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(1)「日本民俗学のエッセンス」瀬川清子・植松明石編 ペリカン社 1979年 ⑮ (2)「日本の風俗起源を知る楽しみ」樋口清之 大和書房 ①【再掲載】 [読書記録 民俗]

今回は 11月25日に続いて 瀬川清子さん植松明石さんの編による
「日本民俗学のエッセンス」15回目の紹介です。




出版社の案内には、


「本書は、日本民俗学の研究史上、重要な研究者18人をえらんで、その研究と方法を示
 し、それを中心に、日本民俗学の成立、展開の理解にせまろうとしたものである。」


とあります。



今回は「石田英一郎」さん、「桜田勝徳」さんについての要約です。




もう一つ、再掲載となりますが樋口清之さんの
「日本の風俗起源を知る楽しみ」①【再掲載】を紹介します。

「日本は本来的に男卑ではないが女尊の社会」

- 身近な社会を見ていると、そう感じます。





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(1)「日本民俗学のエッセンス」瀬川清子・植松明石編 ペリカン社 1979年 ⑮

1.JPG

◇石田英一郎 その研究と方法  中牧弘充
 
1.人と生活 

□石田英一郎(1903-1968)

 理論家でありヒューマニスト


 男爵 石田八弥の長男 京都帝国大学


 3.15事件で5年禁固 


 1937 ウィーン大学民族学科入学


 1944 西北研究所次長


 1948 法政大学文学部教授
    「民族学研究」


 1951 東京大学教授


 1964 東北大学文学部 埼玉大学教授


 1968 多摩美大大学長
 




2.民俗学と民族学

 民俗学 - 「自」民族・「単民族」文化


 民族学 - 「異」民族・「多」民族文化
 




3.河童駒一考

 河童駒引伝説 
   水精と馬との結合
 




4.日本文化論

<著作>「文化人類学序説」









◇桜田勝徳 その研究と方法  小川博
 
1.その生涯 

 1903-1977 仙台生 慶應大学文学部史学科卒


 日本常民文化研究所 
   S25.12理事長に
 

2.柳田


3.視点


4.漁村と船と山村と町


5.日本民俗学の路












(2)「日本の風俗起源を知る楽しみ」樋口清之 大和書房 ①【再掲載】

◇礼儀作法

□法律

 - ドライ,客観的,形式的 



□道徳

 - ウェットな知恵 

   道徳が形として表れたものが礼儀作法



□礼儀作法  
  社会の人々が皆それを承認すること。
  また,誰一人としてそのために不利益を受けない



生きていくための器,社会の繁栄とその中で自分自身が心身共に豊かに生きていくた
 めの秩序のスタイル
  


□マナー  
  
 法律に近い  

 - 利害損失による生活秩序のためのルール,約束事
  


□エチケット 
  
 マナー+道徳性・精神性 = 礼儀作法はお茶から  

 → 現在は技術のみ


 エチケットからマナーへ







◇礼の原点

□イザナキ・イザナミ  
  
「誘う」=誘い合う

 男女が愛情をもとに互いの生活を誘い合う



□結婚 
  
 一子 = ヒルコ   → 海に流され西宮へ恵比寿神社


→ 男が先に声を掛けて誘うもの お祭り


→ 大八州・四国・九州などの島々,山川草木を産む=日本



□お祭りは礼の原点








◇礼儀の歴史

□礼儀作法の根底は心
  
 礼儀作法は神の信仰から出ている








◇武士道 底流は女尊男卑

□わざ + ルール = 術   
  
 術がレベルアップすると「法」


 法 + 道徳性 = 道


  
「道にしたい」願望が日本文化の特性
武士道(江戸時代)以前は「侍の道」「もののふの道」



□日本 女尊男卑思想 
  
「母屋」
  
「三行半」
 → 出すと大抵 男は「所払い」「百たたき」の刑罰

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日本は本来的に男卑ではないが女尊の社会


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