎ、身と骨を切り分け易くして
いる「みがきフグ」というものがある。


 長崎産のフグを山口で加工したものをよく見かける。


 小さな料理店用だと思うが、近くの魚市場で扱っているのを見つけて買い
始めたのが5年前である。 


 通常、魚市場では一般消費者が買い物をするのは難しいが、行きつけの市
場は、業者でなくとも小口買いができる。


 みがきフグの調理法、ネットを見れば刺身の薄造りの作り方はもちろん、
三種類の皮の湯引き時間などを丁寧に教えてくれる。


 薄く引くのは難しいが、専用に近いそれらしき手頃な包丁を買い求め、毎
年挑戦している。


 ところで、殆どの魚は締めた直後というか、その日位は身がコリコリして
歯ごたえはいいが、翌日になると身は柔らかくなる。


 しかし、逆にイノシン酸が増え旨味は増す。


 コリコリ感を取るか旨味を取るかは好きずきだが、フグは両方を同時にし
かも数日楽しめるのだ。


 以前、フグ刺しを作っている魚屋さんに教えてもらったが、フグは締めた
直後は包丁が入りにくいほど身が固く、刺身にしにくい上、白で余り味がな
い。


 締めて3日程たった頃がコリコリ感も旨味も楽しめる。


 また、一週間程度でも、歯ごたえのある刺身を楽しめるのはフグの大きな
特徴である


 魚の美味しさは鮮度に比例しないと聞くが、フグは正しくそうだと思う。


 みがきフグ、自分で調理すればこれほど安い贅沢品はない。


 コロナ禍で外食が減った分、回数が増えそうだ。

  にのみや まさひろ 第5水・木・金担当(出版当時 出版年月不明)








☆森信三さんはこんなことを③-「修身教授録抄」森信三 致知出版社  2006年【再掲載 2013.6】



◇生を国土に受けて

<微言1>

「人間としての軌道の三箇条」
① 毎朝親に対してあいさつのできる人間になる

②親御さんに呼ばれたら「ハイ」と返事のできること

③履き物をそろえ,立ったらイスを必ずきちんと言える

  ◎「常に腰骨を立てる」ことは性根の売る人間になる極秘伝です

  ◎一旦引き受けた以上,どこまでも責任を果たそうとする男性こそ頼もしい


1 天の命

2 人生態度

3 人身受けがたし

4 生を身の国土に受けて

5 教育の使命

6 安心立命の境涯

7 相手の魂に

8 我が一生の見通し

9 人生の準備期

10 志学とは

11 大学の道「我十有五にして学に志す」

12 天分の発揮

13 読書の意義「一日読まざれば一日衰える」

14 偉大な実践家

15 尚友とは

16 同門の友「朋遠方より来る…」は師を共にした友

17 禽獣と異なる所以

18 真の剛者の道 道徳修養

19 捨欲即大欲

20 使命の道

21 一つの坑道を
    一つの坑道を切り開こうとする(はしごを上にのぼるよりも)

22 国家民族の前途   

23 偉大な光と力

24 人を植える道 
   「教育とは人を植える道」
     - 学校教育はその地ならし

25 卒業後の指導 
   有志の青年たちの読書会・会員相互の輪読会

26 共に道を歩む者
   - 生徒を見下してはいけない 

27 松蔭先生の片鱗

28 人間としてのたしなみ 『葉隠』

29 人間形成の三大要素 
   ①血 
   ②育ち 
   ③教え

30 性欲の問題

31 真独について

32 仕事の処理 自分の修養

33 成形の功徳

34 唯一人者

35 善悪導者

36 対話の心得 
    聞く,断定しない

37 謙遜について 
    我が身を慎んで己を正しく保つということ

38 上位者に対する心得 
    相手の地位にふさわしい

39 社会組織ということ
   上下  

40 目下の人に対する心得 
    敬愛

41 ペスタロッチの命日


42 魂そのものの覚醒
   - 教師の信念

43 国民教育者の自覚

44 白河条約公伝

45 白墨の使い方   
    太い方から使う 芦田恵之助

46 真の誠へのあゆみ
    己の務めに打ち込む所から始める

47 生死の問題 
    死を意識した時から

48 一後一後の種まき

49 次代を担う者たちへ

50  生命の根源を

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「日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす」 青山透子 河出書房新社 2020年 ① /「ほめるな」伊藤進 講談社現代新書 2005年 ①【再掲載 2014.2】 [読書記録 一般]

今回は、青山透子さんの
「日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす」1回目の紹介です。


出版社の案内には、

「外務省公文書に記された決定的な新事実! さらに『異常外力』とは
 何を意味するのか?あの日、日航123便に何が起きたのか、何が隠蔽
 されたのか? 真相を根底から明らかにする決定版。」

とあります。





青山さんは日航123便墜落を事故ではなく事件だとみて、
多くの本を書かれています。
新聞等の報道をそのまま信じていたわけですが、
他の人の書籍も読み、もしかするとという思いももつようになりました。


何冊か読み、他者の本も読むと、
わたしにはトンデモ本だとは思えませんでした。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥

・「墜落2日後の公文書に『日航機墜落事件』外務省発信元
  故意に『事件』が『事故』にすり替えられた」


・「ロンからヤスへの手紙8.14にも『事件』と明示」


・「当時の中曽根政権は最初から事件と知りつつ無理やり事故に変えていた?」


・「山下運輸大臣は『これは人災だ』と述べた。
『事故原因究明に全力を挙げる』という言葉は全く出ていないのは、
  明らかに原因が分かっていたからではないか」





もう一つ、再掲載となりますが、伊藤進さんの
「ほめるな」①を載せます。
叱ると後が面倒になるからとりあえず褒める、
ということもあるのかと思うことがあります。






<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「日航123便墜落 圧力隔壁説をくつがえす」 青山透子 河出書房新社 2020年 ①

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◇事件の真相 時空の闇(1)
 
□私たちが騙された<あの日>

 2019.11 
   墜落2日後の公文書に「日航機墜落事件」外務省発信元
   
   故意に「事件」が「事故」にすり替えられた 


 2020.1.8 
   ウクライナ航空752便 
      イラン軍の対空ミサイルで追撃
176名の犠牲
     - ネット社会ゆえイラン政府が誤射を認めた
   もしあのとき…

 

□外務省は事件を分かっていた

 事件についての開示はほぼ不可能
   → 米国 レーガン図書館も調査○○に
   
 「事件」と明示  
   ロンからヤスへの手紙 8.14 
疑問点 
     ① occasion
       「ふりかかる」 本来はクラッシュ、アクシデン?
   ② is disappetchig
       「派遣しつつ」外国のことなのにスピード感際立つ        
        レーガンは早朝5時30分に電話で起こされている
        → すぐに指示が? 14日に調査員派遣   

     ③ mor さらに
     外務省職員は「事件」と聞いて「事件」と書いた  
                      (日本語のメモ)
   ↓
   ◎ 日米要人間書簡の電信集 それ以降もFAXの件名に「事件」
   件名欄に「JAL墜落事件」昭和62年8月22日
          外務省職員は「事件」として認識していた
   ◎ 外務省内で瞬時に事件と分かったことを、なぜ事故調査報告書には
    いまだに事故と書かれているのだろうか

 

□事件を事故に - 驚くべき詭弁の実体
   
 当時の中曽根政権は最初から事件と知りつつ無理やり事故に変えていた?    
 
 ○8月12日(月)墜落
  墜落時、中曽根首相は特急あさま22号内 
    軽井沢→上野 17:11発
    上野駅に19:15到着 
公用車で上野駅発は19:19
    - 公邸着 19:47~19:50
◎通常15分程度 - いつもより20分ほど長い
     = 電話? 藤波孝生官房長官  

  ◎「米軍もレーダーで監視していたから当然事故については知っていまし
   た。あのときは官邸から米軍に連絡は取らなかった。しかし、おそらく
   防衛庁と米軍でやりとりがあったのだろう。」 
← おかしい。総理を飛び越えて連絡するはずがない!
     
  ◎「私が合図するまで公式に発表してはならない」
     ? 事故調の発表になぜ総理の許可が要るのか
    
  ※ 事故ではなく、正確には米軍と自衛隊による事件  

  ◎山下運輸大臣
「これは人災だ」
?「事故原因究明に全力を挙げる」という言葉は全く出ていない
      = 明らかに原因が分かっていた 


 ○8月13日(火)米軍トップに勲章
  山下運輸大臣 「あくまで天災と信じたい」 
※ 2010年山下氏に会った際、オレンジ色に拡大した窓の外の写真
     を見せた際、山下氏はわざと驚いた表情をなさった。
      
     = 「どうか察してくれ」    

  16:30~18:00 
   中曽根首相 クラウ米軍司令官と会談 マンスフィールドも同席
   → クラウ氏へ勲一等旭日大綬章
     521人死亡の墜落現場に行く前に!
   ◎今後の処理について話し合った?
         |
    その夜、事故機が1978年胴体底部をこすって修理交換と発表(日航)    


 ○8月14日(水)隔壁修理発表        
15:55 官邸で日航高木社長が中曽根首相と面談
    ◎高木社長、後日、遺族の面前で
      「官邸に行けば殺される」と発言   
          ∥
     ◎ よほど強力な圧力
      
  深夜 ボイスレコーダーとフライトレコーダー回収     
  

 〇8月15日(木) 垂直尾翼調査
  午後 
    ボーイング社調査技術者チーム5名、米国国家安全委員会調査官2名、
    運輸省調査委員、米政府関係者らが、
    
  神奈川県第1機動隊へ
    - 垂直尾翼の破片や方向陀の一部等の落下物が保管されていた
     
   立ち合いの神奈川県警の話
    「米国側のNTSBとボーイング社だけが中に入り、落下物を詳細に検分
     していた。13日に回収された垂直尾翼板に注目。特に何か強烈な衝
     撃でちぎられたようなギザギザの切断面を見せる下部(接合部分)と
     さらに上部を詳しく見ていた」
  
  ※ 中曽根夫妻が人間ドックに入った(東京女子医大病院)
      → 今後の方針についての詳細な計画?








☆「ほめるな」伊藤進 講談社現代新書 2005年 ①【再掲載 2014.2】

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◇蔓延する「褒める教育」
褒めることはいいことか 
   浅知恵 … 一面的,長期的な視野を欠く

 事例 ①とにかく褒める授業
②褒める指導で金メダル
       小出監督 2000年シドニー  保護者然
③試験でも褒める教授
④「○○子はいい子じゃない」
⑤「部下は褒めて育てよう」



◇教育の根本目的は自立の支援
 「褒める教育」の骨子
骨子
   ① 意欲を持たせる効果 
       うれしい気持ちが意欲に繋がる
② 方向付ける効果   
       フィードバック機能 適切な方向付け
③ 自信を与える効果  
       認められる→自信
④ 人間関係をよくする


 技術論から本質論へ


 長期的視野の重要性
抜けているもの 
     ① 長期的視野
② 教育の根本目的に対する認識


 教育の根本目的は自立の支援



◇「褒める教育」は動物に芸を仕込む方法
動物ショー

 道具的条件付け
    E.L.ソーンダイク(米) 猫の実験-強化刺激
ペダルを踏むとエサ

 シェーピング  
    道具的条件付けを積み重ね,動物に芸を仕込む方法

 「褒める教育」は条件付けのテクニック
   状況 → 行動 → 強化

 自立には明らかにマイナス

 人の目ばかり気にする人間をつくる
◎「褒める教育」は,道具的条件付けの方法によって子どもや若者を
   コントロールする育て方である

「よい-悪い」の評価の物指し
    ~ 褒められなければ価値はない? 


 評価の眼に包囲されて生きる今の子どもたち


 他者の目と自分自身の判断のバランスこそ大切
  ↓
子どもを評価漬けにする恐れ

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