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「自分を変える読書」戸田智弘 三笠書房 2013年 ⑥ /「暗黒労働の教員 業務『強制終了』しかない!?」 岡崎勝 (中日新聞コラム『こどもってワケわからん!』2018.2.1) 【再掲載 2019.2】 [読書記録 一般]

今回は、6月21日に続いて戸田智弘さんの
「自分を変える読書」の紹介 6回目です。



出版社の案内には、

「この1冊で、あらゆる人生の疑問に答えてくれる本が見つかります!
 人生論・幸福論・仕事・思考力・恋愛・自己と他者・お金・健康・
 歴史・現状認識・未来・死生観…『セカイ観』がぐんと深まる50冊
 を厳選!
 『働く理由』『続・働く理由』で圧倒的共感を呼んだ著者が贈る、
 『これから』のための新・読書案内!
 さあ、自分を変えていくために、本を読もう!」

とあります。





今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥

・「分かりやすい文章とは論理的な文章である」


・「上手に読もうとするよりも、たどたどしくても一生懸命に話し掛
  ける努力をしてもいい」


・「『かならず、できる』よく考えれば、いずれはきっとうまくいく。
そう言って自分に暗示を掛けるのである。」






もう一つ、再掲載となりますが、中日新聞コラムより岡崎勝さんの
「暗黒労働の教員 業務『強制終了』しかない!?」を載せます。
教員の「暗黒労働」が話題となってから何年もたちます。
それなのに文科省の改善への意欲は感じられません。
改善するために調査を、調査をと何年も何回も調査をしています。
時間稼ぎをしているだけのように…。





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「自分を変える読書」戸田智弘 三笠書房 2013年 ⑥

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◇言語力と思考力と論理力  頭のいい人の考え方(1)

15『論理トレーニング101題』野矢茂樹 産業図書

論理の力を鍛える魂の101本ノック

分かりやすい文章とは論理的な文章である

 <接続表現に自覚的>
◎ 脳が汗かくような感覚を保持しながら一つ一つの課題をバカ正直
   にクリアしていく時間をもつ

※「新版 論理トレーニング」
「文章は接続詞で決まる」石黒圭 光文社新書



16『理科系の作文技術』木下是雄 中公新書

30年来読み続けられる文章読本の王道

理科系
    ~ 明快な文章を理想型にする

   1 準備  材料集め、構成

  2 パラグラフ・ライティング
一つの段落では一つのトピック
  段落を組み合わせることで論理展開
   ・ 短く短くと心掛けて
  ・ 事実と意見との区別明確化
  ・ 外観から細部へとたてまえ
  ・ そこまで読んだことで理解できるように書く
  ・ 理解できるように書くだけでなく誤解できないように
        書く

講演
    ・ 人に聞いて貰うには適度の繰り返しが必要

    ・ 上手に読もうとするよりも、たどたどしくても一生懸命に話
     し掛ける努力をしてもいい

    ・ 原稿ではなくメモを見ながら話した方がよい

なまの情報を!
    ~ オリジナリティ

※「日本語作文技術」野内良三 中公新書
「伝える・揺さぶる・文章を書く」山田ズーニー PHP新書



17『思考の生理学』外山滋比古 ちくま文庫

機械にはできないこと、人間にしかできないこと

  昭和61(1986)年ロングセラー
 ◎ 「思われる」あるいは「思う」が進行形で不定型であるとす
     れば「考える」は簡潔形で形が見えている状態だ
   「思い」を「考え」に昇華していくために書いてみることを
     勧める
   「かならず、できる」よく考えれば、いずれはきっとうまく
     いく。そう言って自分に暗示を掛けるのである。間違っても自
     分はダメなのではないか、いやダメなのだ、などと思い込まな
     いことである。

※「知的創造のヒント」ちくま学芸文庫
「アイデアのレッスン」
「読みの生理学」ちくま文庫
「新版ことわざの論理」東京書籍








☆「暗黒労働の教員 業務『強制終了』しかない!?」 岡崎勝 (中日新聞コラム『こどもってワケわからん!』2018.2.1) 【再掲載 2019.2】


 中堅どころで活躍している先生から、政府の「働き方改革」で残業がち
ょっとは減りますかねえ?と尋ねられました。


大ざっぱに言うと、教員は給与の4%を上乗せしてもらっている代わり
に、残業代は一切支払われないということに法律上、なっています。



 4%というのは週当たり数時間の残業代に相当し、とても今の過労死ラ
インの長時間残業や、持ち帰り残業を手当てできる数字ではありません。


 しかも、残業は年々増え続けていますから、暗黒労働と言われてもやむを
得ないのです。


 いろいろな工夫をして「雑務」を減らそうと提案する人もいますが、そも
そも減らせる「雑務」が多いとは思えません。

「必要な雑務」もあります。


 こうなったら考え方を変えるしかない!と思います。


 もともと無理な量と質の仕事をして、その歯止めもないのです。


 教員を増やすことができないなら、災害や事故の緊張時以外は「労働時間
以上の仕事を計画しない」という基本線を、罰則規定もつけて厳格に守るし
かないのではないでしょうか。 


 これから労働人口が減ってきますから、ますます教員志望も減るでしょう。


 教員養成大学の友人も「最近は教員になろうという学生がどんどん減って
いる」と言っています。


労働環境の劣悪さが現実的な問題として目の前に吹き出しているのです。


 学校に持ち込まれすぎた仕事はやめるか、家庭や地域に返すしかありませ
ん。


 ある校長が「子供のテレビ視聴時間を減らすには、午後9時以降は停電に
するといい」と真面目に冗談を言っていました。


 今は勤務時間が終わったら学校の全部の電源を切るくらいの思い切った方
法もあっていいのかもしれません。半分は冗談ですが。
                          (育児雑誌編集者)

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