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キーワード「参観会・懇談会」⑥(最終) [読書記録 教育]

今回は、9月21日に続いてわたしの「読書ノート」より、
キーワード「参観会・懇談会」でまとめたものの紹介6回目 最終です。


今回は、保護者会の進行等についてです。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「進行について司会者と綿密に打ち合わせておく。」
- 進行役を務める役員さんとの打合せが大切になります。


・「担任の提案は,資料を配布したり映像を活用したりするなどイメージ化できる工夫を
 する。」
- 日々の様子を写真や、映像で示すことが多くなりました。


・「次第の板書,終了時刻を明記。」
- 予定時間内に終わらせることが大切です。


昨日は畑仕事を頑張りました。
畑の草を片付けて、おそいのですが、一部を土壌消毒剤をまいてトラクターで耕しました。
別の個所を起して作った畝に大根と蕪の種をまきました。
特養の敬老会に妻と参加した後、田んぼのわらを束ねて畔にまとめ、雨に降られる前に運びました。
近くの畑で作業中の近所の方と立ち話中特養の話になり、
母の世代の働きのありがたさに改めて気づかされました。







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☆キーワード「参観会・懇談会」⑥(最終)

◇楽しい保護者会
  
1 有益な話が聞けた。我が子の評価を受けた。



2 自分の体験談が,みんなの特に担任の共感を得て受け入れられた。



3 話し合いのテンポも良く,運営もスムーズで集中できた。



4 会場の明るさ,和やかさがあった。 



5 発言の機会が与えられ,公平な対応がされた。



<計画的な運営>

① 総時間を決め,各テーマの所要時間を推定して時間配分したプランを作っておくなど
 して,進行について司会者と綿密に打ち合わせておく。


② 連絡事項,協議決定すべき事項,自由に意見を出し合う内容など,保護者会でどこま
 で論議を尽くすのかを良く打ち合わせる。


③ 担任の提案は,資料を配布したり映像を活用したりするなどイメージ化できる工夫を
 する。また,分かりにくい点を想定し,質疑の模擬なども作っておく。


④ 会の進行を板書するか印刷して配布する。

  次第の板書,終了時刻を明記。







◇会議の形態
  
① 座談会形式  

   まとめ役を決めておく


② 体験発表形態
   ・ 二,三の保護者の体験や事例を基に

   ・ 時間を決める

   ・ 他人の批判をしない


③ 講話形態


④ 各種形態の組み合わせ


⑤ 歌やゲーム,体操を取り入れた形態


⑥ 学習会・講習会を取り入れた形態  

    ○×クイズ


⑦地域に伝わる昔話を取り入れた形態






◇司会と進行
  
○開始・終了時刻を守る  
  10分前に予告


○話し合いの形態を工夫  
  小グループも


○話題・テーマは事前に知らせておく


○担任は資料を提供する
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教育ノートから「教師」 58-「学校の先生のための心の診療室」 大原健士郎 講談社 1997年 (3) [読書記録 教育]

「森田療法 
  1920年 森田正馬によって創始
『気分はあるがままに受け入れ,やるべき事行動本意目的本意にやる』」






今回は 9月20日に続いて、教育ノートから「教師」58回目、
大原健士郎さんの「学校の先生のための心の診療室」(3)を紹介します。



森田療法で知られる故・大原浜松医大名誉教授。
20年以上前、教育講演会できいた話を思い出します。




出版社の案内には、

「先生自身も親も気づいていない憂うべき事態が!!理想の教育を求めれば求めるほど現実
 とのギャップに悩む現場の先生たち。隠された精神性疾患の病理を具体的症例をあげて
 明かす。」

とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「二者選択の迷いから生まれる
どうしていいのか分からなくなり立ち止まり動かない」
- 大変辛いことです。



・「生活のリズムが崩れて起こる - 睡眠 食欲 便通 血圧 体温 性欲」


・「若い教師がかかりやすい対人恐怖症」


・「半分病気で半分怠け者の教師が増えている」


・「心の病気に対応することが大切」


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☆教育ノートから「教師」 58-「学校の先生のための心の診療室」 大原健士郎 講談社 1997年 (3)

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◇特有のストレスで先生の心が疲れている

□心理的なストレスで起こるもの

(1)心因性疾患

   神経症   - 患者の訴えに相当する病気がどこにも存在しない
       

   心身症   - 身体的にも病気が見いだせる


   心因反応  - 向精神薬の助け




□遺伝や体質から起こるもの

(2)内因性疾患  

   精神病 

    - 幻覚・妄想 興奮 自殺 他害




□脳細胞が死滅して起こるもの

(3)外因性疾患 

   器質性疾患 脳炎 脳膜炎 脳腫瘍 脳の外傷 アルコール依存




□気分爽快でエネルギッシュになる躁病

  性的逸脱行為が多くなる


  自分をコントロールできなくなる
    誇大妄想 次から次へと問題




□気分が滅入り寂しくなる鬱病

 妄想 早期覚醒型不眠 やせる 性欲減退


 二者選択の迷いから生まれる
どうしていいのか分からなくなり立ち止まり動かない




□躁病と鬱病を併せ持つ躁鬱病

 生理的病気で薬がよく効く 
   カテコールアミン


 生活のリズムが崩れて起こる
   睡眠 食欲 便通 血圧 体温 性欲




□思春期から30歳までに発病する精神分裂症

 破瓜型


 緊張型
   独語空笑 反響症状


 妄想型
   幻覚 幻聴 妄想


 ほとんどが病職がない
   転職を → 農業




□アルコールと心の病気

 異常酩酊

 複雑酩酊 

 病的酩酊




□生徒に読書を強要する前に先生が実践を

 教師の「読書の勧め」が意外と少ない
 







◇現実から逃げようとしている先生たち

□若い教師がかかりやすい対人恐怖症

 森田療法 
  1920年 森田正馬によって創始

「気分はあるがままに受け入れ,やるべき事行動本意目的本意にやる」

- 赤面しながら授業をすることは純情さの表れではないか




□追い払おうとすればするほど生まれる雑念恐怖症

 神経質傾向 = 出世型  
  「生の欲望」



□不安でたまらなくなる不安神経症




□強迫神経症の中の不潔恐怖症




□確認せずにいられない不完全恐怖 

 単純防衛化


 半分病気で半分怠け者の教師が増えている


 






◇先生にも親にも知ってほしい子どもの心の病

□学校に行かない子,行きたいけどいけない子供たち




□鬱病の登校拒否は要注意




□中高女子の拒食症過食症

 標準体重(身長-100)×0.9=x㎏




□一度はまると抜けられない薬物依存

 シンナー覚醒剤の恐ろしさ 

   急性中毒+後遺症  → 脳に器質性疾患




□取り返しがつかない子どもの自殺

 心の病気に対応することが大切

① すべての自殺者は心理学的に孤独である

  ② 必ず「救われたい」「助けられたい」という願望を併せ持つ

  ③ 自殺は心理学的に伝染する

  ④ 危機的な心理はそんなに長期間続かない


 森田療法「あるがままに生きる」


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