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「どぶ川学級」 須長茂夫 労働旬報社 1969年 前半 [読書記録 教育]

今回は 須長茂夫さんの
「どぶ川学級」1回目の紹介です。


約50年前の本。
「連帯」時代を感じます。今の世の中だからこそ、読み返されてもよい本だと思います。
映画化がされたと言うことですが、わたしはよくは知りません。



「労働者」が勢いを持っていた時代があったのだなと感じました。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「葛西浦安方面-恐ろしい町 = タクシーも行きたがらず」
- 現在では想像できませんが…


・「教師なんていい商売だ - お説教してりゃあいい」
- 未だにこう思っている方も…。
  お説教をじっと聞くことができる子は大変少なくなっています。 






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☆「どぶ川学級」 須長茂夫 労働旬報社 1969年 前半

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◇争議の中の全金学級誕生

□日本ロール 

 労働組合 首切り・ロックアウト S38.2.5

 全金日本ロール社宅と第一組合・第二組合の子弟から




□子供を破壊から守れ = 組合の地域対策

○葛西 ~ 葛西浦安方面-恐ろしい町=タクシーも行きたがらず


半漁半農 保守・封建・地域のボス


○昭和38年から開発  -  大工場・中小企業進出


○日本ロール(株)青木運之助社長 環境条件劣悪-独裁

→ 昭和38年10.18 若者中心に総評全国金属ロール支部結成


○家庭教師 須長 第二組合から第一組合へ 6.9 7割保障

ストライキ参加→ピケ

明利の家庭教師に = 駄馬の調教師


○対話の成立 「全金は敵だよ」
  労働者蔑視観点・敗北主義

「先公より暴力団の方がいいよ」
  教師なんていい商売だ - お説教してりゃあいい

 授業の成立 悪友から明利を守ってやる
「文句があるなら組合へ来い」 - 暴力団により頼れる全金へ

 新入り - また不良様の新弟子


○第二を敵視しない組合の方針に支えられて

「社宅のガキをまとめて面倒見てやれ!」

子供たちは第一第二の壁を越えて-夏休み
全金学級 須長学級


健一と私 ラッパズボンに別れを告げるまで


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