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山本夏彦さんはこんなことを⑳-「百年分を一時間で」山本夏彦 文春新書 2000年 ① [読書記録 一般]

「『人の盛り』-上り坂3年 上りつめて3年 下り坂が3年の約10年
                      (本当は5年)」




今回は、5月 6日に続いて、わたしの要約ノートから、
キーワード「山本夏彦さんはこんなことを」20回目の紹介、
紹介する本は変わりまして、山本夏彦さんの「百年分を一時間で」①です。




出版社の案内には、

「コラムは三十枚の内容を十枚に、十枚を三枚に、削りに削るから、用は足りるが語気が
 荒くなる、恐ろしい人だと思われるのは残念だと前回「誰か『戦前』を知らないか」で
 は爆笑裡に戦前を彷彿とさせようと試みた。本書はその続きである。私有財産は盗みで
 ある、奪って公平に分配するのは正義であると、この百年私たちを支配した社会主義の
 消長を語って1時間ですませている。 」

とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「勉強だけの子 = 『動く本箱だよ』」


・「(中等野球)朝日以外も扱うようになった(ラジオ放送)
  = 新聞は部数を伸ばすためなら何でもする」


・「東京大学 = 禄を失った武士の失地回復のための学校」


・「サマランチが破ったオリンピック憲章
   ①アマチュア精神
②政治に関与しない」




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☆山本夏彦さんはこんなことを⑳-「百年分を一時間で」山本夏彦 文春新書 2000年 ①

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◇流行歌 
  
 室町 

「閑吟集」人買船の唄
  

 初期文部省の唱歌 
   賛美歌系統の唄
   
   西洋式の曲 滝廉太郎


 帝国劇場  
  ローシー(イタリア人招来)

  → 自費で弟子を育てる
  原信子,藤原義江,田谷力三

<オペラに似せたもの>


 大正 
  童話童謡運動

『赤い鳥』鈴木三重吉 
  『金の船(星)』齋藤 
  『童話』千葉省三

  童謡 
   北原白秋,西条八十
作曲 中山晋平 山田耕筰 本居長世 成田為三 草川信 小松耕輔
 



 
◇オリンピックその他
  
 文武両道 
  「文事あるものは必ず武事あり」


 明治時代 
   学生から
     ボート → 野球 → サッカー → ラグビー

   武士道とつながる

   勉強だけの子 = 「動く本箱だよ」


 古代オリンピック 紀元前~10世紀
   本来はポリスを守るためのものだった<ギリシアの神々に捧げたもの> 

衰えたのは基督教の有力化


 サマランチが破ったオリンピック憲章
   ①アマチュア精神

②政治に関与しない



 ガッツポーズ  
   戦前はしなかった = 武士道の影響



 野球  
   野球は歌舞伎に似ている
   
   実業・商業・工業は大学につながらない → 一段低いから強い

   ラジオ 中等野球 
     松内則三の名調子
漢語がたくさん使われていた 河西三省「前畑ガンバレ」

   飛田穂州 
     甲子園育ての親 プロを認めず

     朝日以外も扱うようになった(ラジオ放送)

            =新聞は部数を伸ばすためなら何でもする   
  


 マスコミと客はグル
オリンピックはもう終わり
 
   日本の新聞はクオリティペーパーではない
   





◇就職難時代・求人難 

 世間は会社員に満ちている
電話帳に人間の職業は尽きている

  東京大学 = 禄を失った武士の失地回復のための学校

    人倫五常 - 仁義礼智信



 酒は剣菱さて男山 
   新聞求人に新職業



 「人の盛り」 上り坂3年 上りつめて3年 下り坂が3年の約10年
(本当は5年)


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