SSブログ

「算数大好きっ子に育てる」志水廣・豊田市立高嶺小学校 明治図書 2005年 ③(最終) /「炉辺夜話」宮本常一 河出書房新社 2005年 前半【再掲載 2015.5】 [読書記録 教育]

今回は、7月26日に続いて、志水廣さんの
「算数大好きっ子に育てる」3回目の紹介 最終です。


この要約では具体的な指導が分かりづらいと思います。
ぜひ一度お読みいただければと‥。
おすすめの本です。



一部でも実践すると、子どもの算数科への取り組みが向上するものと思
われます。


○つけ法、算数科以外でも活用していますが、机間指導での声掛けを通
して、子どもたちとの距離が縮まるように感じます。


他の方法も今一度取り入れようと思いを新たにしています。



出版社の案内には、

「子どもたちの計算力を高めるために、すぐできる実践が満載!
 子どもの計算力を高め、わかる、楽しい算数の授業を目指した高嶺小
 学校。同校の『意味付け復唱法』『じふく学習』『トライアングル学習』
 などの実践を詳しく紹介。またすぐに使える『高嶺っ子計算』の基本
 コース、発展コースを学年別のプリントとして豊富に掲載。」

とあります。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥

・「○つけ法とは指示したことをノートに書かせ、教員が机間指導をし
  全員のノートに○をつけること。すべてができていなくても、部分
肯定をし○をつける。」


・「意味づけ復唱法を通して子どもの言葉で授業をつくりあげる」


・「自分で復習するから『じふく(自復)学習』、前時の内容を自分の言
  葉で復習すること」


・「定例文・言語化」




もう一つ、再掲載となりますが、宮本常一さんの
「炉辺夜話」前半を載せます。

- 一人一人のもつ力は代が変わるにつれずっと下がっていっている 
  「小屋を建てられない」人が増えている

の文を読み、ドキッとしました。
百姓であった亡父はそこらにある古材を利用してあっという間に小屋
がけしました。必要があれば左官にもなり、井戸も掘りました。
わたしはといえば‥情けない限りです。
学校では学びましたが、生活を学んでこなかったことに還暦を過ぎて
から改めて気付きました。






<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
2.jpg





<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆「算数大好きっ子に育てる」志水廣・豊田市立高嶺小学校 明治図書 2005年 ③(最終)

1.jpg

<分かる・楽しい授業を目指す実践>

◇高嶺小の取り組み

□指導の手だて

 (1) ○つけ法    
     机間指導で全員に○付け

 (2) 意味づけ復唱法 
     内容の理解を促し定着させていく

 (3) じふく学習   
     子どもの言葉で復習 → 本時のヒントにつながる

 (4) 定例文指導   
     問題解決の手順を,子どもたちと共に分かりやすい言葉にして
    
(5) トライアングル学習  
     3表現 
       ① 現実的表現 
       ② 操作的表現 
       ③ 記号的表現

 (6) ありがとうワールド

 (7) 高嶺っ子計算
     声に出して言う計算



◇○つけ法 

□一人一人を大切にした○つけ法

 1 ○つけ法とは  
     全員に○ (部分肯定含む)
5ポイント 
       ① スピード  ② 正確さ  ③ 声掛け
④ 実態把握  ⑤ 判断

 2 本校の願い

 3 部分肯定で「できていること」を決め○をつける
即座に把握,即座に評価

 4 ○つけ法で実態を把握し,指導に生かす
一斉指導にするかミニ指導にするか

 5 教師の力量アップのために
  スピード
     ← 誤答の内容を予測しそれにあった声掛けを準備しておく



◇意味づけ復唱法  

□子どもの言葉で算数をつくる意味づけ復唱法
意味づけ復唱法 
    子どもの言葉で授業をつくりあげる

  復唱法の良さと効果
自分の問題として考えさせる+集中させる
     (1) 子どもが発言しやすくなる復唱法
         復唱+板書

     (2) 誤答が生きる復唱法      
         誤答 ~ 子ども同士で正しくしていく授業

     (3) 「もう一度言ってくれる?」と復唱させる事例



◇じふく学習 -自分で復習「じふく学習」-

□じふく学習とは? 
   前時の内容を分の言葉で習する

□算数日記の書き方のポイント
・何がどんな風に分かったのか,具体的に書くようにする

・説明の順番を表す言葉
     「はじめに,次に,だから」などを入れる

  ・新しく習った言葉は使う

  ・2つの物を比べて書く

  ・図や絵,「例えば~」を入れる

  ・予想や気付いたことやもっと学習したいことを入れる

□じふく学習の方法
  
  (1) 前時の終わりに子どもが各自の言葉でノートに算数日記を書く

  (2) 教師が算数日記を読み,次時の授業に生かしたいことを考える

  (3) 本時の初めに子どもは自分のノートを見直し,一人一人が声に出
    して復習する
      ※ 二人一組,言い合う,聞き合う

  (4) 今読んだことをもう一度子どもが発表し,教師が復唱したり板
    書したりして学級全体で共有する  
  ※ 司会は子ども(係や当番) → 最後に先生に戻す

□じふく学習の留意点

  (1) 子どもたちが自分で既習事項を振り返られるように支援する
ノートを読むのではなく話すように
友達の考えに目を付ける

  (2) 子どもたちがじふく学習をやるメリットが感じられるようにじ
    ふく学習を授業に生かす

  (3) 本時に生かすという視点から,その時間のじふく学習のねらいを
    明らかにする
     ・本時のヒントとする 
     ・前時と本時を比較する
・本時に使う図や言葉を共通理解する 
     ・土台を揃える
・上手なまとめをしたり頑張ったりした子をほめる
・間違いやすい点をフォローする



◇定例文・言語化  定例文・言語化を生かした指導法

□定例文・言語化とは?  
  ※ 発表しやすいように 
    定例文 はじめに 次に だから

  (1) じふく学習で話す

  (2) 声を出しながら操作する

  (3) はじめに 次に だから を使った定例文指導

  (4) 子どもの考えた言葉を使う



◇トライアングル学習  

□算数の意味理解を深めるトライアングル
トライアングル         現実(場面)


操作(教具)        記号(式)

□表現の変換
相互交換的な捉え



◇ありがとうワールド  

□1分間「ありがとう」回数記入 + 累計



◇シミュレーション授業 
   教師が子ども役







☆「炉辺夜話」宮本常一 河出書房新社 2005年 前半【再掲載 2015.5】

1.jpg


◇宮本常一 
  1907年 周防大島生 
  民俗学者 天王寺師範学校卒


◇生活の伝統
 菅江真澄が見た180年前の日本

  先覚者 笹森儀助 
    津軽藩士-岩木山の開墾-乳牛 
    『十島状況録』

  文化交流の道としての日本海 
    小さな櫓の船(時化の時は陸に船をあげる)

  積極的な外来文化吸収の地盤

  オシラサマの教えるもの 
    衣 - 上方のものがほとんど

  民衆の境を超えた共通意識
    野田泉光院 『日本九峰修行日記』
  手渡しによる手紙
  「はえ」南の風 → 船を出せる

  主体性ある文化の受容
  東京の色一色に 
    「随所に主となればたちどころに真となる」


◇民族と宗教 血と水のまつり

□土器
   - 植物採取の灰汁・渋抜き用  
     山岳の麓に住居?

□イヨマンテ,シバ祭り(イノシシ)-鼻
= 切ったものを神に捧げることにより、神がもう一辺獲物を我々
   にくれる
西都   
    - イノシシの首 + 大量の血
    ~ 神に捧げ,飲んだ
三河の山
    - シシ祭り 
      今は猪肉の代わりに赤い餅
  
□短粒米
 - 乾く田んぼ 
 ~ 山麓が適 = 大和

 呪力  
   血→水   水祭り  川裾祭り 6月15日
 
 血の神聖さ
   → 血の忌みへと変化 

長い間の平和 
   → 犠牲を必要としなくなった

◎犠牲が必要なときは魚
     干魚 → 干しアワビ

のし(のしアワビ)
  ↓
今は「のし」字

□竪穴住居  
  円形 → 四角形



◇民衆文化と岩谷観音  山形盆地

 五百沢智也さん  
   家族全体で山の調査

 人間の持つ力 
   一人一人の力はずっと下がっていっている 
    「小屋を建てられない」人が増えている

人間の持つ力
    ~ 親から子へ,自分たちの持っているものをどう伝えていく
     かにあるのではないか

◎ 伝えることによりプラスされ高まっていく

 イラタカの数珠について
  宝貝が3つ 
    野田泉光院 文化年間 6年2か月全国へ
旅の途中佐土原出身の人に13人出会っている

 オシラサマについて
トドサマ 布の染料で分かる-布の中に歴史

 砂金と文化の拠点
金を採った所に文化 - 交換経済  
   江戸以前は砂金

 技術を伝えた人たち 
   秦氏
    - 秦の始皇帝の子孫 融通王(弓削王)
   ハタ 博多,播多,畑,機
東大寺
     - 近江・蒲生郡に山作所
石山寺も山作所 秦姓
           |
      ◎木地屋 ロクロ 全国に
  
 宗教者のエネルギー  
天台宗・円仁が東北を開発 下野出身
『入唐求法巡礼行記』 東北地方を歩く
  
 民衆の文化とは 
民俗学はつまみ食いの学問ではない

◎ 下敷きになったものに積み重ねられた文化の厚み

 絵馬と鰐口について 
   鰐口の流行 
    - 南北朝時代 
    ~ 鋳物文化の一部
  
 文化を発展させていく力 
東京の狭山茶  
     茶壺・近江の信楽(宇治に近い)

◎あいた茶壺を利用 → 狭山に茶葉 
茶壺が足りなくなる
     → 信楽の職人が各地へ
笠間焼(常陸) 飯能焼き

 練馬の大根   
   樽回船の酒樽が空いた
   → 空樽を利用しての漬け物樽
  
 信仰を支えた人々  
   太鼓の胴 - 会津の奥 
   木地屋

 信仰の基盤

 民衆文化の運動を 
    田耕 「おれ 宮本常一の弟子だ」
草柳大蔵の協力-足腰を鍛える  
    司馬遼太郎-700万円 鬼太鼓座

 輪になって話す 
   猿回し 光市 250万円は予算
◎ われわれは輪になることを忘れてしまった

nice!(134)  コメント(0) 
共通テーマ:学校

鷲田小彌太さんはこんなことを ⑥-「本はこう買えこう読めこう使え」大和書房 1996年(6) /「徳のある子の育て方」1 豊岡中央病院理事長・田下昌明 『致知』 2004.12 ⑤【再掲載 2015.11】 [読書記録 一般]

今回は、7月25日に続いてわたしの読書ノートから、
「鷲田小彌太さんはこんなことを」6回目、
「本はこう買えこう読めこう使え」の紹介 6回目です。




出版社の案内には

「道具として役に立つ読書。元気が出る読書。普段着の読書。この三つ
 のテーマのもとに、情報化社会の現代のための実践的『本』の活用法
 を説く。明るく、迅速かつ積極的に生きるための読書術。」

とあります。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「商売に勝とうと思ったら必ずフィフティフィフティの原則を通すこと」


・「会社の組織は野球型とサッカー型とテニスダブルス型」


・「日本は法人資本主義 → 会社が太って従業員も太る」


・「リストラの基準が違う
欧米はきちんとした基準があり日本は弱い人からクビにする」




もう一つ、再掲載となりますが、田下昌明さんの
「徳のある子の育て方」1を載せます。






<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
2.jpg





<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆鷲田小彌太さんはこんなことを ⑥-「本はこう買えこう読めこう使え」大和書房 1996年(6)

1.jpg

◇会社が分かる本

□「会社人間」と「社畜」を同一視する愚かしさ

  会社 = 社会

  社会   ソサイエティ 社会,社交

  『社畜』佐高信 18世紀的な考え方



□会社は社会である

  日本社会の精神構造
山本七平『日本資本主義の精神』光文社・カッパビジネス
日本人は何故一生懸命働くのか?

◎ 誰かのためではなく自分のために

  心学 石田梅岩モデル
ビジネスの原則 
       ギブアンドテイク フィフティフィフティ
  |
◎商人社会
     商売に勝とうと思ったら必ずフィフティフィフティの原則を通すこと
五分と五分
あとはサービス
      (気に入られるより、よい商品をよりやすく)



□会社が変わると社会が変わる

  ピーター・ドラッガー『未来への決断』ダイヤモンド社
  会社の組織
①野球型    トップ中心・アメリカ的

②サッカー型  チームプレイ リーダーがフォーメーション

③テニスダブルス型



□日本の会社の特殊性
日本は法人資本主義  
    利益をまず最初に会社
従業員第一主義

◎ 会社が太って従業員も太る

  奥村宏『法人資本主義』朝日文庫



□会社はビジネスである
① ビジネス・イズ・ベスト
エコノミー = よりやすいコストでよりよい品を作る
日下公人『人事破壊』PHP

  ② ビジネス・イズ・クリエイティブ

  ③ ビジネス・イズ・ジャスティス

  野村正實『終身雇用制』岩波同時代ライブラリー
1 終身雇用制は戦後始まったもの
それまで公務員と大企業のみ
2 紳士協定 
        1980年代半ばより崩れる

◎しかし,リストラの基準が違う
◎欧米 きちんとした基準がある
◎日本 弱い人からクビにする

日本の社会に契約・任期制人事が行き渡らないのは,ビジネスの
   ための不正の慣行が社会の中に根付いていない

  『危機の中の日本企業』岩波書店



□会社は仕事場である
仕事にありつくという意味
日本の社会は学閥社会 
    中谷彰宏『面接の達人』ダイヤモンド社
浅羽通明『大学で何を学ぶか』幻冬舎

  仕事ができるとはどういうことか
長谷川慶太郎『異端のすすめ』PHP文庫
◎ 人と違ったことを考え発表し実行する

  仕事で励ます
    カーネギー『人を動かす』創元社
 








☆「徳のある子の育て方」1 豊岡中央病院理事長・田下昌明 『致知』 2004.12 ⑤【再掲載 2015.11】

◇田下昌明 たしも・まさあき 
  昭和12年北海道生まれ。北海道大学医学部卒、同大学院医学研究科修
 了。医学博士。現在、医療法人歓生会豊岡中央病院理事長。旭川医科大
 学臨床指導教授を兼務。著書に『よい子はこうして育つ』『子育て健康教
 室』『母の積み木』『子育てが危ない』など。


※ 小児科医として39年。田下昌明さんは100万人に及ぶ母と子を見守
 り続けてきた。
  そして思うのは、母子の接触が希薄になっていく最近の子育てのあり方
 だ。これで は徳のある人間は育たない。その危機感が田下さんを駆り立
 てる。
  田下さんが熱く説く子育ての根幹。



◇人間たらしめる人格形成の根本

- 田下先生は小児科医としての豊富なご体験から、いま日本の子育ては大
 変危ないと説いていらっしゃいます。


田下 
   子育て論の前に老人の話をさせてください。私のところには介護保険
  による老人保健施設もあって、約百人のお年寄りのお世話をしています。

   老人ですから人生経験を積まれて、いろいろなものを身につけていら
  っしゃる。それが老いとともに剥げ落ちていくんですね。

   その剥げ方には順序があって、後から身についたものから順に剥げ落
  ちていく。



- ラッキョウの皮をむくように。


田下 
   本当にそうです。

   ラッキョウの皮のように外側から、つまり後から身につけたものから
  剥げていく。

   で、最後まで残るものは何か。
 
   それは生まれる前後から乳幼児期にかけて身につけたものなんですね。
  このことは人間を人間たらしめるもの、人格形成の根本は何かを示して
  いると思います。


 
- 人間の一生にとっていかに乳幼児期が大事か、ということですね。


田下 
   その通りです。

   この時期に身につけたものはその人の一生を左右すると言って過言で
  はない。

   その時期に人格形成を阻害するものがあったとしても、その後の人生
  で克服するのは不可能ではないかもしれない。

   しかし、それは一生を通じて苦闘し続けなければならないほど大きな
  ものであることは確かです。



- 乳幼児期の重大さ、子育ての大事さがうなずけます。


田下 
   いや、子育ては乳児期から始まるのではありません。

   母親の胎内にいる時からスタートしているのです。



- 胎教ですか。


田下 
   胎教も重要ですが、それは方法です。もっと根本的なものですね。
 
   最近は出生前心理学として、この方面の研究もだいぶ進んでいますよ。




- どういうことでしょう。


田下 
   妊婦は四つのタイプに分けられるんですね。

   ① 妊婦自身も周囲の人たちも妊娠、出産を喜んでいる。

   ② 妊婦自身は喜んでいるが、周囲は歓迎していない。

   ③ 周囲は歓迎しているが、妊婦自身は産みたくない。

   ④ 妊婦も周囲も歓迎していない。


   この四つです。これ以外はありません。
   
   ザルツブルグ大学教授のゲルハルト・ロットマン博士はこの四タイプ
  の妊婦から生まれた子どもを調査し、次のような結果を得ました。

   ①の子は肉体的精神的に健康です。また妊娠経過がよく、出産の苦痛
  も少ないんです。

   ②の子は二面的な価値観にとらわれる。つまり、裏表のある人間にな
  るということです。それに胃腸に問題のある子が目立つ。

   ③は早産や低体重児の割合が高い。

   ④の子は感受性に乏しく、無気力な子が多い。

   私も調べましたが、ロットマン博士の結論にはまったく同感です。



- 妊婦の心理状態が影響する。


田下 
   そうです。

   母から子へのインフォメーションの方法は三通りあります。

   胎生四か月で目、耳、口、舌といった器官が全部完成し、五感が機能
  するんです。

   感覚を通して伝わってくる。それからホルモンですね。お母さんが戦
  慄を覚える、悲しい思いをする。

   そういう時に分泌されるホルモンが胎児に影響する。三つ目は波動と
  でも言えばいいのか、お母さんに共感するものが胎児には備わっている
  んですよ。

   お母さんの考えていること、感じていることを胎児はみんな分かって
  いる。それを受け止め、人格の最も土台となるものをつくり始めている
  んです。

  〈以下2015.12.3の記事に続きます〉

nice!(134)  コメント(0) 
共通テーマ:学校