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キーワード「国語」⑩-「子供の字を上手にする本」辻歌子 学陽書房 1982年 [読書記録 教育]

今回は、5月29日に続いて、読書ノートよりキーワード「国語」の紹介10回目、
辻歌子さんの「子どもの字を上手にする本」の紹介です。


 

なんと36年前に出版された本、わたしが教職に就く前です。
参考になることが多いのですが、「軽くもつ」だけは…。
最近の子どもたちの筆圧の弱さが気に掛かります。


今回紹介文で強く印象に残った言葉は…

・「硬筆は『軽く持つ』」


・「ひらがなは曲線が命」


・「見えないところも字である」






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☆キーワード「国語」⑩-「子供の字を上手にする本」辻歌子 学陽書房 1982年

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◇硬筆   

「軽く持つ」





◇ひらがな

 ひらがなは難しい


 ひらがなは曲線が命
  ・曲線の扱い方が難しい

   ・かたちの取り方が難しい

 



◇上手な字のための10のポイント

 ① 点画のきまりを覚える


 ② 横線は10度の広がり


 ③ つけるはぴったり 

   はなすははっきり


 ④ 筆順のきまりは無視しない 

    間違いやすいこ字 必・登・飛・進・門


 ⑤ 筆字法のひらがなはだめだ


 ⑥ 直線や曲線は仲良しカップル


 ⑦ 点をバカにすると字は死ぬ

 
 ⑧ 字は音楽だ


 ⑨ 線質は品質なり


 ⑩ 見えないところも字である
 




◇鉛筆 

 6B 5㎝以下になったらキャップを


 六角形 芯は5ミリ 尖らせないで ナイフで削る


 鉛筆45~50度(ボールペン 70~80度)
 




◇大切なこと

 消しゴムはいらない  
   もろもろになって書きづらい

安易な気持ちを持つ
 




◇鉛筆の持ち方

 手首 
  - 手首から先を机上にピッタリ付ける


 指
  - 中指第一関節 セロテープで留める

    人差し指付け根と生命線のあいだで支える
 




◇乱暴な字への対策

 ① どう書いたら丁寧でどう書いたら乱暴なのか書いて見せてやる。


 ② 丁寧な字と乱暴な字のサンプルを同時に見せる。


 ③ 子供の手をつかんで一緒に書いてやる。




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