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参観会・懇談会資料 25-「伸びる子の育て方」岸本裕史 小学館 1993年 ① / 「君 ひとの子の師であれば」国分一太郎 新評論 1959年 [読書記録 教育]

今回は、わたしの教育ノートから、8月21日に続いて、
キーワード「参観会・懇談会資料」25回目、
岸本裕史さんの「伸びる子の育て方」小学館①の紹介です。



出版社の案内には、


「学力が伸びるか伸びないかは、日常生活のなかに確かな根っこがあるかどうかで決まり
 ます。子どものやる気をぐんぐん引き出す、アノ手コノ手の実例図解253ポイントを紹
 介。この実践例なら必ず子どもが変わり、親も変わります!」


とあります。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「見えない学力  = 整理整頓 友達と楽しく遊べる 自己抑制力 克己心」


・「リズムとけじめを付ける」


・「『強制』ではなく『説得』を」


・「一定時間内で手順を考え計画性を持って仕事をこなす能力が備わっている子は吸収
  能力がある」



 基礎学力を高めるために大切なことがギュッとまとめて記されていました。




もう一つ、つい頸椎となりますが、国分一太郎さんの
「君ひとの子の師であれば」を載せます。
半世紀以上前、わたしが生まれた頃に出版された教育界のベストセラーです。
目次のような要約を見ただけでも、中身の充実が想像できます。
名著復活ということで、2012年に復刻されています。








☆子供たちの学習に
文部科学省の
「子供の学び応援サイト(臨時休業期間における学習支援コンテンツポータルサイト)」




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆参観会・懇談会資料 25 -「伸びる子の育て方」岸本裕史 小学館 1993年 ①
 
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◇はじめに
   
□親の願い

 ① いつも元気な子(体力)


 ② 友達と仲良く遊べる子(社会的能力)


 ③ しっかり勉強できる子(基礎学力)




□「見える学力」

 ← 支えるものが「見えない学力」


 見えない学力 
  = 整理整頓
    友達と楽しく遊べる
自己抑制力
    克己心




□自立

 ① 身辺的自立 
 
    身の回りのことが自分でちゃんとやれる

起床・寝間着たたみ・歯磨き・洗顔・食事・排便


 ② 精神的自立

     甘え・すね・まつわりつきからの自立


 ③ 経済的自立 

     日常生活でのお金の負担

 





◇朝の身支度大作戦
   
□自分専用の目覚まし時計



□食事支度の手伝い



□自分で持ち物チェック



□レッスン1 

 目覚ましセット・起床,洗顔,着替え,トイレ,朝の手伝い、持ち物点検

  → 「行ってきます」

◎「一人でできる充実感」を

◎言葉の表現訓練も
    「意識を言葉にすること」→ 子供の表現力 会話の積み重ねを!

 




◇生活態度改造大作戦

 ◎リズムとけじめを付ける
  「ただいま」の挨拶  靴を揃えて脱ぐ  家の戸締まり  正しいうがい

    正しい手洗い  着替え(整頓)  持ち物整理



□出かける時は  

 ①行き先を告げる 


 ②帰宅時間を守る



□「強制」ではなく「説得」を  

 ほめてやりながら

 



◇お手伝いガンバルマン作線

 ◎お手伝いの学力アップ効果
○初級レベル 洗濯物たたみ 箸・茶碗並べ テーブルカラぶき 玄関靴並べ
  おつりなしの買い物 電話・来客を知らせる(~6歳)


   ○中級レベル 料理皿運び ごはんよそい 食器洗い 食卓ふき 
          玄関・庭掃除 ハンカチ洗い メモ2~3品物を買う


   ○上級レベル サラダ・ドレッシング作り トイレ掃除・風呂掃除
自分の靴洗い 家族の靴磨き ハンカチにアイロン 来客伝言

 ◎本来子供は仕事好き
スイミングスクールインストラクタ
「練習終了後ビート板・コースロープの片づけ,洗面台周りの簡単な掃除を進ん
     で手伝う子は必ず伸びる」



一定時間内で手順を考え計画性を持って仕事をこなす能力が備わっている子は吸収
 能力がある


 ○習慣作り
   ①親も一緒に  

②自分ブランドを与える

③新しいことに挑戦

④中断は認めない


 ◎失敗しても叱らない

















☆「君 ひとの子の師であれば」国分一太郎 新評論 1959年

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1 誕生日    

   手帳に子どもの誕生日を



2 元気はどう?



3「いのちあっての物だね」の教育
         
   一日一回「いのちあっての物だね」を叫ぼう


4 読む力を付けるために 
     
   ① 漢字征伐

  ② バラバラ読みのバラバラ発表

  ③ 段落と接続詞に気を付けさせる

  ④ 時の変化を示すことばに目を付ける

  ⑤ 肯定と否定に目を付けさせる

  ⑥ 自分の立場で読む力



5 ことばのしっぽ   

   日本語は「膠着語」



6 もういいところ・まだのところ    

   九九カード



7 条件と組織の中で    

   本 - 新しく入った本を紹介することも



8 反対するおしゃべり   

   百面相の遊び



9 絵を使わせる



10 村の植物図鑑づくり



11 絵巻物づくり



12 絵暦づくり       
  
   村のカルタづくり



13 絵日記づくり



14 研究の絵



15 豆手帳づかい

 (番号が変わっている - ミスか?)

11 現代版写本づくり    
 
   書き写し



12 昔ながらの読み聞かせ



13 きいて書く仕事     
   
   聴写



14 子供でも本は作れる 
      
   文集まとめ、観察記録、新聞づくり、「わたしの本」



15 食べ方の勉強 
      
   一つの社会科

「昨日の夕飯」一人一人挙げさせる ~ 「世の中は様々だ」



16 自然の中に子らと行く



17 日本の小先生      

   陶行知先生 → 中国の小先生



18 半歩の前進にも喜ぶもの

   教育 … 微妙で複雑な過程
   
      ※ 辛抱強い努力と創意に満ちた瞬間のひらめきの付与が必要



19 過程との結びつき    

   連絡を



20 物好き屋育て      

   教室に小さい物好き屋育てを



21 子ども博物館など    

   静岡・戸塚廉の仕事





<生きた社会においたつもののために>

1 子ども観察の記録    

   見開き2ページノートに児童名



2「子ども観察の記録」から

   見開き2ページノートに児童名



3 子どものコトバにきく  

   知っていることが実際と違う



4 何の花咲き何の実力者 

   学校周辺の散策を!
   
   自然 子どもの姿 村の人の姿



5 子どもの作品をよく見ると



6 その他の機会    

   文学作品を読むこと





<師である人の自己変革のために>

1 我が胸のここにいるもの 
     
   「下にうそぶく封建制」 と 「上にひざまずく封建制」



2 先生ともあろうものが



3 飴で誘って金槌で打つな  

   口演童話 - 教師の古さからの自己解放の道



4 再び胸のムカムカについて 子どもの話し方



5 教師の言葉のある類型   

   教師語尾 禁止・覚悟・命令・義務感・道義



6 女の先生に辛く当たるページ



7 一人の人間・一市民    

   官僚主義



8 歴史を作るものとして





<生きた子どもを知るために>

1 小さな旅人 

 「親たちがかわいい子どもを学校に出してよこすのは小さい旅に出してよこすことだ」



2 学級共和国  

   子どもボス退治 バイキン殺し 責任者制度 暴力なくし
   
   自由な発言 助け合い 博士の意見



3 外に向く目を






<教えるものの核心のために>

1 わたくしは先生です



2 何を教えるべきか    

   1951年夏 出版



3 世の親たちの願うもの



4 教えるからこそ教育だ

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