「いまを生きる力」五木寛之 NHK出版 2010年 ② /「わが子に教える作文教室」清水義範 講談社現代新書 2005年 ①【再掲載 2016.8】 [読書記録 一般]
今回は、4月28日に続いて、五木寛之さんの
「いまを生きる力」の紹介 2回目です。
4月28日(金)に、
TBSラジオで「五木寛之の夜 ふたたび」放送されたことを知り、
昨日、radikoで聴きました。
山下達郎さん、内田裕也さん、奈良岡朋子さんの当時の対談もあり、
楽しく聴きくことができました。
出版社の紹介には
「かけがいのない命の重さを、どう取り戻すか。生きることと向き合う一冊。
なぜ、日本にはこれほど自殺者が多いのか。古今の日本人の名言を引きなが
ら、我々はどう生きるべきか、苦しみ悲しみをどう受け止めるべきかを探る。
『情』『悲』に生命のちからを見いだした一冊。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「『不安は新しい希望への母』キルケゴール
『かぜと下痢は体の大掃除』(=警報装置) 野口晴哉」
・「薩摩のヒーローの背後に,それこそ名も残さず,物語になることもなく
300年間の暗国の中を洞穴にこもって信仰を守り続けた人々が存在する
九州南部の『隠れ念仏洞』(=日本のカタコンベ)」
・「御堂筋の商人のほとんどは真宗の門徒だった」
・「人は泣くことによって魂を浄化させることもできるし,悲しむことによっ
て免疫力を強化することもできる」
もう一つ、再掲載になりますが、清水義範さんの
「わが子に教える作文教室」①を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「いまを生きる力」五木寛之 NHK出版 2010年 ②
◇不安と混乱の先に
現代人は不安の時代を生きている
不安は新しい希望への母
キルケゴール
「不安は新しい希望への母」
野口晴哉
「かぜと下痢は体の大掃除」 = 警報装置
不安はちからなり友として生きていく
宗教と民族の共有していく時代
不安の先に
◇「隠れ」と「逃散」
隠れ念仏の里 鹿児島市郡山
南九州の一角で300年に及ぶ念仏禁制と宗教弾圧(島津家)
人吉,日向でも真宗禁制 山田村の伝助・殉教者
命がけで守った信仰
「涙石」
- 薩摩藩の拷問 明治9(1876)
知られざる庶民の歴史
為政者の歴史 ←→ 庶民の歴史
薩摩のヒーローの背後に,それこそ名も残さず,物語になること
もなく300年間の暗国の中を洞穴にこもって信仰を守り続けた人々
が存在する九州南部の「隠れ念仏洞」
= 日本のカタコンベ
名もなき人々の密かな抵抗
門割制度
~ 5軒の連帯責任
5軒に男の子だけ3人割り当て(2軒にはなし)
∥
◎間引き 間引きの童歌
しかし,間引かずに必死で育てた門徒の母
「逃散」という生き方
農民の抵抗
① 一揆
② 隠れ
③ 逃散(欠落)
大きな力をもった捨て身の生き方
◇都市に生きる信仰心
「御堂筋」の由来
北御堂 - 本願寺派寺院 ~ 津村別院(津村御坊)
南御堂 - 大谷派寺院 ~ 難波別院(難波御坊)
|
◎ 寺内町 13世紀 蓮如
宗教都市 大坂
「大坂」初発 蓮如の御文(1498)
15世紀末 石山御坊(蓮如)
- 石山本願寺
- 石山城
「寺内町」から「城下町」へ
石山本願寺退去後に火事
→ 焼け跡に大坂城(秀吉)
民衆の深い信仰心が行き続ける町
商人のほとんどは真宗の門徒
宗教アレルギーからぬけだすとき
◇「お陰様」と「御縁」
「儲かりまっか」「お陰さんで」
すべてのいのちを尊ぶこころの豊かさを
山川草木悉皆仏性
人間中心主義から生命中心主義へ
ニューブッディズム運動
「縁なき衆生」こそ大事
縁なき衆生を教化するのがお寺の役目
やがて必ず縁が生まれる
「乾いた社会」がもたらす乾いた人間関係
サムシング・グレート
人間が生きるということは,否応なく人とかかわっていくと
いうこと
= 本来ジメジメ,ベタベタしたもの
|
◎ 人は泣くことによって魂を浄化させることもできるし,悲し
むことによって免疫力を強化することもできる
∥
◎ 実は周りの人はむりして元気そうに振る舞っているだけ
☆「わが子に教える作文教室」清水義範 講談社現代新書 2005年 ①【再掲載 2016.8】
[出版社の案内]
こうすれば、子どもは必ず作文上手になる。「作文親父」(もちろん母親もOK)
としての家庭での指導法アノ手コノ手を楽しい例文つきで紹介。基本からユー
モアのある文章まで、実は親までうまくなる名講座。
◇はじめに
『週刊現代』30回連載のコラム「作文親父 星一徹」
心が動いている子どもが,何とかそれを人に伝えようとして,言語
という人間しか持っていない手段で表現している
= 感動的
◇第1回 まずは書かせる法
「親が書いている所を見せる」
とっかかり
「次の休日をどう過ごしたいか」について双方が文章を書く
|
◎ 親子の対話を文章でする
~ 説得できたらやってあげる
文章を書く
= 思いを伝える
◎ 子どもの誕生日
「10歳になった○○君へ」という手紙を書く
「○○家通信」を作ろう
家族全員が作文を書いてB4一枚の通信紙にまとめる(月一回)
◇第2回 原稿用紙に縦書きで
「作文は必ず縦に書こう」
本来の日本語の表記法は縦書き
デザインのいい原稿用紙を探す
◇第3回 褒めてやる気を出させろ
「厳しく叱ってはいけない」
~ まずは褒めよう
7割褒めた後に3割付け加えよう
◎ 正しく読み取ったことを褒める
「こんなに長く書けてすごいよ。」
「点や丸の付け方がちゃんとできていてよい」
「何をしたのかよく分かった。丁寧に書いているからだ」
「そこに何人いるのかちゃんと分かることに感心した
「ユーモアのある書き方のせいで,読んでいて楽しくなってくる」
「落ちがうまく決まった。うまいもんだ」
「この後どうなったのか,読みたくなったよ」
◇第4回 言葉で遊ばせろ
「楽しく遊んでいるという感じで」
自然にリラックス
言葉あそびを
… 5年生以上~
7文字以上のしりとりを
しりとり,ダジャレ,回文
「いまを生きる力」の紹介 2回目です。
4月28日(金)に、
TBSラジオで「五木寛之の夜 ふたたび」放送されたことを知り、
昨日、radikoで聴きました。
山下達郎さん、内田裕也さん、奈良岡朋子さんの当時の対談もあり、
楽しく聴きくことができました。
出版社の紹介には
「かけがいのない命の重さを、どう取り戻すか。生きることと向き合う一冊。
なぜ、日本にはこれほど自殺者が多いのか。古今の日本人の名言を引きなが
ら、我々はどう生きるべきか、苦しみ悲しみをどう受け止めるべきかを探る。
『情』『悲』に生命のちからを見いだした一冊。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「『不安は新しい希望への母』キルケゴール
『かぜと下痢は体の大掃除』(=警報装置) 野口晴哉」
・「薩摩のヒーローの背後に,それこそ名も残さず,物語になることもなく
300年間の暗国の中を洞穴にこもって信仰を守り続けた人々が存在する
九州南部の『隠れ念仏洞』(=日本のカタコンベ)」
・「御堂筋の商人のほとんどは真宗の門徒だった」
・「人は泣くことによって魂を浄化させることもできるし,悲しむことによっ
て免疫力を強化することもできる」
もう一つ、再掲載になりますが、清水義範さんの
「わが子に教える作文教室」①を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「いまを生きる力」五木寛之 NHK出版 2010年 ②
◇不安と混乱の先に
現代人は不安の時代を生きている
不安は新しい希望への母
キルケゴール
「不安は新しい希望への母」
野口晴哉
「かぜと下痢は体の大掃除」 = 警報装置
不安はちからなり友として生きていく
宗教と民族の共有していく時代
不安の先に
◇「隠れ」と「逃散」
隠れ念仏の里 鹿児島市郡山
南九州の一角で300年に及ぶ念仏禁制と宗教弾圧(島津家)
人吉,日向でも真宗禁制 山田村の伝助・殉教者
命がけで守った信仰
「涙石」
- 薩摩藩の拷問 明治9(1876)
知られざる庶民の歴史
為政者の歴史 ←→ 庶民の歴史
薩摩のヒーローの背後に,それこそ名も残さず,物語になること
もなく300年間の暗国の中を洞穴にこもって信仰を守り続けた人々
が存在する九州南部の「隠れ念仏洞」
= 日本のカタコンベ
名もなき人々の密かな抵抗
門割制度
~ 5軒の連帯責任
5軒に男の子だけ3人割り当て(2軒にはなし)
∥
◎間引き 間引きの童歌
しかし,間引かずに必死で育てた門徒の母
「逃散」という生き方
農民の抵抗
① 一揆
② 隠れ
③ 逃散(欠落)
大きな力をもった捨て身の生き方
◇都市に生きる信仰心
「御堂筋」の由来
北御堂 - 本願寺派寺院 ~ 津村別院(津村御坊)
南御堂 - 大谷派寺院 ~ 難波別院(難波御坊)
|
◎ 寺内町 13世紀 蓮如
宗教都市 大坂
「大坂」初発 蓮如の御文(1498)
15世紀末 石山御坊(蓮如)
- 石山本願寺
- 石山城
「寺内町」から「城下町」へ
石山本願寺退去後に火事
→ 焼け跡に大坂城(秀吉)
民衆の深い信仰心が行き続ける町
商人のほとんどは真宗の門徒
宗教アレルギーからぬけだすとき
◇「お陰様」と「御縁」
「儲かりまっか」「お陰さんで」
すべてのいのちを尊ぶこころの豊かさを
山川草木悉皆仏性
人間中心主義から生命中心主義へ
ニューブッディズム運動
「縁なき衆生」こそ大事
縁なき衆生を教化するのがお寺の役目
やがて必ず縁が生まれる
「乾いた社会」がもたらす乾いた人間関係
サムシング・グレート
人間が生きるということは,否応なく人とかかわっていくと
いうこと
= 本来ジメジメ,ベタベタしたもの
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◎ 人は泣くことによって魂を浄化させることもできるし,悲し
むことによって免疫力を強化することもできる
∥
◎ 実は周りの人はむりして元気そうに振る舞っているだけ
☆「わが子に教える作文教室」清水義範 講談社現代新書 2005年 ①【再掲載 2016.8】
[出版社の案内]
こうすれば、子どもは必ず作文上手になる。「作文親父」(もちろん母親もOK)
としての家庭での指導法アノ手コノ手を楽しい例文つきで紹介。基本からユー
モアのある文章まで、実は親までうまくなる名講座。
◇はじめに
『週刊現代』30回連載のコラム「作文親父 星一徹」
心が動いている子どもが,何とかそれを人に伝えようとして,言語
という人間しか持っていない手段で表現している
= 感動的
◇第1回 まずは書かせる法
「親が書いている所を見せる」
とっかかり
「次の休日をどう過ごしたいか」について双方が文章を書く
|
◎ 親子の対話を文章でする
~ 説得できたらやってあげる
文章を書く
= 思いを伝える
◎ 子どもの誕生日
「10歳になった○○君へ」という手紙を書く
「○○家通信」を作ろう
家族全員が作文を書いてB4一枚の通信紙にまとめる(月一回)
◇第2回 原稿用紙に縦書きで
「作文は必ず縦に書こう」
本来の日本語の表記法は縦書き
デザインのいい原稿用紙を探す
◇第3回 褒めてやる気を出させろ
「厳しく叱ってはいけない」
~ まずは褒めよう
7割褒めた後に3割付け加えよう
◎ 正しく読み取ったことを褒める
「こんなに長く書けてすごいよ。」
「点や丸の付け方がちゃんとできていてよい」
「何をしたのかよく分かった。丁寧に書いているからだ」
「そこに何人いるのかちゃんと分かることに感心した
「ユーモアのある書き方のせいで,読んでいて楽しくなってくる」
「落ちがうまく決まった。うまいもんだ」
「この後どうなったのか,読みたくなったよ」
◇第4回 言葉で遊ばせろ
「楽しく遊んでいるという感じで」
自然にリラックス
言葉あそびを
… 5年生以上~
7文字以上のしりとりを
しりとり,ダジャレ,回文