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「人生のくくり方」 加藤秀俊 NHKブックス 1981年 ⑫(最終) [読書記録 一般]

「それぞれの人間の日常の行為を中元地官に報告する為に人間の体の中には三尸(さんし)
 の虫という虫が宿っている」



今回は 11月1日に続いて 社会学者 加藤秀俊さんの
「人生のくくり方」の紹介 12回目です。



私に社会学の楽しさを教えてくださったのは加藤秀俊さんの著書です。
興味の幅を広くしてくださいました。



出版社の案内には

「著者加藤秀俊氏は、現代の生きた諸問題に挑戦する意欲に満ち溢れている。行動的に
 世界中を駆け巡る個性的な社会科学者である。現代に生きることへの責任を行動をも
 って果たしたからである。」

とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「中元地官
 …人間の日常の行いを監視しその評価によって人間の寿命が定められると信じていた」


・「庚申の日に眠らなければよい 庚申の晩に徹夜」
- わが町にもかつて「庚申様のお日待ち」が行われていました。
  いつの間にかなくなってしまいましたが…。 


・「六輝 先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」
- こだわる人も少なくなってきました。




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☆「人生のくくり方」 加藤秀俊 NHKブックス 1981年 ⑫(最終)

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◇暦と儀礼

□こよみ 

「こ」=詳しい 

「よみ」=読む

     ∥

「詳しく読むこと」




□24節気 

 - 日本人の季節感

  中国 24節気 13元

      1月15日 上元

7月15日 中元

10月15日 下元


※中元地官
 … 人間の日常の行いを監視しその評価によって人間の寿命が定められると信じていた
 


生命の長さの決定権



 中元地官に盛大な贈り物

           |

それぞれの人間の日常の行為を中元地官に報告する為に人間の体の中には三尸(さんし)の虫という虫が宿っている



 人間が眠っている時に中元地官に報告
(庚申の日)
・庚申の日に眠らなければよい 庚申の晩に徹夜
   
  ・「庚申講 = お日待ち 青面金剛
  


□六輝 

先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口      



□グレゴリオ暦が標準


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