「男女の仲」山本夏彦 文春新書 2003年 ④ /「親子のふれあい歳時記」くもん子供研究所 1994年 ②【再掲載 2014.9】 [読書記録 一般]
今回は、8月9日に続いて、山本夏彦さんの
「男女の仲」4回目の紹介です。
出版社の案内には、
「月刊『室内』の連載『日常茶飯事』の新書化シリーズの三冊目、そして
最後の一冊になってしまいました。孫娘のような若手女子社員とのあい
だで夏彦さんがかわす問答の数々は、笑いを誘いながら、人生や世間の
機微を穿(うが)ちます。今回のテーマは『忠孝』『職人』『写真信仰』
などなど。『祖父と孫娘たちは諸事百般を材料に戦前と戦後を語り、と
きには旧幕時代にも及んだ。他に例のない近代日本と日本人のスケッチ』
(解説の徳岡孝夫さん)です。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「昔話は残酷なのは当たり前 モラルは正義だ-残忍だ」
・「大正までは暗唱の時代であり、昔話は先祖代々伝えられた。
核家族になってお話上手なおばあさんは死に絶えてしまった」
・「ばあさんから聞くのは昔話、お伽噺はそれより新しい」
・「山の手は上品で下町は下品、下町は粋で山の手は野暮
すべて山の手に支配されてしまった」
・「『身の破壊だ。これ以上便利にしないでくれ』木田元(哲学者)
『日本はあとから脱亜入欧して遅まきながら取り返しがつかない仲間
になった。しかし、なかった昔には戻れない。』 」
もう一つ、再掲載となりますが、くもん子供研究所の
「親子のふれあい歳時記」②を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「男女の仲」山本夏彦 文春新書 2003年 ④
◇お伽噺
□グリム童話
昔話は残酷なのは当たり前
モラルは正義だ - 残忍だ
□昔話
「大正までは暗唱の時代」先祖代々伝えられた
|
核家族になってお話上手なおばあさんは死に絶えた
本はたいてい忘れられる
しかし、子供の時繰り返し聞いた話は死ぬまで忘れない
□昔話をお伽噺と分けてみる
おばあさんから聞くのは昔話、お伽噺はそれより新しい
(昔から伝わる伝承) (だれかが作ったもの)
御伽衆
曾呂利新左衛門 信長→秀吉
大名に抱えられ夜な夜な夜伽
巌谷小波(いわやさざなみ)
名門の子 硯友社高弟
美男子「金色夜叉」のモデルと騒がれた
|
お伽噺の口演
巌谷小波、久留島武彦、岸部福雄、天野矢作彦
□お伽噺から童話へ
冨山房の「模範家庭文庫」より「童話」
大正7年
鈴木三重吉の「赤い鳥」
漱石高弟
~ 漱石の周りの文士がみな書いてくれる
芥川龍之介、泉鏡花、内田百閒
童謡運動
北原白秋と西条八十
□「赤い鳥」の最後
「赤い鳥」全盛期
3万部 インテリ家庭
↓
「赤い鳥」「金の星」「子供の科学」
□猫なで声を出せば真人間が育つか?
昔話
おばあさん = 言葉は女のもの
山の手は上品で下町は下品、下町は粋で山の手は野暮
↓
すべて山の手に支配されてしまった
◇脱亜入欧
□「わたしたちは日本人ではなく無国籍人?」
□たくわん持参でアメリカへ
咸臨丸提督の木村摂津の守、村垣淡路の守
最後の使節団・岩倉具視御一行
福沢諭吉
「野」にありこれから洋楽だ
洋楽を勧め漢学を過去のものとした
広瀬武夫と夏目漱石までは日本人
□何をもって文明と見るか
日本人になった外国人
モース、ハーン → 「日本は老荘の理想郷」
産業革命のせいでどんどん忙しくなった ただ忙しくなっただけ
|
便利という魅力に抵抗できない
|
ますます忙しくなって取り返しのつかないことになる
木田元(哲学者)「身の破壊だ。これ以上便利にしないでくれ」
「日本はあとから脱亜入欧して遅まきながら取り返しがつかない仲間
になった。しかし、なかった昔には戻れない。」
「蒸気機関に目がくらみ」
☆「親子のふれあい歳時記」くもん子供研究所 1994年 ②【再掲載 2014.9】
<出版社の案内>
摘み採ったヨモギでおばあちゃんと一緒に作った草餅、家族みんなで
やったカルタ取り。消えてしまった親子の団欒をとりもどそう。草花
の遊び、野鳥観察、ファミリーキャンプなどなど、新しい親子のふれ
あいを提案する。
◇どんど焼き
1月14日か15日
トンド ドンドン ドンダラ サイトヤキ 左義長
◇増える幸福
お年玉
- 玉は丸餅 … 稲
籾は一粒蒔くと大きな株になる
蒔けば蒔くほど増える
分ければ分けるほど増える
◇お茶
ミカン皮 … 咳・風邪
ダイズ … 利尿・解毒
グァバ … ビタミン
ウコン … 健胃
クマザサ … 胃もたれ
カラスノエンドウ … 血行をよくする
ドクダミ … 便通
シソ … 風邪
◇嘘が開く世界
柳田国男
「近代という時代が嘘を排斥した。それが近代の不幸の一つだ。」
|
昔 大名への嘘つき役=御伽衆
主人の見方や考え方を刺激する
嘘 = 智恵の冒険
◇野生の味わい
食べられる野草
ツクシ ノビル クネツケバナ ナズナ ハコベ タンポポ
ヨメナ ヨモギ ハハコグサ アザミ スミレ ギシギシ
スイバ イタドリ ツユクサ イヌビエ スヘリヒユ アカザ
シロザ ドクダミ ユキノシタ カラスノエンドウ レンゲソウ
リュウゼツナ クユ カキ ハルジォン ヒメジュォン
かたばみ フキ ミョウガ アオジソ
夏の木の実
モミジイチゴ ナワシロイチゴ キイチゴ クワ ヤマモモ
ヤマザクラ ウグイスカズラ グミ サクラ
有毒植物
トリカブト オキナグサ キツネノボタン タケニグサ
ドクゼリ ハシリドコロ ヒガンバナ アセビ ドクウツギ
アメリカヤマゴボウ チョウセンアサガオ ヒョウタンボク
スルデ ウルシ シキミ
◇虫とり
セミ トンボ ホタル カブトムシ クワガタムシ キリギリス
バッタ クツワムシ
∥
日本には虫が多い(ヨーロッパに比べて)
◇言葉で遊ぶ
その言葉がその人の世界
言葉を身に付けることで人は人となる
ヴィドゲンシュタイン
「私の言葉の限界が私の世界の限界である」
言葉遊びを欠く家庭は
しりとり なぞなぞ 早口言葉 ことわざ カルタ 童謡
↓
遊びながら言葉を身に付け遊びながら世界を広げる
◇種を育てる
果実を食べたときは取り出してすぐ植木鉢やプランターに
果実
リンゴ ナシ ミカン カキ モモ ブドウ ビワ
メロン スイカ アンズ ウメ アボガド ライチ
ザクロ パッションフルーツ
乾燥しないうちに
イチゴ
- 色づいているものを選び湿らせた綿の上に
一日1~2回霧を吹き蓋をしておく
1㎝ぐらいになったら土に移す
野菜の種子
豆は一年ものであれば間違いなく発芽する
一晩水に浸け水分を含ませてから土に植える
綿を水に浸してその上に乗せる
◇ミカゲの石と水
水や空気が高取引きに - 水
花崗岩(御影石)一族から出てくる水は適度にミネラル分を含んで
いて口にまろやかでおいしい 愛知県岡崎市花崗町(みかげちょう)
「男女の仲」4回目の紹介です。
出版社の案内には、
「月刊『室内』の連載『日常茶飯事』の新書化シリーズの三冊目、そして
最後の一冊になってしまいました。孫娘のような若手女子社員とのあい
だで夏彦さんがかわす問答の数々は、笑いを誘いながら、人生や世間の
機微を穿(うが)ちます。今回のテーマは『忠孝』『職人』『写真信仰』
などなど。『祖父と孫娘たちは諸事百般を材料に戦前と戦後を語り、と
きには旧幕時代にも及んだ。他に例のない近代日本と日本人のスケッチ』
(解説の徳岡孝夫さん)です。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「昔話は残酷なのは当たり前 モラルは正義だ-残忍だ」
・「大正までは暗唱の時代であり、昔話は先祖代々伝えられた。
核家族になってお話上手なおばあさんは死に絶えてしまった」
・「ばあさんから聞くのは昔話、お伽噺はそれより新しい」
・「山の手は上品で下町は下品、下町は粋で山の手は野暮
すべて山の手に支配されてしまった」
・「『身の破壊だ。これ以上便利にしないでくれ』木田元(哲学者)
『日本はあとから脱亜入欧して遅まきながら取り返しがつかない仲間
になった。しかし、なかった昔には戻れない。』 」
もう一つ、再掲載となりますが、くもん子供研究所の
「親子のふれあい歳時記」②を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「男女の仲」山本夏彦 文春新書 2003年 ④
◇お伽噺
□グリム童話
昔話は残酷なのは当たり前
モラルは正義だ - 残忍だ
□昔話
「大正までは暗唱の時代」先祖代々伝えられた
|
核家族になってお話上手なおばあさんは死に絶えた
本はたいてい忘れられる
しかし、子供の時繰り返し聞いた話は死ぬまで忘れない
□昔話をお伽噺と分けてみる
おばあさんから聞くのは昔話、お伽噺はそれより新しい
(昔から伝わる伝承) (だれかが作ったもの)
御伽衆
曾呂利新左衛門 信長→秀吉
大名に抱えられ夜な夜な夜伽
巌谷小波(いわやさざなみ)
名門の子 硯友社高弟
美男子「金色夜叉」のモデルと騒がれた
|
お伽噺の口演
巌谷小波、久留島武彦、岸部福雄、天野矢作彦
□お伽噺から童話へ
冨山房の「模範家庭文庫」より「童話」
大正7年
鈴木三重吉の「赤い鳥」
漱石高弟
~ 漱石の周りの文士がみな書いてくれる
芥川龍之介、泉鏡花、内田百閒
童謡運動
北原白秋と西条八十
□「赤い鳥」の最後
「赤い鳥」全盛期
3万部 インテリ家庭
↓
「赤い鳥」「金の星」「子供の科学」
□猫なで声を出せば真人間が育つか?
昔話
おばあさん = 言葉は女のもの
山の手は上品で下町は下品、下町は粋で山の手は野暮
↓
すべて山の手に支配されてしまった
◇脱亜入欧
□「わたしたちは日本人ではなく無国籍人?」
□たくわん持参でアメリカへ
咸臨丸提督の木村摂津の守、村垣淡路の守
最後の使節団・岩倉具視御一行
福沢諭吉
「野」にありこれから洋楽だ
洋楽を勧め漢学を過去のものとした
広瀬武夫と夏目漱石までは日本人
□何をもって文明と見るか
日本人になった外国人
モース、ハーン → 「日本は老荘の理想郷」
産業革命のせいでどんどん忙しくなった ただ忙しくなっただけ
|
便利という魅力に抵抗できない
|
ますます忙しくなって取り返しのつかないことになる
木田元(哲学者)「身の破壊だ。これ以上便利にしないでくれ」
「日本はあとから脱亜入欧して遅まきながら取り返しがつかない仲間
になった。しかし、なかった昔には戻れない。」
「蒸気機関に目がくらみ」
☆「親子のふれあい歳時記」くもん子供研究所 1994年 ②【再掲載 2014.9】
<出版社の案内>
摘み採ったヨモギでおばあちゃんと一緒に作った草餅、家族みんなで
やったカルタ取り。消えてしまった親子の団欒をとりもどそう。草花
の遊び、野鳥観察、ファミリーキャンプなどなど、新しい親子のふれ
あいを提案する。
◇どんど焼き
1月14日か15日
トンド ドンドン ドンダラ サイトヤキ 左義長
◇増える幸福
お年玉
- 玉は丸餅 … 稲
籾は一粒蒔くと大きな株になる
蒔けば蒔くほど増える
分ければ分けるほど増える
◇お茶
ミカン皮 … 咳・風邪
ダイズ … 利尿・解毒
グァバ … ビタミン
ウコン … 健胃
クマザサ … 胃もたれ
カラスノエンドウ … 血行をよくする
ドクダミ … 便通
シソ … 風邪
◇嘘が開く世界
柳田国男
「近代という時代が嘘を排斥した。それが近代の不幸の一つだ。」
|
昔 大名への嘘つき役=御伽衆
主人の見方や考え方を刺激する
嘘 = 智恵の冒険
◇野生の味わい
食べられる野草
ツクシ ノビル クネツケバナ ナズナ ハコベ タンポポ
ヨメナ ヨモギ ハハコグサ アザミ スミレ ギシギシ
スイバ イタドリ ツユクサ イヌビエ スヘリヒユ アカザ
シロザ ドクダミ ユキノシタ カラスノエンドウ レンゲソウ
リュウゼツナ クユ カキ ハルジォン ヒメジュォン
かたばみ フキ ミョウガ アオジソ
夏の木の実
モミジイチゴ ナワシロイチゴ キイチゴ クワ ヤマモモ
ヤマザクラ ウグイスカズラ グミ サクラ
有毒植物
トリカブト オキナグサ キツネノボタン タケニグサ
ドクゼリ ハシリドコロ ヒガンバナ アセビ ドクウツギ
アメリカヤマゴボウ チョウセンアサガオ ヒョウタンボク
スルデ ウルシ シキミ
◇虫とり
セミ トンボ ホタル カブトムシ クワガタムシ キリギリス
バッタ クツワムシ
∥
日本には虫が多い(ヨーロッパに比べて)
◇言葉で遊ぶ
その言葉がその人の世界
言葉を身に付けることで人は人となる
ヴィドゲンシュタイン
「私の言葉の限界が私の世界の限界である」
言葉遊びを欠く家庭は
しりとり なぞなぞ 早口言葉 ことわざ カルタ 童謡
↓
遊びながら言葉を身に付け遊びながら世界を広げる
◇種を育てる
果実を食べたときは取り出してすぐ植木鉢やプランターに
果実
リンゴ ナシ ミカン カキ モモ ブドウ ビワ
メロン スイカ アンズ ウメ アボガド ライチ
ザクロ パッションフルーツ
乾燥しないうちに
イチゴ
- 色づいているものを選び湿らせた綿の上に
一日1~2回霧を吹き蓋をしておく
1㎝ぐらいになったら土に移す
野菜の種子
豆は一年ものであれば間違いなく発芽する
一晩水に浸け水分を含ませてから土に植える
綿を水に浸してその上に乗せる
◇ミカゲの石と水
水や空気が高取引きに - 水
花崗岩(御影石)一族から出てくる水は適度にミネラル分を含んで
いて口にまろやかでおいしい 愛知県岡崎市花崗町(みかげちょう)